箱舟(ムヒョとロージーの魔法律相談事務所)

登録日:2012/04/29(日) 18:37:15
更新日:2021/01/22 Fri 22:21:38
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箱舟とは『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』に登場する禁魔法律家の一団である。
古来より最強の魔法律書である「禁書」の力を狙って活動する凄腕の禁魔法律家たちとのこと。作中時点でのメンバーは全7名。利害の一致したエンチュー達と手を組んでいる。
ロージーの強化合宿編終了後に初登場。この時はトーマス以外のメンバーは白いフードで姿を隠していたため具体的な姿形はわからなかったが
パンジャのエピソード終了後、今井が彼らの本拠地である「吼千峡」に連れてこられた際にメンバーの全容が明らかになった。
禁書を巡る戦いで幾度もムヒョ達協会陣営と対立するも、最終的に全員が死亡。もしくは行方をくらましているため事実上壊滅したと言える。



◆トーマス
最初に名前と姿が判明した箱舟の一員。どこかイっちゃてる目をした中年の男性。決してきかんしゃとは関係は無い。
嘗てはMLS時代で講師を務めておりペイジとも親友であった。また、ゴリョーは彼の教え子でもある。
種類問わずにありとあらゆる物品をコレクションするのが趣味。だがそれにかける欲望が間違った方向に働いてしまう。
おおざっぱに言うと欲しい物は他人の所有物だろうと、果ては他人の命だろうと構わず欲しがる強欲男。
禁魔法律家になったのも禁書の力で不老不死となり、ありとあらゆる物を揃えた究極のコレクションを作るためである。
他のメンバーがゴリョーグループの本社を焼き討ちしている間に別の場所にいたゴリョーを捕らえる。
その後、自分の隠れ家へとやってきたムヒョ達と対決。捕らえたゴリョーを「霊化蟲」という生身の人間を霊化させる蟲で操り
部下であったエビスの動揺を誘って致命傷を負わせる。その様子を恍惚そうな表情で笑いながら見たりするまさに外道。
禁魔法律の契約を結んだのは地獄の使者の1人「蝿王」。そのためムヒョが使った蝿王に関係した魔法律である「蝿王の宝箱」を無効化している。
戦闘時には「底無し沼の蝿王の鎧」と言う鎧を着用。黒いマントに包まれた悍ましい姿になり、4本の触手を用いてあらゆる物を吸い込むことが出来る。
更には第2形態も存在し、顔の周りが白い甲冑に覆われ再生力が格段に上昇。加えて蝿王の道具を借りて使用可能になる。
マントの下には地獄に繋がる「冥府の流砂」が広がり、そこに自身のコレクションを保管する他、敵対者を飲み込むことも出来る。
箱舟の一員として申し分ない力を発揮してムヒョ達を追い込むが、ロージーの活躍で隠していた禁魔法律書の本体を破壊され蝿王の鎧を無効化される。
最期は悪あがきでロージーを殺そうとするもムヒョによって阻止され、直後に呼び出された冥王ルアラリエの一撃で消滅した。


◆マイケル・コルトロウ
禁魔法律家の一家であるコルトロウ家の長男。愛称はミック。作中二番目に登場した箱舟の一員。
パンジャが破れた後にムヒョ達の前に姿を現し、パンジャが捨て駒であったことをヘラヘラ笑いながら明かすなど非情な性格。
また、強い相手と戦うのを楽しみにしていたり、相手にわざわざ自分の弱点を教えたりと自信過剰でもある。
「錬魔鉄」という地獄の金属でできた巨大な黒い曲刀を操り、「殺刃太刀の十一・鋼殺し」や「殺刃太刀の八・腹裂き包丁」といった我流の剣術も使いこなす。
禁魔法律の契約で人間としての肉体の概念は完全に捨て去っており
自身の本体である剣の柄の内部に隠された「魔の根」と呼ばれる物体を破壊しない限り剣からいくらでも再生する。
パンジャ戦後にムヒョと対決。ムヒョが呼び出した使者である地獄の十本刀「黒鯱」と互角の剣撃戦を繰り広げるという驚異的な力を見せる。
その後は誘拐した今井を「吼千峡」へと連れて行き、彼女を取り戻しにきた梅吉・七面犬のペアと対決。
圧倒的な実力差で両者を追い込むも、ロージーの機転による作戦で梅吉がミックの剣を破壊。露わになった魔の根が弱点である日光に晒されて消滅。
最期は自分の夢であるコルトロウ一家の復活が果たせなかったことを悔やみつつも笑いながら肉体が徐々に崩壊し、消滅した。


◆アイビー・コルトロウ
コルトロウ一家の長女。禁魔法律家として霊使いの力を得ており、契約者である「地獄の看守タルタロス」の力を借りて霊を自在に製造したり操ったりして戦う。
一見してかなり冷めた性格に見えるもその胸の内に秘めた家族への情愛はかなり深く、ミックが死んだ際には周囲の霊がおびえて異常発生するほどの怒りを見せた。
あと作中で披露した「封崩しの舞」の際に着ていた踊り子衣装姿を見る限り着やせするタイプなのかもしれない。
我欲で行動する人員が多い箱舟の中で魔法律協会への純粋な復讐心で動いており、両親を殺した協会への恨みは相当に根深い。
ムヒョの新しい書の作成中に彼らを襲撃、その後駆けつけてきたゴリョー・エビスのペアと戦う。
霊使いとしての本領を発揮し、戦闘直前で捕らえ霊化させたMLSの生徒ジグロや、母親から託された切り札である「怨竜ロクシ―」などを駆使して戦うも
ゴリョーの呼び出した使者である「パケロ」に敗れる。しかし追い込まれてなお油断したゴリョーを側に落ちていた木片で突き刺そうとするなど、復讐心からくる異常な執念を見せつける。
最終的にゴリョーの説得で人間らしい感情を蘇らせるが、逃走中に同じ箱舟の一員であるブープに用済みとされて殺害された。


◆キッド・コルトロウ
コルトロウ家の末っ子。当初はミックが死亡した際にアイビーと一緒にいた後述のフリオがキッドと思われていた為、不気味な大男の方が彼だと判明した際には驚愕した読者も多い。
頼りが無いコルトロウ兄弟がブープに禁魔法律を指南してもらう代わりとしてブープの実験道具に成り下がるよう強制されるも
キッド自身は大好きな2人の兄と姉の為に笑顔で条件を飲むことを即決するという、純粋なまでに兄弟思いの優しい性格
箱舟の一員としては完全にブープの道具と化している。ブープの手によって体内に多数の呪具を埋め込まれており、大男や巨大トカゲなど様々な姿に変身して戦う。
最終的にブープに体を乗っ取られ自我を失うも、ヨイチの説得でアイビーを殺したのはブープであると知り、逆上してブープを自身から引き剥がす。
その際に埋め込まれた呪具も全て吐き出されるも、過酷な実験の代償として既に肉体が限界を迎えており、直後に大好きな姉達の下へと笑いながら旅立っていった。


◆ブープ
杖を持った髭モジャのチビ老人。霊使いとしてはアイビーの直接の師匠である。
戦闘では主に道具であるキッドと多数の呪具を操って相手を追い込む戦術を用いる。
箱舟メンバーの中ではトーマスと同等かそれ以上に卑劣で醜悪なド外道。
上述したようにアイビーを自らの手で始末し、キッドにはアイビーは協会の魔法律家に殺されたと嘘を吹き込む。
更に呪具である傀儡にアイビーとミックの魂を埋め込み記憶を改竄させて戦わせたり
魂の大半をキッドの体内の傀儡に移して彼の体を乗っ取るなどやること成すこと全てが姑息で汚い。
最期は真実をキッドに知られて傀儡を引きちぎられて分離させられる。魂の殆どは傀儡の方に移していた所為でそのまま絶命した。


◆レオーニ・フリオニール
禁魔法律の研究者として変人扱いされている人物。愛称はフリオ。禁魔法律家としては呪術師の力を持ち、契約者は「呪術師アカマジョ」
しかしこの契約は本意ではなく、ティキの手によって無理やりに契約させられた。
自分の興味を持ったことにしか積極的にならず、箱舟の一員としての自覚は殆ど無い。
が、ティキの手によって好物のキャンディーが切れると禁魔法律が発動するように仕組まれ、その時は全てをあきらめた非常に怠惰な性格に変貌する。
ムヒョが魔王を呼び出したのを見て戦意喪失し捕縛されるも、最終回で脱走し行方をくらます。


◆イサビ
山奥に住む頭に二本の角を生やした男。
作中の黒幕であるティキのかつての盟友で、過去には彼と共に富士山噴火、京都へ霊体10万送り、十字軍霊界送りなど様々な悪事を働いた。
ティキを倒すのに必須の道具である「通行証」の在り処を知る人物で、それを聞き出しに来たペイジと対決。
巨大な怪物の姿や、全身に不気味な紋様を浮かべた姿になって戦う。その力はペイジが呼び出し、「トロイのベル」によって肉体エネルギーを得た「悪魔長」すらも退けるほど。
また、致命傷と思われる傷すら瞬時に治してしまう驚異の再生能力も持つ。
しかし最終的にはペイジが命懸けで悪魔長に力を与えたことによる悪魔長の「真っ暗山の巨人鎌」の一撃により敗北。
一度実力を認めた相手には気前が良くなり、戦闘後は通行証の在り処をすんなり話してくれた。
箱舟の一員と判明したのは戦いの終盤であり、フリオ曰く「やる気が無い」とのこと。お前には言われたくないが。
また、アイビーによると箱舟のアジトである「吼千峡」の出入りを自由に認められていたらしい。
フリオ同様、最終回に行方をくらます。





追記・修正は魂全てを契約の対価に払った方がお願いします。

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最終更新:2021年01月22日 22:21