登録日:2011/08/17(水) 12:03:55
更新日:2025/03/27 Thu 21:59:09
所要時間:約 4 分で読めます
CV:桜井敏治(アニメ版)/佐々健太(BeeTV版)
【概要…!】
初登場は賭博黙示録カイジ一巻。借金返済のため、ギャンブル船「エスポワール」 に乗船していた。
眼鏡をかけた陰気そうな肥満体型の男で、見た目からダメ人間な雰囲気がうかがえる。
カイジが古畑と再会し、
限定ジャンケン攻略のため、星二つに持ちカード無しの男を探し、その条件に合致した安藤に声をかけた。
【人物像…!】
この言葉無しに彼は語れない。
カイジ、古畑チームに加わった直後、古畑に「自分にもカードを一枚持たせてくれ」と言う。
カイジと古畑が
トイレに行っている隙に手に入れたカードで勝負をするが、敗北。
星を減らす。
慈悲深きカイジさんは、安藤にチームから抜けろ、と言う古畑をなだめ、あくまで全員の生き残りのために安藤を切らなかった。
「だから切らねえ…」
「切りたくても切らねえんだ…」
安藤も反省しチームのために貢献する、と誓う。
「オレもうがんばって…粉骨砕身グループのために…協力して…」
その後は言葉通り、勝手な行動をとることもなく、カイジに協力していた。
チーム結束のため、自ら損な役を買って出たカイジ。
ギャンブル終了後、星でカイジを救うという算段だったが、利に目がくらんだ安☆藤。
カイジを救わず星を巨額で売り、大金を得ようとする。
「この星も…金も…オレのもの」
「手放さない…放したくない…」
古畑を言葉巧みに操り、カイジを切らせる。
今まで協力していたのは、チームについていくしか生き残る手段が無かったからである。
きたないなさすが安藤きたない。
その後は地獄より復活を果たしたカイジによりボコボコにされる。
「よ、よせっ…魔…魔がさしたんだ!」
作中最もカイジが暴力をふるった瞬間である。
結局カイジら三人とも生き残りはしたが、借金は消えず。安藤は285万と金利18%という金額を背負いながら夜の街に消えていった。以降の作品には登場していない。
クズキャラの多いカイジの中でも、上記の要因でファンに最も嫌われている存在である。
そりゃそうだ。
カイジの公式資料集などでも「クズの中のクズ」「キング・オブ・クズ」など散々な言われようである。
上記のことだけならいざ知らず
- 仲間に誘われたのに勝手にカードを使って出し抜く
- 唯一のパーを消費したことを責められると「カードが偏ってたのが悪い」と言い訳
- カイジが復帰するまでは、本性丸出しで横暴な態度で金儲けを行う。
- カイジを裏切り、カイジが復帰した後も、途中までは仲間だったとかほざき「俺たちの取り分をくださいよ」と見苦しく要求
- ↑に切れたカイジが「俺が得しなきゃいいんだろ!!」と言ったにもかかわらず、石田さんを助けた理由を『シャバに金があるから』と考える。
などなどやることなすことが、基本的に絶望的なまでに
自己中心的で、はっきり言ってクズの数え役満である。
【ただし…!】
作中でも岡林が「友情や口約束でもらえるのはガラクタ程度のもの」とカイジに言及されているように、
いくら立派な行動をとってくれた恩人・友人のためとはいえ、本当に己の身を犠牲にしてまで助ける人間がどれだけいるかというと首をかしげたくもなる。
ましてや安藤とカイジは出会ってからほんの数時間のごくごく短い協力関係。ほとんど初対面も同然。
恩を感じこそすれ、裏切りに対する抵抗感が薄いのは当然のこと(無論裏切りが許されるわけではないが)。
『ここで恩人を助ければ借金が残るが、裏切ればシャバでの借金がすべて消える上にさらにお釣りまでつく』
という圧倒的好条件を前にして、欲望に目がくらむ気持ちはわからなくもないという声も少なくは無い。
岡林も彼らの行動を『賢明で当たり前』と称賛している。
そんなわけでキャラとしての好感度は、論外だが
「いかにも現実にいそうな、生々しいタイプのクズ」としてキャラ造形を褒める人も少なくはない。
むしろ十七歩以降、あれだけ長期間苦節苦難を共にし、カイジに対し一生かかっても返しきれないような恩義があるはずなのに
「まだ俺達に隠れて金もってんだろ?」となおも金をふんだくろうとする三好・前田の45組コンビの方が…という声もある。
そもそもカイジが船に堕ちるきっかけとなった、カイジを借金の連帯保証人にして一文も払わず逃げた挙げ句、船の土壇場でも裏切りカイジが生還した際は「やめようって…俺はギリギリまで...。その…。」と見苦しく弁明をした古畑も、そのクズっぷりは彼らに十分太刀打ちできるだろう。
「この項目も…BBSも…オレのもの」
「追記したくない…修正したくない…」
最終更新:2025年03月27日 21:59