GGG

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GGG - (2013/12/16 (月) 16:57:05) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2013/12/15 Sun 21:14:09
更新日:2023/11/02 Thu 18:04:18
所要時間:約 20 分で読めます





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GGG(スリージー)とは『勇者王ガオガイガー』及び『勇者王ガオガイガーFINAL』に登場する架空の防衛組織。
正式名称は『ガッツィー・ジオイド・ガード』。後半は再編され『ガッツィー・ギャラクシー・ガード』となる。

両者に共通するものはあふれ出る勇気に他ならない。


ガッツィー・ジオイド・ガード (Gutsy Geoid Guard)

EI-01落下事件の後、ギャレオンもたらした情報にもとづいて設立された日本国内閣総理大臣直属の対ゾンダー秘密防衛組織。
日本語では『勇気ある地球生命圏の守護者』、または『地球防衛勇者隊』。エンブレムカラーは金色。

活動拠点はGアイランドシティの宇宙開発公団ビル直下のベイタワー基地。
形式的には宇宙開発公団の一部門ということになっており、またスタッフ全員が表上の職業として宇宙開発公団に所属していることになっている。

組織は防衛部門と研究開発部門からなっている。

防衛部門は更に機動部隊、整備部、諜報部、参謀部の各部からなり、研究開発部門はR&Dの下に一般の研究部が置かれている。

対機界文明防衛の要となる組織であったが、発足当初はその存在をひた隠しにされていた。
またその存在が明らかになるにつれ、国会答弁などもなされるようになっていたが、
増大する出費やオーバーテクノロジーの独占、組織結成に際しての政府の独断等の問題を多く抱えており、
その立場は決して確固たるものではなかったと思われる。後にその技術を無償で各国に提供した。

オーバーテクノロジーの世界各国への公開に際して、日本政府は組織の拡大提案を国連に提出しそれに対する参加、協力を国連加盟国に要請する。

だが、突如出現した三体の原種の攻撃により破壊され、ヘキサゴンのみが分離し、衛星軌道上にあるオービットベースへと逃れた。
その後、オービットベース内で解散が宣言され、スタッフはガッツィー・ギャラクシー・ガードへと転属になった。


後のガッツィー・ギャラクシー・ガードもそうなのだが、隊員同士での通信手段はなんとポケベル(設定では2005年で子供も携帯電話を持っているのだが)。

ただ、これは設定の不備という訳でもないため、恐らく何らかの機密保持上の能力が備わっているものだと思われる
でも送信した言葉がゾンダーに改変されてしまったケースもあるため、そういった能力があったとしてもそれがあまり役に立っているとは言い難い。
要約:ゾンダーが出た→今日の昼食はハンバーグ(以下略

ただし「約束は光の彼方」では、宇宙開発公団のメンバーがEI-18のマイクロマシンが発する極超短波で操られる中、
ポケベルを所持していた一部のGGG隊員(護含む)は発せられる電波によって操られなかった。ちょうど体から離していた命は操られたけど。


【主要スタッフ】
ID5メンバーと、その血縁者が中心となっている。


獅子王凱
GGG機動部隊長。我らが勇者王にて浮気王。ゲーム版ではそれが顕著。

●卯都木命
GGG参謀部機動部隊オペレーター。
凱が高校時代から付き合っている恋人(凱の第一印象は変な女だったが)
彼の命がけの戦いを陰日向に支える。護や勇者たちのことを暖かく見守る姉のような存在。涙もろい性格だが芯は強い。

パスダー飛来時に起きた火災で両親と凱を喪い、傷心の日々を送っていたが、麗雄から凱がサイボーグとして蘇生したことを知らされ、凱の力になるべくGGGに加わる。
ファイナルフュージョンのプログラムドライブや、ゴルディオンハンマーのセーフティロックを解除するのも彼女の役割である。
毎回毎回保護用のガラス(または強化プラスチック)を叩き割るので、もうそれいらないんじゃないか、と視聴者から言われるのは日常茶飯事。

高校生の頃は新体操部に所属。カラオケでは演歌が得意分野だが、彼女自身歌はあまり上手くない。
また、少々嫉妬深く、凱が自分以外の女と一緒にいたり鼻の下をのばしてデレデレしていると抓ったりしている。

●大河幸太郎
宇宙開発公団総裁でありGGG長官。所沢出身の45歳、蠍座。
いかなる状況においても冷静に状況を判断する。凱たちからの信望は厚く、また彼自身も勇者たちに絶大の信頼を置いている。

ちょっとキザなナイスミドルで、色々承認する時に思いっきり叫ぶのが特徴。妻と二児の子持ち

ID5時代のコードネームは「ゴールドタイガー」。
チタンヘッド・ドライバーというゴルフクラブを用いた必殺技を持ち、ゾンダーに操られた公団職員を昏倒させてピンチを切り抜けたこともある。
PS版でもその強化版、フルメタル・ドライバーを披露したが、腕原種の前には通じず、EI-72の素体にされてしまう。
GGGの機動部隊の戦術は凱を指導した彼のもの。

GGG再編後は国連出向の身となり、機界新種戦後に公団に復帰。
木星での体験からザ・パワーの資源利用の危険性を提唱し続けていた。三重連太陽系に赴く際に、GGGに復帰する。
・・・GGGに所属してないのにガオファイガーのファイナルフュージョンプログラム無断で持っていたあたり、なかなかしたたかである。

●火麻激
GGG参謀にして戦術アドバイザー。45歳、蟹座。ゴジラモヒカン頭にメガネがトレードマーク。
マッチョな熱血漢で作戦は一見してみると大雑把であるが、長年培ってきた勘と経験によって裏打ちされたものである。
当初、護を子ども扱いしていた。ある意味普通の反応だが。

通信機をよく握り潰すので、ベストの裏に10個の予備通信機を持っている。最初から潰すなは命同様禁句。
サブミッションに造詣が深く、凱達にも伝授している。

「体は鍛えておけ!」がモットーで、劇中では肥満体の牛山を片手で抱えて走ったり、飛んだりという荒技を見せ付ける。
ゴルディーマーグの超AIのモデルになった際は、かなりの負担がかかるはずだったが、何事も無かったかのように翌日から通常任務に就いている強靭な体力の持ち主。

ID5時代のコードネームは「シルバーピューマ」。IDスーツ着用時には、モヒカンにもプロテクターが装備される。
これをブーメランのように飛ばす技としてIDブーメラン(通称モヒカンスラッガー)という技がある。装着シーン見ていればわかる通りウルトラセブンが元ネタ。

参謀にもかかわらず凱に教えたのは格闘戦の技術である。GGGらしいというかなんというか。

●スワン・ホワイト
GGG研究開発部オペレーター。乙女座24歳。麗雄の助手も勤める。
世界各地の言語に精通しているが、肝心の日本語は英語混じりで怪しい。

プロポーション抜群の美人だが、茶目っ気たっぷりな面もあり命とも良き友人。
一度だけ命に代わりファイナルフュージョンのプログラムドライブを行ったこともある。

機界新種戦後はアメリカGGG宇宙センターに転属したが、のちのクーデターで大河、雷牙、スタリオンと共に戦列に復帰した。

●猿頭寺耕助
GGGチーフオペレーター兼諜報部所属オペレーター。27歳。頭脳明晰でGGGのメインコンピュータセキュリティを開発。
組織の一員としては不衛生な風貌によれよれの制服とボサボサの髪がトレードマーク。でもIQは300。

ボルフォッグの直属の上司のような存在でもある。戦闘ではゾンダーの解析を担当。
優秀なのだがワーカホリック気味であり、自身のことには少々だらしがない。
事実、自宅にはほとんど帰らずベイタワー基地内で実質暮している状態である、本人曰く「ここはよく眠れる」らしい。

劇中では明言こそされていないが、かなりの競馬マニアらしい。亡き父は大河や火麻の戦友だった。

●獅子王麗雄
70歳。獅子座のA型。GGGエグゼブティブスーパーバイザー&研究開発部部長。凱の実父。
世界屈指のスペーステクノロジーの権威であり、世界十大頭脳の一人に数えられている。
イタズラ好きな性格だが、息子を思う心は誰よりも強い。妻である絆を木星探査船の事故で失っている。

年寄り扱いされることを嫌ってか、一人称は「僕」。

自作のジェット機能付きローラーシューズ・ジェットローラーを常時着用しており、嬉しい時は作戦中にも拘らず、ジェットローラーで飛び回る。

木星決戦にてムラクモで単独出撃し、クラインスペースからの脱出方法を見つけ出し、脱出後もムラクモで情報収集を行う。
そのとき数が一つ足りず、その原種(心臓原種)が木星にいることに気付くが、その直後に翼原種の攻撃で機体が木星に墜落して大気熱によって大破したことで殉職する。
しかし、彼の意識ははザ・パワーの中に取り込まれ、同じく取り込まれた絆と再会。ザ・パワーを勇者ロボ軍団に与えた。

木星決戦後、麗雄の葬儀が行われ、形見のジェットローラーも墓に備えられた。

●牛山一男
GGGメカニックオペレーター。牡牛座O型、22歳。
勇者ロボや各ツールのメンテナンスを行う。優しい性格であまり目立つ行動はないが、勇者を影から支える縁の下の力持ち。

愛称は「ウッシー」四人兄弟の長男で、末弟の末男は護の同級生。
ミリタリーオタクで植木を育てるのが趣味。メインオーダールームの木々は整備部である彼が整備している。

ガッツィー・ジオイド・ガードが秘密組織だったにも関らず、弟たちに組織のことを話すなどと、機密には非常に疎い。まぁ、それで護が助かっている場面もあるけど。
でも牛山次男の学園祭の時に、ミラーコーティング処理された鏡を用意したのはさすがにやりすぎな気も・・・。

●天海護
カモメ第一小学校三年一組在籍。天秤座、O型。GGG特別隊員。
親譲りの歓喜時に「うわっはあ!」と言うのが口癖。成長したFINALではあまり言ってないけど。

ゾンダーの存在を感知。ゾンダー核を元の人間に戻す「浄解」を使うことができる。
この時には、緑色の光を放ち、髪が逆立ち光の翼が発生する。さらに飛翔能力も使用でき、Gストーンの動力率を上げ、また宇宙服なしでも宇宙空間で活動が可能となる。
強力な念動力を有し、様々な奇跡をGGGにもたらした。


【主要設備】

  • ベイタワー基地
ガッツィー・ジオイド・ガードのすべての活動を管理統括する本拠地。
東京湾中央部に位置する人工島でGアイランドシティの中心部宇宙開発公団タワーの直下に位置する。(推進80m)
ちなみに広義にはGアイランドシティ全体をさす。(この街全体が基地のようなものなので)

ベイタワー基地は四つの区画から構成されている。
地表部分であるGアイランドシティからなる「Aライン」、ヘキサゴンとそれを含むバリアリーフからなる「Bライン」、
機動部隊緊急出動用海底道路網と物資搬入路などからなる「Cライン」、メイン動力炉と食堂、リフレッシュルームなどの福利厚生施設群からなる「Dライン」である。

基地内で消費される電力の全てはDライン最下層のメイン動力炉で行われ、また物資等はCラインを経由して主にAラインから搬入される。
機界31原種襲来の際、巨腕、鉄髪、顎門の三原種の攻撃によって宇宙開発公団タワーごと潰滅した。
いまなおこのベイタワー基地再建の目途はたっておらず、オービットベースに全システムが移行したこともあって事実上放棄されたままとなっている。

  • ヘキサゴン
宇宙開発公団タワーの直下に位置するベイタワー基地の機能中枢。
文字通り六角形のフロアで、各エリアからエリアへの連絡路であると同時にメインオーダールーム、ビッグオーダールーム、GGGメインコンピュータルームを有し、
大河幸太郎長官の下、GGGバリアリーフの6つの機動要塞群を指揮、統括する。また各エリア間のネットワーク管理もここで行われる。

メインオーダールーム及びビッグオーダールームは大河総裁の開発公団総裁室がそのまま下がり、
さらにメインオーダールームが機動部隊のいるビッグオーダールームに下がる仕様となっている。そのため上が襲われた場合に下に避難することも可能。

緊急時には基地から分離、大気圏外まで飛行可能な緊急脱出モジュールとしても機能する。
原種のベイタワー基地攻撃に際して、唯一ウルテクエンジンで脱出を果たし、衛星軌道上にあるオービットベースに収容された。

  • エリア
ベイタワー基地は六基の機動要塞を備えているが、この機動要塞群がベイタワー基地の中枢「ヘキサゴン」と連結している状態では、
これらの機動要塞群を「エリア~」と呼称している。激化する戦いにおいて凱が武装強化を考えたが、結局行われず後のスサノオへ生かされた

•エリアⅠ 三段飛行甲板空母
GGG機動部隊所属。磁力反発式射出装置『ミラーカタパルト』を2基、ギャレオンルームを装備。劇中最も出撃回数が多い。
飛行空母のため飛行機能以外の殆どのスペースがミラーカタパルトデッキに割かれており、機動部隊及び各ツールの輸送、作戦領域への射出を専門としている。
そのため強襲揚陸補給船に行動範囲、機動性で勝る分、輸送容量で劣っている。

EI-01戦では、内蔵ミラーを放出してレーザー攻撃を狂わせる活躍もしたが、
原種の最初の侵攻が行われた際、ガイガーとガオーマシンを搭載して出撃した直後、原種の攻撃を受けて破壊されてしまう。
ガイガーとガオーマシンはEMトルネード内にいた為、無傷。

•エリアⅡ 強襲揚陸補給船
GGG機動部隊、整備部所属。勇者ロボ級の質量も発射できる爆裂射出カタパルト装備の巨大補給船。
起動時は二つ折りの船体を前後に展開させる。乗っている隊員たちの地獄さは劇中もちろん描写されませんでした。

機動部隊の各種ツール、物資などの輸送を担当しているため、各ツールを迅速に現場に到達させるための爆裂射出カタパルトを船体中央に装備している。
また勇者ロボの格納庫であり補給物資、各種ツールを収納するメタルロッカールームを備えている。

行動可能範囲や機動力で三段飛行甲板空母に劣るが、輸送可能な物資量は遥かに多い。
また水陸両用整備装甲車にはやや劣るものの、メタルロッカールーム内には機動部隊の整備、補給、応急修理などを行なう様々な設備が設けられている。

原種の攻撃でベイタワー基地ごと破壊された。最高速度:80km/h

•エリアⅢ 弾丸X
GGG研究開発部所属。弾丸の名称の通り、1回の出撃で一度しか使用できない。

大変危険なシステムであるためにあらゆるシステムから独立し、
起動スイッチとなる麗雄のデスク両サイドのディスプレイは、保護ガラスとガムテープにより厳重に封印されている。

発射時にはヘキサゴンが回転、巨大な撃鉄で発射する。
Gストーンのエネルギーを急激かつ急速に限界以上に高める為に用いられるもので、
強大なエネルギーを持つ相手に対し、そのエネルギーを越える、又は対消滅させる目的で生み出された。だが使用者の命も奪いかねない禁断の切り札でもある。

一度はEI-23、24戦で使用されそうになったが、EI-01戦で最終兵器となった。(これ以外にもボルフォッグが凱に対して使用しないことを願っていると話していたりした)

活性化まで1分かかる為に、使用時は護衛が必要となる。基本的には一度発射されたものは、そのまま廃棄するらしい。
全長:200.0m、全高、重量、最大出力:機密。

•エリアⅣ 水陸両用整備装甲車
GGG整備部所属。移動整備工場。作戦完了後や現場で行動不能になった機動部隊を回収する。
大型のクレーンアームを装備しており、ガオガイガーや超竜神をも持ち上げることはおろか
マーグハンド、ゴルディオンハンマー、ディバイディングドライバーを同時に装備したガオガイガーをも容易に回収することが出来る強力なパワーを持つ。
だが大部分を修理、回収を追求した結果、飛行能力を設けることができず、無限軌道で移動することになる。道路が毎回、洒落にならないサイズで穴ぼこがあく。
同時に全体の質量が大きく武装を施されてはいない。

戦闘後のガオガイガーのフュージョンアウトもこの内部で行われている。

原種の攻撃では一番最初に破壊された。
全高:51.0m、全長:205.0m、重量:200,000t、最大速度:80.0km/h

•エリアⅤ 多次元諜報潜水艦
GGG諜報部所属。情報潜水艦。サテライトサーチ機能を搭載している。ボルフォッグとの連携により機動部隊への情報支援を行う。
メインコンピューターから完全に独立したコンピューターシステム多次元コンピューターを備え、情報収集と隠密性能に優れるエリア及び施設でもある。
唯一攻撃手段である魚雷を装備するが、あくまで自衛程度。小型偵察機フライ1、潜水艦マリン1を搭載。

EI-27戦で自爆、自沈する。

•エリアⅥ 三式空中研究所
GGG研究開発部所属。試験的にウルテクエンジンを一番初めに搭載された施設でもある。
外見は飛行船に酷似しており、名前通り、ここで敵の回収したサンプルの分析、解析や、それに合わせた勇者ロボの強化プランの開発、作成等を行う。

様々な研究セクションがある重要エリアにより発進及び出入りには麗雄の許可が必要。
原種の攻撃で破壊されたものの、ウルテクエンジンは後の原種大戦に於いて、これらに使われた装備の中で一番活かされる事になった。




ガッツィー・ギャラクシー・ガード(Gutsy Galaxy Guard)

原種の出現により壊滅したGGGを再編した組織。
地球防衛会議によって国連直属となり活動拠点は衛星軌道上のオービットベースに移行した。
スタッフは基本的に旧GGGからの引継ぎだが、ゾンダー事件の縁による新規参入のスタッフもいる。
日本語では『宇宙防衛勇者隊』。エンブレムカラーはGストーンのようなグリーン。

秘密組織であった旧GGGから、国連直属の防衛組織となったために世界にその存在が公開されている。
その性格上、政治的紛争や軍事的制裁に出動することは禁じられており、主にバイオネットなどの国際犯罪組織の大規模な破壊活動に対応して運用される。


【主要スタッフ】
基本的に旧GGGのスタッフが主体だが、旧GGGに以前から協力していた組織の人間も参加している。

●獅子王雷牙
75歳、蛇使い座。アメリカに在住する麗雄の兄。新生GGGでは弟同様にスーパーバイザーとして活動。
弟同様、世界十大頭脳の一人で、アメリカ国防総省で機界文明に対抗すべくマイク・サウンダースシリーズを開発した。

自作のジェット機能付きスケートボード・ジェットボードを乗り回す。
麗雄とは似た者兄弟ということもあってか子供じみたケンカが絶えずにいる。
仲自体は非常によく麗雄の詩には深く悲しみ、墓参りの際には形見のジェットローラーを自身の手で備えた。

非常に優秀な科学者ではあるのだが、私生活には多分に問題があり、ルネを始めとして、世界中に7人の妻と28人の子供、3人の孫がいる。
その女癖の悪さから、自業自得ではあるが、弟の麗雄からは軽蔑され、子供達からは酷く憎まれている。
しかし、雷牙本人は子供たちを等しく愛しており、ルネに至っては自らの身を省みず、彼女を救い出そうとしたこともある。

弟の死後は2代目スーパーバイザーとなり、ガオファイガープロジェクトに大きく関わった。アメリカGGGに転属するが、三重連太陽系に赴く際にGGG本部に復帰した。

●スタリオン・ホワイト
アメリカ航空宇宙局勤務の雷牙の助手で、スワンの兄。27歳。後に雷牙博士と同じく新生GGGに所属した。妹と同じく英語交じりの日本語を話す。

マイク・サウンダース13世の超AIは彼の人格がモデルとなっており、この人格コピーの際の負担で、急激に痩せてしまったとか。
原種大戦後、GGGアメリカ宇宙センターに妹、雷牙共々転属していたが、クーデターの際に再び戦列に参加する。

●野崎通
竹村拓北海道にあった大型粒子加速機イゾルデの研究所長で麗雄の教え子。35歳。
ノーベル物理学賞候補でその探究心を突かれゾンダー化してしまった。事件後、GGGオービットベースのエネルギーシステム開発、イザナギのオペレーターに携わる。

犬吠埼実
かつてゾンダーにされたが、その縁でGGGオービットベースの生命維持システムの開発、スサノオのオペレーターに携わる。詳細は項目参照。

●平田昭子
人類初の重力制御システムを完成させるも完全な稼動には至らず、ゾンダーに利用され、自身もゾンダー化される。
事件後、GGGオービットベースの重力制御システム開発、カナヤゴのオペレーターに携わる。「私の理論は完璧です」が口癖で、これはGGG加入後も言っている。
『FINAL』では野崎・犬吠埼と共に地球圏に残留した。ゲームではどこぞの浮気王に口説かれた。


以下、機界新種戦後に加入した人物

●八木沼範行
対機界新種戦後の人事異動で宇宙開発公団総裁専任となった大河に代わりGGG第二目長官に就任した元防衛庁キャリア。
一回り以上年下の大河とは対照的に穏健な性格だが、堅実な指揮で難局に対処する。

『FINAL』1話ではファイナルフュージョンの承認に非常に時間をかけていたが、続く2話では「勇者の判断を信じる」と的確にゴルディオンハンマーの承認を下しており、
さらに3話でGGGが国連に抗命して三重連太陽系に向かう際には、自身へのクーデター加担嫌疑を覚悟の上で大河に指揮権を引き渡し、その行動を後押しをしている。
天下りだが、彼もまた勇者である。

●高之橋両輔
御殿山研究所所長。ナレーターとよく似た声を持つが関係性はない。(はず)
原種たちとは違う謎の生命体に肉体を乗っ取られ、特殊電波を使い世界中の男性達を行動不能にした。
その後、GGGの配置転換により三代目スーパーバイザーに就任する。実は麗雄・雷牙と共に世界十大頭脳に数えられる人物。

口癖は「98%」。しかし、三重連太陽系に向かう際のクーデター時には「100%無理」と言っていた。三重連太陽系には赴かず残留。

パピヨン・ノワール
シャセールからGGGフランスに転属した生体医工学者。ルネの数少ない友人の一人で、彼女のメンテナンスも担当。
地質学者ロリエ・ノワールの娘。配置転換によりスワンの後任としてGGG研究開発部オペレーターになる。


【主要設備】
  • オービットベース
未完成のスペースコロニー「アイランド2」を秘密裏に改装した宇宙基地で、4隻のディビジョン艦(ディビジョンフリート)が接続されている。
中枢部にはベイタワー基地から脱出したヘキサゴンを収容している。

全隊員の居住用の個室から保養施設まで全て整っている。
基地の動力系には勇者ロボ達と同様、GSライドを使用しているほか、敵の攻撃に対し、ガオガイガーと同じくプロテクトシェード展開による防御能力を持ち、反射も可能。

  • セカンドオーダールーム
オービットベースの中枢部。旧GGGのメインオーダールームの性質をそのまま受け継いだ新生GGGの司令室。
メインオーダールームよりも遥かに広大な空間に、野崎、犬吠埼、平田の三博士をはじめ、新生GGGの中枢メンバーが常駐している。


  • ディビジョンフリート
オービットベースより分離した機動防衛艦の呼称。通常は「ディビジョン艦」と呼称される。
オービットベース完成当時、オービットベースのディビジョンはⅠ~Ⅳまで、四基が確認されており、それぞれに日本神話の神々の名を与えられている。

  • ディビジョンⅠ 高速転槽射出母艦イザナギ
  • ディビジョンⅡ 万能力作驚愕艦カナヤゴ
  • ディビジョンⅢ 百式司令部多次元艦スサノオ
  • ディビジョンⅣ 全域双胴補修艦アマテラス

また完成はしたものの、諸々の事情によりオービットベースに接続されなかった幻のディビジョンⅤ、物質瞬間創世艦フツヌシが存在する。

上記のディビジョン艦はバイオネットのパリ破壊作戦、機界31原種との木星最終決戦、および対機界新種戦を経てカナヤゴを除く全てのディビジョンが破壊されてしまう。
その後、ガオファイガー・プロジェクトによって新たに3隻のディビジョン艦が建造された。

  • ディビジョンⅦ 超翼射出司令艦ツクヨミ
  • ディビジョンⅧ 最撃多元燃導艦タケハヤ
  • ディビジョンⅨ 極輝覚醒複胴艦ヒルメ

なおディビジョンⅥは無限連結輸槽艦ミズハであるが、その完成は大幅に遅れており、GGGクーデター事件により更に遅延した。
完成したのは護たちが三重連太陽系より帰還して以後の事である。

元々は名前から機動部隊やハイパーツールを始めとした物資輸送に特化した艦と思われるが、最終的には木星からザ・パワーを採取する目的で建造された。




『《追記・修正》発動承認!!』


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