ノットレイダー

登録日:2021/06/05 Sat 08:57:12
更新日:2023/07/13 Thu 23:24:16
所要時間:約 10 分で読めます




ノットレイダーは『スター☆トゥインクルプリキュア』に登場する敵組織。

【概要】

宇宙支配を企む異星人集団。
その鍵となるスターカラーペンとフワを狙っている。
砂漠の使徒幻影帝国と同様に戦闘員がいる。
アイワーン以外恒例のモンスターはほとんど使わないという珍しいタイプの敵組織である。
後にテンジョウにも一般人を巨大ノットレイ化させる能力が付いたが、カッパードは他者の歪んだイマジネーションを自身の武器に変えて戦う。
モチーフは日本の妖怪。妖怪といっても裏の30分後とは無関係…の筈

名前の由来は「Not(ノット)(否)」+「乗っ取り」+「Raider(レイダー)(襲撃者or侵略者)」と思われる。
だが、直訳するとNot Raider(我々は侵略者じゃない)となるのだが、果たして…?
どうやら、カッパード達幹部もまた「故郷の星を奪われた異星人」であるらしい。


【構成員】

  • 「あの方」/ダークネスト
CV:???

ノットレイダーの首領。その名は11話で判明。
初登場時はクリスタルの中に眠っている状態であった。
ガルオウガは彼(彼女?)の覚醒の為にプリンセススターカラーペンを部下に集めさせている。
声にエフェクトがかかっておりCVは不明。
その声は何処となく女性っぽいが…
第10話でプリンセススターカラーペンの回収が上手くいっていない幹部達(カッパード、テンジョウ、アイワーン)にお仕置き…と思いきや、力を与えて三幹部の能力を強化した。意外とホワイトな上司である。
…少なくとも人材を使い倒す事しか考えておらず(というか基本的に最低限の関心すら無いらしく)退職者を続出させた前作の社長は見習ったほうがいい。
ただしダークネスト様に力を与えられる際は苦痛が伴う。
21話でキュアコスモに敗れたアイワーンノットリガーに憑依した際にはアイワーンにかなりの苦しみを与えていた。

中盤、キュアコスモの覚醒と同時に遂に姿を表した。
その姿は蛇を思わせる装飾をした甲冑をしているが、やはり素顔は明らかになっていない。



  • ガルオウガ
「プリンセススターカラーペンを探し出せ…」
CV:鶴岡聡

「あの方」と呼ばれるボスの側近を務める怪人。
ローブを纏った青鬼のような姿をしているエイリアン。
凶悪ではあるが実直かつ誇り高い性格で、肉弾戦を駆使して戦う。
左腕にはダークネストの力の一部を貰ったという不気味なブレスレットを付けており、自由自在に瞬間移動が出来るという特殊能力もある。
が、他の幹部たちに比べて実は宇宙空間での適応能力は低く、しかもパワーの殆どをブレスレットのエネルギーに依存しているため、ブレスレットが破壊されたりしてエネルギーが絶たれると撤退せざるを得なくなってしまうという弱点がある。

基地の中でちょこちょこ顔を見せる程度の状態が長らく続いていたが、満を持して実戦の場に登場。
手始めにキュアスターと一対一で戦うことになり、彼女を圧倒的な力で難なく蹴散らしたほか、後から応援に駆けつけたプリキュア達のいかなる技も通用しないなど桁違いの強さを見せつけた。

発言から察するに、何かしらの哀しい過去を秘めているらしく、フワや地球を守りたいというプリキュア達の言葉に「そんな言葉を軽々しく口にするな」「単なる可愛がり」と指摘している。*1

モチーフは鬼。別にアカオーニさんの生き別れの兄という訳では無い。似ても似つかない極悪面だし

6年前は怒りの戦騎だった。


「水もしたたる良い男、カッパード参上ッ!」
CV:細谷佳正

幹部の1人。河童のような姿をしているエイリアン。
イケメンマスク+頭頂部ハゲという破壊力のある組み合わせで、開幕一番で視聴者の笑いを誘った本作屈指のネタキャラ。

戦闘はモンスターなどは使わず、自身の双刀のライトセーバーで正々堂々戦う脳筋武人タイプ。
第12話からがダークネストより力を与えられた事により、武器であるブレードがパワーアップ。
人間からイマジネーションを抜き取りブレードに吸収し、イマジネーションに応じた形状と能力をブレードに付与できるようになった。
モチーフはカッパ。
詳細は項目にて。


  • テンジョウ
「わたしの狙いはスタープリンセスの力だから」
CV:遠藤綾

幹部の1人。天狗を模したマスクと団扇を持ったセクシーお姉さん系エイリアン。

文字通り天狗になったかのような自信家で、ノットレイに様々な陣形を組ませて攻撃させる戦法を得意とする、意外と珍しい軍師系キャラ。
だが、今のところ人質作戦などの外道な作戦は決してせずに、正攻法で戦っている。(後にひかる達の家族を着ぐるみを着せてノットレイにした事もあるが、ただの偶然である)
ノットレイを「駒ちゃん達」と呼んでいるが、彼女なりに可愛がってもいる模様。ついでに言うなら中の人は「コマさん」である。
途中でダークネストより力を与えられた事により能力がパワーアップ。
人間からイマジネーションを抜き取りノットレイに与えることで、イマジネーションに応じた形でノットレイを強化する能力を得た。この能力で強化されたノットレイは巨大化し、イマジネーションに応じた様々な武器や能力を使う。
普通の人間をベースにすることも出来るが、その際は対象の人物にノットレイの着ぐるみを着せなければならない為、少しめんどくさい。
モチーフは女天狗。
黒いマスクには長い付け鼻が付いているが彼女自身の鼻は短い。
視聴者からは「仮面を外せば正統派な美人女性幹部」と思われ、ノットレイ達にも彼女のシンパが多いのだが…。

実は、彼女の故郷「グーテン星」では鼻が短い事は嘲笑か哀れみの対象である。
視聴者に散々容姿を突っ込まれるカッパードさんはあくまで「そういう容姿の宇宙人」であり、彼の滅んだ故郷の同族は彼と同じ様な容姿であった。
しかしテンジョウは故郷グーテン星では「哀れまれるほど異質な容姿」であり故郷グーテン星の「ルッキズムと偽善」に失望し自ら故郷を捨てたという壮絶な過去を持つ。


  • アイワーン
「そうそう、大事なのはプリンセススターカラーペンだっつーの!」
CV:村川梨衣

幹部の1人。大きな単眼を持つ小柄な少女型エイリアン。
外見相応に生意気な性格で、甲高い笑い声が特徴。口癖は「〜だっつーの!」。
いつも傍らにお目付け役であるバケニャーンを引き連れている。

自身は非力だが、科学者としては卓越した能力を持ち、ノットレイのスーツやプリンセススターカラーペンを改造してイマジネーションを塗りつぶすダークペンを生み出した。
ダークペンで心を塗りつぶされた人間は「ノットリガー」と呼ばれる怪物に変わってしまい、ダークペンを奪い返して浄化しないと元の姿に戻すことができない。ある意味プリキュアの敵としては最もステレオタイプの敵。

他の幹部と比べても突出して舌戦に長け、プリキュアを言い負かす寸前にまで追い詰めるほど弁が立つが、いくら頭が良くてもおつむはまだまだ子供なのか、戦闘中はろくに作戦も考えないノットリガーを使ってのゴリ押し戦法が多い。
何より、ペンを取り返されたらプリキュア達をパワーアップさせてしまうというデメリットに頭が回っていない辺り、やっぱりどこか抜けている面もある。
そして、「どうやって彼女がプリンセススターカラーペンを二本も手に入れられてるのか?*2という謎もある。
中盤以降はノットレイダーから離脱したことで急激に心が荒み、ヤンデレ化が進行していくことに…。その後自身が乗る円盤が変形するアイワーンロボでプリキュアたちと戦うことに。

モチーフは一つ目小僧。


  • バケニャーン
「失礼ですよ? ノットレイダー1の超天才科学者、アイワーン様に対して」
CV:上田燿司

アイワーンの付き人を務める執事風の猫の獣人型エイリアン。常にお盆に乗ったティーセットを片手に持っている。

アイワーンに忠誠を誓っているようだが、状況は冷静に見極めており、作戦が失敗に終わった時には彼女に手厳しい言葉をかけることも。
それに戦闘時にはアイワーンを(ピンチの時でも)一切助けようとしない*3、プリンセススターカラーペンの謎を知っているなど、今後の敵側の最重要キャラである事を匂わせている。
普段は前線に出ないので弱いかと言えばそんな事はなく、プリキュアと初戦闘に突入した際には直立不動のままお茶を淹れつつプリキュア達の攻撃を華麗に避けて難なくあしらうという笑撃の実力を見せつけた。しかしその直後……?
モチーフは化け猫


  • ノットレイ
『ノットレーイ!!』
CV:下山吉光、田中健太、越後屋コースケ、宮崎遊

所謂戦闘員。
顔に「NO」と書かれている。
何気に敵側のメイン戦力であるという珍しいタイプの戦闘員。
それぞれ体格に微妙な個体差があったりする。もちろんデブもいる
無限量産タイプ…ではなく、各話で登場してるノットレイは全て同じ個体であるらしい。プリキュアにやられても死亡してる訳では無い模様。
物語終盤ではプリキュアとノットレイダーが共闘での休憩中、ノットレイ達がマスクを外した素顔が登場しておりそれぞれ姿が異なっている。
ちなみにスーツとマスクの着ぐるみ。他の異星人も着ぐるみを着せることで一時的に仲間に引き込む事が出来るらしい。
1文字違いの植物と金属でできてるあのモンスターとは関係ない


  • ノットリガー
『ノットリガーッ!!』
CV:下山吉光

アイワーンが開発したダークペンによって、心が塗りつぶされた者が変化してしまう怪物。
倒すにはダークペンを取り返して浄化しなくてはならない。
また、塗り潰された心はあまりに弱いせいか、アイワーンの言うことをあまり聞かず、制御がしづらいという欠点がある。
プリキュアおなじみの怪物枠だが、初登場が第6話とこの枠にしては比較的遅め。
今の所アイワーン専用のモンスターである。

後に第11話にて、アイワーンの「自分達が一気に三本のダークペンを手にしてノットリガーになればいい」との提案から、カッパード達三人がダークペンの力で合体・融合して誕生した『ノットリガー・トリニティ』も登場(こちらは元となる人物の意識・人格も正常に保たれており、三幹部がロボットを操縦するような感覚で制御している)。
ただでさえ前回の話でボロ負けしたばかりのプリキュアを圧倒的な力で大いに苦しめたが、新必殺技「プリキュア・サザンクロスショット」の前に遂に敗れた。


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最終更新:2023年07月13日 23:24

*1 これにはプリキュア達も図星を言い当てられ、すぐには反論できなかった。

*2 レーダーもごく最近完成したものらしい。

*3 どころか、何故か忽然と姿を消している。