登録日:2017/7/13(木) 12:36:00
更新日:2024/03/30 Sat 23:46:07
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『MARVEL.VS.CAPCOM』は、1998年にカプコンから発売された、2対2のタッグ形式の格闘ゲームである。
◆概要
VSシリーズの三作目に当たる作品で、本作からストリートファイターシリーズ以外の様々なカプコンゲームのキャラクター達が多数参戦を果たした。
ストーリーはオンスロートを討伐すべく、MARVELコミックのキャラクター達とCAPCOMのキャラクター達が協力して立ち向かうという物。
また、本作限定のシステムとしてスペシャルパートナー、いわばアシストキャラクターシステムを搭載。
これにより、戦略性や対戦の駆け引きにも深みが増すようになった。
◆システム
戦闘中、制限された回数だけ(PS版は無制限)、アシストキャラクターを呼び出し、援護攻撃を行わせる。
一定時間、パートナーと同時に攻撃を行う事が出来る。
超必殺技が無制限で使用できるが、発動中はスペシャルパートナーを呼び出せなくなる。
◆プレイヤーキャラクター
【MARVELコミック側】
ご存じ、蜘蛛男のヒーロー。
スピーディーな動きと蜘蛛の糸を駆使して戦う。
本作のEDでは選んだパートナーと記念撮影を行う。
X-MENのメンバーの一人。
手の甲から鉤爪を生やして戦う。
X-MENのメンバーの一人。
トランプとスティックを武器に戦うシブメン。
アベンジャーズのメンバーの一人。
アメリカ国旗をあしらったコスチュームとシールドがトレードマーク。
MARVEL側の投げキャラ代表。
ガンマ線を浴びて驚異的な能力を身に付けた緑色の巨漢。
スパイダーマンの宿敵。
新聞記者のエドワードが、スパイダーマンのコスチュームでもあった自我を持つエイリアンのコスチュームと合体し、誕生した。
根っからの悪役ではない。
当初は『MARVEL SUPPER HEROES』において既に作成済みであったアイアンマンを登場させる予定であったが、
土壇場で許可が降りず、その代わりとしてOKが出た為、急遽参戦させた。
『MARVEL SUPPER HEROSE』に登場した時の性能のハルク。
通常とは違い、真っ赤な色をしている。
ハイパーアーマーを常に装備しているウォーマシン。
敵からの攻撃によるダメージは小さく、仰け反ることもないが、その反面ガード不可能となっている。
また、ショルダーキャノンとプロトンキャノンがレーザーではなく、ミサイルになっている。
カーネイジ…もといスピーディーなヴェノム。
攻撃力も普通のヴェノムと比較するとやや高めだが、防御力が低下している。
【CAPCOM側】
ご存じ、ミスター格闘ゲーム。
ドットは前作、前々作同様ストゼロ仕様だが鉢巻の色が赤になっている。
登場シーンとEDにケンとショーンが出ている他、本作ではケンモード、豪鬼モードにそれぞれ切り替える事が出来る様になっている。
CAPCOM側の投げキャラ代表。
本作ではメカザンギエフに変身出来る超必殺技が追加された。
光剣サイファーを武器に戦う忍者。
漫画版(現在絶版)からの逆輸入で、赤いマフラーを装備して参戦。以降彼のトレードマークに。
『サイバーボッツ』に登場したパイロットの一人。
本作では機体から降りて生身で戦うが、着ている服を飛び道具にして飛ばしたり、
乾布摩擦で炎を出して相手を燃やしたり等、かなりのイロモノキャラになってしまった。
未来社会の平和を守るコマンドーチームのリーダー。
お馴染みの必殺技キャプテンファイヤーとキャプテンコレダーに加え、他のメンバーをアシストキャラクターとして呼び出す。
アメコミっぽい見た目から、彼らをMARVEL側のキャラクターと勘違いするゲーマーも多かった。
本作では
リリスと融合して戦うサキュバスの御姉様。
ソウルレーザー等、原作にはない超必殺技が実装されている。
お馴染み、リュウと並んでCAPCOMを代表する青いロボット。
ラッシュ、ビート、エディーも忘れずに登場。
しかも本作のEDではなんと、オンスロートの必殺技『マグネティックショックウェーブ』を入手しちゃう…!
ロックマンの妹分のロボット。
ロックと違って余り戦闘に出ていない為か、攻撃力も防御力も低い上級者向けのキャラクター。
しかし、彼女にはテーマ曲『風よ伝えて』がある…!
リリスと精神が入れ替わってしまったモリガン。
スプレンターラブやルミナスイリュージョン等、リリスが使っていた技を幾つか実装。
シャドルーに捕獲され、改造されてしまった春麗。
ドリルやビームを駆使しながら戦う。
◆スペシャルパートナー(アシスト専用キャラクター)
【MARVEL側】
X-MENのリーダー。
ゴーグルからビームを放つ。
アベンジャーズのメンバー。
ハンマーから稲妻を出して相手を攻撃する。
プレイアブルキャラとしての登場は『
3』まで待つことに。
X-MENのメンバー。
飛び道具のタイフーンを飛ばす。
X-MENのメンバー。
斜め下に飛び込んだあと、そのまま斜め上にアッパーをかまして飛んでいく。
X-MENのメンバー。
巨大な氷の塊を幾つか落とす。
X-MENのメンバー。
目から星型の火花を幾つか飛ばす。
MARVEL側のアシストキャラは彼女とソーのみシリーズ過去作に登場していない新キャラ。
X-MENのメンバー。
パワータックルで突進する。
X-MENのメンバー。
サイスラストで突進する。
X-MENとは和解と対立を繰り返している磁界王のお爺さん。
手から光線を発して相手を攻撃する。
X-MENに登場した巨漢のヴィラン。
ジャガーノートヘッドクラッシュで相手に突進する。
黒いキャプテンアメリカ。
チャージングスターで相手に突進。
X-MENに登場した、ミュータント抹殺兵器。
ハードドライブで相手に突進する。
【CAPCOM側】
『ロストワールド(移植版はフォゴットンワールド)』に登場した名も無き戦士の一人。
銃とサテライトで相手を攻撃する。
『魔界村』に登場した髭面の騎士。
槍を三本投げて相手を攻撃する他、反撃されると原作同様、パンツ一丁になる。
プレイアブルキャラとしては『3』に登場。
『ワンダー3』の『ルースターズ』、『チャリオット』に登場した冒険家とそのオプションキャラクター。
ルーがボウガン、アカビーが炎で相手を攻撃する。
因みにもう一人の冒険家であるシバは、後に『ガンスパイク』でかなりアレンジされて登場し、更にストシリーズの世界観に組み込まれる事となった。
『クイズ七色ドリーム虹色町の奇跡』に登場した地球防衛少女。
銃からビームを発射して相手を攻撃する。
後に『タツノコVSCAPCOM』にて正式なプレイアブルキャラクターとなる。
ストライダー飛竜に登場した女性賞金稼ぎ。
脚から刃状の衝撃波を出して相手を攻撃する。
『サイバーボッツ』に登場した極悪でワガママなお姫様とその連れ。
スーパー8に乗って地中から登場し、自爆で相手を攻撃する。
『アレスの翼』に登場した女性戦士。
銃から三方向に飛ぶ飛び道具を放ち、敵を攻撃する。
今作以降、カプコンのクロスオーバー作品にチョイ役程度ながら多く登場し始める。
『アドベンチャークイズ カプコンワールド2』に登場した魔法使いの少女とどら猫。
ピュアが魔法ステッキを掲げ、大量のサイコロを相手の頭上に落とす。
ファーは大量のサイコロのシメを飾る役で登場。
『ヴァンパイアハンター』に登場した薄幸の少女。
超能力で様々な物を浮遊させ、相手に飛ばして攻撃する。
飛ばす物は、魔剣ダイレク、アイアンメイデン、鉢植え、絵画、人形の頭、そしてドノヴァン……。
シャドルーに捕獲され、改造されてしまったナッシュ。『MARVEL SUPER HEROES VS. STREET FIGHTER』から登場。
シャドウジャスティスで相手を攻撃する。
番外編。
キャプテンコマンドーに登場したコマンドーチームのメンバー達。
本作ではキャプテンコマンドー専用のアシストキャラクターとして登場し、
必殺技コマンドーストライクで無制限に呼び出される他、キャプテンコマンドーの超必殺技、勝利ポーズにも登場。
翔が刀、ジェネティーがスピニングアタック、そしてフーバーがミサイルで相手を攻撃する。
◆ボスキャラクター
MARVELコミックスに登場したヴィランの一人。
原作同様、プロフェッサーXがマグニートーに精神攻撃を仕掛けた際、二人の暗黒面が繋がった為に誕生したという設定を持つ。
第一形態ではサイクロップス、ジャガーノート、マグニートーに似た必殺技を扱う。
そして第二形態では前作、前々作に登場したアポカリプスの様に巨大化する。
しかも、この状態でも喰らうと行動不能に陥ってしまうあの巨大な弾を出して来る。
そんな事もあってか、挫折してしまったゲーマーもかなり多かったとか…。
◆背景キャラクター
リュウに憧れてストリートファイトを始めた女子高生とそのクラスメート。
本作では条件を満たすことで行ける銭湯の女湯に登場。
お馴染み、リュウのライバルとその押し掛け弟子。
リュウの登場シーンとEDに登場。
ギタリストのゾンビ。
本作では魔界ライブに登場し、ノリノリでギターを鳴らしまくる…!
ワイリー博士の研究所ステージに登場。
研究所をメチャクチャにされては敵わんと言わんばかりに、
戦士達にメガホンで猛抗議する
ワイリー、大量のメットール、バッコーン、そしてダークマン1号等が登場。
シャドルーの総帥。
春麗、シャドウレディの各EDに登場。
◆余談
実は当初、本作のラスボスはかの有名なギャラクタスを出したかったのだが、「ヒーロー達と戦って敗北する様な規模の悪役ではない。」と言われ、NGとなった。
また、プレイヤーキャラクターに関しては、MARVEL側からはハワード・ザ・ダック、CAPCOM側からは『ファイナルファイト』のハガー市長がそれぞれ参戦候補に挙がっていた。
また、本作においてはヴィラン(悪役)に相当するキャラクターがプレイヤー側には存在しておらず、ほぼ全てが正義のヒーロー達で統一されている。
原作『オンスロート』ではDr.ドゥームが登場していたが、参戦は次回作迄待つこととなる。
因みにヴェノムは見た目こそヴィランだが、原作でもスパイダーマンと共闘しているうえ、本作の勝利メッセージを見ての通り、根っからの悪役ではない。
一応フォローしておくと、この手のクロスオーバー作品においては、正義のヒーロー側のキャラクター達を優先的に出す傾向にあった為、
仮に悪役をプレイヤーキャラクターとして出せたとしても、CAPCOM側からベガ、パイロン、ジェダ辺りを参戦させるのが限界だったと思われる。
冥王グランドマスター、ジェノサイド、フォルテ、
シグマ隊長を出しても、後者二名は兎も角、前者二名に関しては、「誰それ?」となっていただろう。
とはいえ、キャラゲーとしては完成度は高めな為、「次回作よりもこっちの方が好き」と言うファンも多い。
追記・修正は、ロールちゃんでオンスロートを倒してからお願いします。
- 作成乙~ オンスロートがマジで強かったなぁ あんときはケーブルみたいなデカキャラ殺しも居なかったし -- 名無しさん (2017-07-13 15:36:31)
- ↑ウロボロス「せやろか」 -- 名無しさん (2017-07-13 19:34:02)
- 前作のアポカリプスのノリで突入して第二形態に殺された遠き日の思ひ出 -- 名無しさん (2017-07-13 19:48:11)
- オンスロートはVSシリーズのデカキャラの中では強い部類だったなあ -- 名無しさん (2017-07-13 20:13:23)
- コロッサスをよけるゲーム -- 名無しさん (2017-07-13 21:01:23)