登録日:2012/05/02 Wed 18:21:38
更新日:2024/12/07 Sat 14:00:47
所要時間:約 4 分で読めやすぜ!
『てやんでいBaby』はとみさわ千夏の
漫画作品である。
1991年~1997年に講談社の漫画雑誌「ミスターマガジン」に連載された。
◇あらすじ
ヤクザの原田は組長から鉄砲玉として命令を受ける。
明日の命もわからない原田が銭湯の一番風呂に入ると新婚の夫が入ってくる。
すると、壁の向こうで妻の陣痛がはじまるも扉が開かない。
原田はそれを助けるために扉に突進しようとするも、妻が扉を開け、原田はそれを回避するために転倒。
頭を強打して還らぬ人となってしまう。
薄れいく意識で原田は自らの死を悟るも、視界に
光が広がる。
目の前には新婚夫妻…
◇登場人物
今作品の主人公で富沢夫妻の間に生まれた長男。愛称は「ホチくん」、「ホッチョくん」など。
前世である原田としての記憶を明確に引き継いでいる。
性格は原田時代から男気に溢れ、ややお人よしな性格。
心霊写真など、霊の類が苦手。
若干ネガティブでもあり、危険が迫ると「新聞に
赤ちゃん死亡の記事が載ること」を想像してしまう。
最初は戸惑っていたが、たまごボーロや麦茶が好きになるなど、赤ちゃんとしての生活を楽しんでいる。
雄大は天敵で、何かにつけて事故で泣かせようと仕向けるも、自分に被害を受ける。
- 雄大の歩幅を予測してウニを踏ませようと投げるも、コントロールが悪いため、ウニは自身の頭上に落下。
- 掃除機に服を吸い込ませて泣かせようとするも、スイッチ押し間違いにより動かず、不具合かとノズルを覗いた瞬間に吸い込み開始。
星夫の母。
星夫(原田の思考)からは奥さんと呼ばれている。
非常に優しい母親で、星夫のことを考えて行動する。
星夫の父。
星夫(原田の思考)からはダンナさんと呼ばれている。
スケベな性格だが、家族を大切にしている。
ちょっとしたミスでさやかを泣かせてしまうと、喋れない星夫に罪を押し付けるなど、若干大人気ない。
星夫の憧れの赤ちゃん。
星夫も最初は赤ちゃんに惚れてしまうことに戸惑っていたが、後に普通にアプローチするようになる。
彼女自体は普通の赤ちゃんなので、星夫のように複雑な思考はしない。
日本人と
アメリカ人のハーフの赤ちゃん。
常に鼻水を垂らしているので星夫(原田の思考)からは「ハナたれ」と呼ばれる。
図々しい性格で、初対面のさやかに激しいスキンシップを取り、星夫の怒りを買う。
さやかの知り合いの赤ちゃん。
大人の前ではやたら礼儀正しいが、星夫と格の違いを見せる行動が多いため、彼の怒りを買う。
託児所で出会った赤ちゃん。
語るような目つきであるため、星夫は勝手に心を読む。
富沢家に何度も侵入する野良猫。
星夫の仕業にして悪戯するなど質が悪い。
富沢家に住み着く霊。
元々は旅行先の写真に写りこんだだけだが、デビちゃんに存在を認識されているらしく、常に部屋の隅の部分にいる。
◇星夫の心の叫び
生まれ変わった自分に驚愕
高倉健の網走シリーズの新作をレンタルビデオ店で発見し、渋い表情で一言。
初対面の雄大を見て一言。
雄大と再会。礼儀正しくお辞儀する彼に対して一言。
- 「おめぇはいちいち他人のガキ褒めてんじゃねぇよ!」
雄大が料理の美味しさを動作を表現し、それを「賢いですねぇ」と感心する信一に一言。
- 「そうだよなぁ、赤ん坊が手ぇ出しちゃいけねえよなぁ、やっぱり事故だよなぁ」
雄大を泣かせようとする時に笑顔で一言。
日本兵の気配を感じ、怯えながら一言。
◇余談
- 2008年にWOWOWのドラマ枠にてドラマ化。全5話でDVD-BOXも発売されている。
主演はなんとあの品川さん。しかもこの作品がテレビドラマとしては初主演作である。
- 若かりし頃のSMAPの香取慎吾が愛読していたが、同グループの木村拓哉に貸したところそのまま返してもらえなかった。
その再現ドラマでは木村祐一が木村拓哉役を演じた。
- 現在連載雑誌の廃刊により、未完結になっている。
ぜひ再開してほしいものである。
追記・修正は来世でもお願いします。
- これ好きだった。この子が大きくなったらどうなるんだろう… -- 名無しさん (2015-05-08 15:32:55)
最終更新:2024年12月07日 14:00