メタルグレイモン

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メタルグレイモン - (2021/11/22 (月) 14:28:33) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/11/05 Fri 00:44:31
更新日:2024/01/03 Wed 21:23:09
所要時間:約 5 分で読めます






グレイモン超進化!


メタルグレイモン!!



『メタルグレイモン』は『デジタルモンスター』に登場するモンスターの一種。


初登場は『デジタルモンスター Ver.1』であり、初代完全体組なだけあってデジモンの代表的な完全体と言える。
ゲーム時点ではアメコミに出てくるような青紫色の身体だったが、『デジモンアドベンチャー』にて進化前のグレイモンに準じた、オレンジ色の身体のメタルグレイモンが登場。
その後、オレンジ色の方はワクチン種、青紫色の方はウィルス種のメタルグレイモンとして区別されるようになった。

…が、後発であるワクチン種の方が「サイボーグ化が上手くいった症例」とされたことでウイルス種の方が設定上弱いという扱いになってしまっただけでなく、デジモンが流行する要因のひとつとなったアニメ作品ではワクチン種ばかり出ることから知名度でも負けてしまい、いまいちウィルス種は影が薄くなりがち。

善のワクチン種に対する悪のウィルス種…という扱いにも、その枠にスカルグレイモンがこれまたアニメであてがわれてしまったことでならず、ウィルス種の登場はほとんどない。
ゲームで青紫のメタルグレイモンに親しんだ古参プレイヤーの中にはこの現状を残念に思う人も。

ちなみに、育成ゲームではワクチン種のメタルグレイモンは度々登場するが(ペンデュラムVer.5 Ver.ZERO、プログレスVer.1など)、
ウィルス種のメタルグレイモンは初代でしか出てこない。
ちなみにそんな初代での扱いなのだが、実は完全体で一番弱い枠である。進化元のデジモンが成熟期だと一番強いランクである為バランス調整みたいなものだが。



【メタルグレイモン(Vi)】

レベル 完全体
属性 ウィルス
種族 サイボーグ型


《必殺技》
  • ギガデストロイヤー
胸部ハッチから放つ有機ミサイル。
核弾頭並の威力を持つ。

  • トライデントアーム
クロンデジゾイド製の左腕の先端を射出する。

《通常技》
  • メガトンパンチ
強力な右パンチ。

  • メタルスラッシュ
左腕の爪で切り裂く。

  • リベンジフレイム
復讐に満ちた炎を吐く。

  • ブースタークロー
  • 強化クロー


グレイモンが戦いで傷付いた身体を機械化して誕生した完全体デジモン。
…というのは実は後付けであり、厳密に言えば戦いの中傷ついたデジモンがたどり着く、という意味であるので、
実はどんなデジモンから進化してこの形態になるのかは自由である。
初代デジタルモンスターではグレイモン・デビモン・エアドラモンから進化可能な完全体であり、
その関係らから初期のイラストだとこの三体のデジモンの形を一部ずつ取り込んだかのイラストになっていたりする。
パワーアップと生命力を長くすることに成功したが、機械化の負担によって生身の部分が腐敗して青く変色している。
しかしながら、その圧倒的パワーから最強クラスのデジモンである。
胸部ハッチから発射する有機ミサイル「ギガデストロイヤー」は核弾頭クラスの破壊力を持つ。
極稀に同じ青い見た目をしたワクチン種がいるとか。

上記の通り元々こちらが先に出ていたのだが、今や育成ゲーム以外のデジモンゲームでもワクチン種は頻繁に登場するがこっちは出番少な目。旧デジカ(2001年・St-576) - ジントリックス(2011年)まで10年にわたり登場機会がなかった不遇の時期もあった。
しかし最近になり、「ブラックウォーグレイモン」のゲーム進出の機会が増え、その進化前としてこちらのメタルグレイモンが登場する事が多くなっている。
なお、アニメ作品ではブラックウォーグレイモンは生まれた時から究極体という特殊な出生であるため、ウィルス種のメタルグレイモンからブラックウォーグレイモンに進化したことはないのだが…、まあゲームの都合とはいえ、出演できるきっかけとなったのは良いことだろう、多分。



【メタルグレイモン(Va種)】

レベル 完全体
属性 ワクチン
種族 サイボーグ型


《必殺技》
  • ギガデストロイヤー
  • トライデントアーム

  • テラデストロイヤー
ギガデストロイヤー以上の威力を持つミサイル。

  • ジガストーム
胸部のハッチから高熱の光線を放つ。

《通常技》
  • メタルスラッシュ改
強化された左腕の爪で切り裂く。

  • オーヴァフレイム
超強力な炎を吐き出す。


フォルダ大陸などに生息するメタルグレイモン。
ファイル島のメタルグレイモンとは違い、改造手術の成功によって肉体的負担がなくなり、身体が変色しておらずタイプもワクチンのままである。またウィルス種と異なり、デジモン図鑑では明確に「グレイモンから進化した」とされている
改造成功ゆえ、通常のメタルグレイモンをはるかに凌ぐ能力を持つ。

「真メタルグレイモン」の別名を持つ。

アニメ『デジモンアドベンチャー』に合わせて登場したワクチン種メタルグレイモン。同作の主人公である八神太一のパートナー・アグモンの完全体として活躍し、いまやすっかりこちらの方がメジャーとなっている。
哀れウィルス種メタルグレイモン。

なお、左腕のトライデントアームが伸縮自在に射出可能という設定は、アニメからの逆輸入された設定だったりする。
またクロスウォーズ版の登場により、区別するため公式ではこちらをメタルグレイモン“L(レジェンド)”という呼称を付けられていた時期もあったが、現在はクロスウォーズ版のメタルグレイモンを(2010アニメ版)と付けて区別するようになっている。

ジガストームはイベントのデジモンパレードで突然設定された新技で、リブートアニメでの通常必殺技として使われる。ギガデストロイヤーも使用可能であるが、初登場回(第9話)ではギガデストロイヤーではなくジガストームが必殺技として用いられた。
これはその回で対峙したメタルティラノモンがギガデストロイヤーの強化版である「ギガデストロイヤーII」の使い手であるためと思われる。

なお漫画『デジモンネクスト』およびTVアニメ『デジモンセイバーズ』に登場するアグモンの完全体(主人公・大門大のパートナーデジモン)であるライズグレイモンは、グレイモンの亜種ジオグレイモンから進化する。ライズグレイモンもメタルグレイモン(Va種)と同様に左腕や胸部などが機械化され、翼を有しているが、メタルグレイモンとは異なり翼も機械化されており、左腕は「トライデントリボルバー」という武器になっている。



【メタルグレイモンX(Vi種)】

レベル 完全体
属性 ウィルス
種族 サイボーグ型


《必殺技》
  • エネルギアブリッツ
高速で飛行しながらアルタラウス(ブリッツモード)で相手を刺し貫く。

  • パンデミックデストロイヤー
アルタラウス(ブラストモード)から災害指定されるほどの感染力と毒性を持つウィルス性のエネルギーを放つ。
かすった程度でもデジコアの構造データを腐らせてしまう。


ウィルス種のメタルグレイモンがX抗体を取り込み、Xデジモンとしてさらなる進化を遂げた姿。2019年発売の「デジタルモンスターX Ver.2」(レッド)にて初登場。
X抗体を取り込んだことで機械部分がアップデートされ、音速を超えるスピードで飛行できる「エナジーブースター」を装備したほか、トライデントアームが、ブリッツモードとブラストモードに切り替え出来る「アルタラウス」に強化改造された。先んじて登場していたワクチン種X抗体版の色違いでは単なる下位互換になってしまうためか、新たな個性を持しての登場となった。
なお、直後の「デジタルモンスターX Ver.3」(ブルー)にて初登場したライズグレイモンXとは対照的なデザイン*1とも言える。


【メタルグレイモンX(Va種)】

レベル 完全体
属性 ワクチン
種族 サイボーグ型


《必殺技》
  • ギガデストロイヤー

  • トライデントアームVER9.9
強化されたトライデントアームで切り裂く。

《通常技》
  • メタルスラッシュ

ワクチン種のメタルグレイモンがX抗体を取り込んで未知の力を引き出した姿。「デジモンペンデュラムエックス 1.0」(2003年4月発売)で初登場。
極限まで制御プログラムを高めたトライデントアームVER9.9による一撃は、核ミサイル並の威力を誇るギガデストロイヤーに迫る破壊力を持つ。

漫画・アニメ作品には登場していない。



【メタルグレイモン:アルタラウスモード】

レベル 完全体
属性 ワクチン
種族 サイボーグ型


《必殺技》
  • ギガデストロイヤー
  • トライデントアーム
  • ジガストーム

  • ポジトロンブラスター
新たに右腕に装着されたエネルギー砲「アルタラウス」にエネルギーを集中して亜光速の砲撃を放つ

  • アルタブレード
アルタラウスに蓄積したエネルギーを刃とした陽電子剣で切り裂く

上半身の機械化で強力なパワーを手に入れたメタルグレイモンが、右腕にさらなる機械化を施してアップデート。
潜り抜けた激戦の蓄積と、迫り来る強敵に対抗するため右腕を「アルタラウス」という長大なエネルギー砲へと換装した。
近接・遠距離双方で完全な戦闘能力を発揮し、どんな強敵と遭遇したとしても打ち破る改装を成した。

リブートアニメで新たに登場したメタルグレイモンの武装強化形態。
右腕にメタルグレイモンX(Vi種)が装備しているエネルギー砲「アルタラウス」を武装した姿。
初登場回の次回予告で何らかのパワーアップが来ることは期待されていたが、まさかのウイルス種版のX抗体の武装が発現するとは誰も想像できなかったことだろう。
劇中ではスプラッシュモンの毒に侵され続けた右腕が、太一とメタルグレイモンの強い意思によって毒を克服した結果右腕がアルタラウスへ変化するという、ウイルス種版X抗体の力が発現するには一応ながら説得力のある劇中描写がなされていた。(それでも疑問や謎は多いが)



【メタルグレイモン(クロスウォーズ)】

レベル 完全体(クロスウォーズ)
属性 ウィルス
種族 サイボーグ型


《必殺技》
  • ギガデストロイヤー
デジクロスしたメイルバードラモンの翼や口の砲門から発射される高エネルギー追尾レーザーで周囲の敵を凪ぎ払う

  • トライデントアーム
グレイモン持ち前のパワーで振るう超高温の爪

デジモンクロスウォーズ』に登場。「青の軍/ブルーフレア」のジェネラルである蒼沼キリハのパートナーデジモン・グレイモン(クロスウォーズ)がメイルバードラモンの装甲を纏った『戦術強化形態』。
もともと接近戦で圧倒的パワーを持っていたグレイモンをさらに強化している。
グレイモン持ち前のパワーで振るう超高温の爪『トライデントアーム』や、周囲の敵を凪ぎ払う高エネルギー追尾レーザー『ギガデストロイヤー』を備えており、単体で多数の敵を圧倒できる。「ギガデストロイヤー」は機械の翼から放たれるが、これはライズグレイモンの必殺技「ライジングデストロイヤー」のオマージュかもしれない。

メタルグレイモンXW「俺はまだデジクロスを残している、その意味が分かるな?」

上記のメタルグレイモンと同名のデジモン。
同名だけあり、頭に金属の兜、左腕のみ強化アーム、背中に羽、と同じ装備で構成され、必殺技も同名(技の内容は異なるが)。
タイプも同じ“サイボーグ型”である(まぁ鎧つけただけだが)。
当初はクロスウォーズの設定上、世代および属性は存在しなかったが、2020年になって公式よりクロスウォーズの新規デジモンに世代・属性を設定することが発表され、こちらのメタルグレイモンも正式に「完全体・ウィルス種」と扱われるようになった。

顔はガイガンで全体的なイメージはメカゴジラという意見も出るような見た目。
XW版グレイモンとは違い、オリジナルのメタルグレイモンとかなり印象が違うため一部の旧作ファンからは不思議がられた。
グレイモンと同じく、メタルグレイモンもしばらくは公式デジモン図鑑にクロスウォーズ版しか載っていなかった。









メタルグレイモン(Vi)「いいよな、お前は……。どうせ俺なんか……」

メタルグレイモン(Va)「いや、あの……まぁ……」

メタルグレイモン(XW)「あ、どうも先代方」

メタルグレイモン(Vi)「帰れ」
メタルグレイモン(Va)「帰れ」

メタルグレイモン(XW)「扱い酷くね!?」

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