ファイナルファンタジー零式

「ファイナルファンタジー零式」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

ファイナルファンタジー零式 - (2016/01/05 (火) 00:09:21) の編集履歴(バックアップ)


登録日: 2011/10/22(土) 01:58:35
更新日:2023/11/26 Sun 15:20:54
所要時間:約 11 分で読めます





人は生まれる時代も世界も選ぶ事は出来ない。
しかし、どう生きるかを決める事は出来る。
公式より。


2011年10月に発売されたPSP専用ソフト。ジャンルはRPG。
元々は携帯電話用アプリとして発表されていたが、2008年にPSPソフトに変更、
2011年に現在のタイトルとなって発売された(元々は”ファイナルファンタジーアギトⅩⅢ”というタイトルだった)
CCFF7やFF15(旧ヴェルサス)の開発チームが製作している。
(後の2014年3月にスマートフォンアプリとして、本作の世界観を受け継いだ「ファイナルファンタジー アギト」が展開されている。)

UMDディスク2枚分の大ボリュームと豊富なやり込み要素、歯ごたえのあるゲームシステム、FF13の設定に加えクトゥルフ神話をベースにした世界観、クリスタルを巡る戦争を描いたハードなシナリオ、記録映画を意識した演出、そして衝撃的なエンディングから近年のFFシリーズの中では高い評価を得ており、海外での発売を熱望する外人ファンも少なくない。
しかし敵も味方もバンバン死ぬ若干大味なゲームバランスや、伏線を色々とブン投げた感のある後半のシナリオ、残酷描写の導入などは賛否が分かれている。

開発者によると、新シリーズの出発点との位置付けであり、今後『壱式』のように『○式』シリーズとして続いていく可能性もあるとのこと。
百八式くらいまでありそうな感じである。

2015年3月にPS4でHD版が発売される予定。
FF15の体験版「エピソードダスカ」のDLコードが付属する。
…そこ、トバル商法とか言うな。

【あらすじ】
鴎暦842年 水の月

ペリシティリウム白虎を擁するミリテス皇国は、隣国である朱雀領ルブルムへの電撃侵攻を開始。
宣戦布告と同時に、国境付近へ集結させていた主力艦隊をルブルム各地へと進め、
ペリシティリウム朱雀への奇襲を敢行した。
魔導アーマーを主戦力とする皇国軍に対し、ペリシティリウム朱雀は魔法と召喚獣でこれに応戦。
召喚獣の圧倒的な力は戦艦をも凌駕し、皇国軍の奇襲は水際で止まるかに見えた――

クリスタルをめぐる熾烈な戦争に投入された 若き戦士達の物語。
公式より。


主人公達が生きる世界「オリエンス」では④カ国が存在し、
それぞれの国がクリスタルが持っており、その力の恩恵で成り立っていた。
また、クリスタルに選ばれ特別な使命と力を授かった存在をルシと呼び、
戦闘に特化し圧倒的な戦闘能力や強靱な身体を持つルシを甲型ルシ
未来予知や常人を超える膨大な魔力を持つなどの異能力を備えたルシを乙型ルシと大別され呼ばれている。
何回か戦う事になるがぶっちゃけた話、どいつもこいつもチート揃いである。
このゲームの特徴の1つとして死んだ人の記憶は残らないという点も重要な要因となってくる。


【登場人物】
朱雀領ルブルム。
主人公達が属する領土。
クリスタルの力は 魔法。
気候は穏やかで、他の3カ国に比べて豊かである。
因みに主人公達の名前はレムとマキナ以外トランプの数字が由来である。
(主人公)
Ace(エース)
(CV) 梶裕貴
武器は「カード」。成績優秀で思慮深く、主人公達のリーダー的存在。
扱いやすく初心者向け 遠・中距離戦が以外にもメイン。

Deuce(デュース)
(CV) 花澤香菜
武器は「笛」。おっとりしていて誰にでも丁寧に接し、周囲から一歩引いた立場を取っているが意志は非常に強い。
味方支援の技が多いので後方支援には最適。
ちなみに武器が「笛」だからといって恋愛サーキュレーションとか奏でたりはしてない

Trey(トレイ)
(CV) 中村悠一
武器は「弓」。知識が非常に深く様々な物事を知っているが、言い方が回りくどい上に話がなかなか終わらない。
遠距離戦は問題ないので近距離戦の対策が必要。
ある戦闘で4000m以上も離れたスナイパーを何の道具も使わず肉眼で位置を特定し、ただの弓で射貫いた。

Cater(ケイト)
(CV) 茅原実里
武器は特殊な弾丸を撃てる銃「魔法銃」。明るく活発で人なつこいが頭に血がのぼりやすい。
弾丸は真っ直ぐ飛ばず螺旋を描くように飛んでいくので少々トリッキーで人によっては馴れが必要かも知れない。
こちらも近距離戦対策が必要。

Cinque(シンク)
(CV) 豊崎愛生
武器は「メイス」。のほほんとしており独特のペースを持っており、若干天然っぽい。
技の出は遅いが一撃で大ダメージを与える技さえ使いこなせれば問題ない。こまめに回復すれば技の遅さをカバー出来る。

Sice(サイス)
(CV) 沢城みゆき
武器は「大鎌」。他人に足を引っ張られるのが嫌いで他の主人公達と深く関わろうとはしないが、仲間意識はあるようである。
リーチが長い上に大鎌を使って敵を倒せば倒すほど攻撃力が上がるため密集戦→ボス戦でもそこまできつくはない。

Seven(セブン)
(CV) 青木まゆこ
武器は鞭と剣が合体した「鞭剣」。優れた洞察力で状況を的確に認識し分析・判断が出来る。
男装の麗人のようなその凛とした雰囲気から女子生徒の憧れの的となっている。
攻撃は近・中はもちろん完璧ではないが遠距離も可能と3拍子対応できているため急な状況変化にも対処しやすい。

Eight(エイト)
(CV) 入野自由
武器は「ナックル」 戦いは自らの拳による格闘技であり、これは命を簡単に奪うことを嫌っているためである。
技の出は早く近距離戦に問題は無いが、逆に遠距離戦は苦手なので対策が必要。

Nine(ナイン)
(CV) 小野大輔
武器は「槍」仲間意識がとても強く口調こそ荒々しいが相手を気遣っている事が多い。学業は基礎知識すら怪しいほど危ない。
リーチも長く広範囲をカバー出来るが魔法以外で遠距離を正確に狙える技が一つしかないので使いどころを見極めよう。

Jack(ジャック)
(CV) 鈴村健一
武器は「刀」のんびり語尾を伸ばした口調で会話をし、常に笑顔でポジティブな性格。こちらも学業は危ない。
普通に攻撃してるだけで絶大なダメージを与える事が出来る。ただし抜刀中の移動はとても遅いので注意。

Queen(クイーン)
(CV) 小清水亜美
武器は「ソード」クラスの委員長的存在で知的で沈着冷静、何事も理路整然としている事を好む。
技の出も早く、魔力や体力を回復してくれる技もある。後方支援にも初心者向けにも扱える。
「ヤヌスの眼鏡」を装備すると大変なことになるので注意

King(キング)
(CV) 杉田智和
武器は「二丁拳銃」口数は少なく寡黙だが思いやりは深い。正反対に見えるナインとは何故かウマが合うようだ。
まぁ、中の人同士的には一緒にとある団長のために奔走してるしな。
遠距離攻撃キャラにしては珍しく近距離も安全に戦える。
しかしリロードが必要だったり天候によって与えるダメージが減ったりすることがあるためそこは注意が必要。

Machina Kunagiri(マキナ・クナギリ)
(CV) 神谷浩史
武器は「レイピア」 素直だが純粋さ故に周りに翻弄されやすい。レムをとても大切に思っている。
初期は技の出が遅かったりと使いづらいが成長するにつれ本当の実力が見えてくる。大器晩成タイプ。

Rem Tokimiya(レム・トキミヤ)
(CV) 白石涼子
武器は「ダガー」女性主人公陣のなかで一番女性らしい。また誰にでも親身に接してくれるためファンも多い。
幼い頃から不治の病に冒されていて強い副作用の薬で押さえ込んでいる。
魔法の超エキスパートで魔法だけで敵を全滅させる事も可能なほど魔力が高い。近距離戦もいけるが防御力が低いので、
オススメは出来ない。

(主要人物)
Arecia Al-Rashia(アレシア・アルラシア)
(CV) 田中敦子
魔法局という機関の局長で周りから「ドクターアレシア」と呼ばれているが主人公達からは「マザー」と呼ばれており。
自分自身も「私の子供達」とかわいがっている。局長という立場ではあるが謎多き人物である。

Kurasama Susaya(クラサメ・スサヤ)
(CV) 櫻井孝宏
主人公達の教官。かつて朱雀最強と謳われた「朱雀四天王」の一人で”氷剣の死神”と畏怖された人物。
四天王の仲間全員を目の前で失い自身も重傷を負った。その際の傷を隠すためマスクで口元を覆っている。今作の漢その1。

Khalia Chival Ⅵ (カリヤ・シバル6世)
(CV) 家弓家正
朱雀の元首。アリシアの事を詳しく知っている節があり、深い結びつきがあることを伺わせている。

Zhuyu Voghtfau Byot(シュユ・ヴォーグフォウ・ビョウト)
(CV) 東地宏樹
朱雀の甲型ルシ。朱雀の人々から畏敬の念をこめて「シュユ卿」と呼ばれている。
出番が少ない上に主人公達と一切の絡みがない。彼の戦闘シーンは2回あるがかなり格好いい。
ある戦いで白虎のルシと激突し要塞一つが消し飛んだ。

Caetuna(セツナ)
(CV) 井上麻里奈
朱雀の乙型ルシ。500年もの悠久の昔から生きている。そのせいかとても神秘的な雰囲気を持ち、古めかしく難解な言葉遣いである。
朱雀に伝わる軍神(FFでいう召喚獣)を全て召喚できる史上最高の召喚師。
シュユに比べたらほんの少しだけ絡みがある。
といっても会ったのはレムだけだが、
彼女の心と彼女にこれから起こるであろう出来事を見通したかのような言葉を投げかけている。


ミリテス皇国(白虎)
ルブルムの隣国で主人公達は主にこの国と戦う事になる。
クリスタルの力は 兵器。 
クリスタルの力を原動力に機械で発展を遂げた国だが、
最も北に位置するため厳しい気候で大地が痩せており国民が常に貧窮している。
これを解決するためにルブルムに攻め込んだとみられていた。
(主要人物)
Cid Aulstyne(シド・オールスタイン)
(CV) 森山周一郎
無血クーデターで皇帝を追いやり元首となった人物。
カリスマ性が高く、全てにおいて優れており兵器開発も自ら主導で行っている 今作の漢その2。
今作において彼は人間の強さの象徴として描かれている。
彼はいずれオリエンスを統一しクリスタルを全て手中に収め全てを封印し、
人の手だけで新しい時代を築いていこうという理想があり、その皮切りにルブルムに侵攻を開始した。

Qator Bashtar(カトル・バシュタール)
(CV) 石川英郎
数々の戦績を上げておりその数に近いほどの異名をとっている隻眼の将校。
常に因果応報の事を考えており、戦いの最中に敵に投げかけることも。
シドの右腕として動いているが心酔はしておらず、一歩引いた視点で物事を見る。今作の漢その3。

Nimbus(ニンブス)
(CV) 諏訪部順一
白虎の甲型ルシ 無口な上に仮面を被っているので表情はおろか感情すら全く知る事が出来ない。
出番はかなり少ないが前述の通りシュユと戦い要塞を消し飛ばしたりしてる。
主人公達と一度戦うが、急に消えたり、空から大量のレーザーを降らせたり、
戦闘の最後には超巨大な光の剣を振り下ろしたりと力を余すとこなく発揮して挑んでくる。ちなみに倒す事は出来ない。

Qun'mi Tru'e(クンミ・トゥルーエ)
(CV) 豊口めぐみ
白虎の乙型ルシ ニンブスと同じで仮面を被っているため表情はうかがい知れないが、
彼と違い無口ではないので感情を知る事ができヒステリックでキレやすく少々情緒が不安定である。
能力は兵器の力を増幅させて、特異な力を呼び覚ます事である。
シドに傾倒している。というか奪いたいとまで思っている。

コンコルディア王国(蒼龍)
首都が天空の高いところにあり、他の国との交流が少ない。気候は熱帯で雨がよく降る。
クリスタルの力は、竜。
クリスタルの力によって魔物や竜と心を通わせ使役することができる。
国の要職は女性が占めるのも特徴。
(主要人物)
Andoria(アンドリア)
(CV) 林原めぐみ
蒼龍の女王であり、同時に蒼龍の乙型ルシ。能力は同じ蒼龍の甲型ルシ、ソウリュウと心を通わすこと。
彼女の姿を実際に見たことがあるのは世界でもほんの一握り。

Celestia(ホシヒメ)
(CV) 水樹奈々
女王直属の近衛兵団の一つ「暁」の守護役。 
物語の後半で蒼龍の甲型ルシとなり主人公達と戦う。
巨大な龍の姿となり雷球や火炎球を放ってくる。これくらいはまだなんとか対処できるが、
時々回避不能の即死攻撃を行ってくる。 これされたらさすがにもう笑うしかない。
ちなみに彼女も倒す事はできないが、撃退させる事はできるため撃退させたかさせないかでリザルトに影響が出てくる。
ルシの中で一番主人公達と絡みがある。これでも34歳の母親で14歳の息子トノギリがいる。

Soryu(ソウリュウ)
蒼龍の甲型ルシで、人ではなく龍がルシとなった希有な例であり、女王であるアンドリアだけが心を通わすことが出来る。
主人公達とは対決することはないがシュユ卿と壮絶な戦いを繰り広げた。その際に放った氷のブレスで雲を凍らせた。
この凍った雲は人(少なくとも2カ国の軍隊の合計人数)が立つ事が可能である。
因みにここまで雲を凍らせたという事は過冷却を起こさずに最低でも-40℃以下のブレスを放った事になる。

ロリカ同盟(玄武)
国土の大半が乾燥した荒野にある国 しかし本編開始ほんの少しで国が滅んでしまう。
ロリ同盟ではない。
(主要人物)
Gilgamesh Ashul(ギルガメッシュ・アッシュル)
(CV) 中井和哉
ロリカ同盟の国王にして玄武の甲型ルシ。
国が滅びたためルシとして暴走、今は自我を失い自分が誰か分からず錯乱し、武器(ちから)を求めて出逢う者全てに挑んでいる。
戦いでは重装な鎧と大剣を装備しており、攻撃は完全に防ぎかつ大ダメージを与えにくる。
こちらの攻撃は特定の攻撃後の隙の間でなければダメージを与えられない。


追記・修正よろしくお願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/