ダークネスト(スター☆トゥインクルプリキュア)

登録日:2020/02/01 Sat 17:52:59
更新日:2025/01/25 Sat 16:26:14
所要時間:約 5 分で読めます





闇ノ下僕達ヨ、「プリンセス」ノ「力」ヲ…集メヨ…


ダークネストとは、『スター☆トゥインクルプリキュア』に登場する敵キャラクターである。

CV:???

概要

本作の敵対勢力「ノットレイダー」の元締め。
配下達にプリンセススターカラーペンとフワの回収を命じている張本人であり、フワを何故か「器」と呼ぶ。

物語開始当初は、本編開始前に行ったスターパレスへの攻撃の際に傷ついた肉体を癒すため、組織の根拠地にあるクリスタル内部にて半ば封印状態に陥っていた。
その状態でも、意識ははっきりと残っており、配下達の行動をずっと監視していた。

第11話にてプリキュア達がトゥインクルステッキを生み出し、そのイマジネーションの力と共鳴したことでより復活に近づき、この頃から声を発することができるようになる。
なおその声色はボイスチェンジャーを通したような不明瞭なものであり、声優が発表されていなかったこともあって長らく性別不明であった。(といっても、ほとんどの視聴者が男性だと思っていた)

そして、第21話にて遂に完全復活を果たす。
その姿は、「蛇やコブラを模した鎧と、その上からマントを羽織った、仰々しくも禍々しい魔人」のような姿であった。
尚蛇にかぶりつかれたかのような頭部には、漆黒の顔と赤一色の目があるが、これはホログラムであり、やろうと思えば顔の部分に映像を映し出すことができる(第39話で実際にやってる)。

ただし、基本的に上記のことについて命令するばかりで配下達のやり方に自ら干渉することはほとんどせず、ノットレイダーの組織運営は相変わらずガルオウガに任せている。

一方、アイワーンに勝手にエネルギーを送り込んで強制的にノットリガー化させて暴走させるなど、時折冷酷な本性を見せることもある。

能力

悪の一大勢力の親玉だけあって凄まじい力を秘めており、その能力は空間をゆがめることすら可能とする。

上記のような不完全な状態にあっても、プリキュアに連戦連敗する幹部陣を見かねて自身の力を分け与えて大幅に強化させた。
結果、プリキュア達はパワーアップした幹部陣に歯が立たず、初の黒星を付けられ、ペンを二本も奪われることとなった。
また、ガルオウガには、彼の出撃の度に、自身の力が込められた腕輪を託しており、その度にガルオウガはプリキュアに猛威振るい、「スタートゥインクルイマジネーション」などの最強クラスの技を使って漸く退けられる程の強敵となっている。

他にもノットレイに力を注ぐことで、その姿を自分そっくりに偽造させ、更には終盤にも差し掛かり、経験値も戦闘能力も大幅に上がっているプリキュアを手こずらせるほどにまでパワーアップさせることも可能と、その秘めたる実力は計り知れない。

過去と謎

本編開始前、ダークネストは、爆発四散し、難民たちの漂流地帯となっていたガルオウガの母星の跡地に降り立ち、そこで人々を「お前たちを見捨てたこの宇宙を支配するために、私の部下になれ。そのための力は与えてやる」と言い包めて纏め上げ、その場にノットレイダーの根拠地となる剣のような形をした巨大な岩塊をこの地に突き立てた。
これがノットレイダー誕生の歴史である。

配下達は自分達に希望を与えてくれたダークネストに心酔していき、その手足として働き続けていたが、その一方、「全て集めれば願いが叶う」という根も葉もないデマがあったペンはまだしも、フワを求める理由に関してはダークネストが伝えていなかったこともあってはっきり分かっておらず、彼らはペンの回収に重きを置いていた。
一方、フワが第31話にて進化した際には、厭うどころか大きな喜びに打ち震えていた。
このことから、ダークネストの最大の目的は最初からフワであったことが分かり、これを境に配下達にはフワの奪取を強く命令するようになる。

と、このように、ダークネストと配下との間で認識にずれが生じているが...?










この先物語核心部に関わるネタバレ注意













































第46話にて、ガルオウガ達に自らの力を注ぎこんだ鎧を着せて暴走させて洗脳し、全ての兵力を持って、スターパレスを襲った。
プリキュアが必死に応戦する中、宇宙星空連合の宇宙艦隊も駆け付け、その場は戦いの中で互いの怒号が飛び交う地獄絵図となっていた。

この惨状に心を痛めたスターは両陣営の間に割って入った。


宇宙をわたさないとか、乗っ取るとか、そんなの…おかしいよ!

宇宙には色んな人たちがいるんだ。みんな、それぞれ、思いや考え方も、全然ちがう。そんな人たちがたくさん、たくさん、いるんだよ!

この宇宙は、誰かのものじゃない! みんなの宇宙でしょ?

星空連合も、ノットレイダーも、わたしも、みんな、みんな、同じ宇宙に住む…宇宙人でしょ!


その心からの叫びに両陣営はあっけにとられ、戦いはやんだ。
しかし、ダークネストは鎧を通じてノットレイ達の歪んだイマジネーションを強制的に増幅させてしまう。

その姿に流石のガルオウガも、「我らが同志を何故!?ダークネスト様!」と呼びかける。

それに対し、ダークネストはついに、その仮面(鎧も)を自ら脱ぎ捨てた...



「ダークネスト」カ…
茶番は終わりだ…


鎧の下から現れたのは、緑のロングヘアに黄色の瞳に紺桔梗色の衣装を纏ったとても美しい1人の女性だった。


我は蛇遣い座のプリンセス…… かつてはそう呼ばれていた

蛇遣い座


その正体は、13人目のスタープリンセス。
かつて12人のスタープリンセスと共に宇宙を創造したプリンセスの一人であった。(詳しい過去はスタープリンセスの項目参照)

争いが絶えず秩序の乱れた今ある宇宙を破壊し、リセットすることがその目的であり、過去にはその破壊活動の一環としてガルオウガの母星を破壊していた。
そのため、彼女こそ、ノットレイダー誕生における黒幕だったのである。

古風且つ男勝りな口調で話す傲岸不遜な人物で、ノットレイダーのことは「見捨てられし日陰者達」と見下しており、自分の便利な手足程度にしか考えていなかった。

実はダークネストの時点でも、鎧のデザインが女性的であったり、靴がハイヒールになっていたりと、中身が女性なのではないかという伏線は設けられていた。
勘のいいファンからはバレバレだったのは内緒

戦闘能力

その力はダークネスト以上に強化されており、ブラックホールを自在に操る。
また、八岐大蛇を思わせる蛇のオーラを生成し、攻撃に用いることも可能。

他にも、器たるフワやノットレイダーの根拠地に秘められた力を使うことで、宇宙を無に帰すほどの闇を生み出せる。

終盤の活躍

正体を明かした46話にて、プリキュアの防衛線やパレスの結界を配下達から抽出した歪んだイマジネーションの力で突破し、フワとプリンセス達を攫い、ノットレイダーの根拠地へと向かう。

第47話では、フワ達を奪還しに来たプリキュア達を迎撃。
その中でトゥインクルイマジネーションとフワの真実を告げて動揺させると、巨大なブラックホールを生み出してプリキュアを抹殺しようとするが、プリキュアの力を吸い取ったフワが身を挺して特攻したことで消滅した…。

…かに思われたが、第48話ではプリキュアの中にあった「フワを消したくない」というイマジネーションによって力が不完全なものであったがために生還。*1

強大な闇を宇宙に広がらせ、一度は宇宙を無に帰してしまうが、プリキュア達は自らのイマジネーションで力を取り戻し、宇宙も復活。

トゥインクルスタイルのプリキュアと激しい最終決戦を繰り広げ、その必殺技の連打にも耐えきり、特大のブラックホールを生み出して今度こそ彼女らを消し去ろうとするが、これまでに関わってきた宇宙中の全ての命の想いを受け取ったスタートゥインクルイマジネーションで、自身が生み出した闇の全てを消されてしまった。

しかし、プリキュアは蛇遣い座も宇宙の命として認めていたために彼女は生還する。
そして、パレスにておうし座から再び戻るよう説得されるも自らこれを断り、
最後は自身の最後の力を込めた腕輪をガルオウガに渡し、その場を去った。

プリキュア達の言う、「キラヤバ」な宇宙に希望を抱いて…。



追記・修正はノットレイダーを作ってから頼むぞ。

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最終更新:2025年01月25日 16:26

*1 そもそも、スタープリンセスが誰か一人でも欠けてしまうと、その瞬間宇宙のバランスは崩壊してしまう。