ジャミル・ニート

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ジャミル・ニート - (2017/07/20 (木) 07:35:42) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2012/02/16(木) 13:20:35
更新日:2024/04/22 Mon 10:52:10
所要時間:約 4 分で読めます







月は出ているか?





機動新世紀ガンダムX』の登場人物。


〈搭乗機〉
フリーデン
フリーデンⅡ
ガンダムX(旧大戦時)
ガンダムXディバイダー

主人公ガロードが乗る陸上戦艦「フリーデン」の艦長を務めている男。特徴はそのグラサンと立派なモミアゲ。
バルチャー(戦前の工場などで電子部品を漁って商売する人)ではあるが、他のバルチャーとは違い金稼ぎではなくニュータイプの保護を主目的としている。

元々はニュータイプの能力を持つ少年兵であった。
が、15年前の戦争の際に彼が搭乗するガンダムXが放った一撃が、
宇宙革命軍の凶行を促すことになり、結果地球に大量のコロニーが落下することになる。
その時のトラウマにより、現在はそのニュータイプ能力を無くしており、無理に使用すると耳から出血する。
(と言っても完全に失ったわけではない)

なお彼が搭乗していたガンダムXは、ガロードが搭乗している機体とは違う。
その時の彼はNT能力を持っていたのでGビットの遠隔操作も可能であった。

当時ジャミルが搭乗していたガンダムXは、新地球連邦軍に回収されており、後にガンダムDXにサテライトシステムの認証を流用される事になった。
このGXを元にしていた事が、後々ガロードのガンダム奪取に一役買うことになるのだが、また別の話。

コロニーが落ちる前は前線の兵士からの評判も低くなかったが、戦後はコロニー落としの直接的な原因にになったため憎む者もいる。
が、バルチャー仲間からの評価は悪くなく、協力を要請すれば危険な作戦でも多くの仲間が駆けつけてくれる。
またサラを始めとする艦内クルーからも信頼されている。


普段はフリーデンのブリッジに居る事が多いが、稀にモビルスーツに乗る時もある。
中盤に荒療治の末にコクピット恐怖症を克服し、普通にモビルスーツを扱えるようになっている。
ガロードがDXに乗り換えてからは、副官のサラに艦長席を任せコックピットを改修したガンダムXDVに乗る事になる。
元エースパイロットという事もあり、かなりの技術を持つ。
そもそもコクピット恐怖症のままでもビットを撃ち落とすくらいは余裕

ガンダムシリーズではまだ少年である主人公に仕方なく頼る大人が多いが、
彼はガロードに自らの意思で戦うことを選ぶよう決めさせ、その後は一端の戦士として扱っている大人である。
(もともとAWが自分の力で生き抜かなければならない弱肉強食な世界であるのも影響しているが)。


女性関係では旧地球連邦軍時代のニュータイプ部隊の上官のルチル・リリアントに恋心を抱いていた。
彼女との悲劇的な再会と別れは本作の見所の一つである。
「こんな物はもういらないんだ!」

ティファのことを気にかけていたため一部からロリコン扱いされていたが、もちろん実際はそんなことはない。
サラから思いを寄せられているがあくまで上官と部下の関係を保っていた。

戦後は新地球連邦軍の高官としてコロニーとの和平に努めている。
サラとは単なる仕事関係を超えた間柄に進展したらしく、「大切なパートナー」と呼んでいる。
ちなみににわかに信じがたいがサラさんじゅうきゅうさい。やっぱ(ry


余談だが、ジャミルとアムロクワトロは似ている部分が多く、その為かスーパーロボット大戦シリーズなどでは、かなりの絡みが有る。
Zでは敵同士になっている時にも声付きで特殊戦闘台詞があるほど


【名言・名台詞】
GXはキャラの台詞がサブタイトルとなっているが、実は主人公のガロードより起用数が多い。

「月は出ているか?」

「作戦は一刻を争う!」

「銃爪はお前が引け!」

「何も考えずに走れ!」

「飛べ! ガロード!」


コミックボンボンでの本編終了後、彼が新連邦の少年兵だった頃の外伝『ニュータイプ戦士ジャミル・ニート』が掲載される。
第七次宇宙大戦最後の日が舞台となっている。
サテライトキャノン発射やコロニー落とし、ランスローとの戦闘など本編に関わる事柄が多い。

また、本編で触れられることはなかったが、半壊したジャミルのGXが地球へと墜落しかけた際、
撃墜され死んだ友人のGファルコンにより無事に大気圏突入するというやたら熱い場面もある。


彼がゲームや記事等に登場する場合、「ニートwww」「NEETwwww」等というコメントを見かけるが、

彼の名前のスペルは「Jamil Neate」であり、NEETではない。
それ以前にNEETという言葉自体が放送後数年経ってから生まれた名称である。

寧ろ彼はニュータイプのために必死に戦っており、エピローグでも和平協議会のメンバーとして地球とコロニーの平和のために尽力し続けているニートとは程遠い人物なのだ。
ネタにするのはいいがやりすぎは注意である。

ちなみに、「NEET」の語が日本で知られるようになったのは『ガンダムX』放映から約15年後のことであった。
ガンダムDXとは別の意味で「15年目の亡霊」と言えよう。


追記、修正はできているか?



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