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SCP-4904 - (2019/05/03 (金) 09:51:35) の編集履歴(バックアップ)
登録日:2019/05/02 Thu 13:14:40
更新日:2024/04/29 Mon 02:20:48
所要時間:約 4 分で読めます
とあるゲーム製作企業が生み出してしまった
都市伝説系のオブジェクトである。
コメント欄での特定の企業やファンに対する誹謗中傷・煽り等は控えていただきますようお願いします。
概要
SCP-4904 は 1997~1999 年に
セガによって製造された異常な GD-ROM である。GD-ROM とは
ドリームキャスト用の ROM ディスクのこと。どうやらセガ・ジャパンの「R&D-0 部門」という謎の部署が、セガ独自のコピーガード技術を開発しているうちに生み出してしまったモノらしい。さすが
時代を先取りしすぎてしまうことに定評のあるセガさんである。
SCP-4904『ソニックアドベンチャー』の GD-ROM ディスク
結局、このコピーガード技術は正常に機能させるのがあまりにも難しかったようで開発は中止。製造されたディスクの大部分は開発スタッフによって破棄されてしまったようだ。
異常な技術
上掲の写真の通り、SCP-4904 は通常の GD-ROM と区別のつかない外見をしている。しかしその正体はセガのオーバーテクノロジーの結晶であり、なんとディスクの溝に沿ってナノメートルスケールのパターンが刻まれている。ちなみに現代の大容量光学ディスク「ブルーレイディスク」の溝ピッチは 320 nm なので、SCP-4904 にはその百分の一程度の細かさでパターンが刻まれていることになる。何もそこまで……。
ともかく、R&D-0 部門はこの微細パターンに暗号を仕込むことで「コピー不可能なメディア」を実現しようとしたのだが、試作品をプレイしてみたところ画面が盛大にバグってしまった。百聞は一見にしかず、その画面をご覧いただきたい。
SCP-4904『ソニックアドベンチャー』起動 1 分後プレイ画面
SCP-4904『ソニックアドベンチャー』起動 3 分後プレイ画面
はじめは抽象的なバグ画面だが、徐々に「よくわからない何か」に安定化していくのがお分かりいただけるかと思う。
このまま読み込みを続けても光学ドライブが混乱してしまうようで、故障するまで SCP-4904 の同じ場所を何度も何度も読み込むようになってしまった。これではコピー不可能だがプレイも不可能だということで、SCP-4904 は残念ながらお蔵入りになったようだ。
開発者の運命
SCP-4904 の開発を担当した R&D-0 部門のケン・マツヤ主任ハードウェアプログラマーはこの奇妙な動作とバグ画面に魅了されてしまったらしく、SCP-4904 の動作原理を解明しようと、製造した SCP-4904 のうち 7 枚を破棄せず自宅に持ち帰った。その後 4 年間にわたって膨大な量の画面のスケッチを残したが、2003 年 8 月に自宅アパートで遺体となって発見された。
彼の遺体からは脳幹の大部分が消失しており、テレビには例のバグ画面が写し出されていたという。
追記・修正をお願いします。
- シリーズVの記事立てが相次いでるけどどいつもこいつも(ブライト除く)解説不要の短い記事だし説明にネタもないしでわざわざここに記事立てる程かよって感じ。新しい記事を知れるのは良いことだけど -- 名無しさん (2019-05-02 15:13:45)
- ジャムコンの作品であることは説明欲しいかな -- 名無しさん (2019-05-02 15:48:40)
- 元ネタはソニック.exeかな? -- 名無しさん (2019-05-02 15:52:17)
- 何故消えたのか理解でけない -- 名無しさん (2019-05-02 19:58:34)
- 「記事立てる程」のものばかりだと「財団の明日はどっちだ」多発問題にも繋がるし、多少はね?「解説不要」って点に関してはその通りだとは思うけど。いっそこういう短い記事は何かの共通項でひとつのページにまとめた方がいいのかもね -- 名無しさん (2019-05-03 08:18:47)
- むしろ、スケールでかくて複雑なのは食傷気味だわ -- 名無しさん (2019-05-03 08:29:23)
- 見て意味や内容のわかりやすいものは余程有名なものやTale関連、メタ視点で色々なければ直接見ればいいじゃんってのはあると思う -- 名無しさん (2019-05-03 09:51:35)