アイガンダム/アイズガンダム

登録日:2010/10/18 Mon 21:53:49
更新日:2025/02/11 Tue 12:42:09
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機動戦士ガンダム00』外伝の『00P』及び『00I』に登場する機体。


1ガンダム
1 GUNDAM

型式番号:CBY-001
頭頂高:23.3m
本体重量:71.8t
装甲材質:Eカーボン
動力機関:GNドライヴ/GNドライヴ[T]

搭乗者
ビサイド・ペイン
レイヴ・レチタティーヴォ



ガンダムアストレア等の第二世代と、先行開発されていたガンダムエクシア等の第三世代のデータを参考に開発されたMS。
第三世代とは別の開発路線による並行プロジェクトの機体である。

機体名は0ガンダム後継機という意味で(0をO、1をIに見立てて)「1(アイ)ガンダム」と命名された。
背部スラスターは、別路線で先に並行開発を始めた第三世代機と同じコーン型スラスターを採用。
両肘には大型GNコンデンサーが搭載されており、各武装へ直接粒子供給が行なわれる。

人間の個性を活かした連携を旨とする第三世代のガンダム4機と異なり、安定しつつある程度規格化された能力を持つイノベイドが搭乗し、GNキャノンと連携して戦闘する事を前提としている。
その為、尖った個性こそ無いが、第三世代の改良点も取り入れて開発しているので、総合的な性能は第三世代よりも高め。

この機体のデータを元にアルヴァアロンや、GNキャノンの機能を統合したリボーンズガンダムが開発された。


■武装
  • GNビームライフル
リボーンズガンダムのバスターライフルとほぼ同型だが、腕への接続位置が上面になっている。
肘のコンデンサーと直結している為強力な砲撃が可能。

  • GNビームサーベル
肘に装備され、ライフルと同じくコンデンサーと直結されており、高出力のビーム刃を形成できる。

  • GNシールド
左腕に装備されるシールド。形状はアストレアのものに似ているが一回り大きい。
コネクタがサーベルと共通なので、裏面にサーベルがマウント可能。

  • GNフェザー
0ガンダムにも搭載されていた粒子解放機能。
0ガンダムのそれと比べて改良された粒子制御能力によって放出方向を調整し、防御に転用することも可能。
最大出力では未完成のメメントモリの砲撃を防ぐ程の力を持つが、消費する粒子量が多く、疑似太陽炉ではGNドライヴが焼き切れかけた。


■劇中での活躍

  • 00P
イオリア計画がイノベイドによる武力介入で行われる場合の為に開発された機体であったが、リボンズ・アルマークの判断で人間のマイスターによる武力介入が決定された事でお蔵入りとなった。

その一機にビサイド・ペインがオリジナルのGNドライヴを搭載し、起動。

GNキャノンを2体引き連れ、ガンダムマイスター874が搭乗するガンダムアルテミーを追い詰めるが、瀕死のグラーベの駆るガンダムラジエルと戦闘し敗北した。


  • 00I
擬似太陽炉を搭載した本機が無人島に秘匿されていたが、密かに内包されていたビサイドの人格データがレイヴ・レチタティーヴォを誘導し搭乗させ、人格データを上書きしてビサイドが復活。
直後にGN-XⅢ3機と戦闘を行いこれを撃破。更に建設中のメメントモリが砲撃してきた為、GNフェザーで砲撃を防いだ。
その後フォン・スパークが駆るアストレアと戦闘を行うが中破し、退却した後軌道エレベーター内の秘密工場にて「1.5ガンダム」へと改修された。



1.5ガンダム
1.5 GUNDAM

型式番号:CB-001.5
頭頂高:23.3m
本体重量:68.9t
装甲材質:Eカーボン
動力機関:GNドライヴ[T]

搭乗者
ビサイド・ペイン
レイヴ・レチタティーヴォ

武装
GNバスターライフル
GNビームサーベル×2
GNシールド
GNフェザー
バインダー×2


『00I』に登場するMS。
フォンのアストレアとの戦闘で中破した1ガンダムを修理・改修した機体。

背中に羽型のバインダーを追加。
このバインダーは粒子制御機能を有し、攻撃や防御に使えるマルチウェポンでもある。

これにより本機の性能は「1.5倍」となり、「1.5」をアルファベットの「I'S」に見立てて「1.5(アイズ)ガンダム」と名付けられた。
わざわざ名称を改めたのは「1.5倍も性能が違えば、最早別の機体と言える程の差がある」という意味から。

開発系統としてはアルヴァアロンの兄弟機にあたり、性能的にはあちらのバージョンアップ版とでもいった所。



■武装
  • GNバスターライフル
リボーンズガンダムと同じ装備で、1ガンダム同様、肘のコンデンサにより強力な砲撃が可能。

  • バインダー
本機に新たに装備された兵器で、各モードに変形することで攻撃、防御、回避に対応する。

◇フライトモード
水平翼状に展開し、空力制御能力を向上させる。
◇ハイスピードモード
バインダーを後方に向け、高速で飛行できる。
◇スタンバイモード
バインダーを左右どちらかに向け、即座にアタック、ディフェンスモードに移れる。
◇アタックモード
バインダーを右に寄せてライフルと同時に使用し、より強力な砲撃が可能。(ある程度曲射が可能)
◇ディフェンスモード
バインダーを左に寄せてシールドと同時に使用し、GNフィールドの効果でより防御力を高める。
◇バインダーライフルモード
脇に構えた砲撃形態。対地攻撃に有効。
◇アルヴァアロンキャノンモード
通称、「大使砲」。
バインダー肩越しに展開し、アルヴァアロンキャノンが使用できる。
しかし、GN粒子を大量に消費する上にGNドライヴに掛かる負荷も大きく、一度の出撃(言い換えれば疑似太陽炉1基)につき2、3発しか使用出来ない。



■作中での活躍

フォンとの戦闘で中破した1ガンダムをビサイドが改修し、実戦テストでヒクサー・フェルミの駆るガンダムラジエルと交戦し、大使砲で軽々撃破。

レイヴの体を手に入れる為にテリシラ邸を襲撃するがラーズの能力によって退けられる。
六人の仲間が集まった後にレイヴ達のいる軌道エレベーターに攻撃を仕掛けるも、そこにフォンからサダルスードを借りたヒクサーが現れてアルヴァアロンキャノンを撃たされ、粒子が一時的に尽きてしまった隙を突かれてGNセファーで接近され、コクピットハッチを抉じ開けられて射殺される。
「機体性能で敵わないなら中のパイロットだけ殺せば良い」が実行された。

その後、この機体に搭乗したレイヴを再度乗っ取るが、出撃してきたフォンのアヴァランチアストレアと戦闘になり、さらに抑え込んでいた筈のレイヴによってビサイドの人格がバックアップデータに変換された為、戦闘終了。
最後はビサイドの能力を欲したリボンズの差金で、人格データ共々本機はイノベイター勢力に引き渡される事となった。



■CB-001.5D2 1.5ガンダム タイプダーク

1.5ガンダムを量産仕様にした機体。性能に変化はないが、機体色は赤と黒を基調にしている。これは武力介入に対して心理的影響を与える為と言われている。
ビサイドがヴェーダに製造を提案していたが、既にリボンズがヴェーダを掌握していたため、製造が許可されることはなかった。

ただしリボンズもシミュレーションでガ系を上回る戦闘能力を示したこの機体そのものはそれなりに気に入っていた。
自身の側近にこの機体を宛がう目的で少数生産する事も検討していたようだが、実際に製造したかは不明。



■Iガンダムエクシア/デュナメス/キュリオス/ヴァーチェ
舞台『-破壊による覚醒- Re:(in)novation』に登場する名前の紛らわしいオリジナル機体群。こっちはアルファベットの「I」である。
名前から分かる通り第3世代ガンダムに良く似た外見を持っているが、カラーリングが赤系統になっている他、GN-X系に近い四つ目に変更されている。
エクシアとデュナメスは『Revealed Chronicle』のアストレアII回でまさかの登場。ティエリアの乗ったザンアストレアIIにぶった斬られた。



HG GUNDAM 00
リボーンズガンダムの流用である為、カラーリングと背部以外は殆ど一緒。
バインダーを外し、頭部センサーのシールを変える事で1ガンダムも再現出来るが、GNビームライフルは自力で改造しなければならない。



SDガンダムGジェネレーションシリーズ
『CROSSRAYS』にて1.5ガンダムのみ初登場。
初期生産のフェニックス・ゼロを0ガンダムに開発し、そこから開発可能なので、やり様によっては序盤から入手可能。そこからリボーンズまで進むことも可能。
武装がビーム過多であり、バインダーライフルは珍しい対地属性持ちであるものの、今作では空中にいる敵が多く、地上にいる鉄血勢やビルゴは耐性を持つため、有効活用できる場面は少ない。


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最終更新:2025年02月11日 12:42