鹿目まどか

登録日:2011/04/07(木) 16:26:47
更新日:2019/12/08 Sun 16:00:01
所要時間:約 6 分で読めます




声:悠木碧

鹿目(かなめ)まどか

魔法少女まどか☆マギカ』の主人公。

母の詢子・父の知久・弟のタツヤとの四人家族で、美樹さやか志筑仁美とはクラスメイトにして親友の仲良し三人組。
劇場版では生まれも育ちも見滝原であり、さやか、上条恭介とは小学校入学前後からの幼馴染である事が明かされた。

友達想いな優しい性格で、一見大人しく気弱そうに見えるが、遠慮がちになりながらも自分の思う所は相手にはっきりと伝えようとする強い意志の持ち主。

その一方で自分を「何の取り柄もない役立たずな人間」だと思い込む悪い癖がある。
一見気弱そうに見えるのも自分の能力や言動に自信がないことの表れなのだろう。

しかしキュゥべえ曰く「かつて出会ったことのないほどの素質を秘めている」らしく、
まどか自身も「ドジでなんの取り柄も無い自分も、魔法少女になれば誰かの役に立てる」と夢見て、
『魔法少女になって、誰かの役に立つ』という願いを抱くようになる。

そんな彼女が何を願い、どのように魔法少女になるのかがこの物語の最大の鍵となっていく。



★作中での活躍

第1話において滅亡した世界で少女がたった一人で魔女に戦いを挑む夢を見る。
その夢の中でキュゥべえに魔法少女になれば未来を変えられると教えられ、魔法少女になって欲しいと頼まれ、
その日中学校に夢の中の少女によく似た暁美ほむらが転校してくる。

ほむらに襲われているキュゥべえを助けた際、さやかと共に結界へと迷い込み、マミに助けられる。
そして魔法少女と、「魔女」と呼ばれる怪物の存在を知ることになる。

マミからは魔法少女の体験コースを勧められ、彼女に同行。
ついでに自分が魔法少女になった時のコスチュームを考えたりと、割と乗り気だった様子。
ちなみに彼女のこの落書きは中の人によるイラストである。

マミのような魔法少女になり、孤独に苛まれるマミと共に戦いたいと思い始めたのだが…



マミの死に様が頭を離れず、また憧れの人を失ったことで契約することに強い恐怖を抱き、さやかと共に悲しみに暮れていた。
だが強い自責の念に駆られていたところをほむらに慰められ、会話を通じて彼女と和解。
しかし、魔法少女となったさやかと仲違いせず協力してほしいと願うも拒否されてしまう。

さやかが心配な彼女は、以前マミに付き添っていたように魔女退治に同行したいと申し出て、心の支えとなった。


中盤から登場した佐倉杏子とさやかが対立を始め、二人を止めようと奮闘。
さやかのソウルジェムを遊歩道から投げ捨てた結果、魔法少女の驚愕の真実が明らかになる。

さやかも魔女との戦いと失恋から次第に心を壊し、笑いながら敵の攻撃に正面から突撃するという、狂った戦い方を始めてしまう。
変わり果てた彼女を見ていられず、その危険な戦い方を咎めるも、それが逆に彼女の妬みを加速させる原因となってしまった。


消えたさやかを探す最中、キュゥべえから「万能の神にさえなれる力」が自分にある事を告げられ、ついに契約を申し出るが、間一髪ほむらが介入し叱責される。

しかし憧れていた魔法少女が何のために生まれたのか、その末路はどうなるのかをキュゥべえから聞かされ深く絶望する。

さやかを助けようと杏子に協力するが、必死の呼びかけも虚しくその声は届かなかった。



第10話にて本編とは違う時間軸では遂に魔法少女としての姿を見せ、先輩であるマミと共に魔女と戦っていた事が判明する。

変身時の武器は弓矢。放たれた矢はピンクの軌跡を描いて飛んでいく。矢には自動追尾性能があり百発百中の精度を誇る。
一度に複数の矢を構えて撃つことも可能。
ちなみにこの弓は通常時は弦が消えて真っ直ぐになり、ステッキのような形状となる。
ほかにも片端(上端部分)に花飾りがついており、普段はつぼみになっているが矢を放つ際は開花するという細かなギミックもある。

彼女の実力は凄まじく、時間軸によってはワルプルギスの夜を一撃で倒しているが、
強大すぎるその力は魔力を一気に消耗してしまうらしい。

ソウルジェムの色はピンク、変身後の位置は胸元。

彼女が最初から契約していた世界では、自分には取り柄がないというコンプレックスが解消されたからか、本編より快活な(母親寄りな)性格であった。

その世界ではワルプルギスの夜との戦いでマミを失い、ほむらに逃げる事を懇願されてもなお戦う道を選び、撃退と引き換えに命を落としてしまう。

最初の時間軸の彼女にはキュゥべえが言うほどの凄まじい力は備わっていないように見受けられるものの(この時の契約内容は「車に轢かれた黒猫を助ける」である)、
2回目の世界におけるまどかより、4回目の世界におけるまどかの方が遙かに大きな魔力を持ち、
故にワルプルギスの夜を凌駕する強大な魔女『Kriemhild Gretchen(クリームヒルト・グレートヒェン)』と化していたりと、
時間軸や願いによってその素質は大きく異なっている。

ほむらがループを繰り返すたびに因果が溜まり確実に強大な存在になることから、まさしく「世界の中心にして世界を終わらせうる少女」である。
魔女の姿が鳩もとい鳩山ぽっぽに似てる気がするが気のせい。

ほむらがまどかとの出会いをやりなおす願いで契約して以来時間のループはまどかを基準にして行われているが、これも彼女の立ち位置によるものなのかも知れない。


以下
クライマックスネタバレ


















杏子とさやかの壮絶な死の後、キュゥべえより人とインキュベーターの文明創生以前からの関わり
――歴史を動かしてきた『魔法少女たち』とその長きに渡る『希望と絶望』を見せられ、人を家畜とみなすキュゥべえの真意を聞かされる。

そして、ほむらがその「時間を超える力」をもって自分を救うためにたった一人で幾多のループを繰り返してきたことも知る。

遂にワルプルギスの夜が襲来。まどかは事情を知らず制止する母親を強く説得し、ほむらの下に行くことを決意。
傷付いたほむらを前に、まどかはついにキュゥべえと契約する。


その願いは
「全ての宇宙、過去から未来にかけて存在する全ての魔女をこの手でなくすこと」


ほむらが繰り返した幾多の時によって因果を集めたまどかの力は、全ての魔法少女のソウルジェムを浄化し、悲しみや絶望を癒やす。
そしてワルプルギスはおろか、宇宙の全ての絶望の集積たる巨大な魔女すら打ち払う。
それは宇宙の法則そのものを塗り替えるまさにの如き力。



だがそれはまどか自身が魔女を消し去るための「概念」となり果て、「人間」としての存在が消えることを意味していた。

宇宙を改変し自らがただの概念に変わり消えゆく中、ほむらを「わたしの、最高の友達」と呼び、彼女に自らの魔法彼女との絆を託す……

改変された宇宙──
それは魔女の代わりに人間の負の感情が具現化した『魔獣』と、それと戦う魔法少女と、彼女達と良好な関係を築いたキュゥべえのいる世界。
しかし、皆がまどかの存在を忘れた世界。


ただ一人、まどかの思い出を持ち続けるほむらは彼女の想いを次継ぎ、魔法少女として戦い続ける。
赤いリボンを握りしめ……



★余談

脚本の虚淵玄いわく、モデルはキャラ原案の蒼樹うめの漫画『ひだまりスケッチ』のゆの
虚淵玄の主人公が蒼樹うめの主人公によって救われる話」がコンセプトなんだとか。

彼女の変身は魔法少女作品として異例の最終回となり、非日常との遭遇から神化までの過程が酷似していることから、
真のモデルは某ウルトラ主人公某守護神ではないかと推測されている。

神化時の姿はファソから「女神まどか」「まど神様」といった敬称で崇拝されている。
因みに台本にはハイパーアルティメットまどかと書かれていたらしい…。
そしてBD最終巻のブックレットで公式に「アルティメットまどか」と設定された。





今、胸を張って言える。
わたしには、私には、友達がいる。最高の友達がいる。
だから―――
“がんばって”

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