るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-

登録日:2011/06/30 Thu 13:59:21
更新日:2024/07/10 Wed23:32:09
所要時間:約 8 分で読めます





熱き想いを逆刃に込め、新時代・明治を駆け抜けた男がいた―。


るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-とは、和月伸宏の漫画作品。
1994年から1999年まで『週刊少年ジャンプ』にて連載された。


概要

タイトルの通り明治時代の日本が舞台で、連載前は編集者から「ジャンプで歴史ものはウケない」などと言われていた。
しかし、歴史上の事件や人物を絡ませたストーリーや、キャラクターの強さがインフレしない点などが評価されヒット作となり、コミックスの売り上げは2020年10月時点で7200万部を超えている。
ジャンプで超人気作品が抜けて部数が低迷し始めた「暗黒期」と称される時期を支えたとも評されている。

長期連載にはよくあることだが、初期と末期では絵柄が大きく変わっている。
初期は師匠の小畑健に似て柔らかで繊細、有り体に言えば少女漫画風の絵柄だったが、次第に線は太くシャープになり、少年漫画らしい画風へと変わっていった。
作者が影響を受けた映画やアニメを平気で作風に取り入れるので、格闘ゲームのやりすぎとしか思えないような
過剰な演出や時代背景を無視したキャラデザが目立ち、ド迫力の超次元チャンバラを生み出している(こういった少年漫画的演出は、後述のOVA『追憶編』等では大幅に削られている)。

また、『シャーマンキング』の武井宏之、『ONE PIECE』の尾田栄一郎らは本作のアシスタントを務めており、
作中でも麦わらマークの爆弾が登場するなどのお遊びが見受けられる。

この他番外編やリニューアル短編が描かれるなど、その人気は衰えを知らず、
2017年には、本編の正式な続編として『北海道編』がジャンプSQ.にてスタート。
構想の存在のみ語られていた幻の続編であり、人気キャラの再登場も予告されていただけに期待が高まっている。
また、同誌では平行して作者の妻で小説家の黒碕薫によるノベライズ版『神谷道場物語』も連載されている。

ちなみに「るろうに」とは本作の造語で、放浪者という意味。漢字表記は「流浪人」。


メディア展開

作者はこれらの展開について、原作漫画を主軸としつつメディア毎にそれぞれ独立した世界観=パラレルワールドとして考えている。

CD(カセット)ブック版

1994年12月~翌年7月にかけて『集英社 CD(カセット)ブックシリーズ』として全3巻が制作された。所謂ドラマCDである。CDとカセットテープで発売。
内容は

  • 1巻…単行本1巻の第4幕までを連続ドラマ化したもの
  • 2巻…『斬左』こと左之助との出会い
  • 3巻…黒傘事件

を題材にしている。
原作を忠実に再現しつつ2巻以降は場面ごとに独自のやりとりを肉付けしており、同じエピソードでも一部の場面がカットされたりしている旧アニメ版に比べると夫々の展開をしっかり表現しており、BGMや演出も原作らしいと好評。
キャスティングもサブキャラ含めて実力派の声優が目白押しだったが、旧アニメ版以降には引き継がれなかった(数名ほどは違う役で続投している)。


TVアニメ第一作・及び劇場版・OVA版(旧アニメ版)

TV版は1996年から1998年にかけ、フジテレビ系列で放送。
テレビアニメ放送期間中に劇場版が1作、終了後もOVAが3作品制作された。
アニメーション制作は第66話までをぎゃろっぷが、第67話以降からはスタジオディーンが担当。

キャスティングには製作会社の関係で作者の意見をガン無視した俳優・女優関係者が多数出演していることが知られる。悪く言えば忖度的なキャスティング。
特に主演の元宝塚である涼風真世の起用はかなり話題になった。所謂芸能人アテレコであり、退団後は男役はやらないと決めていたためオファーを断ろうとしていたが、結局承諾した。
しかしそれより前にCD版のキャスティングが存在し、それと比較されたため涼風真世を問わず本作のキャスト陣は批判の的となり、作者も同キャストを気に入っていたので不満タラタラでずっと愚痴ったりしていた。
涼風も初期はかなり手慣れていない感が強く苦戦していたが、音響監督として初めて現場に入っていた三ツ矢雄二の指導もあってメキメキと上達。
元々「七色の声」と称されていたことからアテレコの適正はあり、剣心としての穏やかなあるいはへたれの演技と、抜刀斎としての殺気立った演技*1を見事に演じ分けていたのは印象深く、今でも支持されている。
涼風が現場慣れしたのを見て、三ツ矢雄二も途中でお役御免として現場を去る予定だったが、涼風の慰留もあってその後も留まった。*2
以降、リメイクの度に声優が変わるのが一般的になっていったアニメ業界において、2011年の新京都編に至るまで*3故人を除きほとんどのキャストが変わらなかった。
それだけ批判があった本作のキャスティングは、結果としてしっかりと市民権を得たのである。

ただアニメの内容については原作者からの評価はやや辛口気味で、単行本のおまけページで思いっきり愚痴を言っていたり、
下記の新アニメ版制作発表のコメントで、「今作信頼できる新スタッフと忖度一切なしのガチ選考で選ばれた実力派新キャストでの制作」と暗に本作を指して詰ったりと結構ボロクソ気味である。

  • サブタイトルが当初は狙い過ぎなものばかりだった。例:第1話のサブタイトル「伝説の美剣士 愛ゆえに戦う男」
    • これは京都編の頃にはすっかり落ち着き、話の内容に則した妥当な表現が使われるようになった。
  • 演出が長かったり間延びしていたり詰め込みすぎを指摘。
    • 特に鵜堂刃衛の回には詰め込み方*4やサブタイトルにかなり不満があったようで、特に強く批判していた。ただし自身が監修した第二作目では比較的似通った構成になっている。
  • CDブック版のキャストに満足していたことから、キャストに不満があったのはまず作者だった。後になるべく別役での起用を求めたが、ほとんど叶わなかった。
  • 放送時間や低学年の視聴者層を意識し過ぎてか展開の改変や暴力描写の規制、人物・時代背景の解説の省略が多く見られた。*5
  • 連載スケジュールの都合上アニメ製作にはほぼノータッチだったのに何故か視聴者からの苦情が寄せられた

他にも作者指摘ではないがBGMがやたらハイカラだったり、演出が軽薄なことにはよくツッコミが入っていた。
ただこちらも京都編へ突入するあたりで一気に改善されており、作画含めてよりシリアスで緊迫感溢れる雰囲気を醸し出すようになった。作者もそれに応じて単行本のコメントで評価を少しずつ改めており、何より京都編のラストシーンは平成アニメ版初期OPを見て思いつき、構図を逆輸入したと認めている。
だが、そういう再評価こそあったとはいえ、新アニメでのあのコメントをみるに総合的に見て不満が勝ったのだろう。

ジャンプアニメと言えば作画崩壊などの取り沙汰されるが、本作は比較的安定している方。特にギャグシーンの動画部分にやたら力が入ってたりする。
しかしシリアス部分の出来も良く、斎藤戦で一気に吹っ切れていき、その後は特に京都編の力の入れっぷりは当時としてどころか今見ても作画・演出・サウンドを含めてかなりのクオリティ。
この辺りは作者も強く要求していたらしく、作画は良かったと認めている。

主題歌には番組のメインスポンサー兼版権を保有するソニー・ミュージックのアーティストが主に起用され、JUDY AND MARYの『そばかす』やSIAM SHADEの『1/3の純情な感情』など、本作の主題歌からブレイクしたアーティストも多い。
一方で和風感ゼロな主題歌だったこと、逆にそれらの曲(主にED曲)に一致させた気合の入った映像で違和感をなくしていたパターンもあって、原作ファンからの評判はまちまちである。
特にOP1の「そばかす」は、完全にタイアップとして作られ、グループに作品が何かも伝えられなかったため、ほぼ作品のテーマと掠らない楽曲であった。*6
そりゃ作品のイメージとも離れるというもの…それでもなるべくOPアニメーションで音ハメしていたスタッフに脱帽であるが、
OP1が売れた影響なのか、OP2・3と全てが恋愛ソングになってしまい、ED込みで全体的に恋愛色の強い楽曲が多くなってしまった。
また、そんな努力をしていた制作側が曲に一致させた渾身のED映像を用意したにも関わらずラルクが不祥事起こしてEDを降りざるを得なくなった事を悔やむ声も多い
それはそれとして、完全に偶然なのだが追憶編が『そばかす』の歌詞と割と一致した*7展開だった事は一部で話題になった。

第一作目はアニオリを挟み原作の京都編までをアニメ化している。というか京都編後も暫く続いていたが原作に近づいてしまったこともあり、全てアニオリであった。
ただし巴がEDで登場しており、少なくとも当初は人誅編へ続く構想があった事がうかがえる。OP3は京都編以降に使われる構想だったともされる。
結果としてキン肉マンと同じ轍を踏んでしまったことで人気が下落し、最後はアニオリ編で最終回を迎えてしまった。

その後1999年制作のOVA『追憶編』は原作の回想編(単行本3巻分)をベースに、極限まで「幕末」という時代を再現しており、日本のみならず海外でも高い人気を誇る。
英語版だとなぜか『SAMURAI X』ってタイトルだが、英語吹き替えがカオスだったせいで某動画サイトを中心に多くのMADが作られ一大ブームとなった。MAD含めて作者にはバカ受けしており後の作品で名前が登場する
また、2001~2002年に発売された追憶編の続編として本編終了後を描いた『星霜編』が制作された。
明るめな雰囲気であったテレビシリーズとは大きく異なり、OVA版は全体的に物悲しくやるせない雰囲気が漂うため、アニメーションとしては高い評価を得る一方展開はやや人を選ぶところはある。
一転してコメディシーンがないうえ、地上波に乗らないのを良いことに惨殺シーンをかなり容赦なく描写しており、テレビアニメと同じつもりで観ると思わぬダメージを食らうので要注意。
よって一応映像作品としての旧版も、ある程度原作の終盤に近いところまでなんとか映像化している。ただしTVアニメ版の続きではなく、特に刃衛戦などはリメイクされている。

2011年には『京都編』を題材にしたOVA『新京都編』が制作。一部故人などを除いてほぼ全ての声優を元のままやるという当時としては珍しい構成で、古参ファンを喜ばせた。
作画は劇画風だった前二作と比べると柔らかめのタッチに戻っている。
ただし、約半数しか登場しない十本刀をはじめ登場人物達の出番の増減や展開の改変がかなり多くなっているのは賛否両論。

なお、以上まで語ってきた所謂旧アニメ版は下記の新アニメ版の放送に合わせて各種配信サイトでの配信が全て終了した。
時間を経たうえでのリメイクが行われた旧作の宿命として、一度配信終了になると実質的な封印作品となりやすく、現状旧アニメ版が再度配信に乗る可能性は非常に少ない
今のうちに売っているソフトはなるべく買っておいた方がいいかもしれない。


実写系メディア

2012年、2014年、2021年には実写映画計5作が公開。
さらに2016年には、宝塚歌劇団で舞台化。旧アニメで剣心役を演じた涼風真世も元宝塚だったことから舞台挨拶に顔を出していた。

実写映画については詳しくは当該記事を参照してもらいたいが、何かと批判の的になる漫画の実写化という観点では、かなりの成功した部類と言われており、これが5作と続いた理由にもなっている。
特に緋村剣心を演じた佐藤健のイメージのハマりっぷりは驚嘆すること請け合い。
実写映画、舞台の双方を作者もかなり評価しており、一部オリジナルのキャラ付けは後々連載が始まった北海道編で逆輸入される事になる。

なお、実写映画版製作に合わせて、連載当時の担当(連載終了時に「人気あるのに自分の都合で終わらせるんだから二度と剣心描くな」と作者に言っていた)から
「映画公開されるし、またるろ剣描かなきゃな!」と掌返し提案された事によりるろうに剣心-キネマ版-るろうに剣心 裏幕-炎を統べる-が短期連載される事になった。作者「えーっ!?」*8

TVアニメ第二作

2023年7月から、前作より27年ぶりとなるテレビアニメが放送開始。
旧シリーズと同じフジテレビ系列の放送だが、枠は深夜の「ノイタミナ」に移行し、制作はライデンフィルムが担当。
作者自らが総監修しており(因みに嫁の黒碕も脚本協力に名を連ねているので夫婦共々製作に関わっている事になる)、原作で読者からのツッコミが多かった点や違和感のあった構成・時代考証を変更しつつアニオリは補完程度に留めた原作に忠実な展開になっており、過剰なギャグ演出もカットされている*9
その代わりにかweb版の次回予告は某サイヤ人風に喋り出す薫や薬でハゲる左之助、樹海で遭難する蒼紫などメタ発言やネタバレ、パロディが飛び交いかなりカオス。あと観柳だけは明らかに北海道編を見越したキャラ付けになっている
なお、OPアニメ内で「左頬に傷のない原作でも1話しか出てこなかった超レアな抜刀斎」「抜刀斎の戦闘シーンに挿入される落ちていく簪」「髑髏の山の中で座り込む剣心」
「逆刃刀に巻き付いた鎖が砕けると同時に立ち上がる剣心」「一瞬だけ映る雪原と梅の花」と明らかに追憶編および人誅編を意識した場面が描かれており、
そこはかとなく人誅編まで必ず続けるというスタッフの心境が見えなくもない。なお京都編要素はOPアニメ内には全くない
作者もジャンプSQの巻末で「旧連載の範囲まではアニメ化するつもりです(意訳)」とコメントしているため、人誅編までアニメ化するのはほぼ確定のようだ。
第一期は2023年7月〜12月まで放送し、剣心が志々雄制圧のため神谷道場から去るところまでが描かれた。
2024年10月からは京都編を描いた第二期「京都動乱」が放送予定。
予定通りに続けば言葉通りになるのだが…。

キャスティングもアニメ化以降初めて一新。実写版のそれに合わせてか声優としては初めて男性が剣心を担当した。
かつては作者を含めてあれこれ言われた旧作のキャスティングだが、本作は直近のオールスターゲームでも担当してきた涼風真世なども総じて交代となってしまった。
この決定は、先述の通り変わってもおかしくない時期ですら続投していたこともあり、長年親しまれていたこともあって放送前にはかなり反発を産んだ。
ただ、昨今ではキャスト総入れ替えは主に予算の都合等*10の理由によって当たり前になりつつあり、そして本作ではゲストや準レギュラーの声優に故人が増えたこともあって、
さしものるろ剣も時代の流れには逆らえなかったのだとは言える。直近作の涼風真世などは健在だっただけに相当惜しまれてはいたが。
そもそも旧アニメで俳優の声優アテレコが多かったのは、声優のギャラの特殊性から、その枠に当てはまらない人材を選ぶことでギャラを抑えるためとも言われているので考え方としては似ているか。どう考えても選んだ俳優陣の方がギャラが高そうだが
ただ、剣心や斎藤など明らかに違う雰囲気のある人選を除いて、比較的旧作を意識したキャスティングがなされていて、どことなく声質の似た声優が起用されている傾向にある。
特に神谷薫役の高橋李依などは結構近い方と評されている。
また、旧作からのスライド起用はほとんどないが、全てが若手が中心なわけでもなく、ゲストや敵役には今ではベテランとなった声優陣がたくさん起用されている。

なお、前作では散々原作ファンから非難された主題歌については、恋愛ソングからは脱却した一方で、今回も作品の雰囲気として比較するとほぼガン無視。
特にOP1は和風感のない現代的でスピーディーなラップが選ばれており、OP2も少々アップテンポなオーケストラ調である。
OP1の微妙にアップテンションな(完全にではない)ラップ調な点は特にネタにされている*11こともあるが、前作と比べるとただのタイアップではなく(例えば1stOPのタイトルは『飛天』、2ndは『るろうの形代』)本作のイメージ自体は歌詞などにしっかり盛り込まれている。
また、OPの1シーンは原作でもリスペクトされた旧作OP1のラストシーンを彷彿とさせたり、同OPの1シーンに旧アニメの紫着衣の剣心が出たり、
何故か旧アニメでやった傘回しを披露している剣心が出たり、OP1『飛天』の歌詞にはシレっと『そばかす』の歌詞をリスペクトしたフレーズが盛り込まれてたりするなど、旧作に対するリスペクトを感じられる。
一方でEDは現状はしっとりとした風味のものが多く、OPと比べるとどちらもあまり批判されていない。和風感はこちらもないはずなのだが。
さらに前作とは違い、1クールずつ楽曲を変更していく方針となっている。これも時代の違いか。

作画については流石は現代アニメということで安定しているが、一方で演出面では旧作の京都編が神がかり的な内容だったこともあり、まだそこまで行ってない段階なのに非難されることも。
特に斎藤戦は台詞こそ基本的に同じだが、戦闘シーンの描き方やどこを重視しているか、各々の演技の方針など完全に別物であり、
比較すると両作の方針の違いが楽しめるかもしれない。まああれだけリスペクトを備えつつ配信停止されているわけだが。


・あらすじ

幕末に「人斬り抜刀斎」と呼ばれ、恐れられた剣客がいた。敵対する者は容赦なく切り捨て、新時代「明治」を切り拓いた。
そして、動乱の終わりと共に「人斬り抜刀斎」は姿を消し、その名は伝説となった…。

時は流れ、明治十一年(1878年)。
東京にて、神谷薫と流浪人(るろうに)の剣客「緋村剣心」の出会いから浪漫譚は始まる…。

・登場人物

※キャストは1996年版/2023年版アニメの順。
※以下ネタバレ注意※


声:涼風真世/斉藤壮馬
本作の主人公で流浪人(ニート)
赤髪で背の低い優男で、左頬に十字傷がある。
その正体は、「人斬り抜刀斎」その人で、贖罪のため弱き人々のため不殺の逆刃刀を振るう。
口癖は「おろ~」。

声:藤谷美紀/高橋李依
神谷活心流道場師範代で、本作の戦うヒロインというほど戦っていないのは秘密だ
やや気が強いが、懐が広く活発な少女。
彼女の手料理はとても不味く、周りからは酷評されている。

声:うえだゆうじ/八代拓
剣心の仲間で人情に厚い元喧嘩屋(ニート)。裏社会での通り名は斬左。
元赤報隊隊士で、赤いハチマキと上着の背中の「惡」一文字が特徴。
フタエノキワミ、アッー!

声:冨永みーな/小市真琴
神谷活心流道場門下生。東京府士族の生まれ。
両親を失い、ヤクザにスリとして働かされていたが、剣心と薫に救われる。
今作のもう一人の主人公枠。

声:大塚明夫杉田智和
人を斬ることで欲望を満たす殺人鬼。
明治からは「黒笠」として要人の暗殺を行っていた。
元新撰組隊士。
打ち切られた場合のラスボスとして想定されていたキャラで、不殺を貫く剣心に対するアンチテーゼ的存在。

声:土井美加大西沙織
会津出身の美人女医。
阿片密売の片棒を担がされていたが、後に贖罪のために生きる。
人をからかうのが好きで、左之助などから「女狐」と呼ばれる。

声:安原義人/内田雄馬
御庭番衆の御頭でイケメン。
冷静・無口・無表情とクール要素揃い踏みだが、中身は情に篤い漢。
作者の逆張りで味方化が遅くなってしまった。

声:飛田展男真殿光昭
蒼紫の元雇い主の実業家。
恵を利用し裏で阿片の密売を行っていた悪徳商人。
剣心達に成敗され御用となった…と思われていたが。

声:白鳥由里/大野柚布子
牛鍋屋「赤べこ」で働く内気な少女。
弥彦とは同僚で密かに想いを寄せている。
『人誅編』である重要な役割を担うことになる。

声:大林隆介三宅健太
剣術の未来を憂う者で、真古流の頭目。見掛け倒し。
竹刀剣術の隆盛に対して古流剣術の衰退に憤り、自身の流派による「剣術の統一」を画策する。
平成アニメだと設定も活躍もまるで違う別キャラ。一方で令和アニメだと原作通り情けない役回りかと思いきやその内面に踏み込んだ意外な結末が話題を呼んだ。

声:田中真弓三瓶由布子
雷十太の門弟の少年で豪商の子息。
口は生意気だが、秘めた才能と剣術にかける想いは本物。
弥彦とは良きライバル関係になっていくと思われたが、思わぬ結末を迎えることになってしまう。

  • 月岡津南
声:家中宏/梅原裕一郎
左之助の赤報隊時代の友人。
東京で錦絵師として過ごしながらある計画を企てていたが、のちに新聞記者に転職する。
彼本人よりも彼が作ったアイテムの方が一部界隈では有名だったりする。

声:鈴置洋孝・成田剣(新京都編)/日野聡
警視庁所属の抜刀警官で、役職は警部補。
元新撰組三番隊組長。剣心とは幕末からの宿敵。
政府の密偵として、志々雄一派を始めとする犯罪者達を追う。
必殺技は、左片手一本突き「牙突」。

声:櫻井智/山根綺
蒼紫を様付けして慕う御庭番衆のお転婆少女(イタチ娘)。
小柄で幼児体型だが、(これでも)16歳である。
京都編にて薫不在になった事で用意された代理ヒロイン。平成アニメ版の中の人はドラマCD版の薫を演じていた。
作者が「描いてて一番楽しかったキャラ」と公言しており、別作品の主人公のモチーフになった。

声:池田秀一中村悠一
十三代目飛天御剣流継承者で、剣心の師匠。
公式で最強な人。
だが性格はかなり破綻している世捨て人で、弟子との仲はそこまで良くない。

声:池田政典/古川慎
元長州派維新志士。めけーも!!
「弱肉強食」を信念とし、十本刀も含めた巨大組織を創設し、明治政府を転覆させ覇権を握り取ろうと企む。
幕末の頃に政府側の裏切りにあい全身に大火傷を負ったため、全身に包帯を巻いている。また、その体質を利用した技を使う。

志々雄配下の精鋭部隊。
…が正直登場させ過ぎたと作者がぶっちゃけている。

声:岩男潤子
剣心の元妻。非常に美人だが、無口。
作者がどうしてもイメージが思いつかなかった結果、自己嫌悪に陥るレベルで外見が綾波レイ

声:佐々木望
巴の実弟。
剣心(抜刀斎)への歪んだ復讐心から「人誅」を計画する。

縁を含む「人誅」のため集まった同胞。
…が、京都編での志々雄と十本刀の人気の煽りをもろに受けてしまう結果に。

  • 来迎寺千鶴
本編の1年前に東京に訪れた剣心が助けた少女。
読み切り版のヒロインで本来は本編にも登場するはずだったのだが…
まさか千鶴もあの流浪人が後に東京に定住して妻帯を持ったなんて夢にも思うまい

声:伊藤かな恵
本編の数日前に横浜に訪れた剣心が助けた女性外国人医師。
剣心が東京に滞在する事になるきっかけを作った人物で、るろ剣とエンバーミングを繋ぐキャラ。サイボーグがいたり錬金術があったりと和月作品の19世紀は非常にカオスである

  • エスピラール・ロタシオン
声:三木眞一郎
本編の数日前に横浜に訪れた剣心と対決した西洋の暗殺者。
原作の第零幕ではあっさり剣心に倒されたギャグキャラだったのだが、令和アニメでは生きる時代を見失い迷走してしまった剣士という一面が深掘りされて意外な結末を迎えた。*12
まさかの第二の雷十太枠

・余談

2012年には実写映画化を記念してパラレルに当たる『るろうに剣心-キネマ版-』がジャンプSQで連載、前日譚読み切り『第零幕』が週刊少年ジャンプにて掲載された。
2014年には志々雄真実を主役とした前後編の外伝読み切り『るろうに剣心 裏幕-炎を統べる-』がSQにて掲載*13
2016年には志々雄一派残党のその後を描いた前後編読み切りにして北海道編のプロローグに当たる『明日郎 前科アリ』がSQにて掲載。
2021年には『トムとジェリー』とのコラボグッズが発売され、トム緋村剣心、ジェリーが雪代縁に扮した。剣心と縁は「仲良く喧嘩しな♪」な関係じゃないのに。

読み切り

連載に至るまで、二度の読み切り版『るろうに』がジャンプ本誌に掲載されている。

一本目は、悪い弟子に乗っ取られた神谷活心流道場を取り戻すというもので、恵・薫・弥彦の三人が姉弟という設定。
「人斬り抜刀斎」という名前は出てくるが、「緋村」の苗字も「剣心」の名前も明らかにはされない他、流儀名も「飛天剣流」と漢字表記が違う。
薫たちの姉弟設定の他、彼らの父親と抜刀斎が友人であったなど、本編とはつながりのないパラレルストーリー。

二本目は、不逞士族にさらわれた資産家の子女を救い出すというストーリー。やはり剣心の本名は明かされず、流儀名も語られない。
こちらは作者によれば、本編の前日譚になる正史とのことだが、人斬り抜刀斎が「あくまで影働きに徹したために、一般人には知られていない」とされているなど、本編とは微妙に設定が異なる。

なお、どちらの読み切りにも悠久山安慈がモブの悪役として登場しており、後者には瀬田宗次郎の姿も確認できる。


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最終更新:2024年07月10日 23:32

*1 と付け加えるなら比古清十郎の元から飛び出す直前と少年声など。

*2 そしてこれを契機に三ツ矢雄二は音響監督としての道に寄っていくようになる。ある意味三ツ矢にとって本作はターニングポイントである。

*3 ゲームを含めるなら2019年のジャンプフォースまで。

*4 冒頭の谷卿や護衛のゴロツキと剣心&左之助のやりとりが完全にカットされているなど。

*5 本作はむしろ流血シーンなどが激しい場面があるのであの時間帯としては攻めた方である。また、解説については一部を本編のキャラが担っている。

*6 マネージャーから「2日で曲を作れ」と無茶振りされ、どんな作品なのかも一切聞かされないまま作らされたため、アニメと聞いてすぐ浮かんできた「キャンディ・キャンディ」をイメージし、恋愛ソングになってしまった。

*7 初っ端から主人公が「大嫌いだったそばかす」を撫でて「ヘヴィー級の恋」の終わりに溜息を吐き、サビでは「あの人の笑顔も思い出せない」と回想する。あと「左耳のピアスには笑えないエピソード」という歌詞も。

*8 ちなみに担当の佐々木も「実際当時の作者の体調がヤバかったのでるろ剣終了に同意した」とコメントしており、作者も「決して軽い発言ではない」とコメントしている。

*9 曰く、実写に置き換えた際再現できるか否かの塩梅が基準らしい。

*10 なお、昨今旧キャストの加齢による声質の変化でキャラのイメージと合わなくなったということもよく言われる。ただこれは公式側が予算の都合にそれらしい理由を付けるため、そういった認知に誘導している面もある。

*11 元からラップ曲が採用されているボーボボのMADが作られて話題になったほど。

*12 もっともこれらの改変が完全にアニメオリジナルというわけではなく、第零幕執筆時に尺の都合で描けなかったエスピラールの人物像をアニメで表現した形になる。

*13 コミックスには黒碕薫が執筆した別視点によるノベライズも収録。