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pixiv

登録日:2011/08/16 Tue 11:10:20
更新日:2026/07/22 Wed 15:12:39
所要時間:約 5 分で読めます




pixiv(ピクシブ)とは、ピクシブ株式会社が運営する会員制イラスト投稿コミュニティサイトである。


概要


2007年9月10日に公開。
2014年2月には会員数1000万人を突破、2025年9月現在1億1900万人もの会員数を誇り、mixiと並んで日本で最大のSNSといえる。
そのため、今やpixivへの投稿数がその作品の認知度・評価の基準にもなるほどである。
現在はイラストだけでなく漫画、小説も扱っている。「(しぶ)(支部)」という略称で呼ばれることも。

イラストを通じてのコミュニケーションがテーマであるため、SNSとしての標準的な機能は実装されているが、「mixi」とは違い、日記・一般的なコミュニティ等の機能はない。
R-18に関しても寛容で、修正が際どいものや、グロ分野も大体は投稿できる。
タグ付けが重視されていることにより、他の流動的なSNSと比較して長期的に作品を見てもらいやすい傾向にある。

登録に招待は必要なく、プレミアム会員にならなければ無料である。
ROM専、つまり絵を描くつもりがなく閲覧だけの目的でも登録は可能。7割弱はROM専ともちなみに、Poser等の3DCGや小説も投稿できる。
また、携帯からも登録が出来る。スマホで登録するなら公式のアプリをダウンロードしよう。ただし、作品によってはブラウザ版でしか見れないものもあるので要注意*1


主に投稿される絵


投稿内容は「コミック系のイラスト」が多い。対してデッサン等リアル傾向のイラストは少ない。
当然ではあるが新規投稿は流行りものが多く、一部のコンテンツ以外は基本的にブームが過ぎると投稿数が下がる。
また、ジャンルに関わらず、基本的に絵が描けそれなりにうまくないと見向きもされない。
しかし、絵は少し下手でも、ネタに走れば結構ランキングに載ることもある。旬のネタなら尚更。
近々出版予定の同人誌の表紙や中身のサンプルを公開している人もおり、これを見て購入を決意する人もそれなりにいる。

ネタイラストはもちろん、萌え・エロ・グロ、ガチイラスト等々豊富。
自作のCG動画や、水墨画、手書きイラストのキャプチャ、ジオラマ写真などなどの変わり種も。
専用のタグを付ける必要があるが、生成AIで制作したイラストも投稿可能。
ネタ絵はネット上で見たことがあるような物は、大抵ここに投稿されたもの。
エロは、みんな御用達。毎日の日課にR-18ランキングを見るのはもはやテンプレ。しかし、BLや百合系の絵も混ざっているのでノーマルな人は注意が必要。


会員


絵のレベルはアマチュアからプロ顔負けのものまで非常に幅広い、中には実際にプロの人も。
さらには、ここからプロになったり、仕事が舞い込んできたりする。
実際、pixivが運営する漫画購読サービス「pixivコミック」ではpixiv発のオリジナル作品も連載されている。

会員数と住みやすい環境のおかげで非常に素敵なセンス・フェチ(グロ注意)を持つ方、あるいはある方面に非常に定評のある方等がおり非常にカオス。
ちなみにアカウントは基本的には自主退会しない限り残り続ける。(一部例外あり)そのため、中の人が既に亡くなっているアカウントもあるとかないとか…
死後家族の元に請求書が届くというケースも確認されているため、FANBOXなど有料コンテンツを利用している会員の方は特に注意するように。


そんなことより…


二次傾倒の雰囲気、R-18(G)投稿可能、そして圧倒的会員数。
とくれば、エロ画像の投稿数の凄まじさは容易に想像できるだろう。

メジャージャンル・シチュはもとよりマニアックなものも必ずと言っていいほどある。
ピクシブで日夜股間のアンテナ頼りに至高の逸品を探し求めるのは俺だけではないだろう。

また、コミックマーケット等の同人誌即売会に販売する予定の本の表紙、サンプル、当日のお品書きを公開している人もおり、カタログを片手にこれらをチェックし興味を持った作者・サークルを通称「宝の地図」に記載する人もいると思われる。
最近でこそX(旧Twitter)でも確認は可能だが、やってない人もいるのでこちらで探す価値は今でも十分ある。

しかし、最近は「タグ付けときゃいいだろ」「サムネやタイトルでアナウンスしとけば問題ないでしょ」というゆるゆる思想から、性的要素を含む作品でも全年齢で投稿する者も少なくない。
厳しいことを言うかもしれないが、ルールとマナーが破綻したサイトに待っているのは破滅の道だ。
自分達の未来(とオカズ)のためにも、そういうユーザーを見かけたら角が立たない程度に指摘するか黙って通報(もしくはミュート)しよう。
追記者との約束だ!

また、最近ではAI生成作品が検索妨害レベルで大量に投稿されている。
通常のイラストを探したいのに、タグから来てみればキャラ冒涜レベルのエロ画像が彼方此方にあり、意外な扱われ方にビックリすることも。
AI生成作品を見たくない閲覧者のためにも投稿者はAI生成作品かどうかを適切に指定しておくことが望ましい。

悪意はないと信じたいがpixivは非日本語圏出身ユーザーも多いため、日本語のタグの意味を理解しないことによるタグ濫用が問題となっている。


主な機能・サービス


  • ブックマーク
気に入った絵のサムネを自分のページに貼り付けて、そこから元絵にジャンプして後で見やすく出来る機能。
絵の下のハートマーク(♡)を押すとハートに色がついて(💗)ブックマークされる。
フォロー同様、他のユーザに見せない非公開ブクマも可能なので、秘密にしておきたい性癖を隠すこともできる便利な代物。
ブックマークした作品と同じ傾向の作品が表示されやすくなるので、自分の好みの作品に巡り合いやすくもなる。

  • いいね!
1つの絵につき1日1回可能な作品評価機能。
「いいね!」ボタンを押すとその絵のいいね!数が1増える。0:00に回数制限がリセットされるので、日を跨げば何度でもいいね!ができる。
いいね!数のみ計上され、誰がいいね!したかの情報は残らない匿名性であるため、ブックマークよりも気軽に作品の評価ができる。
ブックマークと違い1人で複数カウントできる都合上カウント数=人気には直結しないが、1人で何回も押せば強く刺さった人がいることは伝わるはず。
取り消す意味は薄いが、一度いいね!すると取り消せないので注意。

17年4月9日以前は「評価」というイラストに対しての採点及びその累積結果だった。
元々は10点満点から閲覧者が選んだ点数を入力する方式だったが、17年4月10日からは現在の「いいね!」になった。
嫌がらせや荒らしで1点を入れる不届き者がいたり、10点を入れようとして点数誤爆したりと色々問題が多かったためと思われる。

  • すき!
16年に登場した、アプリ版における「ブックマーク」と「いいね!」を統合した機能。
アプリ版の場合「いいね!」ボタンがなく、♡ボタンのみ置かれており、押すといいね!とブックマークを同時に行う形となる。
この都合上、アプリ版からは既にブックマークした絵に2回目以降の「いいね!」を入れようと思うと、一度ブックマークを外さなければいけないので注意。

  • キャプション
作品の説明。
わりかしまともなことが書かれる場合が多いが、たまに溢れんばかりの感情が溢れ出す。逆に「とにかく作品を見ろ!話はそれからだ」と言わんばかりに無言を貫くキャプションも。
結構な長文に対応しているので、シチュの説明やセリフを入れることでイラストの威力が二乗になることも。
これらの個性的なキャプションは「キャプション芸」で検索するとわかりやすい。

  • コメント
各作品を見たユーザーが感想などを残せる。作者本人も書き込めるので返信をそこで行う人も。
海外ユーザーが増えたこともあり、普通に文字を打つだけでなく専用のスタンプも存在する。

  • ミュート
指定したタグやユーザーの作品が表示されなくなる。
ユーザーそのものもミュートできるため、波風を立てず地雷を避けるのに役立つ。
ミュートできるタグ・ユーザーの数は通常会員はたった1だが、プレミアム会員は500に増える。

  • ランキング
ブックマークと評価を元に順位を決める。絵のうまさ≠順位、ある意味社会の縮図。
人気版権タグにはマイナス補正がかかるものもある*2
ランクインすると運営が詳しく通知してくれる。

  • アンケート
作者が聞きたい事を閲覧者達に聞く事ができる。
1日1回投票可能。こちらも日を跨げば何度でも投票できる。
基本的には作品の好きなところや感想を聞くためのものだが、特にルールはないので普通にアンケートを取ったり、ネタ全開のカオスなものもあったりと、使い方は人それぞれ。

  • リクエスト
20年に登場した、リクエストを募集しているユーザーに有償で作品を依頼することができる機能。
言わばSkeb等で行われているコミッションのpixiv版だが、完成品はpixivに投稿されるため共有しやすかったり、リクエストに対して別のユーザーが共同で出資する相乗り機能があったりと独自点もある。

  • pixivFANBOX
ファンがクリエイターを定期的に支援することで限定コンテンツを楽しめるようになる、いわゆるサブスクの一つ。
イラスト以外にも動画や音声といった他媒体や進捗状況や日記文が投稿される、有料ブログに近い使われ方がなされることもある
上述の通りユーザーが亡くなってしまった際のトラブルの元となるため、終活等を考えている利用者は気をつけるように。

  • ピクシブ百科事典
pixivの関連タグに関しての辞書みたいなもの。簡単にいえばサブカルチャー専門のウィキペディア。基本的に何でも登録できるが、大百科がニコニココンテンツに特化しているように、pixivのコンテンツ解説が非常に豊富。
Wikiサービス

ピクシブ百科事典は、ピクシブ百科事典内でのリンクやpixivの関連タグとしての使用1件以上の使用があれば基本的にどんな特筆性の低いフィクションキャラの項目も作成可能と、手軽さはアニヲタWikiに劣らない。
が、それ故に一言しかないような死に体の項目や重複項目も多く、リダイレクト機能が無いため収拾も付けにくい。
生成AI普及後には事典内リンクやPixivタグとしての使用0件モブキャラの記事を乱立しては、後付けで生成AIによってメイン画像のイラストを形だけ作成する悪質な事例も存在する。
間違って作成した項目名の修正や項目自体の削除等はめったに行わないため、記事の数は雪だるま式に増えていく状況にある。
基本的にイラスト投稿コミュニティサイト故か芸能人やテレビ番組系の項目は数年単位で更新されないのがほとんどである。

ただし、逝去や不祥事が発生するとここぞとばかりに更新される事もしばしばあり、中には逝去後にいきなり項目が立てられる事も珍しくない。(死神行為とも。)
また、この職種の如く特定の人物に対してこれまでの行いについてやたら過剰に加筆する困った層までいる。
他にも(アニヲタWikiを含め百科事典系のwikiサイトではしばしば起こることだが)ほとんどこじつけレベルの個人考察を延々と載せたり、少数の共通項があるだけの無関係なキャラ・作品へのリンクを「関連項目」と称して多数並べたりといった行為が頻発しており、その点に関しては内外を問わず苦言を呈されがち。
中には自己作品愛が暴走してオリキャラの項目を作る年若い世代もたまに居るが、その辺は容赦なく即削除される傾向にある。
その上、エロイラストやイラストのコメント欄目当てと百科事典目当てはアカウントの持ち主としては今一つ両立しない傾向にある*3ため、要するに「アカウント停止処分を受けたら支部のエロイラストや絵師との交流はなくなっちゃうぜ!」という抑止力は機能しづらい。
元々編集者同士の連携が希薄で、対話や議論のためのプラットフォームが弱く、新人ユーザーを教育するという発想が界隈でそもそもない。そのため、しばしば「何が悪いか教えて貰えない内に通報された」という声も聞かれる。これには、百科事典としての厳密さのハードルが低く、そのガイドラインが曖昧なのも関係している。
良くも悪くも各種コメント欄でのコミュニケーション能力と政治力にユーザーの記述の信頼性が左右されるため、その辺は日本の百科事典サイトのWikipediaと変わりがない。信頼の無いアカウントの記述が個人叩きコメントと共に機械的に除去されて、信頼のあるアカウントがそれを復帰させたら記述の信頼性を「本当のようだ」と認めることは日常茶飯事である。

ちなみに、このアニヲタWiki(仮)の項目も存在する。





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最終更新:2026年07月22日 15:12

*1 アプリ版はpixiv自体のルールだけでなく、アプリストアの閲覧基準も設けられるため表示されない作品がある。

*2 そのため、順位欲しさとルール上は問題ないことをいい事に版権モノなのに「オリジナル」タグを付ける不届き者がいることも。ただし、中には「二次創作だが、絵の画風や構図等は自分自身の手で全て作り出したもの」「無断転載ではなく自分で描いたもの」という意味合いでつけているケースもある。創作における「オリジナル」という言葉の解釈と、pixiv運営側の「オリジナル作品」という言葉に対すると見解が必ずしも一致しているとは限らないことに起因しているがゆえでもあるため、一概に叱責できるものではない。

*3 それらは他サイトで代替できるし、そもそも百科事典の問題ユーザーは他ユーザーと協調しようともしない傾向にある。