蒼沼キリハ

登録日:2011/10/07(金) 20:36:55
更新日:2017/05/17 Wed 21:26:13
所要時間:約 7 分で読めます




悲しみは力でしか癒せない!



アニメ『デジモンクロスウォーズ』の登場人物。
CV:草尾 毅

青いクロスローダーを持つ金髪碧眼の冷徹な少年。グレイモン(XW)らを従え、ブルーフレアのジェネラル(指揮官)を務めるライバルキャラ。「力こそ全て」という考え方を持ち、戦闘スタイルは力任せで荒々しい。

タイキに対しては、当初クロスローダーを持つことと“様々な手で状況を打開する”頭脳を評価し、仲間に引き入れようと勧誘するが拒否され続ける。しばらくは「タイキを失うのは困る」とピンチに駆けつける助っ人になっていたが、中盤で勧誘を諦めライバル宣言。その後、タイキとは考え方の相違から完全な仲間にはならないものの、バグラ軍という強力の敵に共闘することも多かった。

二期に入ってからシステム上、進軍ルートが一本道ということもあってタイキたちと共に行動するようになったが、やはり簡単には反りが合わず別行動することもしばしば。
しかし、第43話にて力の渇望の原因となった『いじめられていたキリハを「強くなれ」と叱った父親の言葉』や『両親を失ったあとに財産を父親の部下に奪われた=強さへの執着』を乗り越え、性格が丸くなって本格的に仲間となる。性格が丸くなってからはタイキを支えるポジションにつき、時に自らを囮にするなどチームの一員として最後まで戦い抜いた。

ちなみに、彼をDWに呼び寄せたのは彼の『力への渇望』に目をつけた敵ボス・バグラモンであるが、バグラモンがキリハを「タイキやユウ以下で、自分の行動の唯一の汚点」としたのに対し、彼は「仲間と共に強くなった」と言い返すほどに成長している。






まあ、まともに書いたが、アニメのキリハがこんなにまともなわけがない。
以下劇中の行動。

第一話から顔見せ登場。三話のバグラ軍襲撃の際にタイキたちの前に姿を現し、「助けてやるから手下になれ」と要求するも拒否される。以降、しばらくはタイキが倒されないようにピンチの際に現れるお助けマンと化す。
この頃はライバルではないにしろ、“強いデジモンを従えたクールで冷酷な少年”であったが、役割は助っ人か、あるいは『コードクラウンを狙う→他に構ってる間にタイキがゲット→フッ、してやられたな』がデフォだった。


途中トワイライトと手を組むが、二戦目でダークナイトモンことただの貴族がキリハを力ずくで従わせようと攻撃して解散。早っ。
この後、ネネを助ける&ただの貴族を倒すか迷うがタイキに「迷うなら動く方がいい」「やられっぱなしじゃないよな」と焚き付けられタイキと共闘。ここでネネを叱咤するなど活躍するが、「ネネのことは俺に任せろ!」とカッコ良くネネ達の後を追って向かった先でただの貴族に操られる体たらく。
また、ネネ救出戦ではデッカードラモンに「強き愛を持つ者」と認められたが、作中でキリハに愛がある描写は皆無。逆に、味方を攻撃するという嫌な冷徹さが目立つ。普通なら『相手が誰でも容赦しない』で冷徹さをアピールする所だが、クロウォでは誰も容赦しないため、描写が『味方を攻撃』に偏る結果的に……。

で、洗脳されたキリハはタイキのパンチで正気に戻り、第21話でようやくライバル宣言=いままでライバルじゃなかった。

こうしてようやくライバル対決が見られるかと思われたが……この作品がそんなに上手く話を運ぶわけがない。ライバル宣言以降、一期中の二人の対立は一度の口論だけ。

一期ラストではタイキがブラストモンを倒したため、自分はより格上のタクティモンを倒そうとするが、敵が強いのでネネに「そこでつまらない意地を張ってるほど頭の悪い人じゃないはずよ。あなたは」と諭され共闘を承諾。

視聴者「また共闘か」
視聴者「いつになったら戦うんだ」



そして、物語は二期へ。
一度人間界に戻り、再びDWにやってきたタイキの前に現れたが、髪型服装が一新。

視聴者「お前だれだよ

しかしタイキは遠目に見てすぐキリハと判別(というか容姿の変化をスルー)。
ここからは進行ルートが一本道という制約上、タイキやネネと一緒に行動することに。
しかし、協調性がないため頻繁に別行動をとる。でも最後は合流。
一応、戦闘では別動部隊的に役立っているのだが、そのために別行動しているわけではないため「一匹狼気取りで別行動するが最後は合流」という中途半端な動きに。

視聴者「お前は何がしたいんだ」


そしてクロウォ最大の汚点、グラビモン戦。
前回まで共闘しておきながら、突然タイキより手柄を立てようと項を焦るキリハは、タイキ達を危険な囮にして自分がボスを倒す作戦を強行するが、読みが甘く敗北して捕まった。
そこでグラビに自分を呼んだのはバグラモンだが、現在の脅威はタイキのみで部下状態の負け犬は用ない、と言われる。この言葉で力に執着するキリハはタイキ倒そうと決意。
敵が目の前にいるのに。

視聴者「なにがどうなっている……」


どうやらこいつ、極端に人に乗せられやすいらしい。しかも、ネネに言われたのに“つまらない意地を張って失敗”している。

「頭の悪い人じゃないわよね」
頭の悪い人でした。


ストーリー的には『グラビモンがキリハを策略にはめ、言葉巧みに同士討ちに誘導した』といいたいのだろうが、視聴者からは『キリハが勝手に突っ走ってずっこけ、打ち所が悪かったのかトチ狂ったことを言って襲ってきた』ようにしか見えない。

こうしてタイキとキリハが遂に全面対決。そして戦いを止めようとしたデッカードラモンを他デジモンでリンチ。キリハもアレだが、異論もなく仲間をリンチするデジモン達も相当アレである。メタルグレイモン(XW)も、二期で仲間の大切さを学んだはずだがノーコメント。致命傷を負うデッカー。
デッカードラモンによりキリハの過去が明かされ、その中で彼は怪しい電波を受信したが如く急激に改心し、自分を導いたデッカーに対し、「(両親も死んだのに)お前まで俺を置いていくのか!!」と涙ながらに叫んだ。
致命傷を負わせた張本人が。

もう相当酷いが、さらに酷いのは、このエピソードが唯一のライバル対決&主役デジモン最終形態初登場回ということである。
ダメだこりゃ。

一応、これで綺麗なキリハになった後はタイキを支えるポジションになり、突っ走って自滅することがなくなったため中々活躍したが、目立つことも少なくなった。



【総評】
とにかく頭の悪さが目立つ。そもそもタイキを『頭を使って戦うから』と勧誘する時点で指揮官として相当アレである。『力任せで荒々しい』と表現すれば聞こえは良いが、要は頭を使わない力押し。
“力への渇望”に沿っているとはいえ、これだとデジモンが強いだけでキリハは全く関係ない。

加えて『何度も心の闇を利用され敵に回る』『何度も人の言葉に流れる』『他人の力押しを否定』『力押しが利かない相手に再度力押し』という知能の低さ&学習能力のなさを露呈。
おかげで視聴者からは完全に脳筋、無能、馬鹿扱い。

また上記の他人の力押しの否定や、自分が殺したデッカーへの物言いなど「お前が言うな」という場面も多く、それが余計に頭の悪さを助長している。


ライバルなのにライバルとして機能せず、無能としか言えない脳筋ぶり。
度々敵に利用される豆腐メンタル。頭がおかしいとしか思えない言動。役割の多くがタイキの引き立て役(噛ませ犬)……などなど、とにかく褒めるところが少ない。

一応、タイキ達やドラコモンとの関わりで成長し、『ネネを叱咤』『自分を囮にしたデジモン入れ替え作戦』など時に活躍して男を上げているのだが、普段がマヌケ過ぎて『脳筋キャラ』で定着しているうえ、活躍より馬鹿を晒す回数の方が遥かに上。特に際立ってダメな回は、あまりのカオス&駆け足展開ゆえにカッコイイ時よりインパクトがでかい。
しかも、活躍した直後に酷い扱いを受けることも多く、その落差で余計に評価が下がりやすいと踏んだり蹴ったり。
可哀想になってきた……。

ちなみに、キリハをアホに描く=話がカオスな脚本家は決まっているため、本作で視聴者から嫌われた。



三期ではレギュラーをリストラされゲスト化。
稀に顔を出す程度となる。三期初登場では頭脳プレーで強敵を撃破し。

タイキ「さすがキリハだな」
視聴者「まさかキリハが頭を使うとは」

最終話直前にもネネと援軍に現れた。



追記修正は学習してから

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