ミラージュ・コースト

登録日:2009/05/31(日) 18:01:53
更新日:2024/08/13 Tue 01:24:58
所要時間:約 10 分で読めます





Mirage Coast

ためらいのないキリングマシーン

CV:篠原恵美

年齢:27歳
身長:181cm
体重:53kg
種族:クラウストロ人

反銀河連邦軍事組織クォークの創設メンバーであり、クリフのよきパートナー(人生の伴侶って訳じゃない)であるクラウストロ人女性
クリフとは恋人と言うよりはもはや熟練の夫婦、といったような雰囲気さえ持ち合わせ、互いの短所長所をカバーしあっている

美しい金髪の凛とした美人で、クリフと共に実家の神宮流道場で体術を学ぶ
肉体的に優れたクラウストロ人でありながら、格闘技を極めることで『心』『技』『体』の全てを鍛えぬいた女性

クリフとは同門で、よく稽古を交わしていた
クリフとのこれまでの戦績は1036戦982勝11敗43分
どっちがどっちかは敢えて知らない方が幸せだろう…
余談だがクリフとミラージュの年齢差は9つ
十代半ばの少女に二十代中盤の男が既に歯が立たなかった可能性もある
(もちろんミラージュさんが凄いのであってクリフを馬鹿にしている訳ではない。一応。)

アイテムクリエイションで大活躍するキャラ。
どのタレントレベルも絶望的に低いものがなく、コストとタイムを5%カットする能力がある。

IC中に相性が悪い(多分性格上)キャラがいるとランダムで眠って作業に不参加する仕様があるのだが、なぜかマリアと組ませると居眠りする対象になっている。
マリアとのお互いの初期感情値を見ると仲が悪いようには思えないのだが……。
ミラージュ、マリア、ソフィア・エスティードという女性固定メンバー3人とも他の2人に対して相性が悪いというIC人間関係なのは興味深い。

【戦闘】
開発者曰く無印版に加える場合は「クリフより強かった」予定らしい。
DC版では恐らく調整されている。
クリフより接近戦に特化しているが、クリフより目立って優れているわけでもなく、どちらも長短がある。

フェイト・ラインゴッドに次ぐDEFの高さを誇り、最強の敵フレイの攻撃も無力化できる。
またレベルアップ時の上昇値を吟味すれば、全キャラで唯一DEFをカンストできる。
これはフェイトよりもレベルアップのDEF上昇の下限値が低い(フェイトは2~4。ミラージュは1~4)が、フェイトよりもDEFが高い防具(60ポイントの差がある)を装備できるからである。
なお難易度ユニバースまでなら吟味せずともすべての敵の攻撃を無力化でき、FDではカンストさせたところでイセリア・クィーンとフレイの攻撃をダメージ0にできない(イセリアのATKは10000。フレイは15000)。
そのためDEFの期待値がフェイトより低いことは気にしなくてもいいだろう。
DEF抜きにしてもFD以外のフレイとの相性はよく、ユニバースでも単独で8分とかからずに勝利できることも証明されている(単独勝利自体は、遠距離技などを使って他のキャラでも可能だが)。

武器はクリフと同じくガントレットだが、通常攻撃・必殺技共に足技が多い
ちなみにマリアに格闘技を教えたのは彼女であり、マリアと共通する使いやすい足技を多数持つ 
そのため通常攻撃と必殺技がクリフやマリアと共通しているものが多い(全キャラ共通技のチャージとエリアルは別物だが)。
ただし共通技でも性能や演出に差異がある。

ミラージュは残念ながら弱キャラとされている。
それには理由があり、クリフとマリアの独自の必殺技はインチキじみた高性能技があるが、ミラージュ独自の必殺技は強力どころか使い道に乏しいからである。
だがクリフやマリアとはライバルどころかコンビ相性が良く、クリフやマリアと協力して、敵を空中ダウンさせる技を2~3人で繰り返して、敵を死ぬまで浮かし続ける「お手玉」といわれる完全ハメ空中コンボが可能である。

HP・MP・DEFのバランスがよく、強力な防具のヴァルキリーガーブを装備でき、ソフィアのようにゾンビ戦法ができる。
FDフレイのエーテルストライク連発やFDモンジャラゴラ(弟)5匹軍団の必殺技と呪文の連発の前ではゾンビマリアどころかゾンビソフィアでも押し切られる(MP回復アイテムを使っても回復が追いつかない)が、バランスが取れた耐久力のミラージュならヒーリング・プロテクション・ファーストエイド・MP自動回復で余裕で耐えられる。
クリフやマリアよりも耐久力に優れるのは明確なアドバンテージであり、少なくともユニバースまでならDEF上げ戦法でゲームバランスを破壊できる実力がある。
つまりクリフやマリアの下位互換とは言えない性能を秘めている。

ダメージ計算式と秒間ダメージ計測方法はフェイトのページ参照。
ATK9,999、敵DEF0、バーサークON、SLV10、消費ガッツ-4、判定+3、光弾3種、フルアクティブON。
SLV10MPダメージアップ近小でガッツ切れまで攻撃し、全体動作約110秒で、秒間ダメージはHPに35,897、MPに8,284。
同様にHPダメージアップ近大で、全体43秒、秒間ダメージは114,850。
近大は打ち上げ効果付きなので実際の火力はもう少し低くなるが、クリフより打ち上げ高度が高くて追撃しやすい。
こちらのガッツが90以下だと小攻撃の確率が高くなる敵の思考を利用して、フェイトよろしくCAエイミングからのループも可能。
そのためゲットアイテムとの相性が優れていることで有名で、風陣のネル・ゼルファーや魔掌壁のアルベル・ノックスを仲間に加えていなかったり、風や地属性無効か吸収持ちが相手ならミラージュの出番。

【主なバトルスキル】

〇チャージ
MPダメージも付いた体当たり。
ミラージュのチャージの特徴はクリフやマリアと違って移動距離が長いこと。
ATK9,999、敵DEF0、バーサークON、SLV10(チャージとエリアルはSLVの影響はないが)、消費ガッツ-4、フルアクティブON。
中距離小→チャージ連発で全体7秒、秒間HP84,732、MP4,250ダメージ。
クリフとマリアのチャージは動作と威力に優れているのでHPかMPの火力がすごいので見劣りする。
しかし低性能ではないしCPUもキャンセルするので、特に問題なく使っていける必殺技である。

〇エリアル
ジャンプして2段ハイキック。
MPダメージも与え、軽く吹き飛ばす。
さらにキャンセルでエリアルを出すと敵への接近がギリギリで間に合うのでコンボが成立する。
ただし大きな敵でないとコンボにならず、そも最初のエリアルを当てることすらできない場合がある。
フルアクをOFFにして中小→エリアルで全体15秒、秒間HP62,746、MP3,173ダメージ。
フルアクをONにして敵を麻痺などで身動きできなくして中小→エリアルで全体11秒、秒間HP85,563、MP4,327ダメージ。
近大→対空小or近大のコンボの方が優秀だが、エリアルの火力自体はMPダメージもあるので特に低くはない。
CPUはキャンセルしない。

〇マイト・ディスチャージ
前方上空に気功の球体を迸らせる。
クリフのものよりも下方の判定が広く、小柄な敵にも当てられる。
クリフと違って飛び道具扱いではなく直接攻撃扱いとなっていてキャンセルするとすぐに消えてしまうが、プロテクトされるのが1回で済むメリットがある。
中小→小ディス→全段ヒットしてから大ディスにキャンセル~で全体18秒、秒間60,984ダメージ。

「弾けなさい」

〇マイト・ハンマー
球状のエネルギーを地面に叩きつける。
クリフのハンマーよりHPダメージが低下したが、MPダメージが増加している。
中小→ハンマーで全体10秒、秒間HP99,645、MP2,225ダメージ。
ミラージュの必殺技の中で最も遠距離から攻撃できるので、クリフと比べると終盤でも使用機会は多い。
そのためFDフレイに挑む場合に使用する技になる。
だが他のキャラと違って本来中距離用の技で攻撃するので、たまに発生するフレイの硬直解除により反撃を受けてしまう。
そのためノーダメージ撃破BC取得は困難で、通常攻撃ループハメの方がまだ望みがあるほど。
60分以内撃破BCを狙うにしても、フレイが気絶→中小→ハンマー連発というCAが恐すぎる戦法か、ATK9999+バーサーク+SLV10+補助Sとファクターのクリティカル+CAを駆使して単発の大ハンマー当て逃げの長期戦をすることになる。
他の9人なら遠距離技で、孤独+ノーダメ+60分を一度に取得できるので、彼女以外のキャラに任せるべき。
どうしてもミラージュで取得したいならフルアクティブに設定すれば格段に楽になる。
……フルアク可能になった時点でもはやBCを取得するメリットは何もないが。
ちなみにキャラ問わず遠距離から攻撃できる手段はアイテムやコモンアタックスペルで習得できる呪文がある。
ミラージュのファイアボルトをINT9,999・SLV10・火属性耐性無しで秒間ダメージを計ると、詠唱開始から再び自由に行動できるまでの動作が5秒で、秒間4,044ダメージになる。
火属性呪文ダメージ1.5倍ファクターを付けると6,066ダメージで、火半減の敵に対して3,033ダメージ。
HP六千万のFDフレイを倒すには約330分かかる。実際は移動やメニュー操作が必要なためさらに時間がかかる。

「やっ、これでどうですか」

〇カーレント・ナックル
三連続のパンチ。
クリフよりも大のHP消費量が少ない。

「いきますよ!」

〇エリアル・レイド
空中から敵を強襲する。
クリフより跳躍が低く、その分移動距離も短い。
攻撃範囲は広そうに見えるが、実際は差は無いようだ。
ミラージュをMPアタッカーにするなら通常攻撃かレイドのどちらかを選ぼう。

「避けられますか?」

〇クレッセント・ローカス
蹴り上げて衝撃波を発生させて敵を空中に吹き飛ばす。
マリアのものと比較すると、ミラージュは終了時に少し硬直する。
しかしマリアと違って補助スキルのクリティカルHPがある分リードしているとも言える。
ミラージュにHP火力を求めるなら通常攻撃かクレッセントを選ぶことになる。

「やっ!」

〇トライデント・アーツ
攻撃範囲の広い回し蹴りを三回繰り出す。
マリアと違って遠距離が不得意なので、蹴り飛ばした敵への追撃が難しい。
消費HPがマリアより多いのも苦しい。
しかしダメージカンストに阻まれて伸び幅が控えめとはいえ補助SクリティカルHPとの併用や、マリアと交互にトライデントをする「お手玉(お足玉?)」が可能な長所がある。
本作の高解像度版はDC版の完全移植ではないらしく(エミュレーターで強引に動かしているとのこと)、キャンセルタイミングが変わった技があり、ミラージュはクレッセントからコンボできなくなったようだ。

「はっはっ、はぁっ!」

〇アクロバット・ローカス
敵を空中高く蹴り上げ、蹴りで空中乱舞からの着地衝撃波を繰り出す。
ジャンプはクリフより低いが、当たりやすさに関係するかは不明。
クリフと比べるとHP消費量が少ない。
フラッシュ・チャリオットとビーン・バッガーがないがクレッセントとトライデントがあり、やはり可もなく不可もない立ち場。

「覚悟するんですね」

〇フェスティブ・アベンジャー
炎を纏った連続蹴り。
待望のミラージュオリジナル必殺技。
安定してダウンさせて長時間拘束し、合計ダメージが高い。
だが攻撃後に敵が吹き飛んでロングレンジになるのでコンボが難しく、CPUは絶対にキャンセルしない。
CB目的でロングレンジに技をセットしても残りCPが不十分になり、総合的な火力で困ることは目に見えている。
さらに火属性があるので、属性耐性のある敵が多い本作ではデメリットが目立つ。
ステージ端に追い詰めて中小→小ナックル2段目止め→大フェスティブ→小ナックル全段空振り~で、全体28秒、秒間51,391ダメージ。
CP8とは思えない性能ではメインとして使っていくには不満がある。
サポート能力はあるので足止め係のCPUに使わせる価値はあるだろう。

「百花繚乱!」

〇インフィニティ・アーツ
こちらも蹴りを主体とする連続攻撃。
クリフよりもCPが2、そして消費HPが少ない。
クリフと違ってインフィニを2つセットでき、呪文などで敵の位置を固定しながら中小→インフィニ連発で動作29秒、秒間ダメージはHPに38,417とMPに3,650。
ミラージュを補助役兼MP攻め役にするときの有力候補。
クリア後に宝箱から入手するスキルブックを使用して習得するのだが、技のセリフは
「父上直伝っ」

〇キャノン・ブレイズ
突進して掌底から蹴りのコンボで敵を浮かせて気功波で追い打ちし、追加入力でさらに気功波を浴びせて、Gutsが尽きるか入力をやめるとトドメに大きな気功波を放つ。
打ち上げた敵に追加入力で攻撃し続け、バーサークと消費GUTS-4の小で掌底からトドメの気功波までを合計して186ヒット、大で82ヒットに達する。
クリフのビーン・バッガーよりも安定して浮かし続けられ、単体相手には一方的に攻めていけるので有効。
だが途中の気功波にキャンセルボーナスが適用されない致命的な欠点がある。
大キャノンで全体40秒、秒間22,386ダメージ。
クリア後に覚えるオリジナルの最終必殺技であるにもかかわらず火力に期待できない。
主力にするには苦しいが、フェイトのエリアル連発といった仲間との連携コンボを狙うのも一興か。
また、被反撃率が低く設定されているので、FDフレイ戦でハンマーや通常攻撃の代わりに使っていけるかもしれない。
CPUはキャンセルしないが追加入力する。
ミラージュは耐久力を活かした妨害役としてCPU操作でも活躍が見込め、スタン、トライデント、フェスティブ、インフィニ、キャノンと技の選択肢が豊富にある。

「私が、落としますっ!」


無印版ではいつ仲間に加わってくれるのかプレイヤーを散々焦らした挙げ句、結局仲間になってくれなかった
そりゃないぜ

DC版でようやく戦闘で使用可能になったが、仲間になるのは惑星ストリーム崩壊後と、かなり終盤である
やっぱり焦らされた
実は本編で仲間になるよりも先に、対戦モードで使用することも可能








ミラージュ「ああ、フェイトさん。もう少しでエリクール2号星に到着します。」

ミ「もう準備の方は出来ているようですね。それでは、転送室に参りましょうか。」

フェイト「え!?参りましょうかって…。まさか、ミラージュさんも来るつもりなんですか?」

ミ「はい。もうディプロに残っていてもやれることは無いようですから。」

フ「そんな、危険すぎます。もう僕たちだって、いつ命を落としてもおかしくないような状況なんですよ。」

ミ「心配してくださっているのですか?でも、大丈夫ですよ。」

ミ「こう見えても、腕に自信はある方なんです。それにマリアに戦い方を教えたのは私なんですよ。何でしたら、クリフに相談してみて下さっても構いませんよ。恐らく止めはしないでしょうから。」

という会話後、めでたくミラージュさんが加入してくれる
仲間になるのはDC版だが、当初は通常版でも仲間になる予定があった
無印版でミラージュとのカップルエンディングがあるのはその名残





カップルエンディングではクラウストロに行く事を不安に思い、自分の事を「さん」付けで呼んで距離を置くフェイトを、ミラージュが叱咤激励する

DC版より追加された個別エンディングでは、容態の悪くなった父の元へ里帰りする事になる
クリフとは別々の道を歩む事になったが、それでも二人の絆は長年連れ添った夫婦よりも強い事がうかがい知れる


「そっちが悪いんですよ?」

「ご愁傷さまです」

「これでは、イジメになってしまいますね」

「私だって…怒るときは怒るんです!」

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最終更新:2024年08月13日 01:24