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血継限界

登録日:2013/06/13 Mon 19:35:00
更新日:2026/08/12 Wed 14:46:07
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血継限界とは『NARUTO‐ナルト‐』に登場する忍術の一部の特殊能力の総称。



【概要】

特定の一族特有の体質などがあって初めて可能になる術、またはそれを可能にする体質のこと。
こういった特殊体質の多くは遺伝によって一族の子孫に受け継がれているが、一代限りの場合も血継限界として扱われることがある。

その体質を持っていなければその術は修得できず、血を引いていても血継限界の術に覚醒しないことも多い。*1
術者の身体パーツの移植を受ける等により血族外の他者でも扱うことができる場合もあるが、術に必要なチャクラの増加(=燃費の悪さ)や使用後の反動など深刻な副作用が発生することが多い。

血継限界を持つ一族はその強力な能力故に迫害される場合や、戦争時は重用されても平和になると疎まれ、悲惨な末路を辿ることもある。

基本的に「体質タイプ」と「性質変化タイプ」に大別できる。

なお混同される事があるが、「秘伝」とはイコールではない。
秘伝も特定の一族特有の術である事が多いが、単に術の詳細を明かしていないから一族以外に使い手がいないだけの場合もある。
例えば奈良一族の「影真似の術」は、血継限界ではないが秘伝の術である。

かつて作品初期の公式ガイドブックなどでは「血継限界が差別される他里と異なり、木ノ葉ではエリートとして畏怖される」と伝えられた。
序盤には「血継限界がバレたら死ぬ」霧隠れの例があり、それに比べると木ノ葉は問題なく生きていけた。しかし中盤にある一族の隔離政策とも言うべき扱いが明らかになり…

【体質タイプ】

このタイプの大半は瞳術。
一部は綿密な研究・解析等により他者が完全に取り込むことができる。

瞳術

特殊な眼球とそれを使用した強力な瞳術。瞳力にはかなりの個人差が存在する。

写輪眼

うちは一族の血継限界。

白眼

日向一族の血継限界。

輪廻眼

うちは一族のうち、特別な条件を満たした者だけが開眼する究極の瞳術。

○血龍眼

血之池一族の血継限界。血液を媒介に鉄分や膨大なチャクラを操るほか、万華鏡写輪眼をも上回る幻術を使うことが出来る。

屍骨脈

「戦闘一族」と言われるかぐや一族の血継限界。体内の骨を自由自在に操る能力。
骨芽細胞やカルシウムなど、骨に関係する要素であれば際限なく操作でき、生成・分解・硬化なども一瞬で行うことができる。
かぐや一族は一族だけで霧隠れの里に戦争を仕掛け全滅、唯一の生き残りだった君麻呂も病死したため、完全に断絶している。
チャクラの祖、大筒木カグヤが「共殺の灰骨」という酷似した強化版能力を使用していることから、かぐや一族も大筒木一族の血を色濃く引く一族だった可能性がある。

双魔の攻

音の四人衆の左近と右近の血継限界。他者と肉体を融合・共有する能力。
中に入っている者は自在に身体の一部を出し入れすることができる。
また、共有した対象の細胞を破壊することも可能。
ただし、肉体を共有している関係上、共有対象が負傷すると自分も負傷する。


【性質変化タイプ】

特殊な系統の忍術を扱う。チャクラの性質変化を2つ同時に行い、融合させることで新たな性質変化を発生させるパターンと、血脈や尾獣などに由来する独自の性質変化を用いるパターンがある。
また、これについては素質のある者が修行することで後天的に身につけられる場合もある他、複数の性質変化が使える場合は超高速で切り替えることで疑似的に同じ効果を発揮させることも可能。
中には陰陽遁が条件になる物も。

氷遁

霧隠れの雪一族の血継限界。
水+風で氷の性質変化を発生させる。
雪一族は強力な血継限界故に迫害された典型的な例。
劇場版にも同名の性質変化があるが、これは血継限界の設定が固まりきっていない頃の作品なので別物と思ったほうがいいだろう。

  • 氷遁秘術・魔鏡氷晶
白の切り札。無数の鏡を氷で作り出し、その中を移動しながら千本で猛撃を仕掛ける。

  • 氷遁・地鎖連氷
「カカシ秘伝」に登場した華氷の使う術。対象を体の内外から凍らせる。チャクラを使えない相手は食らえば死ぬしかない必殺の術。

  • 氷遁・砕氷槌
両手を氷の塊で覆い、打撃力を強化する。

  • 氷遁・万華氷
空気中の水分を凍結させ、氷の刃に変えて射出する。

木遁

木ノ葉隠れの千手一族の一人・千手柱間が発現させた血継限界。
詳細は当該項目を参照。

泥遁

隠れ里は不明だが、とある一族が受け継いできた血継限界。
水+土で泥の性質変化を発生させる。高名極まる千手の木遁と組み合わせこそ同じながら全く別の性質変化が発生した珍例である。
というか、水と土で本来発生するのはこちらであり、木遁は千手一族の柱間がアシュラのチャクラを持っていたからこそ為しえたある種のイレギュラーである。
この一族は故郷で迫害され、最後の生き残りである飴雪もジャシン教の教義に従い殉教したため、完全に断絶している。
下記の一例にある泥遁の術はどちらも、ヒルゼン自来也が土遁単体で似たような術を行使している。
余談だが、この性質変化が生み出す泥は自然のものと比較すると熱に対して強い耐性を持ち、特に陶磁器の素材に適している。

  • 泥遁・泥水壁
飴雪の術。泥水を吹き上げ敵に叩きつける。

  • 泥遁・泥底無
敵の足元を泥沼に変換し、泥を形態変化させた腕を出現させて引きずり込む。
劇中では不死身の飛段が相手だったため、足元の魔法陣を消滅させ「儀式」を妨害するために使われた。

  • 泥遁・地盤泥化
広範囲の地面を一気に泥に変換、底なし沼に埋没させる。
飴雪はこの術で隠れ住んでいた「偽りの谷」を丸ごと滅ぼしたが、残された空白地帯には後に花咲の陶磁器職人が移り住み、谷を構成する泥が素材として重宝されている。

熔遁

火+土でゴムや石灰、溶岩などの「粘る流体」を操る血継限界。*2
作中では土隠れの黒ツチが石灰を、雲隠れのドダイがゴムを作り出している。
四尾の人柱力・老紫が使用するものは四尾・孫悟空の力を使って開発したもので、溶岩を操る。

  • 熔遁・石灰凝の術
黒ツチの術。石灰を広範囲に噴き出す。この石灰は水遁に反応して凝固する。

  • 熔遁・護謨壁
ドダイや「サスケ秘伝」に登場したカリュウの術。土遁の壁をゴムで覆い耐久力を上げる。

  • 熔遁・灼河流岩の術
老紫の術。火山弾を口から連射して攻撃。

溶遁

強酸性の粘質の液体を操る血継限界。
照美メイは火、水、土の3つの性質変化と、それを組み合わせた2つの血継限界を有する珍しい例でこの遁術を扱える。

  • 溶遁・溶解の術
強酸性の粘液を吐き出し、あらゆるものを溶かしつくす。

  • 溶遁・溶解爆散
ナルスト4でのメイの術。強酸の霧で動きを封じ、火遁を投げ込んで爆破する。

  • 溶遁・烙星波
ボロの術。地面から強酸を噴出させ、一帯を覆い尽くして行動を阻害する。

沸遁

強酸または蒸気を発生させる血継限界。酸の方は須佐能乎を溶かす程強力。
照美メイは火、水、土の3つの性質変化と、それを組み合わせた2つの血継限界を有する珍しい例。
また、ハンおよびナルトは五尾・穆王のチャクラを使用することで蒸気による身体能力の強化が出来る。

  • 沸遁・巧霧の術
メイの術。強酸の霧を噴き出す。

  • 沸遁・怪力無双
五尾の助力を受けたナルトの術。穆王の力で全身のチャクラを沸騰させ、身体能力を激増させる。

爆遁

岩隠れに存在する血継限界。触れたものを爆破する非常に物騒な能力。
デイダラの起爆粘土を使用した術も爆遁に分類されるが、これはデイダラが自称しているだけで無関係。

  • 爆遁・地雷拳
爆破部隊に在籍していたガリの術。拳で殴りつけた対象を木っ端微塵に爆破する。この攻撃を受けたら助からない。

灼遁

高熱を操る血継限界。対象の水分を蒸発させる能力。
ナルトとサスケが共闘した際のコンボ忍術も灼遁という名前があるが、こちらは「炎遁・螺旋手裏剣」にミナトが勝手にネーミングしただけで血継限界ではない。*3

  • 灼遁・過蒸殺
パクラの術。帯同する火の玉を敵の体内に潜り込ませ、体内の水分を蒸発させて渇水死させる。

磁遁

磁力を自在に操る血継限界。砂隠れ・雲隠れに見られ、特に砂隠れでは主力となる傀儡を封じられることからとてつもなく恐れられていた。
単に磁力で鉱物を操るだけではなく、対象に磁力を付与して術者の発するそれと引き合わせることで封印術としても使用可能。
操れる鉱物は術者によって異なる。
羅砂の性質変化が水・風・土・陰であるため、これらのいずれかの組み合わせである可能性がある。

三代目風影は突然変異に近く、練り込んだチャクラを磁力に変換できる特異体質を用いて砂鉄を操っていた。
四代目風影・羅砂は三代目を師として自力でこれを会得し、砂金を操った。
雲隠れのトロイは忍具に磁力を纏わせ、一撃目を対象に防御させて磁力を移し、二撃目を必殺にする技を使う。
また、
羅砂の息子であり、忍界大戦で砂金を操った描写のある我愛羅は磁遁を使える可能性が高い。*4
一尾・守鶴はこの力をデフォルトで備えている。

  • 磁遁・砂鉄時雨
三代目風影の術。砂鉄の雨を降らせて攻撃。
形態変化させて巨大な武器にする「砂鉄結集」、伸び縮みする棘状の檻を作り出す「砂鉄界法」などの応用がある。

  • 磁遁・砂金大葬
羅砂の術。砂金の大波で相手を圧殺する。

  • 磁遁・雀峰の双刃
トロイの術。磁力を纏わせた手裏剣の二段構えで、一撃目を防いだ相手に磁力を付与し、次撃の大型手裏剣を必中にする。

  • 磁遁・砂金大葬送
ナルスト4での羅砂の奥義。砂金の海に相手を沈め、ピンポイントで押しつぶして圧死させる。

  • 磁遁・雷神我の術
小説版に登場したカジュウラの術。スカラー場を展開して砂鉄を集めてまとい、巨大な義体を作り上げて操る。
完成後、維持するための電磁気は歩行による圧電と、地中の花こう岩を砕くことによる発電で賄う。

嵐遁

光を操る血継限界(陣の書)。原作ではレーザーを作り出した。
アニメ版によれば水+雷で使うとのこと。
六道仙人化したマダラや雲隠れのダルイが使用しているが、この里ではメジャーらしく使い手が大勢存在する。

  • 嵐遁・励挫鎖荷素(レイザーサーカス)
ダルイの術。軌道をコントロール出来るレーザーで攻撃。

  • 嵐遁・漆黒班纏具(ブラックハンティング)
ナルスト3・4でのダルイの奥義。漆黒の雷で豹を象り、敵を捕食・爆破する。

  • 嵐遁秘術・嵐鬼龍
劇場版に登場した卑留呼の術。雷雲を成長させ、チャクラを急襲する積乱雲を作り出して放電で薙ぎ払う。

颱遁

「たいとん」と読む。風遁をはるかにしのぐ規模の暴風を操る。

  • 颱遁・強風烈破
「サスケ真伝」に登場したノワキの術。暴風を起こして敵を吹き飛ばし、中にチャクラ刀を仕込むことで攻撃する。

  • 颱遁・猛風大烈破
強風烈破の強化版。風圧で全てを吹っ飛ばすだけの術だが、サスケの完成体須佐能乎と競り合えるほどのパワーを持つ。

炎遁

万華鏡写輪眼の術者の一部に発現する性質変化。対象を燃やし尽くすまで消えない漆黒の特殊な炎を操る。
火遁に近いが、性質上水遁には強い。

  • 天照
視点のピントを合わせた位置に消えることのない黒炎を発火させる。

  • 炎遁・加具土命
黒炎を点火・変形させる術。天照の炎をコントロールすることも出来る。

  • 炎遁・須佐能乎加具土命
サスケの術。須佐能乎の弓に炎遁の矢を番えて撃つ。

  • 炎遁・螺旋手裏剣
ナルスト4でのナルトの術。威装・須佐能乎の状態で、大玉螺旋手裏剣にサスケの炎遁を付与して投げつける。
原作・アニメでは十尾と六道オビト戦でこの組み合わせを使用し、前者では大玉螺旋手裏剣に須佐能乎加具土命を巻き込む形で、後者ではナルトの風遁・螺旋手裏剣に加具土命を点火する形で使用した。

鋼遁

鋼鉄を操る血継限界。
劇場版と「我愛羅秘伝」に登場。

晶遁

アニオリエピソード「三尾捕獲の章」に登場した紅蓮の血継限界。
他人のチャクラ以外のあらゆる物質をローズクォーツに酷似した結晶体に変換することができ、この性質変化による攻撃を受けた相手は肉体や血液すらも結晶化する。
現実の水晶と同じく分子単位で結合しているため、破壊するためには相応の威力が必要。

  • 晶遁・御神渡りの術
水面を結晶化させ、敵を足元から串刺しにする。

  • 晶遁・紅の果実
水晶の壁で味方を覆い、防護する。

  • 晶遁・一糸光明
術者の周囲を水晶で覆い、偏向させた光をレーザーとして放つ。

  • 翠晶分身の術
「晶遁・翠晶壁」で鏡を作り、自身の鏡像を分身として実体化させる。

迅遁

劇場版『火の意志を継ぐ者』に登場した卑留呼の術。
超高速移動を可能にする。

◇冥遁

こちらも卑留呼の術。敵のチャクラの吸収・放出を行う。

  • 冥遁・吸穴孔
左手の印の部分から相手の術を吸収し、無効化する。吸収した術をそのまま自分のものにすることも可能。

  • 冥遁・邪自滅斗(ジャッジメント)
吸穴孔で吸い込んだチャクラを青い炎に性質変化させ、倍返しする。

◇一覧表

 火   風   雷   土   水   陰   陽 
 火  - 灼遁 熔遁 沸遁 炎遁?
 風  - - 颱遁? 磁遁? 氷遁
 雷  - - - 爆遁? 嵐遁
 土  - - - - 泥遁・木遁
 水  - - - - - 溶遁?
 陰  - - - - - - 陰陽遁?


【血継淘汰】

3つの性質変化を同時に起こして融合させる血継限界の上位能力。
二代目土影・無と三代目土影・オオノキの史上2人しか使い手が確認されていない超レアスキル。
自然発生ではなく、無が独力で完成させオオノキに伝授したもの。

塵遁

風+土+火で対象を分子レベルにまで分解する力を発生させる。
開発者の無は「無塵迷彩」という遁甲の術を使えたが、恐らく生前はこれに加えて軽重岩の術で飛行することで、接触探知以外では見つけられない不可視の忍が即死攻撃を撃って来るという地獄絵図を作り出していたと思われる。

  • 塵遁・原界剥離の術
チャクラの図形を形態変化で作り出して叩きつけ、対象を分子レベルで粉々にする。立方体、円柱など形状は色々。
須佐能乎すらも問答無用で消し去ることが可能。

  • 塵遁・分裂原界剥離の術
ナルスト4での無の奥義。分裂の術で挟み撃ちにしたところで、両方から原界剥離を放って敵を消滅させる。
分裂状態では本来塵遁は使えないが、両方同時にならばいけるのだろう、多分。

【血継網羅】

火風雷土水陰陽の全性質変化を合わせたもの。六道の力と輪廻写輪眼を併せ持つ者のみが行使できる。

輪廻写輪眼

輪廻眼の真の姿。写輪眼の瞳力を同時に発現している……というか、この瞳力の劣化版が輪廻眼であり、その成れの果てが写輪眼である。

  • 天手力
サスケの瞳術。任意の空間同士を一瞬で交換する。距離は決まっているが発動の察知はほぼ不可能。

  • 天之御中
カグヤの瞳術。彼女の支配する6つの空間へ一瞬で周囲の空間ごと転送する。

  • 黄泉比良坂
カグヤの術。空中に穴を開け、6つの空間を自在に行き来する元祖時空間忍術。

輪廻写輪眼の幻術に落とし込む。
カグヤは時空間忍術で衛星が浮かぶ宇宙空間を開く形で自前でも使えたが、マダラは月をレンズにする必要があった。

神・樹海降誕

無限月読とのコンボ忍術。神樹のツタや根を伸ばし、幻術にかかった者達を縛り上げてチャクラを吸い取る。
その果てに対象者達は自我も記憶も失い、白ゼツとなる。

八十神空撃

元祖柔拳。掌にためたチャクラを空中に放ち、無数の巨大な拳を叩きつける。

兎毛針

カグヤの術。白眼で点穴を見切り、棘と化した髪の毛で貫く。

膨張求道玉

全ての性質変化を網羅し、膨張し続ける超巨大な求道玉。
放置しておけば全てを押しつぶして消滅させた後に収縮、まったく新たな空間を作り出して消える。

終焉求道玉

ナルスト4でのカグヤの奥義。黄泉比良坂で敵を始球空間に引きずり込み、尾獣化した後膨張求道玉を展開、空間ごと敵を木っ端微塵に爆破する。


追記・修正は、全てのチャクラ性質をマスターしつつ写輪眼と白眼を同時に開眼してからお願いします。

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最終更新:2026年08月12日 14:46

*1 柱間の孫だが木遁はおろか水遁や土遁も使わない綱手、日向一族の血を引いているが従来の白眼を使えないうずまきボルト(妹のヒマワリは使える)等。

*2 「者の書」より。

*3 ミナト的には風+火の組み合わせをこう呼んでいる模様。

*4 小説「我愛羅秘伝」では「使えるが、隠し玉として普段は秘密にしている」とされている。