Another Century's Episode Portable

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Another Century's Episode Portable - (2013/11/03 (日) 23:23:28) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2011/03/28(月) 19:35:50
更新日:2022/12/12 Mon 10:56:38
所要時間:約 6 分で読めます




Another Century's Episode(以下ACE)シリーズの最新作。

3でFINALと言っておきながら制作の発表、参戦作品のサプライズから多くのプレイヤーを期待させておきながら、発売後様々な部分で酷評を受けプレイヤーを落胆させたACE:Rから1ヵ月後に発表された。


プラットフォームがPSPのため3人までの同時プレイが可能。


【大ボリュームの参戦作品(★は新規参戦作品)】
☆聖戦士ダンバイン
☆重戦機エルガイム
☆機甲戦機ドラグナー
☆蒼き流星SPTレイズナー
☆機動戦士Zガンダム
機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
☆新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
機動新世紀ガンダムX
∀ガンダム
☆機動戦士ガンダムSEED DESTINY
機動戦士ガンダム00
☆マクロスプラス
マクロスF
ブレンパワード
☆OVERMAN キングゲイナー
リーンの翼
劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-
コードギアス 反逆のルルーシュR2
VS騎士ラムネ&40炎
★交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい




PS2版ACEに参戦した作品のほとんどが参戦、Rから参戦した作品もあり。
00と劇場版エウレカとラムネ2期が初参戦。
このラインナップを見て多くのプレイヤーが「R作るならこの参戦作品でよかったじゃん」と思っただろう。
(前作Rは参戦作品が00年代中心のうえ、ライバル機が使えなかった)

参戦作品のラインナップによる期待。
前作Rの失敗による不安。
二つの思いが混じる中2011年1月に発売された。












やっぱり、失敗作でしたww

発売までに大した宣伝もしてなかったことやシステムや機体に関してもあまり公開されなかったことで、プレイヤーを不安にさせたがやはり失敗作でした。

以下、悪い点

  • 補給ポイント
今までの作品では武器を使いきると自動リロードされる仕様だったのが補給制となった。
しかし、この補給ポイントに行くまでが面倒なのである。

補給中は時間を使ううえに相手から攻撃される
補給中に防衛・護衛目標が破壊されて敗北

なんてことが起こるのだ。

  • 味方と敵の戦力差
今までと違い味方機体の攻撃力を強化できない
敵機の体力は高い。
中ボス以上は防御力も高い。
スピードダウンなどの状態異常攻撃を雑魚が使って来る。
状態異常を治すパーツはあるが、コストを増やさなくてはならない。

  • エリア外からの攻撃
今までの場合、自機が戦闘エリアを離れると自動でエリア内に戻され、敵は戦闘エリア外に行かない仕様だったが、
今作は敵がエリア外から攻撃してくる
だがこちらはエリア外に行けないため、射撃しか攻撃方法がない。

  • 難易度
ステージ中のミッションやシークレットユニット出現条件を1度のプレイで達成するにはマルチプレイ推奨
後半はマルチプレイでなければ何度もやり直しを要求される難易度である。

  • PS2版からの使い回し
戦闘BGM、一部の版権BGM、メニュー画面のBGMが2と3の使い回し。
敵機体もPS2版の使い回し
雑魚敵も各作品わずかしかいない。
ギアスや00に至っては敵機体が出てこない…。

  • 使用可能な機体
要領の都合からかなりのカットは予想されていたが、想像以上の内容だった。
以下主な内容

D-2、D-3、YF-21、クラン、紅蓮、百式、インフィニットジャスティスガンダム、ヒメブレン、エステバリス3人娘の3機、エンペランザなど多くのメインキャラの機体がリストラ=声すら出ない。
ダンバインのパイロットがショウ=マーベルリストラ。
刹那以外のCBメンバーが出てこない。
劇場版エウレカはニルヴァーシュのみ。
ラムネはカイゼルファイヤーのみ。
マクロスFはまたしても優遇(アルト、ミシェル、ルカ、オズマ全員使用可能)。
まさかのゲシュペンスト祭り
バリエーション違い換装形態合わせて15機も……。

  • 主題歌なし
1から続いた有名アーティストのタイアップはなしという作り……。

  • ストーリーがない
事前に告知されていたがストーリーそのものがない。
過去のシリーズでは作品の壁を越えた掛け合いがあったが、それがないために盛り上がらない。
ステージ上ではオリジナルキャラのオペレーターが喋るだけ。
他のキャラは攻撃などに対する台詞を言うだけという味気無いものになってしまった。
クロスオーバーもなく、かといって原作を忠実に再現するわけでもない。
好きなメカをぐりぐりと動かせるだけで充分嬉しいという訓練された者もいるが、アクション自体の爽快感は……。

これら悪い部分はごく一部である。


じゃあ何か良い部分はあるのか?こう思ったあなた方へ良い点も説明しよう

☆良い点

  • Rでリストラされた作品が復活

  • Rでは使えなかった一部のライバル機が使える
サザビーや夜天光、リボーンズガンダムなど

  • 操作がPS2版に近くなった
(ボタン数が少ないから無くなったアクションもある)

  • テンションシステムの廃止

  • カスタムサウンドトラック機能搭載
前作Rで数少ない良い評価だった機能は残った
主題歌を流すなり違うアニメや野球の応援歌や洋楽などなんでもあり
(これがないとやる気が出ない)

ざっと思い付くのは以上。



「もうやめて!ACEのライフはとっくにゼロよ!」
「MA☆DA☆DA」



冗談はほどほどにして正直に言うと、本作は大失敗作である。

買っても1人でクリアやサブミッションを達成するのにはかなりの技術と時間を必要とする難易度もある。

発売時期も
発売前…モンハン3rd、GOD EATER、
発売後…ファンタシースター、Gジェネ、DISSIDIA 012、テイルズ オブ ザ ワールドレディアントマイソロジー3
と発売前後にPSPで人気シリーズの新作が発売ラッシュだったこともあり注目度が低く、買ったら高難易度+手抜き感満載という有様。

発売日から某掲示板の本作スレはお通夜状態。
Rの件やなかなか見えない全貌から見えている地雷扱いされることもあったが実態は……突撃した諸兄には頭が下がる。
攻略Wikiはちょっとした情報しか更新されない有様であった。
各種サイトのレビューも5段階評価で1〜2がほとんど。

発売2ヵ月後の2011年3月現在で買い取り価格が1000円を下回る店も多数と、本作の評価が窺える。

  • 前年のACE:Rの不評に加え、本来のスパロボもミストさんで失敗したK
  • どこを狙ったかわからない学園
  • スペシャルディスクなのに本編並の価格だったZスペシャルディスク

と、立て続けにファンの期待を裏切ったスパロボ(参戦作品がサプライズ連発のNEOや隠れた名作のLもあるが)なだけにまたしても期待を裏切られてしまった(元々期待は低かったが…)


以上のような背景から参戦作品に釣られて買うのは気をつけるべき作品である。
人気シリーズA.C.E.の凋落は、キャラゲーは地雷という教訓をまた一歩真理へと近付けることになった。

KOTY民などのような好事家でなければ、人気作品を買う方がよっぽどマシである。





追記・修正は参戦作品に釣られた方からお願いします。



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  • リボーンズガンダム居たか?0ガンダムなら居たが -- 名無しさん (2013-11-03 23:23:28)
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