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シュペルター(K.O.G.)

登録日:2011/08/21 (日) 19:51:54
更新日:2026/05/09 Sat 22:52:51
所要時間:約 3 分で読めます





「で……出おったわ……白銀の騎士(ナイト・オブ・クローム)」




■MHシュペルター(Knight Of Gold Water Dragon)

『シュペルター(SCHPERTOR)』は永野護の漫画作品『ファイブスター物語』の登場MH。
同作による最重要登場人物の一人であり、代表的な狂言回しでもある剣聖ダグラス・カイエンの搭乗騎として登場した。
初登場は「トラフィックス1」 の一編「シルバーナイト」。

読者の前に初めて公開された「K.O.G.以外のナイト・オブ・ゴールド」「ミラージュ騎士団以外の人間が駆る初めてのミラージュ・マシン」であり、このエピソード以降、作者が隠蔽していた多くの膨大な裏設定が作中に登場……中毒性を増して行く事になった。
また「シルバーナイト」は「放浪のアトロポス」に繋がる物語であり、例の如く設定イラストとは容姿が全く違っていたのだが、唯一未登場であった本作の象徴とも呼ぶべき「運命の3女神」の長女アトロポス(A.T)の初登場エピソードでもあった。



【基本スペック】


ロールアウト:不明(2700年代中盤)
所属国家:無し(A.K.D~無所属~ハスハ連合共和国)
肩高:14.4m
換装重量:122t
出力:1兆7千億馬力(※正確には3兆馬力以上)
マイト:天照帝


正式名称はミラージュX=K.O.G.(ナイト・オブ・ゴールド)。
ミラージュ騎士団のA(エース)No.を付けるMHで、L.E.D.ミラージュの指揮駆逐用MHとして完成させられた。
以降の「永遠の騎士(K.O.G.シリーズ)」と同じく、盾(ベイル)を持たず、大太刀のみを携えたシンプルなデザインとなっている。
ロールアウト時期が他のミラージュ・マシンに比べて遥かに早い事からも判る様に、以降のあらゆるミラージュ・マシンの原型となった機体であり、脹ら脛にマウントされた2基のスーパーイレーザーが互いにリンクする事で莫大なイコールパワーを生じる天照独自の「デュエルツイスターシステム」を初めて採用したMHでもある。

元々は天照がミラージュ騎士団の創設にも力を貸した、師である剣聖ディモス・ハイアラキ(FSS)の為に提供したMHである。
※天照が自分専用として用意していた騎体=皇帝騎だったものをハイアラキに譲渡したという記述もある。

本来はハイアラキのシュペルターに対して、カイエンの専用騎(皇王用MH)しては兄弟騎であるオージェ・アルスキュルが用意されていたのだが、幼いカイエンがミラージュ騎士団のリーダーの座と共にクーンとシュペルターの継承を選択した事により、カイエンの専用騎となる。
ハイアラキはウォータードラゴンの名称で使用しており、初収録された4巻では「ややこしい経歴を持つMH」として紹介されていた。
両肩に“ナイトマスター”の紋章を飾っていたのはハイアラキの所有であった証明であったのだが、後にそんな騎体が増えていってしまった。

その外見から、白銀の騎士(ナイト・オブ・クローム)の異名を持ち、劇中では初めてナイトマスターの紋章を付けて登場したMHでもある。
因みに、乗ってる奴等が乗ってる奴の所為か「星団で最もMH撃破数の多いMH」であり、通常は10騎も倒せばエースと呼ばれるのに(完全兵器であるMHは1騎倒す事も難しい)、実に撃破数400騎を超える記録を持つ(更新中)。
※以前の機体から引き継がれた記録との記述もあるが、それでもスゴい。



【劇中での活躍】


■「シルバーナイト」

ツアイハイでの裏稼業の際中に、パートナーであるアウクソーを失った剣聖ダグラス・カイエンは、逃亡中にA.Tと名乗る美少女の率いるゲリラと出会う。
時同じくして、ゲリラの掃討作戦(カイエンの討伐)を実行したウースー国の将軍である、悪漢メイユ・スカ(スカ閣下)の追手が迫る中、A.Tは愛する者達を救うべくファティマとしての正体を明かし、シュペルターに乗り込む。
凄まじい剣捌きを見せつけ、スカの駆るザカーを一刀の下に斬り伏せるカイエン……。
その頃、ファティマルームのA.Tは其処に残る姉クーンのにおいにを流していた……。

カイエンとの別れの際のA.Tの台詞も泣かせる人気エピソード。
パワーバランスが現在と違って見えるのはご愛嬌(「FSS」では良くある事です)。
※アトロポスとカイエンを出会わせる為に仕組まれた「運命」であった可能性が高い。


■「放浪のアトロポス」

L.E.Dドラゴンの消失の際に出現すると云う全ての願いを叶える「命の水」を求めて軍を展開したディ・バロー率いるシーブル公国の包囲から光皇・天照を救出するべく、ミラージュ騎士ルンにカイエンはシュペルターを貸代……。
調整に手間取ったり、ファティマルームでアウクソーの作ったわら人形を見つけ「ナンマンダー」しながらも、何とか調整に成功。
ラキシスの命令により封印を解かれた危険な二人(パルテノ&シャフト)の操るヤクト・ミラージュと共に、強者として名高い筈だったパイド・パイパー騎士団を圧倒的な力で蹂躙(最早悪役)……。
バスターランチャーまで発射するサービスっぷりである。


■「魔導大戦」

まさかのカイエン戦死と云う衝撃の展開(コアなファンは予測してたが)を迎えた為に、登場はお預け。
A・トール仕様の新装甲(勿論天照陛下製)に変更。
バッハトマの反逆者ジィッドこと、ジョー・ジィッド・マトリアとニナリスにより、新たなる破壊の代名詞となる……らしい(04年現在)。

そして、連載再開後はMHからGTMに世界線が変更された世界へと移行
MHシュペルターはGTMデムザンバラとなった……はずであった



※2810年のハスハ動乱の際にクーンをパートナーとしたカイエンと共にハスハ動乱に参戦。
破壊の限りを尽くした云われる。
カイエンはこの戦いでボルサ女皇帝より「剣聖」の号を預かる。

■GTMデムザンバラ(ESモルフォ1型GTM)

世界線の変更後は此方の名前と姿に変更。
白銀の騎士(ナイト・オブ・クローム)」の異名やS字を十字に組み合わせたシュペルターマーク、ハイアラキからカイエンに譲り受けられていた過去など、基本的な設定はシュペルターと同じ……はずであった

ただし、他の設定変更された名義変えのGTM達と同じなのだが、事実上の設定変更や追加が行われた部分も少なくなく、たとえばシュペルターはミラージュマシンの原型となった騎体という設定があり、後のL.E.D.ミラージュ等と完全に共通した機構を持っていたのに対して、デムザンバラと姉妹騎のトリバネル・オージェ(旧設定オージェ・アルスキュル)はレオパルド・フレームこそ共通しているもののZ.A.P.(旧設定L.E.D.ミラージュ)等とは違い、ハー閃1014型エンジンを1基搭載したモルフォ()型の天照家のスーパーGTM……と解説されている。

カイエンの戦死後に、旧設定字の予告通りにジョー・ジィッド・マトリアに褒美として渡されてバッハトマ魔法帝国のエース騎体として活躍……するも、それが仇となり戦場にて対面したアイシャに天照への恨み節もあってか破壊されたりなど、散々な目に遭いかけていた……のだが。

■GTM“ザ・ナイト・オブ・クローム”シュペルター

世界線の変更……という建前で行われていた全能神カレン(天照85代女帝)による修正パッチ作業ですら逃れていたファティマ・アウクソーこと始祖フォーカスライトが主カイエンとの思い出いっぱいのこの白銀の電気騎士の名前を忘れなかったことが、あの「魔導大戦」開始前に予告されていた“44分間の奇跡”の時に遂に顕在化し、マキシとデプレ(やその他のおっとろしい奴等)が揃ってすら救出が困難というか不可能な状況に陥っていた最愛の存在であるミース・バランシェとアウクソーを救うべく復活したダグラス・カイエンの声に応える形で己を取り戻したアウクソーの脅し呼びかけに応える形で真の名と姿を取り戻した天照家のスーパーGTM(ESモルフォ・タテハ型GTM)
……尚、リアルタイムでの世界線の変更によりデムザンバラの存在は無かったことになった。…いいね?

遂に本来の主とファティマが乗る形で出撃した剣聖のGTMの破壊力は凄まじく、味方として登録されていた筈の騎体による攻撃という混乱もあったとはいえ、集結していた銀月騎士団を瞬く間に駆逐してしまった程で、その動きはかつての2810年のハスハ動乱でカイエンとシュペルターが見せた戦いの再現であったようだ。

……しかし、突如として復活した剣聖カイエンの本当の目的は別にあり……。

【F.S.S.でも最重要の秘密を抱えたMH/GTM】

元々は最強MHの一つに数えられつつも作者当人からはそこまで重要視されていた騎体という訳でもなかった印象だったのだが、連載開始25周年となる2011年頃に唐突に、それまで主役騎や最重要騎として扱われてきたL.E.D.ミラージュやtheK.O.G.よりも全然上の最大の秘密が隠されているということが語られていた。
……後付けや改変も含むとはいえ、整合性を含む連載開始時からその後のストーリーの核心や伏線に含む謎を抱えたロボットということになってしまった……らしい。

尚、その“謎”の一端については、かなりの理解度を誇るF.S.S.識者も予測していたことであったが、即ち天照の娘カレンと作者本人により行われた世界線の改編後にもパッチでも修正不可能な部分として残されていた“ある者”が忘れずに憶えていた“あるMHの名前”とは、この“シュペルター”のことである。


【余談】


本編では本来の騎士とパートナー。
デイモス・ハイアラキ×クーン
ダグラス・カイエン×クーン

そして、そしてのダグラス・カイエン×アウクソー……の組み合わせで登場した事が無く、本来の組み合わせでは「やべぇ強さ」の為に未登場のままと云うのが、ファンやら関係者やらの定説である。(間違い無いどころか公式設定であったことがいよいよと証明されようとしている。)

外見のモチーフは作者の前作『フール・フォー・ザ・シティ』のカバーイラストに使用されている「ゲートキーパー」から。

新時代の強天位騎士ジャコー・クォン・ハッシュの専用騎ハイドラ・ミラージュは、その外見からシュペルターⅡ(セカンド)と呼ばれていた。
※ジャコーが「シルバーナイト」の銘を引き継いだからか?




追記、修正はミラージュ騎士団を創立してからお願いします。

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最終更新:2026年05月09日 22:52