CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン

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CNo.102 光堕天使ノーブル・デーモン - (2021/12/31 (金) 15:39:01) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2014/3/29(土) 1:40:00
更新日:2024/04/10 Wed 22:40:48
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カオスエクシーズチェンジ! 来るがいい、CNo.102! 光堕天使ノーブル・デーモン!


CNo.(カオスナンバーズ)102 光堕天使(アンホーリー・ライトニング)ノーブル・デーモンとはPRIMAL ORIGINで登場した光属性・天使族のエクシーズモンスター。

【効果・ステータス】
エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/天使族/攻2900/守2400
光属性レベル5モンスター×4
(1):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのX素材を2つ取り除く事ができる。
(2):このカードのX素材が全て取り除かれた場合に発動する。
相手に1500ダメージを与える。
(3):このカードが「No.102 光天使グローリアス・ヘイロー」をX素材としている場合、以下の効果を得る。
●1ターンに1度、このカードのX素材を1つ取り除き、
相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
その相手モンスターの攻撃力を0にし、効果は無効化される。


【概要】
バリアン七皇のドルベが使うカオスオーバーハンドレッド・ナンバーズである。
「堕天使」で「デーモン」であるが、闇属性でも悪魔族でもなく、グローリアス・ヘイローと同じ光属性・天使族。
確かに「デーモン」の原義は「守護者」であるため、「高貴な守護者」と解釈すると妥当な属性・種族と言える。
種族に関してはRUMとの兼ね合いだろうけど

【評価】
ランクアップ前と比べると

  • 耐性発動に必要な素材数が全てから2つに
  • 弱体化の数値が半減から0に
  • 素材がなくなったら1500バーンが追加
  • ダメージ半減効果が消滅

となっており、やや攻撃的な効果で強力になっている感じはする。


しかし欠点もある。

  • 耐性発動に使用する素材数が限定されたので、七皇の剣で出した場合のように素材が1つしかないと破壊耐性が使えない
  • グローリアス・ヘイローが素材にない場合は素材を使う効果が素材を2個使う破壊耐性しかないため、エクシーズ素材が奇数の場合、自分から素材を使い切れないのでバーンが出来ない
  • ランクアップ前は攻撃力0のモンスターに弱体化効果が使えたが、ランクアップすると攻撃力0のモンスターには弱体化効果が使えないのでどんな効果を持っていようがそいつの攻撃力が0なら無効に出来ない。

といった感じであり、扱いには注意したい。

グローリアス・ヘイローのエクシーズ素材を消費せずにランクアップすれば2回の破壊耐性を得られるが、
弱体化効果を1度でも使用してしまうと結局耐性は1度きりであり、そもそもパラディオスでおkなランクアップ元の問題点は全く克服できてない。
光属性レベル4×3のモンスターを素材にしてRUM使ったものが、単に光属性レベル4×2と効果が同等とはどういうことか。

破壊耐性を諦める場合なら、七皇の剣を使用すればグローリアス・ヘイローの特殊召喚のしにくさは無視でき、
弱体化効果使用後に即座に1500のバーンダメージが発生して弱体化したモンスターへの攻撃と併せて4400のダメージを見込める。
が、CNo.105 BK 彗星のカエストスも同程度のダメージが見込め、除去を兼ねている。
効果を無効化でき、カエストスと違いダメージ量が相手に依存しないため相互の関係ではあるものの、
七星の剣自体が発動タイミングを選べずエクストラに使いにくい進化元と共に2枠要求されることを考えると微妙かもしれない。


とまあここまででは酷評が多いものの、そもそもカオスオーバーハンドレッド・ナンバーズの中で採用率の高いものは
優秀な除去を持った101、高打点アタッカーであり銀河眼の一員である107くらいであり、
その他の連中は

103…コンボ性が高く、さらに汎用性であればランクアップ前の方が有用
104…こいつ自体は優秀だが、進化前の効果が貧弱でエクストラデッキを圧迫
105…同じく進化前が貧弱で、さらに除去効果が他のカードと重複しやすい
106…汎用性、出しやすさが優秀だが打点が低く、さらに七皇の剣とかみ合わない

とこいつとどっこいどっこいであり、どれも主に専用デッキの実での活躍である。
むしろ「BK」で採用「できる10のように、104と並んで「光天使」で活躍できる分だけよいのかもしれない。

余談だが、「ホーリー・ライトニング」と名がつくが、
「光天使」ではなく「光堕天使」なので、光天使サポートが受けられない。
ZEXAL放送終了後に登場した新規組でさえ、このカードを対象にしていない。
今後、仮に光天使サポートが出るとしたら光堕天使も対象になるように調整しなければならないだろう。
新規組が強すぎてこれ以上サポートが出ないかもしれないけどな

ちなみに当初このモンスターがアニメで初登場した際には「光天使」サポートを受けられてかつ「アンホーリー・ライトニング」であるような
さまざまな当て字が視聴者によって考えられていた。(「暗光天使」「闇光天使」「堕光天使」などなど)

結果はご覧のありさまだよ! (まぁ、オーパーツ同様コンマイ側も悪いとも言えなくはないのだが)


性能とは関係ない事ではあるがPRIMAL ORIGINでウルトラレアのため地雷扱いであった。
七皇の剣やデュランダル目当てで買ったデュエリストを絶望させた。
アジア版では仕様上シークレットレアも存在するが、同じパックには同じウルレアのNo.62 銀河眼の光子竜皇などの人気カードのシークレットも存在したため、それら目当てでアジア版を購入したユーザーの絶望は日本版以上であっただろう。

それにしてもグローリアス・ヘイローといいスカイ・ペガサスといいブックスといいドルべの使ったカードのOCG化はやたらと不遇である。


エクシーズ・効果モンスター
ランク5/光属性/天使族/ATK 2900/DEF 2400
光属性レベル5モンスター×4
このカードは「No.」と名のつくモンスター以外との戦闘では破壊されない。
このカードを「No.102 光天使グローリアス・ヘイロー」をランクアップして
エクシーズ召喚に成功した場合、以下の効果を得る。
●このカードのエクシーズ素材1つを取り除いて発動する事ができる。
相手モンスター1体の効果を無効にし、その攻撃力を0にする。
●このカードが戦闘またはカードの効果によって破壊される時、
このカードのエクシーズ素材すべてを取り除いて発動する事ができる。
このカードはその戦闘及びカードの効果では破壊されず、
このカードの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。


アニメ版はグローリアス・ヘイローを素材にしていないと、共通効果しか持たないとかいう酷い効果であった。
破壊耐性効果も素材全てを使い、その際に自身の攻撃力分のバーンダメージを与える効果になっていた。

OCGと比べ、パラディオス効果に「一ターンに一度」の制限がない他、
破壊耐性効果に使用する素材数の指定がなく、バーンダメージが大きいのは魅力的ではあるが、
グローリアス・ヘイローからのランクアップを使うしかないので非常に使い辛い。



【OCGでの活用法】
グローリアス・ヘイローを素材にしてる場合、弱体化効果で攻撃力を0に出来るので可能ならグローリアス・ヘイローからランクアップさせたい。
同時に揃えるのは難しい上、相手モンスターの攻撃力次第ではあるものの、
マシュマックやラグナ・インフィニティなどの効果と併用すればそれなりのダメージが見込める。
攻撃力を0にするのはノーブル・デーモンじゃなくてもいいとか言うな

ランクアップ前と同様にストイック・チャレンジを装備させ弱体化させたモンスターを攻撃する事で
最低でも(2900+600)×2=7000のダメージが見込める。
つまり、素材が2つ以上残っていれば1kill可能である。

同じ弱体化効果を持つパラディオスは一度に素材を使い切ってしまうため、この点で一応差別化出来る。

また、七皇の剣で出した場合でも、
弱体化効果使用、ついでにバーン

CX 冀望皇バリアンを重ねる

効果使用、墓地のホープorシャーク・ドレイクをコピー

ホープレイかホープONEorシャーク・ドレイク・バイスを重ねる

ストイック・チャレンジ装備、弱体化モンスター攻撃
と繋げれば、
一番攻撃力の低いホープレイでも(2500+600×2)×2+1500=8900なので
1kill成立
手札消費僅か2枚で召喚権も使わないので失敗も恐れずに1killを狙える。
ノーブル・デーモンの1killじゃなくてホープ・シャークドレイクの1killじゃ?だって?知ら管。

墓地にホープやシャークドレイクがいなくても、

七皇の剣でCNo.102、効果使用。1500バーン。

ガイドラを重ねてストチャ装備。

弱体化モンスター殴る

で1500+(2600+600)×2=7900
と、ほぼ即死級のダメージが入る。
こちらの方がエクストラを圧迫せず、あまりデッキを選ばず使えるので汎用性は高い。

また、弱体化効果を諦めるならアストラル・フォースを利用して機装天使エンジネルからランクアップすれば、
素材の数の関係から破壊耐性とバーン効果がほぼ同時に発動出来るので使いやすい。

同ランク・属性・種族の始祖の守護者ティラスの方が汎用性が高く扱いやすいが、
こちらは元々のステータスが高い。状況に応じて使い分ければいいだろう。大抵ティラス優先だけどね


バーン効果自体は他のカードの効果やコストで素材がなくなっても発動するため、
鬼神の連撃で2回攻撃可能にした状態でダイレクトアタックに成功すればバーン含めて1500+2900×2=7300 ものダメージが入る。

リミテッド・バリアンズ・フォースであれば同じコンボが可能なジェムナイト・パールさんからランクアップできるので
【Oni-Gami Combo】デッキを作ってみるのも悪くは……ノーブル・デーモンの個性の2/3が無駄になってないかって?
……知らん、そんなことは俺の管轄外だ。


またガガガガンマンの効果で800ダメージ与えた上でリミテッド・バリアンズ・フォースで
ランクアップから繋げれば合計8100ダメージで1kill成立 と言った使い方も出来る。


ただ、このコンボは上記のストイック・チャレンジと相性が悪いので併用はオススメしない。
あと、リミテッド・バリアンズ・フォースを採用するならランク4がメインになるため、
ランク3のエンジネルと併用する際、それらとの兼ね合いも考えなければならない。

リミテッド・バリアンズ・フォースには他のランク5のCNo.を出すことも出来るので数ある戦法のひとつとして加えておくのもいいだろう。
他のランク5のCNo.が強いからそっちだけで充分とか禁句な


以上のように、他のカオスオーバーハンドレッド・ナンバーズと比べると単体としてのカードパワーは弱いが、
天使族である点を生かすなどの、コンボ前提の運用が求められる技巧派なカードだと言える。


【作中の活躍】
アニメZEXALIIの「ドロワvsドルベ」戦で初登場。

RUM-七皇の剣によってグローリアス・ヘイローからカオスエクシーズ・チェンジされ勝負を決めた。
デュエルの描写が省かれたため、効果の詳細は不明だった。

「ドルベ・メラグvsベクター」戦でも同様にRUM-七皇の剣でカオスエクシーズ・チェンジされ、
自身の効果でNo.43 魂魄傀儡鬼ソウル・マリオネッターの効果を無効にし、
CNo.103 神葬零嬢ラグナ・インフィニティの効果を誘発した。が、ドルベがメラグを庇って敗北したため、そのままベクターの手に渡った。

「ナッシュvsベクター」戦でベクターがカオス狂宴の効果で効果を無効化してエクストラデッキから特殊召喚。
ナッシュの場にあったCNo.101 S・H・Dark Knightを戦闘破壊した。

その後はナッシュにコントロールが移ったり破壊されたりしたが、
最終的にRUM-千死蛮巧(アドマイヤー・デス・サウザンド)の効果によって蘇生されてレベル6扱いとなり、
CNo.5 亡朧龍カオス・キマイラ・ドラゴンのエクシーズ素材となった。

その後はドン・サウザンドを介してナッシュの手に渡り、
「遊馬vsナッシュ」戦でナッシュが七皇の双璧で特殊召喚し、CX 冀望皇バリアンのエクシーズ素材となった。

その際、このカードの効果で遊馬のホープの攻撃力を0に(剣を破壊した)し、
同じく素材となっていたラグナ・インフィニティの効果とのコンボも決めた。

ちなみにこのカードの効果を発動した時だけ、ドルベとナッシュがハモりながら効果説明しただけでなく、口上まで述べた。
また、「遊馬vsナッシュ」戦でナッシュが使用した「七皇の双璧」と「オーバーハンドレッド・カオス・ユニバース」のイラストにこのモンスターが描かれている。


アニメ版テキストに関する小話

アニメのノーブル・デーモンの効果テキストの中には、劇中で結局使われなかったこの効果がある。
●このカードが戦闘またはカードの効果によって破壊される時、
このカードのエクシーズ素材すべてを取り除いて発動する事ができる。
このカードはその戦闘及びカードの効果では破壊されず、
このカードの攻撃力分のダメージを相手ライフに与える。

が、OCG的な目線で見るとちょっとおかしな書き方になっていることがわかる。
それはこの部分。

戦闘またはカードの効果によって破壊される時、
このカードのエクシーズ素材すべてを取り除いて発動する事ができる。

OCGにおいて、破壊されるタイミングで有効になる効果はいくらかあるが、それらは全て永続効果であり発動のプロセスは踏まない。
このアニメ版テキストや、ZEXALのみならずDMの頃からARC-Vに至るまで、度々言及される「破壊を無効にする」という処理、アニメDMで闇マリクが使用した「歓喜の断末魔」の存在からすると、恐らくアニメのルールにおいてはOCGと異なり、
  1. モンスターを生贄に捧げる
  2. モンスターが破壊される
これらのタイミングでチェーンブロックが発生していると思われる(ARC-Vでユーゴが使用した「奇跡のクール・ミラー」は明らかにこのルールを前提としたカードである)。

このカード以外にも度々出てくる「破壊を無効にする」カードは、このルールに基づいたものだろう。

追記・修正は魂となったあと親友と共にお願いします。


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