ドン・サウザンド

登録日:2014/01/27 Mon 20:18:04
更新日:2024/04/03 Wed 00:49:39
所要時間:約 29 分で読めます


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1000 ある意味最大の被害者 おい、デュエル・・・してるだと・・・? おじさん お菓子がないならパンを(ry だいたいこいつのせい なぁにこれぇ はいはい インチキ効果もいい加減にしろ! カオス カードは書き換えた セミおじさん→イケメンおじさん チート ドローゴー ドン・サウザンド ナンバーズ ヌメロン ヌメロン・コード ネタ ネタキャラ バリアン バリアン世界 ラスボス ルールは一応守る 全ての元凶 全部こいつのせい 史上最悪の『発動していた』 壤晴彦 宮本充 強敵 悲惨 我のせい 無敵 絶対悪 蓮華座 許さない 許さねえぞ! 追放者 遊戯王ZEXAL 遊戯王のネタ 遊戯王ボスキャラ 遊戯王登場人物項目 黒幕



我が名はドン・サウザンド………


ドン・サウザンドとは遊戯王ZEXALⅡの登場人物。

CV:壤晴彦


概要


遊馬への復讐に燃えるベクターによって目覚めさせられた、バリアンを統べるバリアン世界の創造神。
数千年前の太古の時代には神としてバリアン世界に存在していたが、アストラルとの戦いに敗れバリアン世界へ封印されていたという。

その後長きにわたって伝説として語られていたが、遊馬に敗れ復讐に燃えるベクターが、
バリアン世界の真紅に染まった「悪意の海」の底の海底火山にて眠りについていたドン・サウザンドを目覚めさせた。
劇中では力を与えることを条件にベクターの心臓そのものとなり、遺跡に隠された封印のナンバーズを集めるようにベクターに命じた。


性格


性格は神らしく傲岸不遜にして尊大。
自分以外の全てを使い捨ての駒としか見ていないかのような非情さを持ち、バリアン世界の精鋭であるバリアン七皇の存在もドン・サウザンドにとっては己を復活させるための道具兼餌程度の存在価値しかない。
そしてそこ経歴からアストラル世界そのものを忌み嫌っている。

だが同時に恐ろしく狡猾かつ慎重で、その用心深さから自身の計画や存在が発覚するのを忌避してか積極的に表に出ることを嫌う。
加えて将来的に起こりうる出来事を予見するずば抜けた慧眼を備えており、さらにその予想に沿うように計画を立て、策謀を一つ一つ地道に進め、状況をコントロールする洞察力と我慢強さも併せ持つ。
この我慢強さは相当なもので、数百年単位でひっそり策謀を巡らせることを何ら苦としていないほど。
そして恐ろしいことに、彼が企てた策謀はその殆どが劇中で成功あるいは成就している。


活動


ベクターの命を代償に長い眠りから蘇った彼はベクターの精神内に憑依。
彼のボロボロになった体を完全回復すると一体化を果たし、ベクターほかバリアン七皇達に「自らを完全に目覚めさせる鍵」として、遊馬たちの世界に存在する「7つの伝説のドラゴンボールナンバーズ」を回収するよう命じるのだった。

遺跡巡りという名の遺跡のナンバーズ争奪戦の様相を成してきた時期ではまだ、アストラルもかつて封印したドン・サウザンドが目覚めた事実を知らなかった。

やがて遺跡のナンバーズ回収が一通り決着し、バリアン世界の塔の頂にある玉座へとベクターを導くと、
遊馬とアストラルに敗北したNo.96をベクターの身体を介して吸収するが、この際ドン・サウザンド側にも記憶が蘇る描写が見られた。
分身であるNo.96はアストラルと同じくドン・サウザンドの記憶でもあったらしい。

そして玉座へやって来たベクターの身柄を触手プレイで拘束すると、
100万枚の偽りのナンバーズをばら撒き、人間世界の悪を増幅させることでバリアン世界と一体化させ、自らの力の増幅を謀る。
さらにベクターを介して、ハエとなったMr.ハートランドを元に戻し、さらなる力とカードを与え遊馬の元へ差し向けた。

その後遊馬たちがMr.ハートランドを撃破し、アストラルがドン・サウザンドの影を感じ取ったのと時を同じくして、
ナッシュとメラグがバリアン世界へ帰還を果たしたことでバリアン世界からの侵略が本格的に始まると、
ベクターを通じてバリアン七皇を操り人間世界への侵攻を開始する。

この時、高みの見物のみで何もしないベクターに対して詰め寄るギラグとアリトをベクターの呼び掛けに応じて洗脳した。



過去・目的



実際のところ、ドン・サウザンドが何者であったかということは作中でも明示されてはおらず、
「元はアストラル世界の住人だった」「アストラル世界から追放されたカオスが具現化した存在」など、視聴者の間でも様々な解釈がなされている。
少なくとも人間とかではなく、劇中のセリフからアストラル世界で生まれた存在であることはほぼ確定している。*1

そんなドン・サウザンドの目的は、登場当初から一貫して「アストラル世界の滅亡」ただ一つである。
アストラルの消滅直後、ベクターに今後の動きを語った際には、


力だ! 我にはもっと力が必要なのだ! アストラル世界を滅ぼす力が!!


と、珍しく感情的にまくし立てており、相当な執着があることがうかがえる。
また、No.96が大暴れして三つの世界が崩壊しかけた時にも、「アストラル世界さえ消滅すれば我の目的は果たされる」と語っている。アストラル世界が滅ぶのならば、バリアン世界が消えてなくなろうが関係ないらしい。

劇中で提示される情報を総合すると、おおむね次のような出来事が起きていたことが読み取れる。
アストラル世界はさらなるランクアップを目指してカオスを切り捨て、そのカオスがわだかまってバリアン世界が誕生した。恐らくはこの「原初のカオス」こそがドン・サウザンドその人であり、自らを追放したアストラル世界を破壊しようと目論んだらしい。

これを阻止するべく、アストラル世界から刺客として送り込まれたのがアストラルであり、彼を相手に数百日にわたる死闘を繰り広げ、最終的に相打ちになる形で敗北。
アストラルの力と記憶の半分はこの時に50枚のナンバーズとなって散逸、彼自身の存在も二つに分離。さらにドン自身の記憶の一部もアストラルに残留した上で巻き込まれて飛び散り、ナンバーズ化してしまった(これがNo.96である)。
そして、ドン・サウザンドの力は7枚のナンバーズに宿り、地上の賢者たちのもとに宿ることとなった。

だが、ドンは戦いの中で己の敗北を予見したのか、決着がつく前に復活のための布石を打っていた。
この時点では単に自身の意識を分身として世界各地に配置したのみであり、アストラルに敗れた本体はバリアン世界に逆戻り、悪意の海の底に封印された。

その後、分身を使ってドルベ、アリト、ミザエル、喜楽壮八(ギラグ)、メラグの周囲の人物を洗脳して裏切らせる・冤罪を負わせる・迫害させるなどして追い詰め、人間達に対し「恨み・憎しみ・怒り・悲しみ」といった強い負の感情を抱かせたまま死亡させる。
その上で更に本人の記憶を歪め、本来強く高潔であり、アストラル世界に行くべきその魂がバリアン世界に渡るよう誘導。
こうしてそれぞれを人間達への強い敵対心・侮蔑の心を持たせたままバリアンに転生させる事に成功し、怒りと憎しみ、悲しみに満ちた偽りの記憶である「オーバーハンドレッド・ナンバーズ」を融合させて手駒とした。
作中での描写からそれぞれ、

  • ドルベ:ナッシュの救援に向かった帰路で(洗脳されたらしき)自国の騎士団に突然襲い掛かられ、味方に刃を向けられなかったドルベは愛馬マッハと共に無抵抗のまま惨殺される。
  • アリト:貧しい生まれから拳1つでのし上がったという「庶民の希望」の様な拳士であり、その国の王子とは闘技大会で優勝を争う盟友の様な間柄であったが、彼との決戦直前に(ドンの差し金による)冤罪をかけられ逮捕、民衆から罵声を浴びせられながら洗脳された王子の命によって処刑される。
  • ミザエル:龍神と心を通わせその地を護る勇者だったが、その地で起きた天災を「災害はあの悪龍の仕業である」とドンに吹き込まれた民衆により迫害を受ける。龍の無実を訴えるも聞き遂げられず、この混乱により守護の力が弱まったところを隣国に侵略され、龍と共に惨殺されその地も滅びる。
  • ギラグ:善政を敷き国と民を肥やし自身は節制に励む、知性ある優れた統治者だったが、私腹を肥やしたがっていた家臣がドンに洗脳を受け謀反を起こし、城と共に討ち死にする。
  • メラグ:ナッシュ王の妹にして海神を呼ぶ力を持った巫女であり、ベクターの国との戦争のさなか、ナッシュと国のため自身を生け贄に海神を召喚する。だが、それはドンの洗脳により誘導された行動であり、実質ナッシュを操る決定打となった。

・・・・・・と、残酷極まりない末路を迎えさせられている。
さらにこの時、本命としてポセイドン連合国の王であるナッシュと、その敵対国の王子であるベクターに目をつけていた。
ベクターの両親が死亡した際、その心の隙に入り込む形でベクターを洗脳、人格を根本から破壊・改竄。
侵略と破壊を喜びとする狂気の王へと仕立てあげ、ポセイドン連合国に差し向けた。

のちにドルベが凌牙に過去の歴史を語った際、「ナッシュとベクターの戦いに巻き込まれた魂がバリアン世界を大きく成長させた」と述べているが、これを信じたうえでドンの存在を絡めると、ベクターを使ってポセイドン連合国との戦争を拡大させ、その中で死した魂を自身の領域たるバリアン世界の拡大に使う……という絡繰りだったと思われる。

しかもこの一連の謀略において、ナッシュ自身には一切の干渉を行わず「メラグを筆頭に彼に近しい人物を操ることで、最終的に彼の魂が自分の意思でバリアンとなるよう導く」という念の入れようである。

かくしてバリアン世界はアストラル世界と比肩する規模まで大きくなり、七人の賢者たちはその歪められた死のままに七皇として転生。
ベクターによってナッシュとメラグが謀殺され、二人が神代兄妹として人間界に蘇るというアクシデント(計算のうちだった可能性が高いが)はあったものの、七皇たちに
  • 「ナンバーズを狩り集めてアストラル世界を滅ぼす」
  • 「そうしなければバリアン世界が滅ぶ」
という目的意識を植え付けたことで、本来「アストラル世界vsドン・サウザンド」だった対立形式が「アストラル世界vsバリアン世界」に歪み、ナンバーズをめぐる戦いが激化していくことになった。

もちろんアストラル世界側も黙っていたわけではなく、かつてドンを倒したアストラルを再び地上へ向かわせ、以前の激突で散逸したナンバーズを回収させようとした。
冒険家・九十九一馬にアストラルが一時接触し、皇の鍵を渡したのはそのルートを作るためだったと思われるが、
その過程で何かを知った一馬が「皇の扉」を絡める形でそれを改変、アストラルの半身たる遊馬のもとに向かわせた……というのが第一話直前までの流れだと考えられる。


その後



アストラルもまたドン・サウザンドが復活した事を知った事で、
バリアン七皇の裏で糸を引いているのがドン・サウザンドである事を突き止め、彼を倒してバリアン七皇との戦いを止めるべく遊馬と共にバリアン世界へ行こうとする。

しかしそこへ洗脳されドン・サウザンドの手先と化したアリトが行く手を阻み、
同時にアリトとの戦いの最中ついにドン・サウザンドの幻影が姿を見せた。

最初の登場から、主人公達の前に顔見せするまでおよそ半年以上である。どこのネオ・タキオンだ
この時は幻影に近い存在であったため、ライオンハートの攻撃であっさりと退場した。

こうして、ドン・サウザンドの力を初めて目の前で見せられた遊馬とアストラルは、改めてドン・サウザンドを倒そうと決意を新たにするが……


エリファスのハードル



バリアン世界の神であり、ZEXALⅡのラスボス的な立ち位置と目されていたドン・サウザンド。
しかし彼は背後でいろいろと考えてはいるが表には出さず、行動しているのはベクターな上、上記のことが判明した後、作中の人物や視聴者からこぞって
  • 「はいはいドン・サウザンドのせい」
  • 「これもドン・サウザンドって奴の仕業なんだ」
  • 「おのれドン・サウザンドぉおおおお!!」
などとネタにされてしまったほか、演技とはいえベクターに触手攻めされたり、燃やされたりと小物化が進行。

さらにそんな中で、遊馬はアストラル復活のためにアストラル世界に向かい、その総意たるエリファスとデュエル。
言ってみればドン・サウザンドの対極に位置するキャラであるが、その実力たるや凄まじいものであった。

詳しくは彼の項目を参照していただきたいが

『全てのドローがシャイニングドロー』
『RUMを連発』
『切り札は前人未到のランク13のエクシーズモンスター』
『オーバーレイ・ユニットとして吸収という最強レベルのデッキ破壊』

と、もうこいつがラスボスでいいんじゃね?という強さを見せ付けた。

しかもやっていることはシャイニングドロー以外ルールにのっとった普通のデュエル(リアルダメージ受けるが)なうえ、
使用カードも一部を除いて条件に見合った普通レベルのカードだった。

そのエリファスと対峙する遊馬もまた『ランクダウン』という普通だったらラスボスが使いかねない技を披露。

遊戯王恒例の心理フェイズもお互いに正論と理想を語り合い一歩も引かない熱いものだった。

まぁ、つまりエリファス戦がラスボス候補であるドンへのハードルを大幅に上げてしまったのである(ついでにいえば前作のラスボスZ-ONEもだが)。


来るべき最終決戦において、相対的に小物化が一気に進行したドン・サウザンドに演出面でこのインパクトを超えられるのか、
そういった面が注目されていた。


そしてバリアン世界との決戦の最終局面。
遊馬に対するアストラルのようにドン・サウザンドはベクターの影となって彼に力を与え、デュエルをサポートしつつ操り、
ナッシュとミザエルを除く他のバリアン七皇を次々に吸収させていく。

だが、始まったナッシュとベクターの戦いの中、人間時代の記憶を取り戻したベクターが反旗を翻す。


ば、バカな、ベクター!? 貴様がこれほどの力を!?

ベェェクタァァァァ―――……!!


あろうことか断末魔の叫びとともに焼き尽くされ、ベクターに力を取り込まれてしまい、ますます小物化が進行していた。


しかし……。








真ドン・サウザンド



バリアンの力を失いし身で、我に戦いを挑もうというのか。
神の力を取り戻した……この我に。

CV:宮本充

決戦の末ナッシュがベクターをデュエルで破ると、案の定「お前はもう用済みだ」と本体が出現。
ベクターを取り込んだ事で力を取り戻し、長髪の人間の姿へと変化した。
外見は金色の肌に赤の長髪、赤と青のオッドアイと額に真紅の目玉が存在する、異形ながらも神々しいイケメン。髪型的にはどこか遊馬にも見える。
瞳のない両眼はエナ達と同じものであり、彼が本来アストラル世界生まれであることを示している。また回想シーンの完全体は魔人形態であったことから、元人間の七皇を取り込んだことで自身の姿も人間に近づいたと考えられる。

デュエルディスクは瞳を模した形状の、これまた異形のデュエルディスクである。
なおCVはあのGXで十代に心理的に大ダメージを与えた佐藤先生

バリアン世界と地上世界を完全に融合させ、さらにバリアン世界にいた何十億もの魂を全て己に取り込んだことで、そのカオスの力は極限まで増大していた。
そんな中、月より帰還したミザエルがカイトの形見『No.100』を遊馬に託し、ドン・サウザンドにデュエルを挑む。

ついに訪れたドン・サウザンドのデュエル。
上述したエリファスのあげたハードルもあり、一体どんなとんでも戦略が始まるか注目されたのだが……


先攻は我がもらう。我のターン、ドロー! ……我はこれでターンエンドだ

なに? 何もせずにターンエンドだと!?


まさかのドローゴーである。

しかもOCGでの【ドローゴー】で行われる「ドロー、セット、ゴー」ではなく、MTGでの「ドロー、ゴー」である。

怪しむミザエルであったが、彼はタキオンドラゴンの力が使えないにもかかわらず、自分のターンにドラゴンを大量展開。
そしてそのドラゴンたちをリリースし、その攻撃力の合計分のダメージを互いに受ける魔法カード「竜皇の崩御」を発動。

バリアン七皇らしい自己犠牲精神の元に相打ちを狙い、ダメージが互いを襲ったかに見えたが……


竜皇の宝札? カードが変わっている!?


なんと発動した魔法カードが全く別の魔法カード「竜皇の宝札」に変化。
結果、ミザエルはそのデメリットによってわずか1ターンで敗北してしまうのであった。

簡単にまとめるとこんなである。いや本当に。


           /                〉   {
         /         |/   \ヽ/    、|
        {        |  //∠∨/   | |          あ…ありのまま 今 起こった事を 話す!
             |     |///⌒`⌒ 、  | |
            _|     |//        |   り         「私は 『竜皇の崩御』を発動したと思ったら
        |/⌒|     |∠≧x___,   _人  「              いつのまにか『竜皇の宝札』を発動していた」
        リ { |     ト、而八    迅フ |
          ト、 」  |   L.ノ丁´    刈             な…何を言っているのか、わからないと思うが
          |.小J  |   ├一'      _/ |  |                  私も何をされたのか、わからなかった…
          | i |  |  !    _  -  ∧ |
          | i |  |      、       イ_/  ;|           頭がどうにかなりそうだった…
          | i |  |     [/ >-r< ||  八            プレイングミスだとかイケてないんじゃな~いとか、
          |   ,xく|     |_    | \]K \ \            そんな安っぽいものでは断じてない
        __|厶く   |     「\\_) /|/|\   \         もっと恐ろしいものの片鱗を 味わったのだ…
=----‐‐      /\|    ;  \][ ∧|/| /\   \____
弖Zニ=-‐     /| i    |/⌒ヽ]/⌒|ノ    \    ` ---
     _彡   / | i    |    人  /  \  ≧=‐-





続く、ナッシュと遊馬の2人を相手にしたタッグデュエルで詳しい衝撃の真実が明かされる。

先ほどのデュエル、ドン・サウザンドはフィールド魔法「ヌメロン・ネットワーク」を相手のドローフェイズに発動、
さらにデッキからカウンター罠を発動していたのだ!


???「デッキからカウンター罠だと!? 汚ねえぞ!!」
???「汚ぇぞ!コラぁ!」
???「それ、ズルじゃん!」
???「おい、宣言しろよ」

つまり彼がやらかしたのは最悪の○○を発動していたである。ちなみにサルガッソと違いちゃんとドローカードにあった物らしく手札は減っている。

ヌメロン・ネットワークの効果によってカウンター罠の効果をコピーして相手の魔法を無効にし、
さらに発動条件を満たす別の魔法カードを相手のデッキから強制発動させていたのだ。

遊戯王のアニメや漫画のデュエルにおいて「既に○○を発動していたのさ!」は珍しくもないが、
同じ話の中とはいえ、決着がついた次のデュエルで説明が入るのは流石に初であろう。

カウンター罠のテキストを見ると分かるが、書き換え先のカードは相手のデッキの中のカードに限定されている。
つまり、ミザエルは自分でデッキに入れたカードで倒されたわけである。

ちなみにミザエルのこのカード『竜皇の宝札』の効果は以下の通り。
通常魔法
自分フィールド上のドラゴン族モンスターを全てリリースし、
自分はその攻撃力の合計分のダメージを受ける。
その後、リリースしたモンスターの数だけ自分はデッキからカードをドローする。
一見、ご都合主義と言われかねないデメリットを持っているが、
効果ダメージのデメリットはⅢ&V戦で散々使った効果ダメージ対策の罠カードとシナジーしており、本来はそれらとのコンボを意図した構築である。
ドラゴンを展開→竜皇カードでリリース→発生する効果ダメージは罠カードで潰し、さらなる展開のとっかかりとする、というコンボが本来の想定。

が、後攻1ターン目だったばっかりにメタカードが使えず、彼はそのデメリットのすべてを受けることになってしまったのである。



そしてドンが使用するカードは、名前の通りヌメロン・コードの力を持つ「ヌメロン」と名の付いたカード。

本来、ヌメロン・コードは地上のどこかに隠されており、その在りかが示されている100枚のナンバーズを集めなければ
見つけることも起動することすらもできないはずなのに、何故その力を使用できるのか……


答えはすごい簡単。






たしかに、ヌメロン・コードの所在はまだわからぬ。



そこで我は、地上世界をバリアン化させ……この世界ごとヌメロン・コードの力を取り込んだのだ。






そう、人間世界を丸ごとバリアン世界と融合させることで、自分の支配下に置いたのである。



まるで「金庫が開かないなら、金庫ごと持ってけばいいじゃない」という泥棒のように
まるで「宝が見つからないなら、ある場所ごと買い取ればいいじゃない」という金持ちのように
まるで「シングルで売ってないなら、スターター買えばいいじゃないw」というベクターデュエリストのように
まるで「あの会社のMSの技術手に入らないなら会社ごと傘下に置けばいいじゃない」というどこぞのロボットアニメの変態腹黒企業のように


偽ナンバーズをばら撒いて地上世界をバリアン化させた真の狙いはこれだったらしい。
合理的だがなんという力技……

ただし、所在が分からないのは変わらないため、直接の起動は当然ながらできず、そのためにヌメロン・ネットワークを張り巡らせていたようだが。*2


まさに世界の運命すら御する力をもってミザエルの力までも取り込んだドン・サウザンド。
漆黒の肌に金の長髪という外見*3に変貌した彼は、バリアン七皇最後の1人たるナッシュを取り込んでアストラル世界を滅ぼすために、
遊馬とナッシュがデュエルで受けたダメージがそのままアストラル世界へ降り注ぐというトンデモルール(でも自業自得じゃね?)のもと、遊馬とナッシュの2人と3つの世界を賭けた最終決戦を開始したのであった。

『ヌメロン・リライティング』シリーズで遊馬とナッシュの展開を翻弄しつつ、ヌメロン・ダイレクトによって4体のゲート・オブ・ヌメロンを同時召喚。
4体がそれぞれ攻撃する事で、1000→2000→4000→8000と攻撃力を上昇。バトル終了時には4体全部が16000
シンプルながらに恐ろしい攻撃性能で攻めるものの、その攻撃は遊馬とナッシュに防がれてしまう。

しかし、このゲート・オブ・ヌメロンさえもただの通過点に過ぎなかった。
ゲート・オブ・ヌメロンの攻撃力を上げた後、新たなカオスナンバーズ《CNo.1 ゲート・オブ・カオス・ヌメロン-シニューニャ》を召喚。
戦闘ダメージがダメなら効果ダメージだと言わんばかりにドン・サウザンドはこのシニューニャの効果を発動。
攻撃力2000のシニューニャ+16000のゲート・オブ・ヌメロン×3の、累計50000のダメージにワンショットキルを敢行。
桁が間違ってるような気がしてくるが間違ってない。5万バーンです。

5万バーンをフィールド魔法破壊で阻止されるものの、ドン・サウザンドの優勢は揺るがる事は無かった
シニューニャを乗り越えた先として、自身の切り札《CNo.1000 夢幻虚神ヌメロニアス》を召喚。
圧倒的な1万という攻撃力とカオスの名を持つモンスターを自身の場に引きすり出す脅威的な効果でさらに攻め続ける。

まさに絶体絶命という所まで二人を追い詰めるも、その瞬間No.100 ヌメロン・ドラゴンが覚醒し、ヌメロニアスも破壊される。
これで逆転……と思った遊馬とナッシュであったが、そこに響くのは無慈悲な宣告であった。

『カオスエクシーズ・チェンジ』

掛け声と共に出てくるのは攻撃力10万という強大な力を持つカオスイマジナリーナンバーズ。
それだけに限らず攻撃力10万に戦闘しなければ強制敗北、戦闘に選べるモンスターを制限、戦闘しても攻撃を無効にして攻撃したモンスターの攻撃力分だけライフを回復という絶望の権化を召喚し、今度こそ勝利したと確信したドン・サウザンド。だったが・・・。









そんなトンデモモンスターに対して遊馬&ナッシュがとった策はというと……
まさかまさかのホープの攻撃力を限界まで上げて、そこからさらに攻撃力を倍々に増やしていき、さらにさらに複数回殴って正面から強引に殴り倒すこと。

「セッション・ドロー」で揃ってドローし、そのカードでアビス・スプラッシュをエクシーズ→
「ライジング・ホープ」でホープを蘇生→
「希望の絆」でヌメロン・ドラゴンを蘇生し、素材と罠カードをホープへ移動して素材を3つに→
「ライジング・ホープ」でコピーしたヌメロンの効果で攻撃力をランク合計(4+5+1+13=23)×1000アップし25500→
アビスの効果を2回使って4倍の102000に→
攻撃停止をトリガーに「ダブル・アップ・チャンス」で204000に上げて再攻撃

素材が一つしかなかったため二度目の攻撃を止められず10万という莫大なライフゲインも「ダブル・アップ・チャンス」で踏み倒され、No.であるホープの攻撃を受けたことで戦闘破壊もされ、ドン・サウザンドは敗北。

搦め手一切なし、まさかの正面突破で攻略されることになった。しかもオネストやゲイルなどの「相手のステータス分の強化」や「相手の攻撃力割合減少」や「相手の攻撃力0」なしで、である。
倍々ゲームの恐ろしさをマザマザと感じる。

ヌメロン・コードによる圧倒的な力を駆使したにもかかわらず、戦略を正面から破られ敗北したドン・サウザンド。
だが、勝利を宣言するZEXALに返したのは、嘲笑だった。


我が滅びようとも、本当の呪いは解けてはいない…お前達はすぐにそれを知ることになろう。
カオスこそが命の源……カオスは無限なのだ。

ナッシュ、わかっておろうな? フフフハハハハハ……ハーッハハハハハハ!!


そして彼の言った通り、遊馬たちはその意味を直後に思い知ることになる……。



使用デッキ



愚かな……これは神のデュエル。いずれにしてもお前たちには絶望しかないのだ。


使用デッキはヌメロンドローゴーパーミッション】
基本的にはフィールド魔法『ヌメロン・ネットワーク』を主軸にし、発動条件の厳しいカウンター罠『ヌメロン・リライティング』シリーズを使い分けるパーミッションデッキである。
さらに、ドン・サウザンドはヌメロン・ウォールという微妙に使用しづらい手札誘発カードを使用していた。


他にも『ヌメロン』と名の付くエクシーズを利用した戦法を使用。
ただしこれもヌメロン・ネットワークにほぼ依存しているのでかなり慎重なプレイングを要する。
逆を言えば、それらを苦も無く使いこなしたドン・サウザンドの実力が並はずれていることの証左でもあるが……。


詳細はあちらの項目へ。




劇中で遊馬たちがヌメロニアスとヌメロニアス・ヌメロニアに打ち勝つことができたのは、能力を鑑みるとデュエルの流れに救われた部分が大きい。
というのは、普通に正面から戦った場合、ヌメロニアスが破壊されるのは基本的にドン・サウザンドから見て相手のターンだからである。

エクシーズ一辺倒のZEXAL世界では露骨なカオスエクシーズへのメタ効果を持つヌメロニアスは最悪のカードであり、
これをどうにか弱体化させて殴り倒すまでは何とかなっても*4、それをトリガーに現れるヌメロニアス・ヌメロニアは余力が全くない状態で対峙せねばならない。

とどのつまり、本来想定されていたのは、

ゲート・オブ・ヌメロンとヌメロニアスでバトルフェイズ開始までの期間も含めた、
手段という手段を使い果たしてどうにかヌメロニアスを撃破した相手に対して、
事実上準備をすることすら許さない死刑宣告であるこのカードを対抗策を尽くした相手の前に繰り出し、
「特攻して死ぬ」か、「何もせずターンエンドさせて死ぬ」か、自分の死に方を選ばせる

という神の傲慢もしくは情けを体現したような運用法だったと考えられる。
100000もの攻撃力を持ちながら自らは攻撃できない制約、攻撃対象にしなかったプレイヤーは敗北というテキストがそれを裏付けている。

劇中ではヌメロン・ドラゴンの効果で攻撃を仕掛けたヌメロニアスが返り討ちに遭い、それをトリガーにドン・サウザンドのターンで召喚されている。
このため、次のナッシュのターンでドロー&メインフェイズも含めた撃破の準備をする余裕ができ、結果として遊馬たちは勝利している。


評価

ZEXALの物語全体を見ると、敵として目立っていたのはNo.96とベクターであり、ドン・サウザンドは本格的な出番が最後の最後である。
さらに、エリファスとの対比で単純なチートキャラに思われがちだが、その実態は非常に狡猾な策略家。
加えてZEXALの物語における諸悪の根源そのものであり、こいつの存在がなければ何も始まっていなかった。

上記のとおり、彼の使用するデッキはマストカウンターの見極めを誤るとあっさり突破される非常に扱いの困難なパーミッション型であり、
それを何の苦もなく(少なくとも特殊ドローを使わずに)操っていた運命力と頭脳は本物である。

一応、インチキ要素として「ヌメロン・ネットワーク」をフィールドではなくデュエルが行われている場所から離れたところに存在させ、
効果の対象にさせなかったり、そこからこのカードを回収すると、莫大なエネルギーが逆流し地上世界にも大きな影響を与える要素はあったが、
アストラルとエリファスの対処が早かったのもあってデュエルの進行としてはそこまで特に大きな影響はなかった。


ベクターの影に隠れていたのは、他の七皇を取り込んでパワーアップを続けるベクターと不完全な自分では、
ベクターの方が上だと考えて機会をうかがっていたに過ぎない。

さらにナッシュの項に詳しいが、万が一自分が敗れても、
No.101を渡しただけで他の干渉を一切行わず、バリアンとしての仲間意識を素で持たせることで、ナッシュに人類世界を破壊させるよう保険をかけている。
人心を見抜き、利用し、先の先まで見越した手を打ち、挙句自身の敗北・消滅すら計算に入れて計画を立てるなど、とにかく頭脳面が凄まじい。


デュエル面ではどうかというと、

ミザエル戦直後こそ「またラスボスチートか」と半ば呆れ・半ば期待といった反応を受けたが
『扱いが難しすぎるパーミッション戦術』
『シナジーが薄い代わりにパワーカード連発』
『パーミ→ビート→バーン→コントロール奪取→特殊勝利、と次々に戦術を切り替える対応力』
『切り札はランク13のエクシーズモンスター』
『自爆特攻しないと敗北という最強レベルの特殊勝利条件』
『以上のカードを全てドロー加速&サーチなしで使用』

と、エリファスとは別の方向性でのトンデモっぷりを発揮。ハードルを見事にクリアした。


高い実力と強力なカードで、ラスボスとしての存在感を存分に発揮したドン・サウザンドだが、
実はナッシュの力を取り込めなかったため、劇中に登場したのは不完全体である。
完全復活していたら一体どうなっていたのだろうか……。


視聴者間では特に「はいはいドン・サウザンドのせい」「これもドン・サウザンドって奴の仕業なんだ」「おのれドン・サウザンドぉおおおお!!」とネタにされていることを上記したが、
全ての真実が明らかになってみると、本当に何もかもドン・サウザンドの仕業だった。

前作のラスボスであり、一見人類の敵に見えて他ならぬその人類のために敢えて悪に手を染めた「英雄」であるZ-ONEとは対照的な、正真正銘本物の「邪悪な黒幕」そのものであった。


番外編

自身が使ったわけではないが、ドンの名を冠するカードが2枚存在する。
使用したのはいずれもベクター。

  • 《ドン・サウザンドの玉座》
永続魔法
自分がダメージを受けたターンのエンドフェイズ時、
そのターンに受けたダメージの合計分、自分はライフポイントを回復する。
自分フィールド上のモンスターエクシーズが
自分のライフポイントよりも高い攻撃力を持つ相手モンスターの攻撃対象に選択された時、そのモンスターエクシーズ1体を選択して発動できる。
このカードを墓地へ送る事で、その相手モンスターの攻撃を無効にし、
このターンのエンドフェイズになる。
また、選択したモンスターよりもランクが1つ高い「C」と名のついたモンスターエクシーズ1体を、自分のエクストラデッキから、選択したモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚できる。

ドルベ&メラグとのバトルロイヤルで登場したカード。
ライフが0にならない限りそのターンのダメージを帳消しにするという効果で二人の猛攻をしのぎつつ、ソウル・マリオネッターの効果でダメージを与える+玉座を介して捕縛したナッシュの力を吸い取り弱らせる、という戦術(盤外含む)で二人を苦しめた。
最終的にはメラグのラストターンでラグナ・インフィニティの攻撃をトリガーに後半の効果を発動、カオス・マリオネッターを呼び出した。
OCG版はこちら。

永続魔法
相手のエンドフェイズ時、
自分はそのターンに戦闘ダメージを受けた回数×500ライフポイント回復する。
また、自分フィールド上の「CNo.」以外の
「No.」と名のついたモンスターが攻撃対象になった時、
このカードを墓地へ送る事でその攻撃を無効にする。
その後、その自分のモンスターと同じ「No.」の数字を持つ
「CNo.」と名のついたモンスターを、
そのモンスターの上に重ねてエクシーズ召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。
「ドン・サウザンドの玉座」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。
案の定というか全体的に弱体化。ライフ回復は戦闘ダメージを受けた回数で判定されるようになったのに加え、タイミングが相手のエンドフェイズと遅い。リクルーターによる連続特攻も出来ないので防御手段としてはかーなーり心もとない。
ゴーストリックならば考慮の余地はある。
後半の効果はカオスナンバーズ専門のランクアップ効果だが、わかっていて殴られることはあえて言うがあり得ないので実質ないものと考えるべきだろう。相手のターンでランクアップしたければ速攻RUMがあるし。


  • 《ドン・サウザンドの契約》
このカードは相手が2000ライフポイントを払う事で発動できる。
払わなかった場合、このカードを破壊する。
このカードの発動時、お互いのプレイヤーはカードを1枚ドローする。
お互いのプレイヤーはカードをドローする毎にドローしたカードを相手に見せ、
魔法カードだった場合、そのプレイヤーはこのターン、モンスターを通常召喚できない。
こちらはナッシュとの決戦で使用したカード。
相手にライフコストを払わせるというおかしな条件を持っており、拒否されればカードを無駄に1枚使っただけとなる。
ちなみにナッシュは、ベクターの先攻ターンなので攻撃はされない+「RUM-七皇の剣」をバリアンズ・カオス・ドローで引き込める+減ったライフはダーク・ナイトの効果で取り返せる+ドローによって次のターン使えるカードが増える、というメリットを勘案してあえて挑発に乗り、ライフを支払っている。
ちなみにこの効果で二人がドローしたモンスターは、発動時にベクターが引いた「アンブラル・ゴーレム」だけである。
OCG版はこちら。

永続魔法
「ドン・サウザンドの契約」は1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、
お互いのプレイヤーは1000LPを失い、それぞれデッキから1枚ドローする。
(2):お互いのプレイヤーは、このカードが魔法&罠ゾーンに存在する間にドローしたカード及び、
このカードの(1)の効果でドローしたカードを公開し続ける。
(3):このカードの効果で手札の魔法カードを公開しているプレイヤーは、
モンスターを通常召喚できない。

効果はほぼ据え置きだが、例の発動条件については、発動時に互いに1000ずつライフが減る、という形で再現されている。
このライフロスはダメージでもコストでもなく、純粋にライフが減る(ルール的には「ライフを失う」)という回避不能の処理であるため、フルバーンデッキではドロー加速&詰めの一手という妙な形で使われている。
ドローカードの公開と魔法を引いた場合の召喚ロックについては、「このカードの効果で魔法カードを公開している限り」となったため、手札から公開しているカードが消えれば解除される。
「手札抹殺」などを使ってお互いに手札交換すると、互いに手札をフルオープンという状況になる。





余談


視聴者間での愛称は「ドン」「ドン千」「ドンさん」首領タウ・ザントではない。

地上世界がバリアン世界と融合した時&真ドン・サウザンド誕生時に蓮の花が咲いていたが、蓮は泥の沼で育ちながらも清廉な花を咲かせることから「浄化」「気高さ」「慈悲」のイメージを持たされる事が多く、ヒンドゥー教や仏教では神仏の象徴として扱われている。
またヒエログリフで蓮の花は「1000」を意味しており、まさにドン・サウザンドである。

エリファス同様、回り回ってエジプトに戻ってきたと言えるのか?

彼が使用したまたヌメロンナンバーズは名前の由来がサンスクリット語である。仏教というかインド神話というか。*5

七皇の前世が明らかにされるにつれ、ことあるごとにドン・サウザンドの関与が疑われた事と彼の「カードを書き換える」と言う彼の行為はファンによって非常にネタにされやすく、遊戯王関連で何らかの変化*6がある度に「ドン・サウザンドによって書き換えられた」と言われたりする。

視聴者の間では、七皇への干渉があまりに何でもアリだった上に、先述のカード書き換えがトドメとなり、遊戯王界では何かあったらすぐドン・サウザンドのせいにされたりするようになった。
そして、絶対に許さないと作中でも何度か言われたことがトドメになり、絶対に許さない扱いされるようになってしまった。ニコニコ動画でもその傾向が見られる。
そして、遊馬の台詞「絶対に許さねぇぞ、ドン・サウザンドォォォォォッ!!」と返される。

ついには遊戯王ファンが他の要素にまでなんでも(ネタで)ドン・サウザンドのせいにしたりドン・サウザンドのセリフを書き換えて使用する(これもネタとして)という自体にまで膨れ上がり、
それに対して
  • 「はいはい我のせい」
  • 「デュエリスト達、わかっておろうな? フフフハハハハハ……ハーッハハハハハハ!!」
  • 「当たり前ではないか、我は書き換えの神なのだから」
  • 「またドン千か」
  • 「ようやく気が付いたか」
  • 「全部ドン・サウザンドってやつの仕業なんだ!」
  • 「〇〇余計なことを…」
と誰かがドン・サウザンドとしてレスする大喜利ネタにまでなるように。
※あくまで全部ネタです

また、上述したように初めての「ランク13」をエリファスが、そして初の「ランクダウン」を主人公の遊馬が行ったことから、
ラスボスのデュエルへのハードルの上昇具合が半端ではなく、「もしかして期待外れになってしまうのでは」と心配する声もあった。
そこへきてまさかのベクターによるドン・サウザンド吸収(「ベクタァァァァアアァァァ!!!(震え声)」という情けない断末魔付き)があったため、
「ラスボスはベクター」「ドン千まさかのダークネス枠(=ラスボス(笑))」とさらにネタが加速することとなった。

ちなみにドン・サウザンドを演じた両声優は、どちらも「ライオン・キング」を代表作としており、
加えて宮本氏は主人公のシンバ、壤氏はボスキャラのスカーを担当している。ある意味で意味深なキャスティングである。


キャラ造形はDMドーマ編のボス・ダーツをモチーフとしている節がある。
共通項として、
  • 長髪
  • 事件の黒幕
  • 部下の境遇に干渉して引きこんでいる
  • フィールド魔法を軸とした戦術
  • 五ケタの攻撃力を持つエースと、規格外の火力と効果を持つ切り札
などが挙げられる。
ダーツは神の傀儡だったのに対し、ドンは自分が神という違いはあるが。



ヌメロン・ネットワークの効果によって発動された『追記・修正』によって、

我は『荒らしの書き込み』という事実を……書き換えたのだ……


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最終更新:2024年04月03日 00:49

*1 ミザエルと戦った際の中間形態は両目に瞳がなく、エナ達アストラル世界の住人と同じ特徴を持っている。

*2 後の展開を見るに、コードのありかはハートランドシティ上空だった模様。

*3 この時点で目に瞳が現れている

*4 直前のゲート・オブ・ヌメロンや、ヌメロニアスの全体除去+コントロール奪取+身代わり+フリチェ除去を潜り抜けるのでほぼ全力を使い果たす。

*5 ちなみに公式ではないが、バリアンの元ネタがインド神話や仏教であるという説があり、見方によってはエジプト神話VSインド神話と言えるかも?

*6 エラッタや裁定変更、原作とは効果が全く違うカードの登場、アニメの特番による休止、その他