フェイト・ラインゴッド

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フェイト・ラインゴッド - (2019/04/13 (土) 14:57:00) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2010/06/15(火) 19:46:10
更新日:2023/08/03 Thu 22:46:00
所要時間:約 8 分で読めます





Fayt Linegod

無限の剣を持つ剣士


性別:男
年齢:19歳
身長:177cm
体重:67kg
種族:地球人


本作の主人公
地球生まれのヒューマンで、バークタイン科学大学で紋章科学科に在籍している。そのため、施術兵器の改善点などもちゃんとわかる。
性格は良くも悪くも真面目。

戦闘時のセリフからバトルマニア疑惑が出ており、強くなる努力を茶化す人への好感度が下がったりする。

よく名前を間違われる御方で、無印版の説明書ですら「ラインゴッ」と誤植されている

父親のロキシ・ラインゴッドは紋章遺伝学の宇宙的権威であり、母親のリョウコも同じ研究仲間という学問一家の生まれである
両親と幼なじみソフィア・エスティードの父は同じ研究仲間であった為、ラインゴッド家とエスティード家は古くから家族ぐるみの親交がある
しかし当のフェイトは勉強よりもスポーツやゲームを趣味としており、ユニバーサル・バスケの地球大会では優秀選手となる程の腕前である(ポジションはポイントガード)

また、かなりのゲーム好きで、保養惑星ハイダに来ている時もソフィアをほったらかして1人ファイトシミュレーターを楽しんでいた
しかし、ささやかな休暇を楽しんでいたのも束の間、突如ハイダがバンデーンの戦艦に襲撃され、両親、そしてソフィアと離ればなれになってしまう
なんとか脱出ポッドで難を逃れたフェイトだったが、1人広大な星の海へと投げ出されてしまう

ここからが彼の長い長い航海の始まり…
そしてこの旅が、やがては星の海全体に大きな「うねり」を起こす騒動へと発展してゆくのだった―――


【戦闘】
武器は長剣
戦闘スタイルは、趣味のファイトシミュレーターで鍛えられた我流剣技で、蹴りや属性付与等を駆使して戦う

通常攻撃のクセが少なく、主人公らしく扱い易いキャラクターである
遠距離弱攻撃は敵のGutsを減らす効果があるので便利
遠大の移動中は無敵状態で、敵を打ち上げる。そこから対空大→対空小→小BSとつなげられる。対空にはガッツ減少効果もあるのが嬉しい。
ファクターで攻撃判定増加や弾発射で敵の滞空時間を増やせば、自身はもちろん他の仲間とともに空中コンボが楽にできる。
特筆すべきは、全キャラ最速の移動速度である点。
本作の敵の怯みはランダムのため、大半の技が近接技のフェイトではHIT & AWAYでノーダメージ勝利が狙い易いとは言えないものの、敵の攻撃を移動で回避しやすいのは大きなメリット。

それ以上に特筆すべきは、パーティー最高の防御力。
その硬さたるや、本作最強ボスのフレイの攻撃を装備とレベリングだけで防ぎきれるほど。
次点は最強の防具がつけられるミラージュで、この二人以外がフレイの攻撃を防ぐにはレベルアップ時の能力上昇を吟味するしかない。

ちなみに、彼の初期装備の「鉄パイプ」は一部ボスをこれを装備した状態で単独で倒すというバトルコレクションがある。
主人公だが戦闘メンバーから外す事もできるので、『ルシファーLV1撃破』を狙う場合は、クリフ加入時からずっとベンチウォーマーになってたりする

また「ブレイズ・ソード」等の様に剣に属性を付与するスキルは、敵にMPダメージを与える効果がある為、序盤はかなり重宝する。
属性を間違えると回復させてしまうため、そこは注意が必要である。

無印版では必殺技の火力や使い勝手が総合的にやや難があって最弱キャラ説があったが、DC版では上手く調節されている。
無印は最終的に必殺技よりも通常攻撃の方が高火力になる(ファクターの攻撃判定増加と弾発射が強力。キャンセルボーナスが無いのも大きい)が、魔法剣が使えない他のキャラの通常攻撃も強力なのが逆風か。
DCで必殺技が強化されたとはいえ、他のキャラの必殺技も強化されているので中堅止まりになっているのがなんとも。
結局スターオーシャンシリーズで唯一の「強キャラじゃない主人公」(『ブルースフィア』の主人公が誰かはさておき)になってしまっているのが悲しい。

DC版の3Pカラーは前作の主人公クロードのコスチュームになっている

【主なバトルスキル】
〇チャージ
体当たり。全キャラ共通の必殺技で、ショートレンジ専用。
SLVによる変化がなく、魔法剣といった「他BSの使用で解除」に当てはまらない特徴がある。
とくに秀でたところは無いが、癖のない性能で、序盤ならHPダメージ効率も悪くない。
僅かながらMPダメージもあるが、チャージで倒せるMPなら他のBSで攻める方がいい。
本作のCPUはキャンセルするものと絶対にしないものに分かれていて、これはCPUフェイトがキャンセルしてくれる数少ない技のひとつ。
だが本作のCPUは半端なガッツで攻撃開始し、中々小から小BSにキャンセルせず、CB無しの大でHPやMPを大量消費するおバカなAIであり、キャンセルコンボに期待しない方がいい。

〇エリアル
対空攻撃。ジャンプしてから剣を振り下ろす。チャージ同様全キャラ共通のショートレンジ技。
SLVとBS解除に影響しないのも同じ。
ダウン効果があり、CPUがキャンセルせず、CBを活かすにはエリアルからキャンセルした技を空振りさせて、起き上がりを再びエリアルで攻撃しよう。
序盤では貴重なMPダメージ付きの技で、FDモードのラスボスと呼ばれる変態仮面集団との戦闘で活躍する。

〇ブレード・リアクター
剣圧で衝撃波を生み出す高速剣。
ボタン連打で2回まで追撃が可能
最初は「高速剣(笑)」「(遅い!に対して)お前がな」という攻撃速度だが、熟練度を上げることでまさに高速剣と化す。
キャンセル用として便利で、CPUがブレードからのブレードを連発するのは面白い。CPUが追加入力するかは敵のガッツで判断している?
ちなみに、追加攻撃の2回目は高威力で、全段合わせるとヴァーティカル・エアレイドよりも高威力。ただし動作時間の問題で秒間あたりのダメージは劣る。

「遅い!」

〇ブレイズ・ソード
剣に炎の力を宿す。4種類ある魔法剣のひとつで、当然火属性。
一定時間通常攻撃にMPダメージを付与し、HPダメージも変化する。MPダメージはどの攻撃でも一律だが、HPダメージは元の攻撃の威力に比例する。
本作の技は最高LVの10になるとLV1の1.4倍の威力に強化するが、魔法剣は威力だけでなく持続時間も強化され、結果的にダメージ効率がグッとよくなる。
HPMPともに魔法剣の中で3位だが、ストーリー前半では非常に優秀。
敵が火属性に弱いかは外見からわかりやすく、火属性に弱い敵だらけのダンジョンもある。
耐性の問題で後半からは使い難いのが残念。
CPUは敵のガッツが満タンだと大、少しでも減っていると小攻撃する。結果的にガッツ満タンの戦闘開始時以外は小ばかりする。そのためCPUをMP攻めに特化させる戦法が可能。

「焦熱の炎よ、我に力を!」

〇アイシクル・エッジ
剣に氷を纏わせる。水属性の魔法剣。
HPダメージはトップで、MPダメージは最下位。
お役立ち度はブレイズと同じ。
クリア後に再び出番があり、魔法剣の中で一番キャセルタイミングが早く、遠距離からイセリアル・ブラストにキャンセルするために最適。
なお魔法剣をキャンセルコンボに組み込むと、魔法剣自体にはCBはなく、次のBSのCBが175%になる。またCPUは魔法剣をキャンセルしない。

「鋭利なる氷刃、ここへ!」

〇ライトニング・バインド
電撃をほとばしる剣。風属性の魔法剣。
HPダメージは最下位だが、MPダメージは2位と高い。
本作のザコ敵はMP攻めが有効な敵が多いので効果的といえる。
しかしCP6とブレイズやアイシクルより2高く、敵の外見からは風に強いか弱いかわかりにくいのが欠点。

「赫灼なる鳴光、我が剣に宿りて、破邪の力と化せ!」

〇リフレクト・ストライフ
ステップしながら敵に接近し、3HITする蹴りを食らわす攻撃
少ないCP、消費HP、消費ガッツ。さらに攻撃開始時まで無敵状態になる、大変使いやすい技の1つ
DC版で追加されたキャンセルボーナスにおいて、Guts99%以上なら何の補正抜きで300%まで強化でき、威力の低さをカバーできる。
序盤はコレか3種類の魔法剣を使っていけば問題ない。
しかし、ステップで接近するという性質上、人型の相手には当てづらく、とくに最終隠しボスのフレイなどの小型では連続ヒットが困難。
ひるませやすい訳でもなく、調子に乗ってキャンセルしていると、反撃されたりプロテクトされてしまいがち。
CPUはキャンセルしないので、延命のために使わせてもあまり期待できない。

「甘いんだよっ!」


〇ショットガン・ボルト
火属性の炸裂弾で爆発を起こす技
早めにキャンセルすると攻撃途中で終了するのに、攻撃後の隙がやや大きく、元々高威力でもないのにこのゲームは属性耐性持ちが多くて威力が不安定で、範囲が広い訳でもない残念な技
とりわけ、このゲームの高難易度では攻撃頻度が増加するため、一度無防備に囲まれると瞬く間に殺されかねず、隙が多いのは致命的。
CPUがキャンセルするが、チャージやブレード・リアクターのほうがずっといい。
本作は必殺技のバランスが大味と言われていて(というか全体のゲームバランスが)、そのバランスの悪さを象徴したものである……。

「弾けろっ!」


〇ヴァーティカル・エアレイド
剣圧で敵を斬り上げた後、地面に叩きつける技
攻撃範囲、威力、HIT数、隙のなさのどれも優秀。ダウンさせやすく、2,3回に1回は相手の体勢を崩せ、サポート用としても便利。
難点は、後ろに弾き飛ばすという工程を踏むため、壁際で使うとすぐにダウンしてしまって追撃が当たらないこと。CP7で消費ガッツも多くてCB付きのものを連発しにくい。そしてCPUはキャンセルしない。
無印では彼の必殺技で役に立つのはコレと魔法剣しかないと評されることも……。
DCならこの技か次に覚えるストレイヤーで終盤戦も心配無用。

「なめるなっ!」


〇ストレイヤー・ヴォイド
黒い闘気を周囲に展開、その後敵の懐に瞬間移動して斬り払う大技
ボタンを押し続けるとGutsを消費して闘気で敵を攻撃し続ける事も可能
DCで大幅な修正を受けて一気に使いやすい技になった。MPが弱い奴にはこれでいっとけ。
サポートとしても有用で、闘気は低威力だがマヒ効果が付いているだけでなく、敵を特殊な行動不能状態にさせる性質があり、この状態中は小でもプロテクトブレイク可能。
フェイトに敵の足止めを担当させるなら、ストレイヤーかヴァーティカルを使えばクリア後も優秀な補助役として活躍できる。
敵によっては行動不能状態にできず、CPUはキャンセルしない上に持続するかはまちまちなので注意。

「無影…一閃!」


〇ディバイン・ウェポン
羽演出その1
フェイトの剣に属性を付与する技の中で最後かつ最強の技。クリア後に習得する
今までの魔法剣と違って属性は無で、どんな相手にも効果的にMPダメージを与えられる
HPダメージ倍率はアイシクルよりも低いが、本作は属性耐性を持つ敵が多いので決して見劣りしない。MPダメージならトップ。
他の技が強力な上に通常攻撃を使う以外の選択肢がなくなるため、ちょっと使いづらい。
しかし通常攻撃用のバトルスキルやファクターの効果を付けた通常攻撃の火力をあなどってはならない。
確実に発動するHPダメージアップと判定増加だけで3.375倍の威力になり、そこからさらに魔法剣で強化できると言えばわかるだろう。一瞬でCB付きヴァーティカルを超えるHPダメで、秒間ダメージも上回る。
ちなみに通常攻撃BSのMPダメージアップとダブルアップのMPダメージ倍率は違うのだが、なぜか魔法剣と併用するとどちらも同じ倍率になるので、CPとHPダメを考慮してダブルアップを付けるべき。

「我が手にあるは天帝の剣戟…裁きをもたらす神器なり!」


〇イセリアル・ブラスト
羽演出その2
フェイトが最後におぼえる最強技。HPとMPに特大ダメージを与えられる
空中に浮いて斜め下に向かって波動砲を放つ奥義
しかし、かなり溜めが長く小さい敵に全弾命中させるのは至難。DCでは発動直前に対象に振り向くように改善された
ダウン効果があるので、発動すれば反撃されにくい。
フェイトの技の中で最も遠くから攻撃できる技で、中距離でも全段ヒット、遠距離でも広がった波動を当てられる。
フェイトをメイン火力にするのなら、最終的にイセリアルかディバインを選ぶことになる。
CPUがキャンセルしてくれるが、他のキャンセル可能技とのコンボ相性が悪いのが残念。

「これが耐えられるなら耐えてみせろ!」



その他、DC版ではエクスプロージョン等の攻撃用の紋章術も習得する。
まあ、INTがアレだがINT+1000などのファクターがあるので、術師として使ったり、遠距離からのサポートも可能。とはいえ、ソフィアと違って戦士なのでスキルに登録できない。
〇ライトニングブラスト
ほとばしる電撃で攻撃。呪文にしてはリーチが短い分威力は高い。呪文は敵の一部の無敵状態を無視して攻撃できる。
〇ディープフリーズ
敵の周辺に氷塊を作る。射程無限で凍結効果あり。フェイトには貴重な遠距離攻撃手段。サポートに使える。
〇ロックレイン
敵の頭上から落石。広範囲かつ多くヒットし、サポート用に利用できる。
〇エクスプロージョン
爆炎で攻撃。射程無限・超広範囲・多段ヒット。高威力だがBSセットできないので、あくまでサポートとして見た方がいい。


以下ネタバレあり

















反銀河連邦組織「クォーク」のリーダーであるマリア・トレイターから、フェイト自身とマリアが実の父ロキシにより遺伝子を改造された人間兵器であるという事実を教えられる

フェイトが持つ力は、破壊の力「ディストラクション」
それは戦闘艦を一瞬で消滅させる程の威力を秘めている

自分が実の父親に改造された兵器である事に、ショックを隠せないフェイト


しかし、ムーンベースにて、父が実の息子達を改造したのには、フェイト達が暮らす宇宙とは別の次元に存在する人類「FD人」に対抗する為であった事を知る

FD人とはフェイト達が暮らす宇宙(=エターナルスフィア)そのものを創った人々であり、ロキシ達は紋章遺伝学の研究の中で彼らの存在を知る
そして創造主に対抗し世界を守る為に、フェイト•マリア•ソフィアの3人にそれぞれ特殊な力を授けたのだった

真実を知ったフェイト達は、自分達の存在を懸け、未知の地平「FD空間」へと向かい、創造主と戦う事を決意するのだった


一方、彼の出自に大いに関わるディストラクションの力は、FD人に使われることはなかった上に未遂を含めても片手で数えるほどしか発動していない
…と思う方も居るのかもしれないがそんなことはない。
この力の本質はFD空間でも元の世界の物理法則を適応させる(※攻撃が出来るようになり紋章術なども機能する)という超重要な効果であり、辞書に記載されている。
元の世界で戦闘艦を一撃で沈めるなどした直接的な破壊効果はむしろ副作用の様なものである。



年齢、容姿からマリアと双子の姉弟ではないか、と言われている
作中のロキシの発言からもおそらく2人が双子なのは明らかだが、「そうかーじゃあフェイトとマリアは双子だったんだね!」と誰からもそのように踏み込んだ発言がされていない
むしろ、その話を聞いた後にでさえ、生き別れていたことと育った環境が違い過ぎるからかフェイトからの認識は「同じ境遇にある人物」程度である。

一般向けゲームで実の双子とカップルエンドがあるのは色々とまずいからだろうか。
後にマリアの誕生日が明かされたのだが彼は未だ明かされていない。

その後スターオーシャンアナムネシスにて誕生日が判明した。宇宙歴753年12月26日。
マリアの誕生日は宇宙歴753年11月19日である。
これを見ると双子ではないかな?と思うがその後のシナリオでのマリアの発言などもあり誕生日改竄説などが議論されている。




なっ、背後から!?

イケるな!

ちょっとヤバいか…

マズい!?

ふぅ、この感じ…掴んだぞ

楽しかったよ


全くの余談だが、上記のマリアをはじめパンチラ隠密ねーちゃん金髪長身美女、果ては中年マイトディスチャージ触手の生えた焼きプリンともカップルになれる強者だったりする

…ごめん、僕は鉄パイプ派だからさ…


追記・修正お願いします

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