ハート様

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ハート様 - (2017/08/05 (土) 13:02:11) の編集履歴(バックアップ)


登録日:2009/10/14 (水) 22:22:25
更新日:2024/02/29 Thu 21:05:01
所要時間:約 2 分で読めます




CV:飯塚昭三(TVアニメ)/滝口順平(劇場版、PS版)/藤本隆弘(無双)

北斗の拳に登場する紳士な脂肪の塊。
シンの部下であり、幹部のトランプ四人組の中で最強を誇る。

ケンシロウの恐怖に脅えバーのマスターに当たり散らすモヒカンたちを叱責し、マスターに対して
「困ったことがあったらなんでも言うといい(ニコ~)」
という温かいお言葉をかける北斗の悪党にあるまじき素晴らしい紳士でもある。



…なのだが、自分の血を見ると
「いてえよ~!!」
と、我を忘れて殺人鬼に変貌して暴れまわる困ったさん。
上記の件の直後に、バーのマスターとモヒカン達は割れたグラスで出血したハート様の手によって死亡している。

その後、シンの居城にてケンシロウと対峙。ケンシロウの少年漫画の主人公にあるまじき暴言に対してなかなかノリのいい返しをしている辺りに、紳士性を感じる。
原作と劇場版ではケンシロウに対する口調が微妙に違う。

全身を分厚く覆う脂肪はクッション代わりにもなり、棍棒の攻撃を受け止め、弾き飛ばしてしまうほど。後のメディアで誰が名づけたか「拳法殺し」と称される。
他作品の話になるが『魁!!男塾』の牛宝、『るろうに剣心』の夷腕坊や『仮面ライダーオーズ』のネコヤミーも同様の設定を使っており、まさしくデブの中のデブである。
ケンシロウ戦ではこの脂肪がダメージを吸収してしまうという拳法殺しの肉体で拳を受け止め、
その直後質量を生かして反撃、本編中初めてケンシロウにダメージらしいダメージを与えた…正直ケンシロウが超人でなければ一発で死んでいた。
この時自分を倒せるのは南斗聖拳だけだと発言し、拳法の知識も豊富だと言うことを見せつけた。
しかし最期は持ち直したケンシロウの「北斗柔破斬」の猛烈な蹴りの連打で脂肪をかきわけられ秘孔を突かれたことで、
あの有名な断末魔『ひっ!! ひでぶっ!!』を叫び脂ぼ……いや死亡する。

ちなみに作者曰く、「いてぇ」と発音しようとしたが呂律が回らず「ひでぇ」になり、更に発言中に爆発したことから『ひでぶっ』になったという。


上記の偉大さからか(公式ですら)様付けで呼ばれるのがほぼデフォとなっている。
英語版なら、「Mr. Heart」と表記されている。

劇場版ではジャギの部下として登場し、壁をぶち破って現れた。ちなみにこの映画における本名は「エレファント」らしい。


北斗の拳 イチゴ味の番外漫画においてはシンとの出会いが描かれ、華奢な美少年だったという出オチ…もとい衝撃的過ぎる事実が明かされた。
その後の脂肪の塊と相まって、このことはシンとの出会いとその直前の悲惨な光景がどうでも良くなる程の印象を読者に与えてしまった。


SFCの『北斗の拳5 哀★絶章 天馬流星伝』では序盤でケンシロウが事故死し、ユリアがその後を追って死んでいるという展開なのだが、
それを知ってアル中になったシンを追い出してサザンクロスの王様に収まっている…何という設定だ。
おまけに性格も猜疑心の強く短気になっており、何も言っていない主人公に対し「私をブタと言ったな! 殺してやる!!」と勝手にブチ切れて襲い掛かってくるような、単なるブタ野郎に成り下がってしまった。
詳しい人に言わせるなら第二部の悪党・ギョウコとの混在を唱えられ、なんと「ひでぶ」の断末魔もなく死ぬ点も痛い所になっている。
モーション的には優遇されてるが…まあ当時は「北斗の拳のゲームは基本クソゲー」みたいな情勢だったので、理解できるキャラクターなだけマシと言えなくもない。

AC版北斗の拳では、シュウやジュウザを押しのけまさかのプレイヤーキャラとして登場。
ダッシュ、ブーフト、グレイヴシュートなし、ほとんどの攻撃にスーパーアーマーが付加される、という典型的なパワーキャラ…だが、ゲームがゲームだけに慎重な立ち回りが必要とされる。
ガーキャンから10割奪っていったり、2P側だと永久の幅が増えたり、JCの溜め状態のまま着地するとスーパーアーマーが持続したりなど彼も世紀末スポーツゲームの影響を色濃く受けている。
有名プレイヤーは、バニラ味の『元住TO』、チョコ味『ヘキサメチレン』、同じくチョコ味の『ABEGEN』、なぜか勝つTRF七不思議『たいつ』など。

ちなみに漫画『GTO』に彼をモチーフにした元力士の男が登場しており、その衝撃吸収の腹で鬼塚英吉を苦しめるが、
最後は撃退される。ちなみにその後男色家であることが判明した。



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