巴マミ

登録日:2011/01/21(金) 18:43:12
更新日:2019/11/13 Wed 02:17:51
所要時間:約 10 分で読めます





未来の後輩に

格好悪いところは見せられないものね!



(ともえ) マミ

魔法少女まどか☆マギカに登場するキャラクターの一人。魔法少女。大変けしからんおっぱい。
魔女との戦いに巻き込まれた鹿目まどか美樹さやかを助け、キュゥべえから魔法少女となるよう請われた二人の相談役になる。


専用BGMは「Credens justitiam」。
オンエア版だと回によって微妙に音程が変わっている。

ソウルジェムの色はオレンジで、変身後の位置は頭(帽子飾り)。
戦闘では武器としてマスケット銃を使用。単発式のマスケット銃を大量に召喚し、次々と持ち代えながら舞うように群がる敵を撃ち倒してゆく。
また銃口付近を持って鈍器のように扱ったりもする。
魔法少女なのに銃。やっぱ銃。鈍器としても使う。虚淵ェ…
他にも糸やリボンを作り出し相手を拘束したり、治療や防御結界的な魔法も使える。

必殺技は巨大なマスケット銃による砲撃『ティロ・フィナーレ』。最初の頃は「ファイナルベント」などの呼ばれ方もされた。
必殺技用の銃はアニメ版だと使用者本人よりも大きいが、コミック版や小説(KRノベルス&星海社文庫)版ではバズーカほどの大きさになっている。
ついでに収録直前までは『アルティマ・シュート』という技名だったらしい。

尚、本編で登場した魔法少女たちの中で、技名を叫んだり、必殺技を持っているのはマミさんだけである。
この為、実はマミさん痛い子説や中二病説が囁かれていたりもするが、マミさんが必殺技に名前をつけるのは、
「子供の頃にアニメで見た魔法少女のように必殺技に名前をつけて叫ぶことで、恐ろしい戦いの中で自分を奮い立たせる」ためという、
はっきりとした理由がドラマCDで説明されていたりする。

ちなみに、第一話で大量のマスケット銃を召還して一斉射撃する姿がライター繋がりで某人気ADVの英雄王を彷彿とさせ、
ゲート・オブ・イェニチェリ」や「無限の銃製(アンリミテッド・ライフルワークス)」等と呼ばれたりもした。 

物腰穏やかで常に余裕を忘れない、お嬢様然としたお姉さん。
どのくらい余裕を忘れないかと言うと、必殺技をかました直後に紅茶を楽しんでるくらい。
まさに砲火後ティータイム。誰が上手いこといえと…

同じ魔法少女である暁美ほむらとはキュゥべえを襲われた件もあって対立しており、彼女とのやり取りでは普段とはうって変わって皮肉混じりの辛辣な口調となる。

ちなみに契約時の願いは「生きる」こと。交通事故で死にかけた時にキュウべえが現れたため、選択の余地無く魔法少女になった。
また両親もその際に亡くしており、身寄りは遠方に暮らす親戚のみ。
この「命を繋ぐ」という願いが彼女のリボンを用いた様々な魔法の根底にある。つまり拘束プレイこそ彼女の本領(ぉ

魔法少女としての戦いの日々を「自らの選択」として受け入れつつも、内心では孤独に苦しんでいた模様。
故にまどかが共に戦う意向を伝えた際は涙を溢すほどに歓喜していた。

十代の女の子、中学3年生の少女が、たった一人で命がけで街を守るために戦い続けてきたのだ。
彼女の「正義の魔法少女」としての苦労は、アメコミ界随一の苦労人スパイダーマン程度とされており、それだけに初めての仲間、後輩、理解者の登場がどれほど喜ばしいものだったかは想像に難くない。



――直後の惨劇など予想もせずに…


3話にて孵化したての魔女『CHARLOTTE』と交戦。直前のまどかとのやり取りから上機嫌で、ノリノリで魔女を圧倒し瞬殺した…



ハズだった。



倒したはずの魔女の中から本体が出てきたと思った次の瞬間




「えっ………」





パクッ





ムシャムシャ…













ボトリ













魔女に首を喰い千切られるという衝撃の死亡シーン。
しかも漫画版では体の方もやたらリアルに臓物を散らかして喰われていた。
また小説版では見開き2ページ丸ごと使って「血塗れの首から下」が描かれた後にやっぱり喰われた。
うめてんてーだろうが、魔法少女だろうが、やっぱり虚淵は虚淵でした…
たとえまだ3話でもメインキャラでも油断してはいけない、と身を持って教えてくれたマミさんに合掌。

しかし小4の娘と視聴していた母親によって、この残酷なシーンを巡って新たな議論が巻き起きてしまった。なんで深夜アニメ見せてんだよ…
余談であるが、マミを捕食した魔女シャルロッテ(『CHARLOTTE』の読み方は複数あるがここではシャルロッテとしておく)はチーズが大好物らしい。

そのため、もしチーズを用意出来たらとか、マミの髪の色がチーズみたいな黄色じゃ無かったらと色々言われている。
ちなみに脳ミソはチーズみたいな味がするらしく、人肉と違い臭みが少なく旨いそうだ。

捕食された時は節分の日が近かったため、pixivにはシャルロッテを食べるマミさん絵がたくさん出現した。
これらの画像は『恵方マミ』と呼ばれる。


そして10話では実に7話ぶりの再登場。ループ前は魔法少女になったまどかと共に活動していた。

全てのルートに魔法少女として出てきて、中にはほむらともチームを組んで魔法の手ほどきをしていた。
頭と体がしっかりとくっついた元気なマミさんの姿に全国のマミさんファンは喜びに包まれた。

\キャーマミサーン/



―――再び悲劇が起こるとも知らずに…





「ソウルジェムが魔女を生むなら、みんな死ぬしかないじゃない!?貴女も…私もッ!!」


ほむらの三周目のループではソウルジェムの真実を知るとものすごい顔芸で杏子のソウルジェムを撃ち抜き殺害。
その直後ほむらも殺そうとするが、まどかにソウルジェムを撃たれ、ここでも命を落とす。
因みにこのループ時の皆の仲は若干悪く、マミさんが仲良くさせる為、色々と気を使ってたらしく、その心労も重なった結果との事。
付け加えるとこの時マミさんはいきなり仲間の杏子を撃ったという人もいるが、杏子がマミさんの仲間になった場面は実はどこにもなく*1
それどころかその前の場面のさやかの杏子への反応を見ると杏子はマミさんの敵だった可能性すらある。
また、TV版シリーズディレクター兼劇場版監督の宮本幸裕が言うにはこの時のマミさんは冷静な判断でほむらを拘束して杏子を撃ったらしく、
どうやら顔の割には至って正気だった模様。

つまり「時間停止で対応可能なほむらを拘束して能力を封印」「残存メンバー中一番のベテランである杏子を奇襲で確殺」「次に危険なほむらを射殺」
「混乱中かつ一番ルーキーのまどかを射殺」「最後に自殺して魔女発生を阻止」という完璧なプランである。
彼女のミスは、窮地に陥ったまどかの爆発的な胆力を知らず、対処を後回しにした一点のみ。
ともすれば鹿目まどか魔法少女ツアー御一行はここで全滅、まどか☆マギカ完!となりかねなかったのだ。

なお、TVアニメ放送後に発売されたThe different storyでは「さやかと一緒に居るために正義の味方を辞めてしまった」ため、
迫るワルプルと戦うことを考えるよりもまず魔女化したさやかと心中することを企てているが、
TV10話ではあの後すぐにその場で自分が死ぬつもりだったかは実は不明で、
もしかするとその場にいる全員を射殺した後たった一人でワルプルギスの夜に突撃し、自殺同然の玉砕をするつもりだったのかもしれない。
(余談だが、スピンオフを含めた作品でマミさんが自殺を企てたり実際自殺したりするのは”さやかがマミさんの仲間になって魔女化した”周回であるという共通点がある。
偶然か狙って描写してるのかは定かではないが、マミさんにとってさやかという「仲間」がかけがえのない存在だったのだろう、と推測するマミファンも少なからず存在するようだ)

実際その他の外伝作品や、劇場版前/後編で公開されたスペック、新編で披露した戦闘なども含めて考えると、
「絶好調になった巴マミ」は魔法少女5人の中では最強無敵。
よっぽど油断したり相性の悪い魔女に当たらない限り、おおよその魔女など問題にもならないようだ。*2
(逆説的に言うと、仲間ができたことがどれだけ嬉しかったのか、シャルロッテがいかにマミさんと相性が悪くまた強力な魔女か良く分かる、という事でもある)

また別のループではワルプルギスの夜との戦いで戦死。


以下マミさんの死簡易まとめ

  • 唯一の戦友(後輩)を遺して戦死
  • 杏子を殺し、直後に自分も殺される
  • 相性の悪い相手(虚淵談)に運悪く当たって死ぬ

このようにどのルートでもマミさんは死亡しているが、
注意深く見るとアニメ中ほむらに関わった魔法少女はどのルートでも例外無く「全員」死亡しているので、
ほむらが例外なだけで魔法少女自体が死にやすいのだろう。


「こんなの…あんまりだよ…」
まあ突き詰めれば魔法少女は最初から…

最終話ではまどかの願いによって世界が書き換えられ魔女化の概念がなくなった世界で、魔法少女として使命を果たし消滅したさやかに対して、



「行ってしまったわ…円環の理に導かれて…」



と唐突なワードを口走り視聴者を驚かせる。
後に「円環の理」はワルプルギスの夜と同様、魔法少女界での共通認識であると公式から発表されたが、
それまではこの言葉はマミさんが作った言葉だとネットで誤解されることもあった。

公式スピンアウト作品『魔法少女おりこ☆マギカ』にも登場。しかも堂々と表紙にも載ってしまっている。
作中では因縁の相手シャルロッテを一人で撃破し、『魔法少女狩り』をするキリカに狙われた所を頭脳プレーを駆使して逆に返り討ちにするなど、
ベテラン魔法少女としての実力を見せつけた。
しかし、幼いゆまにスカートを捲られてマジ泣きしたり、病み気味のほむらや織莉子に睨まれてビビったりと新たにヘタレ属性がついてしまった。
しかも、現役中学生とはどう考えても無縁なエイム(狙い)とファイア(発射)という単語が自然に出るなど、ともすれば厨二病ぶりに益々磨きがかかっているようにも見えた。
ゲ、ゲーマーなのかもしれないから……

さらにこの度同じ公式スピンアウト作品『魔法少女かずみ☆マギカ』に満を辞して登場。
どうやらこの作品の魔法少女が必殺技に名前をつけるようになった原因はマミさんにあるらしい…

DVD・BD第3巻特典のドラマCDでは猫にティロ・フィナーレを撃って避けられ(直撃されても困るが)、
声優座談会で中の人に「マミさんのフィギュアが出たら頭が取れる仕様になってそう(笑)」と言われるという弄られっぷりである。

さらに続編である『[新編]叛逆の物語』公開前の雑誌では、新房がこのようなコメントを残している。
「マミさんはおもしろいキャラクターになりました。どんな事態が起きても『マミさんならしようがない』という感じになる(笑)。
なんとなく『マミOK』っていうのがありますね。スタッフも見ている人たちも「ああ、マミさんならしかたないか……」と思ってしまうような。」
それでいいのか新房。マミOK

とは言うものの叛逆公開後の公式ガイドブックの対談では、
「アラサーマミさんをアニメ化したいと言ったら一部のスタッフから猛烈な反発を受けた(笑)」(新房)
「うーん、私はマミさんをもっと大事にしてあげたい・・・・・・(笑)」(蒼樹うめ)
といった言葉が出るなど、スタッフ"全体"が手放しでマミOKであるかというと必ずしもそうでもないといった様子。
また二次創作で見られるネタを毛嫌いしているファンも多くいる(後述)ため、見ている人たちに関しても必ずマミOKと考えているかは微妙な所。

このように一応スタッフもやり過ぎたと思っているのか、BD版、劇場版での「もう何も怖くないポーズ」の二度に渡る修正や雑誌インタビュー、
さらにドラマCDやスピンオフコミックで徹底的に風評の回復を図ったため、ものすごい数の後付け設定が追加されることとなった。
そのため、いろんな関連作品に手を出しているファンとそうでない人でマミさんの設定に関する知識量の差が激しく、
コピペブログやVIPのSSネタなどで見られるマミさんのネタを毛嫌いするファンも多くいるのだが、
スピンオフ作品での設定がアニメ本編での設定に反映されているかははっきりしないところがあり、
また新房監督は、 「マミ(とQB)は視聴者に育てられたキャラクターだという印象が強い」
脚本の虚淵は 「マミを樽に詰めたのは我々かもしれないけど、醸造したのはファンだと思います」
と語っているので、
他人が自分と異なるマミさん像で語っていたとしても、寛容な精神で許したほうがいいかもしれない。
ただし、これはマミさん以外のどのキャラクターにも言えることではあるが、 キャラを叩く言い訳にネタを用いることだけは絶対にNG である。


なお叛逆では百江なぎさがマミさんの相棒になり、版権絵では二人揃って描かれることが多くなった。
正体がアレなのでコンビに違和感を持つ人も少なくない一方で、このコンビを改変後の世界の魔女と魔法少女の和解の象徴と考える人もそれなりにいるようだ。





体が軽い…こんな追記・修正は初めて…
もう何も、怖くない…

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