白眼(NARUTO)

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白眼(NARUTO) - (2021/01/05 (火) 23:01:55) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/06/18 Tue 03:55:00
更新日:2024/04/19 Fri 21:31:57
所要時間:約 4 分で読めます




白眼!



●目次

◆概要

NARUTO‐ナルト‐』に登場する特異体質の一つ。

木ノ葉隠れの名門であり、「最強」と謳われる日向一族が代々遺伝により伝えてきた血継限界
うちは一族の写輪眼六道仙人輪廻眼と併せて三大瞳術と称される。

うちは一族がうちはイタチの手によりサスケを除いて滅び、
輪廻眼はそもそも血統が関係ないため、現在最も広く受け継がれている三大瞳術である。
日向自体非常に古く由緒正しい家系であるため、うちはと写輪眼の源流とも言われていた。


◆開眼


開眼すると眼の周囲の血管が隆起する。
正直キモ(ry*1

基本的に修業を積むことによって開眼する。日向一族の者であれば必ず開眼できるというわけではないらしいが、作中にキャラクターとして登場する日向の忍は宗家・分家に関係なくほとんど全員が白眼を開眼している。うずまきヒマワリのように、怒りの爆発などの要因によって突発的に開眼することもあるようである。*2
うずまきボルトは白眼の素質は持っていないが、右目に亜種である淨眼を開眼している。

◆能力


「視る」能力に特化しており、第二胸骨真後ろ以外のほぼ全方向と数百m範囲を見渡せる視野、透視能力を持つ。
加えて、写輪眼同様にチャクラの性質を色で識別出来るだけでなく、更には個人レベルの性質すら見抜くことができる。
このため、洞察眼としては写輪眼以上の性能を持つと言われる。
でも写輪眼なら識別できる影分身を見抜けない。白眼ェ…

写輪眼のように瞬時に幻術・瞳術をかけたり破ったりする能力こそ無いが、写輪眼を上回る洞察力故に、
他人がそれらの術の影響下にあるか否かに関して、チャクラの感知能力の持ち主でも把握出来ない微細な変化を識別することも可能。

最大の特徴は人体に存在するチャクラの通り道「経絡系」を視認できること。
日向独自の戦闘体術『柔拳』はこの能力と透視能力を前提としている。

他の瞳術と同様、瞳力は個人によって異なり、特に「日向始まって以来の天才」と称えられる日向ネジの白眼は経絡系のツボ「点穴」までも見抜くことができる。
速い話が北斗神拳が出来る。サウザーは間違いなく青ざめる

写輪眼に比べ多彩な能力こそ持たないものの、白兵戦にも索敵にも高い性能を発揮し、何より致命的な欠陥がない分安定した運用が可能である。
というよりも、写輪眼はそれ自体が忍術を宿した瞳術であるのに対し、白眼は体術に向いた瞳術、つまりそもそもの得意分野が全く違っている。

◆移植


やはり他の瞳術と同様、移植することで他者でも白眼を扱うことができる。
現在のところ移植して所持しているのは霧隠れの忍・青のみで、日向との戦闘の戦利品らしい。
写輪眼と違って体力やチャクラの過剰消耗などの副作用については見られない。

しかし、宗家が分家に施す呪印術により、分家の人間が死ぬと同時に白眼を封印するため、青のように戦利品として手に入れるのは非常に難しい。
青は宗家の人間を倒したか、もしくは分家の人間を生け捕りにしたということになる。

◆柔拳


白眼の能力を駆使した日向独自の戦闘技法。
手からチャクラを発し、経絡系と絡みついている内臓を直接攻撃する。
この特徴から「掠っても致命傷になる」と言われている。

◇柔拳法・八卦六十四掌
宗家にのみ伝えられる奥義。
八卦の領域にいる対象の64ヶ所の点穴を突く。

◇柔拳法・一撃身
体の一部からチャクラを発し、密着した対象に一撃を加える。

◇絶招・八門崩撃
ネジが鬼童丸に放った技。名前はゲームから。
8個の点穴を突いてチャクラを練れなくする。

◇八卦掌回天
宗家にのみ伝えられる奥義。
全身のチャクラ穴からチャクラを放出し、更に回転しながら展開することで攻撃を弾く絶対防御術。
現当主・日向ヒアシが放つ回天は巨大なクレーターができるほどで、まさに木ノ葉にて最強な威力を誇る。
威力や規模は調整が効くようで、「BORUTO」ではヒアシが街でボルトと揉めた雲の忍を仲裁するのに使った。

しかし作中で初めてこの技を披露したのは中忍選抜試験本選の時のネジである。
ネジは分家の人間であるためこの技が伝授される事は無く、独力でこの技を編み出した。
これを見た宗家当主・ヒアシは、常日頃からネジの事は「最も日向の才に愛された男」と言っていたが、
「分家の者が宗家を超えるか…」と思わず感嘆の声を漏らしたほど。

◇柔歩双獅拳
獅子の形を象ったチャクラの塊を両手に作り、攻撃する。
第四次忍界大戦時の日向ヒナタはこの状態で六十四掌を使用できる。
アニメではいのから聞いた「風遁・螺旋手裏剣」の話をヒントに会得している。

◇八卦空掌
掌からチャクラによる真空の衝撃波を放つ遠距離攻撃。
白眼をスコープ代わりとし、急所を的確に射抜く。

◇八卦空壁掌
2人掛かり、もしくは両掌行う八卦空掌。
日向ヒアシが放つそれはなんと 八尾の尾獣玉すら軽く弾く十尾の手を押し返す程の絶大な威力である。

◇柔拳・点穴針
柔拳の中でもっとも基本的なもの。白眼で見切った点穴にチャクラを打ち込んで動きを止める。
アニオリの術で、回想の中忍試験編でネジが使用したほか、ヒマワリがナルトを昏倒させたのもこの技。

☆八卦四天空掌
ゲームオリジナル。
八卦空掌四連射。

☆八卦・破山撃
ゲームオリジナル。後にアニメでも登場。
八卦空掌の強化版。
もはやビーム

☆守護八卦六十四掌
アニメオリジナル。
ヒナタのオリジナル技。
掌に集中させたチャクラを高速で動かして壁を作る。

☆百烈掌
ゲームオリジナル。
柔拳の連撃を繰り出す。

☆白朧天舞
軌跡が出来るほどのチャクラを両手に集中させ、連撃を繰り出す。

☆八卦掌空天
ゲームオリジナル。
跳躍して行う回天。

☆柔拳法・八卦三十二掌
アニメオリジナル。
八卦の領域にいる対象の32ヶ所の点穴を突く。

☆柔拳法・八卦百二十八掌
ゲームオリジナル。後にアニメでも登場。
八卦の領域にいる対象の128ヶ所の点穴を突く。

☆八卦三百六十一式
ゲームオリジナル。
八卦の領域にいる対象の全361ヶ所の点穴を突く。
演出が非常にカッコイイ。

◆起源


当初、伝承の類としてはたけカカシが上記の説を説いた後に、
六道仙人系譜の力は写輪眼であり、どちらかと言えば由緒正しいのはうちは一族の方らしい」
という認識が広まり、更には
別に白眼でなくても、瞳力が高い者の写輪眼であれば点穴を見抜くことが可能
という事実も相まって、白眼(笑)などと言われる冬の時代が長く続いた。

しかし、六道仙人として知られる大筒木ハゴロモの母、大筒木カグヤの両眼がこの白眼であることが後に判明した。カグヤと同じ大筒木一族であるモモシキ、キンシキも白眼を保有している。
カグヤの宿していた瞳力のうち、写輪眼は輪廻眼としてハゴロモに、白眼は弟のハムラに受け継がれた(その意味ではハゴロモは大筒木の中ではむしろ異端と言える)。
ハゴロモの子孫がうちは一族であるのと同様に、ハムラの子孫が日向一族であり、その血統に受け継がれてきたのが白眼である。

さらに言えば、カグヤの額の輪廻写輪眼はチャクラの実を食したことで開眼したものであるため、「由緒正しい」といえるのは大筒木から日向へと受け継がれてきた白眼の方である。

◆使用者

日向一族

日向一族の分家の人間で、両目に白眼を開眼している。
周囲からは「日向始まって以来の天才」と称され、分家でありながら、宗家だけが使えるはずの八卦六十四掌や回天を独力で習得している。
また、彼の白眼はチャクラが流れる経絡系だけでなく、チャクラを体外に放出する穴「点穴」をも見切り、そこを柔拳で的確に突くことで相手のチャクラの流れを絶つ事も可能。

日向一族の宗家の娘で、両目に白眼を開眼している。
基本的に感知の用途で使うことが多いが、2部では普通に柔拳を使うためにも用いている。

  • 日向ヒアシ
日向一族の宗家の当主。ヒナタの父親でネジの伯父。
その実力は天才である甥のネジすら上回る。
「心せよ!日向は木ノ葉にて最強!」

  • 日向ハナビ
ヒナタの妹でヒアシの娘。
姉を超える才能と実力を持つと言われ、父親の日向ヒアシから英才教育を受けている。

  • 日向ヒザシ
日向ネジの父親。
日向宗家の当主である日向ヒアシの双子の弟。
本編の数年前にヒアシの身代わりとして殺害されたため、本編の時点では既に故人。

  • 日向イロハ
木ノ葉隠れの結界班の一人で標的の探知を請け負っている。

  • 日向コウ
日向宗家の忍で、ヒナタの護衛役。

  • 日向トクマ
アンコが率いるカブト追跡班所属の忍者。

  • 日向ホヘト
第四次忍界大戦に参戦し、デイダラの起爆粘土を看破し仲間を救った。

大筒木一族

遥かな昔、遠い土地から渡ってきた忍の始祖。当然日向一族の祖先でもある。
三大瞳術を全て持っており、両目は白眼、額には輪廻眼写輪眼を合わせた「輪廻写輪眼」を開眼している。

  • 大筒木ハムラ
カグヤの次男で兄の大筒木ハゴロモと共に十尾を封印した人物。
日向一族は彼を祖とする一族である。

月に封印された外道魔像(十尾)を監視するために月に移住したハムラと子孫の末裔。
彼の一族は、生まれたと同時に眼球を抜かれる習わしがあり、そのため当初は目には眼球が存在せずチャクラを用いた心の目で周囲の状況を感じ取って行動していた。
しかし、ハナビから奪った眼球を移植したことで白眼を得た。

映画『BORUTO‐ボルト‐』の敵役。
カグヤを追ってやって来た二人組。
両目に白眼を有している。

  • 大筒木ウラシキ
アニメ版『BORUTO‐ボルト‐』で新たに登場した三人目の大筒木一族の男。
モモシキ、キンシキと同じく両目に白眼を有している。
彼は両目の白眼を必要に応じて輪廻眼へと変化させることができる模様。

その他の使い手

霧隠れの上忍で右眼に日向一族の忍から奪った白眼を隠し持っている。
第四次忍界大戦で十尾の攻撃を受けた際に失った。

  • 小日向ムカイ
木ノ葉隠れの里の上忍。
小日向一族は日向一族の遠縁に当たる家柄だが、何代も前に分家しているため日向一族の血継限界である「白眼」は有していない。
だが、ムカイは隔世遺伝によって左目のみ白眼を開眼した。

  • うずまきヒマワリ
続編の『BORUTO‐ボルト‐』の登場人物。
主人公うずまきナルトとヒナタの間に生まれた娘。
まだ、忍者学校に入学前にも関わらず、日向一族の血継限界である「白眼」を開眼している。
瞳力そのものはネジに比肩するレベルらしく、開眼直後に点穴の視認を可能とした。任意制御は出来ず、当初は感情の高ぶりによって自動的に開眼していたが、アニメ版では最終的に任意での制御が可能になっている。

◆上位種・亜種

◇白・写輪眼


ロック・リーの青春フルパワー忍伝』にて日向ネジが開眼した、白眼と写輪眼の性質を併せ持つ新たな瞳術……ではない。
実態は白眼の上に写輪眼のコンタクトレンズをのせただけ。
しかも瞳孔の周りの勾玉3つがついた波紋の中しか赤くない中途半端な再現度のため、白眼の白から浮いており正直キモい。
ただ本編でも輪廻眼と写輪眼の要素を持った輪廻写輪眼の瞳術があるので、白・写輪眼もいつか逆輸入されるかもしれない。

◇転生眼

月の大筒木一族のチャクラと日向宗家が持つ高純度の白眼が融合することで開眼する瞳術。
いわば白眼版輪廻眼。
作中では、日向ハナビの白眼を移植することで大筒木トネリが開眼させた。
白眼と違い、万華鏡を思わせる模様が瞳孔に浮かぶ。

その力は輪廻眼に匹敵し、天道に似た引力や斥力の操作の他、岩石を利用した巨大な傀儡人形の操作、
求道玉に酷似した術も行使も出来る。
尾獣チャクラモードに似た転生眼チャクラモードという形態になることもでき、文字通り月を両断するほどの攻撃力を併せ持つ。

ハムラの系譜の大筒木一族千年分の眼球(白眼)を結集させて作り上げたエネルギー体の巨大転生眼も存在する。
こちらの力も凄まじく、月内部の空間を千年に渡って維持し、地球圏まで離れようとも大量の傀儡を自律機動させることができるほど。
ハムラに連なるチャクラの持ち主以外からの攻撃を無効化する能力も持ち、単純な防御力自体も
ヒナタの柔歩双獅拳を受けても全く傷つかないほどで、破壊は相当困難である。
更に、この巨大転生眼を操る者は、術者の術に触れた場合や、例え術者に触れていない者が対象であっても、
強制的にチャクラを吸い出し、外部に放出させる能力を持つ。
この吸収能力も驚異的で、最強の人柱力へと成長したナルトですら、トネリの疑似求道玉に螺旋丸が触れた瞬間、
強制的にチャクラを搾り取られ重体にまで追い込まれた。
この強制吸収能力は、ハムラに連なるチャクラが無いと防げない。
巨大転生眼が破壊されると大量の白眼に分解されるが、これを利用してチャクラ吸収能力を発動することも可能。

ただし、この強制吸収能力を、一個人の転生眼のみでも使用出来るかは不明である。
上記の巨大転生眼破壊後のナルトは、ヒナタから多少受け取ったチャクラも使い切るだろう膨大なチャクラを使いながら、
完全な開眼を遂げたトネリと激闘を繰り広げた。
その際、トネリの術や体に直接触れ続けてもチャクラの強制吸収はされず、再び強制吸収されるようになったのは、
トネリが巨大転生眼を構成していた大量の白眼を利用し始めた時のみである。

また、この強制吸収能力にもリスクはある。
太陽光等によって無尽蔵にエネルギーが供給され続ける状況下では、吸収を制御出来ずに放出も間に合わないままエネルギーの許容量を容易く超えて自滅する危険性がある。

◆術

  • 銀輪転生爆
銀色の巨大な竜巻を発生させる。
月面に巨大な穴を穿つ程の威力を持つ。

  • 金輪転生爆
金色の巨大なチャクラ刀を発生させる。
イデオンソードの如く、月を両断して見せた。

◇淨眼

アニメ版のボルトが右目に開眼した亜種。開眼の経緯は不明だが、大筒木一族の瞳術であり、彼らに対するある種のカウンターでもあるらしい。
白目の部分が黒く染まる以外は転生眼に近い。
その能力は、判明している限り「異界のチャクラを見る」ことに特化しており、対象のチャクラが近くにあると自動的に発動し制御は不可能(青年期にはコントロールができている模様)。
経絡系を見切るなど、白眼に連なる瞳術であることが伺える。


「追記・修正せよ!日向はアニヲタWikiにて最強!」

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