ぐらんぶる

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ぐらんぶる - (2020/12/09 (水) 22:16:19) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2018/05/20 (日) 04:44:24
更新日:2024/02/19 Mon 22:17:23
所要時間:約 5 分で読めます


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もしかして→グランブル







この海が、僕らを呼んでいる―














“杯を乾す”と書いて!“乾杯”と読む!

せーのーかんぱーい!!


○概要

講談社『good!アフタヌーン』誌上にて連載中のマンガ作品。コミックスは2019年11月時点で14巻まで発売中。

原作は『バカとテストと召喚獣』で有名な井上堅二プリヤの脚本もやってるYO!
作画は『マテリアル・パズル ゼロクロイツ』でも作画と戦士達の全裸スケッチやってた吉岡公威が担当している。


スキューバダイビングを題材に大学のダイビングサークルに所属する主人公が日夜、酒を飲んで全裸になったり酒を飲んで全裸になったり酒を飲んで全裸になったり人の尊厳を貶めたりしながらたまにダイビングする日常を描いている。
(妙だ、ダイビングが題材のはずなのに酒と全裸ばかり……?)
注:このマンガの主成分は酒と全裸と外道となっております。ダイビングどこいった

一応弁護するとダイビング描写はおふざけなしのごく真面目なもの。
ダイビングの大変さやダイビングがどんなものなのかもを丁寧に分かりやすく描写されている。
その他海の美しさ、ダイビングの魅力と楽しさも確かな作画で存分に描かれており、ダイビング外の部分でも真面目なところはとことん真面目。

後にアニメ化が決定し、2018年7月から放送開始。アニメーション制作はゼロジー。
2020年には『ヒロイン失格』『あさひなぐ』の英勉監督、ワーナー・ブラザース映画配給による実写映画版が公開された。
主演は『獣電戦隊キョウリュウジャー』の桐生ダイゴ/キョウリュウレッドでお馴染みの竜星涼と、『仮面ライダービルド』の桐生戦兎/仮面ライダービルドでお馴染みの犬飼貴丈。
当初は5月29日公開だったが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、同年8月7日に延期された。

ちなみに飲酒の関係でアニメと実写の一年組は20歳になっており、留年か浪人している事になっている。
なお、実写版に関しては飲酒絡みの描写が理由でPG12指定の区分となっている*1「つまり親同伴なら12歳以下も観られる!」とは公式ツイッターの弁。

伊織「アニメ化とか実写映画化とか正気か!? 飲酒・全裸描写あるぞ未それ以上は言うな後輩」」

伊織「へ?

寿「この作品ではキャラの年齢を明示してないし、お前も年齢を言ってない……それで皆が幸せになれる、分かるな?

伊織「分かりませんよ!



○あらすじ(アフタヌーン公式サイトより)

大学進学を機に、海沿いの街で一人暮らしを始める北原伊織。そこで出会ったのはとびきりの美女、そして酒とスキューバダイビングを愛する屈強な男たちだった。最高のキャンパスライフが待っている!?
底抜けに笑える鮮烈青春ドラマ、開幕!


○登場人物

☆ダイビングサークル「Peek a Boo(ピーカブー)

主人公が所属する大学サークル。
やる時は本当に真面目にダイビングを行うが基本的には日夜飲み会に明け暮れる形骸化寸前の飲みサークル。後外道共の巣窟
とにかく飲みニュケーション第一で当たり前のように強い酒を飲み、その度に野球拳等で全裸になるため、服を脱ぐ事に抵抗感の無い面々が多い。
むしろ全裸でないと長時間飲めなくなる。

彼らにとってウーロン茶はウォッカとウイスキーを混ぜて作るアルコール水とはライターで青白い火が付く可燃性の液体である*2
飲酒強要を除けば後輩に優しい先輩も多く雰囲気の良いサークルではある。
なおインカレサークルであるため、所属大学はバラバラ。

作中のセリフなどでは「PaB」と略されることが多いため、本項目でもそれにならう。

キャストは声はアニメ版、演は実写映画版に順序する。

  • 北原 伊織
お前が思うほど俺はまだ汚れてないんだよ!?

声:内田雄馬 / 演:竜星涼
本作の主人公。
物事を察する能力が皆無なため後先考えず行動し、事態を悪い方向に持っていく発言を狙いすましたように放ってしまう悪癖がある超ド級のバカ。
しかし気に入らない相手を貶める時だけは恐ろしい計算高さを発揮する本作の外道その1。
反面、自分の好きな事に一生懸命な人物が好きで、他人の好きな事を蔑む者に対しては女性が相手でも怒るなど男気のある性格で、そのことに気づいている人間からは好意や信頼を得ている。また、非常に鈍感で自分から地雷を踏んでいってしまうことも多い。

男子校出身で薔薇色のキャンパスライフを夢見て男女共学の伊豆大学に進学。
従姉妹の家に下宿する事になるもその家がPaBの溜まり場であったため目を付けられ、結局強制的に入会させられた。
泳ぐ事が苦手で海に入る事すら否定的だったがサークル活動を行っていく事でダイビングに魅せられ、水への恐怖心も徐々に薄まりつつある。

運動神経自体はよく、泳ぐ事を除けばスポーツは得意。


  • 古手川 千紗
上から踏めばいいの?

声:安済知佳 / 演:与田祐希(乃木坂46)
本作のヒロイン。伊織の同い年の従姉妹で同じ大学に通っている。
大学の同学年同学科内の男女比率140:3という中で数少ない女子だが、それを差し引いても非常に美人。
伊織の依頼で大学祭のミスコンに出場した際には見事に優勝している。
ミスコン優勝後は言い寄る男が増えたので伊織を彼氏と偽って男除けにしている。
あくまで偽装の恋人関係だが、ごく稀に見せる伊織の思わせぶりな言動に一喜一憂するなど実はまんざらでもない様子…?
が、折角いい雰囲気になっても伊織が空気を読まずに地雷を踏むことで、蔑むような視線を送ったり制裁を加えることになるオチが大半である。
なおその際の言動を見るにナチュラルにドS。

海バカとも称されるほどの大のダイビング好きで、将来の夢はインストラクター。
基本的に無口な性格で周りには当たり障りの無い態度で過ごしているが、ダイビングの話題が出ると目を輝かせる。
ぶっちゃけチョロい。

貧乳と言われるほどでは無いが姉に比べるとスレンダーな体型をしている。ただし尻は大きい。


  • 今村 耕平
くそ…っ!どうしてだよ…っ!
どうして俺が中心の女子高生美少女ハーレムサークルがないんだよ……!!

声:木村良平 / 演:犬飼貴丈
伊織の同級生。本作の外道その2。
見た目こそ金髪サラサラヘアー(実写版では流石に無理があったのか、普通の黒髪)の恥美系イケメンだが、
その性格は日ごろからアニメキャラのプリントされたTシャツを学内で惜しげもなく着用する真性のオタク。というかキモヲタ(これでも本人は隠しているつもり)。
好きな声優は水樹カヤで好みの女性は自分をお兄ちゃんと呼ぶ「妹」。
キャンプイベントでリアルの水樹カヤと接した際は興奮のあまりトチ狂ったように挙動不審となった。
ミックスボイスという特技があり、女の声も自由自在に出すことが可能。

先輩達の駄目な計らいのせいで入学初日をパン一で過ごす羽目になった伊織とはお互い第一印象は最悪だったが、「自分を中心にした女子高生ハーレムサークル」大学内で探していた所、服のため新入部員を探す伊織に騙されてPaBに入会させられた。
以後は伊織と一緒に行動する事が多く、お互いに足を引っ張り合ったり問題の渦中に陥れながらも、緊急時には抜群のチームワークを発揮している悪友。

基本的に3次元はクソだと思っているので恋愛に興味は無いが、自分以外の人間が幸せになるのは癪だと考えているため他人の恋愛は妨害するクズ。
もし他人の相手が「妹」だった場合、涙を流して憤慨する。
一応エロへの欲求は年齢相応なので、リアルでエロに繋がる機会があれば積極的に参加している。
一方、ダイビングに対しては真摯に取り組んでおり、意外にも伊織よりも呑み込みが早い。また、キモヲタではあるが趣味に対してもとても真剣で、ある学園の声優ライブの設立が遅れていると知ったときは迷わず手伝いをしており、その時は今までにない真剣な表情だった。伊織も彼のその事に対して、何と言われようとも譲れない好きな物を持っているのは凄い事だと評している。

現状、男性陣の中で唯一、愛菜の気持ちを知っている。

  • 吉原 愛菜
私のアルバム、モザイクだらけ!

声:阿澄佳奈 / 演:石川恋
伊織たちとは違う青海女子大に通う女性。
色物ばかりのPaBの中では貴重な性格が普通の女性だが、残念過ぎる化粧センスにより初登場時は大学デビューのために金髪のウィッグと濃い化粧をしていた。
その時の姿が余りに濃かったために伊織と耕平からは「ケバ子」と呼ばれている。
一応化粧を取れば普通に美人。ただし貧乳

テニスサークル「ティンカーベル」に所属していたがその化粧の濃さから周りから色物扱いされ、更にはテニスも上手くできなかった事から練習から外されるなどいじめに近い扱いを受けていた。
その事を見かねた伊織と耕平が部長に意趣返ししてくれた事から何をトチ狂ったのか伊織に惹かれPaBに転向した。

大学生らしい青春を送る事に憧れているが、PaBではそんなのとは縁遠い全裸ばかりなのでツッコミに走っている。ある意味PaB最大の良心。
ただし酒を呑むと3年生と負けず劣らずの酒乱となる。
ちなみに出身は九州らしく、酔っぱらったり感情が高ぶると方言が出る。

あと顔芸要員。


  • 時田 信治
気にするな。バラ色の家庭環境なんて手に入らないのが普通なんだからな

声:安元洋貴 / 演:鈴之助
伊豆大学三年。PaB会長。
角刈りと筋骨隆々の肉体が特徴のゴリラみたいな巨漢。本作の外道その3。
時折見せる外道っぷりに加えて無理な飲酒を薦める事が多いが、それを除けば親切で後輩の面倒見も良い先輩。
実は彼女持ち(本人は一切話題に出さないが)。


  • 寿 竜次郎
最初から自分ができるものだけ選んでいたら何も始まらない。
大事なのはお前が興味を抱いてるかどうかだろ?

声:小西克幸 / 演:岩永洋昭
伊豆大学三年。時田の相棒的存在。
時田に負けず劣らずの体躯をした金髪の巨漢。本作の外道その4。
バイトでバーテンダーをしているが意外ときさくで包容力があるためか女性客からの人気が高い。


  • 浜岡 梓
実は私も両刀なんだ

声:行成とあ / 演:小倉優香
青海女子大3年生。
ウェーブのかかったショートカットのスタイル抜群の美人。
誰にもきさくに接してくれるがノリがPaBに染まりきっており彼らの宴会にも平然と参加する。本作の外道その5。
両刀を公言し、全裸の男性が複数寝ている中、半裸で堂々寝れる女傑であり、時田等3年生は既に女扱いしていない残念な美女。
前述のように両刀であるため、千紗の姉である奈々華に恋慕している他、彼女がいるのを知っているが時田の事も好き。


☆ダイビングショップ「グランブルー」

千紗の父が経営している店で伊織の下宿先。
PaBのメンバーの溜まり場になっており時田と寿は頻繁に店の手伝いをしている。
ちなみに家にいない古手川家の母紗耶華(伊織の伯母)は、海外でダイビングインストラクターをしているが…。

  • 古手川 奈々華
今日は服を着てるんだね 偉い偉い

声:内田真礼 / 演:朝比奈彩
PaBのOGにしてグランブルーの看板娘である千紗の姉。伊織が伊豆で初めて見た美女ダイバーでもある。
美人でスタイルが良く、性格も申し分の無い完璧超人だが、妹を影で溺愛している重度のシスコン
千紗に男が言い寄っていると聞いただけで恐ろしいオーラを纏い、伊織と付き合っていると聞いた時には伊織が命の危機を感じる程の殺気を放った。


  • 古手川 登志夫
声:川田紳司 / 演:髙嶋政宏
伊織の叔父で千紗と奈々華の父。
「グランブルー」の店長であり、面倒見のいい気さくなおじさん。


☆伊豆大学

主人公である伊織らが通っている大学。
女性の比率が非常に少ないため基本男子学生は女に飢えているのが特徴。
どいつもこいつもキャラが濃い上に外道揃い。

  • 野島 元
たださ、代わりに教えてほしいんだよ。
お前ごとき(変態)でも彼女が作れるって催眠術だよ。

声:江口拓也
伊織と耕平の同級生で2人とよくつるんでいる悪友4人組の1人。
黒縁眼鏡をかけたロン毛のインテリ風バカ。伊織のセッティングした合コンに参加したりと他のメンツ同様女に飢えている。
ナルシストを拗らせており、一時期血迷ったのか大学を中退してYouTuberになろうとした。
定期テストの際には腕の間にカンペを仕込んだ結果、汗で文字がにじんで読めなかったことがある。


  • 山本 真一郎
俺は今日硬く心に誓ってきたんだよ
どんなのが相手でも絶対に童貞を捨てる と

声:榎木淳弥
伊織と耕平の同級生で2人とよくつるんでいる悪友4人組の1人。
肥満体の所謂ブサメンで他の面子同様女に見境のないクズ。
テスト中は飲食禁止であることを知らず、ペットボトルのラベルの裏にカンペを仕込んで失敗したことがある。
女にもてないあまり千紗に「女子大の学園祭参加チケットを渡すか自分の彼女になるか」と脅迫じみた2択を突き付けたり、
ヴァーチャルアイドルSAKUYAにドハマりして一目惚れしたと豪語するが、ドハマりしたヴァーチャルアイドルの正体が今村であることは全く知らない。
なお、ヴァーチャルの女とは付き合えない現実に慟哭した結果、今村とは意気投合した。


  • 御手洗 優
俺は連絡先交換しかしていない!

「十分だ」「疾く死ね」「即死ね」「一刻も早く死ね」

辛辣!!

声:花江夏樹
伊織と耕平の同級生で2人とよくつるんでいる悪友4人組の1人。
風貌は糸目の短髪。4人組の中では見た目は割とイケメンだが、やはり女に見境のないクズ。
当初は青女に通う幼馴染みの女子と隠れて付き合っており1人だけ脱童貞を果たしかけた。
しかしそのことがバレて怨嗟の塊と化した伊織達によって架空の浮気をでっち上げられてフラれかけ、ギリギリ関係は保っていたが、
今度はまたしても伊織に今度はナンパをでっち上げられ、大勢の前で公開処刑される羽目になった。
それでも懲りず浮気に走り、バレそうになって彼女に殺されそうになったので、
他のメンツも道連れにしようとするが土壇場で結婚を申し込んだことで処刑を回避。
現在は彼女の尻に完全に敷かれている。
テスト中は筆箱を出せないということを知らず、筆箱にカンペを仕込んで失敗したことがある。


  • 藤原 健太
皆で協力はぁ!!?

声:ロバートウォーターマン
伊織と耕平の同級生2人とよくつるんでいる悪友4人組の1人。
見た目はいかついが特徴がなく、存在感が薄い。そのため、その場にいないような扱いをされることもしばしば。
定期テストの際に、周りの数人でカンペの回し読みを示し合わせたものの、
自身のところでばれてしまい、全員に罪をなすりつけられて「不可」の判定を受けてしまった。
                             上記の4人は伊織と耕平と吊るむごとが多く、よく共に乾杯をする普通に仲が良い。……身の危険や女が絡まなければ。

  • 工藤会長
スイカ割りを人間でやろうとするな!!

声:福山潤 / 演:平田雄也
テニスサークル「ティンカーベル」会長。3年生。
色黒のチャラいイケメンではあるが他人をコケにする性根の腐った人物。
「伊豆春祭」の男コンでは余裕で1位を獲るつもりでいたが、伊織に屈辱的な負け方をしてしまい根に持っている。
以後も度々因縁をつけて伊織達に張り合うが、PaBの外道っぷりを度々目の当たりにした結果ツッコミ役みたいなポジションに収まる。
最初のクズな言動とは裏腹に意外と後輩やサークルの事を考えるなどサークルに対しては真摯。


  • 右代宮准教授
大学で教授に逆らったことを後悔したまえ!!!

伊織たちの材料力学の講義を担当する准教授で、自称「次期教授候補筆頭」
鬼太郎みたいに垂れ下がった前髪と気持ち悪い七三分けが特徴。
ナルシストを拗らせた神経質且つ嫌味な性格で授業態度の悪い学生に対しては高圧的に接する。
悪役みたいなウザい高笑いや難のある性格もあって生徒からのウケはイマイチ。寿達PaBの先輩からは密かに「アレ」呼ばわりされている。
成績も含め講義態度の悪い伊織達を見下して目の敵にし、彼らを罵倒したり難問をふっかけたり、童貞である事を小馬鹿にするなどある意味宿敵。本作の外道その6。
シャルピー衝撃試験の講義では、自身の臨時テストで好成績を取った伊織達への復讐とばかりに、
「装置のハンマーの向かう先に生徒を一人固定し、ハンマーが衝撃片を壊しかつ生徒の股間を痛打しない高さを計算せよ」という人体実験じみた課題を提示。
「股間へのダメージを恐れて衝撃片を破壊できず実験に失敗すれば単位を与えない」という外道行為を仕掛けるが、逆に最終的に報復で自身も人体実験をやらされる羽目になる。
当初は余裕綽々だったが、伊織達の策略により計算を誤り、自身も股間を強打し痛み分けに終わった。
4回生の選択特別講義も担当しており、寿も所属。
学生からは「ホワイト研」とも呼ばれる…が、その実情は1週間中6日間泊まり込みで実験データの採取・整理、実験機材の保守整備や設置といった諸雑務を丸々押し付けられる上、睡眠時間は1週間で10時間程度という地獄のような超ブラック研究室。
なお、自身は基本毎晩7時程度に帰宅する。
ただし、配属されれば心身共に否応なく鍛えられるために企業側のウケも良く、就職にも強いことから学生には人気がある。


☆その他登場人物

  • 水樹 カヤ
夢中になってる自分を認めてもらえるのって 嬉しいよね

声:水樹奈々
今村がドハマりしている人気アイドル声優で本名は摩耶。
ファンの今村ともフレンドリーに接する気さくな性格で、乙矢君に並び本作では数少ないまともな人物の1人。
青女の学園祭でライブを行った。
デビュー作は『溶解!魔法少女ららこ』。
名前の元ネタは勿論水樹奈々で、アニメでは彼女自身が声を担当した。


  • りえ
もうっ 顎骨へし折っちゃうよっ! ぷんぷんっ☆

青海女子大に通う御手洗の彼女。
幼馴染の関係で見た目も可愛い美人だが、思い込んだら一直線な上にかなりの武闘派。
初登場で御手洗のクズな態度にキレた際は格ゲー顔負けの華麗な連続コンボで御手洗を空高く殴り飛ばした。
浮気を悟った際は圧倒的な殺気と威圧感を纏って宣言通り顎骨を殴り砕く寸前まで追い込むも、
見事御手洗から結婚の言質を勝ち取り笑みを浮かべた強かな猛者。


  • 毒島 桜子
私のコトは桜子様と呼びなさい

青海女子大の学生。
見た目は今ドキのファッションに身を固めた美人だが、女王様気質で高圧的な性格のいわゆる典型的な性格ブス。本作の外道その7。
学園祭でのトラブルから伊織と因縁を抱え、伊織のバイト先で偶然再会。
伊織のバイトの先輩となり嫌がらせが主目的なパワハラ紛いの指導を行う…が、基本根が外道でメンタルも強靭な伊織にはほとんど効果がない。
ただしバイト先の乙矢にベタ惚れで、彼の前では猫を借りたような態度を取る。
嫌な性格が目立つが、ファッションや美容に気を使っており、乙矢に対して他の男に脇目も降らず日夜あの手この手でアプローチをしかけるなど根は純情な努力家。
時折伊織と意気投合するなど、犬猿の仲でありながら何処となく今村と同じ悪友ポジに近い。


  • 乙矢 尚海
北原さん……

伊織のバイト先の厨房担当。
顔良し、性格良し、変態性なしと天使のような美少年で、この漫画の登場人物とは思えないほど清らかないい子。
ダイビング部部長を務める高校生で、海が好きなこともあり伊織と意気投合する。
しかし憧れのタイプが「ダイビングが好きで豪快に飲み食いして海から上がってギターも弾ける人」と、完全に伊織がドストライクゾーン一直線。
伊織に子犬のように懐き、伊織のことを思い浮かべては顔を赤らめ、伊織と他の人物との態度も余りにも露骨に違う事からホモ疑惑が浮上している。
なおこの事実が判明してから毒島の伊織への態度は3割増しで悪化した。


  • 北原 栞
(私は実家に縛られない自由を手に入れる。その為には――)
(ブラコンですら演じ切ってみせる!)

伊織の妹で中学3年生。
和装姿で常に敬語で話し、伊織のことは「兄様」と呼ぶ機械音痴なブラコン気味の美少女。
…というのは仮の姿。
実際はバリバリ機械に精通し、特にブラコンでも何でもなく伊織の考えなしな行動に内心ブチキレたりする腹黒系少女。
両親がバカな兄に代って自分に旅館の跡を継がせようとするのを阻止するため、伊織を連れ戻して更生させようと「PaB」へ単身押しかける。
当初は伊織のことを見下し、あの手この手で周囲の伊織への心象を悪くしようと画策するもPaBの面々には全く効果がなく苦悩。
その後ダイビングで目にした海の美しさと、海に対する伊織の情熱を間近で見たことで心境が変化。
好きでもないが嫌いでもないというあいまいな心境にシフトした。
なお梓の見立てでは完全なブラコン扱い。


○余談

本作と同じく伊豆半島が舞台でダイビングを題材にした『あまんちゅ!』がテレビアニメ化した際、原作者の井上堅二氏が放った一言より、
ネット上では「汚いあまんちゅ」という俗称で名前が広まっている。
あまんちゅに失礼だよね!
それが作用したかは定かではないが、本作も後にアニメ化が決定し。さらに『あまんちゅ!二期』(2018年4月~6月)に続く2018年7月より放送と妙な繋がりを見せている。

伊豆・ダイビングが舞台とはいえ、なにぶんお下劣な内容を含むため、アニメ化が決まった後も各自治体は本作の扱いをどうするかかなり迷っていたそうだが、
『あまんちゅ!』作者の天野先生が伊東市に「ぐらんぶるもよろしくです」と声をかけたことで*3、小規模ながらタイアップを行うことが決まったという逸話があるそうな。
…なお、アニメの宣伝ポスターは2枚重ねになっており、1枚目は海パン姿で海に飛び込む絵だが、2枚目は全裸で海に飛び込む絵になる素敵仕様であった。
このためあちこちに貼る形にはせず、とある施設の目立たないところにひっそり貼る形になったとさ。

○関連作品

前述の通り井上堅ニが手掛けたライトノベル。…関連と言っても
両作品に特に繋がりは無いが、バカテスの12.5巻の後書きにて今作の事を『Fクラスメンバーが大学に行くとどうなるか』という話だと述べている。
勿論バカテスのキャラ本人たちが出てくるわけではないが、ある意味そのとおりである。
なので2巻には『バカとテストとカンニング』なる、伊織達バカ1年6人組の残念なテスト対策が描かれた番外編が収録されている。

追記修正はスピリタス(アルコール度数95%)一本を一気飲みしてから行って下さい。


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