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ダレン・シャン(小説)

登録日:2010/06/11 Fri 08:00:39
更新日:2026/06/24 Wed 16:01:14
所要時間:約 7 分で読めます




基本情報


「ダレン・シャン」(The Saga of Darren Shan)はダレン・シャン著のファンタジー児童小説。
本編12巻、外伝1巻の全13巻。
なおタイトル及び主人公と作者が同名であるため、以下本項では主人公の少年を「ダレン」、原作者を「シャン」と表記する。

2006年から2009年にかけて週刊少年サンデーにて漫画版が連載された。作画担当は後に『名探偵コナン ゼロの日常』『名探偵コナン 警察学校編 Wild Police Story』を手がける新井隆広。
……え?実写映画にもなったって?あれは名前が一緒なだけの別物だ




以下、ネタバレ注意!


世界的に人気の児童書であり、日本の小学校でもほぼ必ずと言っていいほど納本されている。図書室で大きな蜘蛛が箔押しされた表紙を見たことがある人も多いのでは。
文章量もそれほど多くない上、小難しい言い回しも少ないため長編小説をはじめて読むのにおすすめ。

しかし、物語の内容としてはかなりエグい
タグにもある通り、毎巻敵味方に死者が出て、しかも主人公サイドの重要キャラクターがあっさりと死ぬ。ご都合展開もなく、救いのない展開もザラ。
描写も腕が噛み切られるなんてのは序の口。杭の山に突き落とされたり業火に焼かれたりと、血生臭いものや残虐な行動が描かれ、なかなかハードである。
現代社会と交わる7.8.9巻では人間の醜さも描かれており、そういったシーンが苦手な人にはおすすめできない。

だが、単純な勧善懲悪とはいえない深い思想、先の読めない展開、伏線回収など目を見張るシーンも盛り沢山なため興味があればせひ一読していただきたい。



世界観

バンパイアなどの異形が存在する以外は現実とほぼ同じ。原作の刊行を考慮すると2000年代の世界が舞台になっていると思われる。



あらすじ

シルク・ド・フリークを見に行った少年ダレン・シャンは、そこで見た毒グモに惹かれ、盗んでしまう。
親友のスティーブ・レナードにそれを見せびらかしていると、スティーブが毒グモに咬まれてしまう。
スティーブの命を助ける為、毒グモの持ち主である謎のバンパイア、ラーテン・クレプスリーと取引をし、自身がバンパイアとなる契約を結ぶ。




登場人物


ダレン・シャン(Darren Shan)

主人公。
クモとサッカーが大好きな普通の少年であったが、本人の自業自得とはいえスティーブを救うためにクレプスリーと取引をし、半バンパイア(半分人間)となる。
クレプスリーと旅をする中で、バンパイアとしても人間としても成長する。
前述の通りクモ好きのあまり盗みをはたらく悪ガキの面があるものの、スティーブやエブラなど友達の為なら自分を顧みず救おうとする心優しい少年。
バンパイアの特性で何年も少年の姿だったが、後に純化作用が起こり青年の姿に成長した。

スティーブ・レナード(Steve Leonard)

ダレンの親友。豹と引っ掛けてスティーブ・レパードとも呼ばれる。
バンパイアに憧れており、クレプスリーに手下にしてもらうよう頼むも「血が悪い」と拒絶される。
その後マダム・オクタによって噛まれて意識不明になるも、ダレンによって救われる。
しかし、当の本人はダレンがバンパイアの座を横取りしたと思い込み、ダレンとクレプスリーを強く恨むようになる。
1巻以降しばらく登場しなかったものの、8巻にてまさかの再登場。青年に成長し、ダレンとクレプスリーのことは許したようである。
と思わせていたが、本性は全く変わっていなかった。8巻終盤で半バンパニーズとしての正体を表し、ダレンの宿敵として対峙する。しかも彼はバンパニーズ大王であった。

ラーテン・クレプスリー(Larten Crepsley)

ダレンに自分の血液を流し込み、半バンパイアにした完全なるバンパイア。
蜘蛛を操るのが得意で、シルク・ド・フリークではそれを芸にしている。一人称が「我輩」であったり、不気味に笑うことが多かったり、所謂洋画に出てくるバンパイアらしい場面が多い。
彼の師匠であるシーバー・ナイルの所作を真似ているからである。
少しだけ残ったオレンジの髪に頬に傷のある痩せ型のオッサン。そしてツンデレ
バンパイア元帥の候補に選ばれた程のバンパイアである。
作品を通して1、2を争う人気キャラクターであり、彼が主人公の外伝作品が後に作られるほど。そちらではオレンジの髪の理由やガブナーなど後の仲間たちとの関わりが明らかになる。

ハーキャット・マルズ(Harkat Mulds)

ミスタータイニーが作ったリトル・ピープルの一人。
リトル・ピープルでは珍しく喋る事ができる。
当初は片言だったが、訓練によりかなり流暢に話せるようになった。
小柄な体に似合わぬ怪力の持ち主で戦闘では斧を振り回す。
4巻で名前が明かされるまでは左足を引きずっていることから「レフティ」と呼ばれていた。
名前が明かされてからはダレンとともに行動することが多くなり、親友に近い間柄になる。
生前はカーダ・スモルト。ハーキャット・マルズはカーダ・スモルトのアナグラム。

バンチャ・マーチ(Vancha March)

バンパイア元帥の一人。
野性味あふれる戦士。7巻から登場し、同巻より始まるバンパニーズ大王を狙うハンターの1人。戦う際は手裏剣を投擲したり、素手で相手を切り裂いたりする。
かつては半バンパニーズだった。
バンパイアでありながら、自ら太陽光を浴びる変わった人。別に太陽に強いわけではない。

ガブナー・パール (Gavner Purl)

バンパイア将軍。
ダレンがクレプスリーの次に出会ったバンパイアでクレプスリーの旧友。
気さくだがいびきがうるさい。
嘗ては人間の恋人がおり、クレプスリー伝説ではクレプスリーとはある種親子とも言える関係だったと明かされた。
カーダとともに力量の試練に失敗したダレンをバンパイア・マウンテンから逃がそうとする途中にバンパニーズと戦闘になり、計画の失敗を恐れたカーダに殺される。

カーダ・スモルト(Kurda Smahlt)

バンパイア将軍の一人。
数少ないバンパニーズと親しいバンパイアで、バンパイアにしては珍しい平和主義者でダレンと親しくなる。
頭が切れ、また身体能力も意外と高い。
次期バンパイア元帥候補であり、登場時は間もなく元帥に昇格する直前だった。
外伝クレプスリー伝説4巻では「繊細な顔立ちをしている」
と描写された作者公認のイケメンキャラ(作中では唯一)
バンパイアを裏切りバンパニーズを侵入させた張本人。しかし、それはバンパニーズ大王の誕生を防ぐための行動であった。そのためにガブナーを殺すことになったり、バンパニーズを撃退するために仲間が死亡することになったりしたことで葛藤はあったものの一族のために裏切ることとなる。その後、裏切り者として処刑される。

エブラ・フォン(Evra Von)

シルク・ド・フリークの一員。
蛇少年。ダレンが半バンパイアになって初めての友達。
蛇のような鱗を持ち、脱皮もする。
7巻では成人して三児に恵まれるなど中々のリア充。だが、マーロックに誘拐されたり、息子を殺されたりろくな目に遭わない。

デビー・ヘムロック(Debbie Hemloc)

本作のヒロイン。(当初は知らなかったが)クレプスリーの故郷にやってきたダレンと知り合う。バンパイアの世界とは無縁の日常を送っていたが、裏ではマーロックに狙われるなど危険が多かった。
後に教師となり、様々な事情から高校に入学したダレンと再会することになる。
その後戦に巻き込まれバンピライツのリーダーとなる。

アリス・バージェス(Alice Burgess)

クレプスリーの故郷の街の警部。
街で起こる連続殺人事件の捜査に熱心である。
報復の間での戦いでバンパニーズの存在を知ってからはデビーとともにバンピライツのリーダーとなる。

レジー・ベジー (Reggie Veggie)

通称R.V.。動物愛護団体に所属するサーカス好きな気さくな男。
本名は不明で「レジー・ベジー」は野菜好きであることにちなんで名付けられた渾名。
ウルフマンがつながれていることに怒りを覚え、ウルフマンを解き放つも腕を食いちぎられてしまう。後に半バンパニーズとなり、両手にフックを付けダレンたちの前に立ちはだかる。肉を好むようになっており、「V」の意味もバンパニーズのVだと語り、残虐な男に変貌した。

ダリウス(Darius)

ダレンの故郷でシルク・ド・フリークに忍び込もうとした子供。
生意気で好奇心旺盛。母親が若いシングルマザーで、そのために周囲から偏見を受けて育ったものの、母親想いの子。
本名はダリウス・シャン。その正体はアニー・シャンとスティーブ・レナードの子供。つまりダレンにとっては甥に当たる。
12巻のラストで彼の正体が明かされるが、彼の存在が最終巻のタイトル運命の息子のミスリードを誘う。

ハイバーニアス・トール (Hibernius Tall)

シルク・ド・フリークのオーナー。ミスター・トールと言われることが多く、名前のとおりとても背が高い。クレプスリーの親友でもある。
未来予知、高速移動など様々な能力を持つ人物。
タイニーの2人の息子の1人。

レディー・エバンナ (Lady Evanna)

カエルの育成が趣味の魔女。タイニーの娘でもある。
ちなみに本人は自身を少し特殊な能力があるだけの人間であり、魔女ではないと話している。そして魔女と呼ぶ者には制裁を加える…らしい。
裸にロープをまきつけており、普段は醜いが姿を自由に変えられる。ちなみにラーテンの頬に長い傷をつけたのはエバンナ。しかもその理由は美女になっていたエバンナにキスしようとしたからというかなりくだらないもの。
バンパイア、バンパニーズの子供を産むことができるが本人は拒否している。
産むのを拒否しているのは彼女の子どもがエバンナ、タイニー同様、強力な力をもって生まれるため、存在そのものが戦乱の種になるから。混乱を望むタイニーはエバンナの子を使いバンパイアとバンパニーズに更なる戦いをさせようと目論んでいる。しかし、ダレンの死後、エバンナは両方の血を引く子を作りタイニーの目論見を破る。
また、タイニーが本嫌いであることを利用し、過去へ向かうダレンにダレンの日記を託す。

デズモント・タイニー (Desmond Tiny)

ごくたまにシルク・ド・フリークにやって来る人物。エバンナとハイバーニアスの実の父。
多くはミスター・タイニーと呼ばれているが、本人は自分を「デス」と呼んでほしいと言っている。タイニーと合わせることで名前が「ミスター・デスティニー(Destiny)」となる言葉遊びである。

一見普通のおじさんといった男だが、子供の血を美味いを言ったり自分の子の命すらなんとも思ってなかったりなど残忍な性格。
常に心臓の形をした時計を持っている。漫画では形ではなく心臓そのもので時計を握ることで様々な力を発揮しており、しかもその際心臓から血が流れている。
足には水かきがついている。
バンパイア側にもバンパニーズ側にも滅亡と救済の予言を残しており、双方から恐れられる存在でもある。というか彼を好いている人物が作中に登場しない。
予知能力や瞬間移動、時間移動など様々な能力をもつものの、何故そうした力を持っているのか劇中で明らかにならない謎多き人物である。
(エバンナ達はそんなタイニーの子どもだからと説明されている)
傷ある者の戦を仕向けた張本人で本作の黒幕。ダレンとスティーブの実の父でもある。

用語

バンパイア

本作を象徴する生き物。
各所に洋画に登場する空想上のバンパイアとの差異が描かれており、それを皮肉る描写がある。
まず、老化速度が人間の10分の1(半バンパイアは5分の1)であり生命力は高いが不死ではなく、生殖能力を持たない。
銀の十字架も聖水も効かず、見せられてもただのおもちゃと水のように気にもとめない。
霧になって消えたり、コウモリに化けるなんて芸当も不可能。
基本的には太陽が苦手な超人、といったレベルである。
しかし、空想と同様の部分も一部ある。
例えば、太陽を浴びてもすぐ灰になる訳では無いが、太陽の光を浴びると肌が焼けていって最後には丸焦げになって死んでしまう。
また、写真をとっても上手く映らない。

半バンパイアの場合、力が弱くなり一部能力が使えないが太陽の下でも行動できる。


手の指10本に傷をつけ、相手に自分の血を注ぎ込むことで仲間を増やす。この指先の傷がバンパイアの証となる。
半バンパイアがバンパイアになる際はさらに長く血を注ぎ込む。他にも半バンパイアでいる期間が長くなるとバンパイアの細胞が人間の細胞を攻撃し始める。その結果、バンパイアの細胞のみが残ることで完全なバンパイアとなる「純化作用」が起こる。

人間が噛まれただけではバンパイアにはならない。というか本作では噛み付いて血を飲むことがなく、爪で皮膚を引っ掻いて滲んだ血を飲む、ボトルに血を貯めておいて飲む描写になっている。
人間の血以外に動物の血を飲むことで飢えをしのぐこともあるが、猫やヘビなど一部の動物の血は毒となって飲めない。
人間の血を飲む際は、ある程度加減して飲むため殺すことはない。しかし、相手の血を飲み干した場合は、その魂の一部を自身に取り込むことができる。これは飲まれる相手に望まれた時の儀式のようなもので、食に困って行うことはない。とはいえ、人の血を飲まなければ徐々に弱っていき、最後には死ぬ。

テレパシー、フリット(高速移動)、催眠術、唾液による止血、吐息による睡眠ガスなど様々な能力がある。
掟を重視し、自分達とは異なる掟を持つバンパニーズとは不仲。
一族を統率する「元帥」や「将軍」という地位のバンパイアが存在する。
元帥や将軍の多くは拠点ともいえる「バンパイア・マウンテン」におり、そこから世界各地に散っている。

バンパニーズ

700年前にバンパイアの掟に不満を抱いたバンパイア達が独立した種族(本質的には同じ存在の為、厳密に言えば派閥と呼んだ方が正しい)。
能力はバンパイアと同等だが、バンパイアと違い、人間の血を飲む時は必ず全て飲み干す(=必ず殺す)。その影響で、紫の肌と赤い瞳を持つ。
しかしこれは残虐な性質というわけではなく、「相手の血を飲み干して魂を取り入れる行為が崇高である」という考えのもと。
そもそも、700年以上前はバンパイアはみな人間を餌食にしていたが、この点に倫理を求めて掟を制定。その結果、掟に反する者たちが離脱し独立したのがバンパニーズである。
その際、バンパイアとバンパニーズ間で大きな戦いが起こり、バンパイアが数の有利で勝利しかけた。しかし、バンパニーズを恐れた人間側がバンパニーズとバンパイアのどちらも狩り始めたため、お互いに不可侵の協定をつけることで戦いを終えた。
その後、バンパニーズはやたら血を飲んで人を殺さないようになり、またバンパイア側も、バンパニーズに関わる、戦いを挑むならその後にバンパニーズ側に殺されても何も言えないという掟が生まれた。
このように基本悪役として描かれがちな存在だが、クレプスリーは彼らを「道を違えた兄弟分」と説明している。あくまでバンパイアとバンパニーズは同種族で彼らの思想も悪では無く、お互いに尊重できる面もあるということ。
また、バンパイアよりも規律に厳しい。バンパイアと違い、首魁を立てないという独自の決まりを持っているが、そんな彼らが唯一絶対的に従うべき「バンパニーズ大王」という存在が現れるとデズモント・タイニーから予言を受けている。


バンペット

バンパニーズに従う人間。
バンパニーズの基礎を詰め込まれているが、バンパニーズではない。
そのためバンパイアとバンパニーズの掟では禁止されている飛び道具を使える。
コメカミにVの刺青を入れて目の周りを赤く塗りたくっているのが特徴。
バンパイア以上に掟に厳しいバンパニーズだったが、これをバンパニーズ大王に提案された以上従うしか無かった。そのため一部バンパニーズはバンペットの存在に疑問を抱いている。

バンピライツ

バンペットに対抗して生まれたバンパイアに協力する組織。
殆どがホームレスで構成される。これはバンパニーズの行動が活発化した際、最も襲われる対象となったのがホームレスだったからである。
人間なので、バンペットと同じく飛び道具が使える。

シルク・ド・フリーク

巡業サーカス。
奇形や異形の者が集まったサーカス。蛇人間のエブラ、狼男のウルフマンといった異形なものから、手で速く走るハンス・ハンズ、ひたすら歯が硬いガーサ・ティーズといったびっくり人間が所属している。
フリークショーとは劇中で言われる通り奇形のもの達を見世物にするアングラなショーだが、シルク・ド・フリークはむしろそうした特異な性質故に世間から迫害されていたもの達の拠り所であり、働き場となっている。
そのため団員内の仲はよく、お互いを家族として接している。

リトルピープル

サーカスで働く醜い小柄な人型生物。タイニーが死者から作り出した存在で常に青いローブを羽織っており顔や体は普段見えない。フードを取ると灰色のツギハギだらけの肌に緑の目、ギザギザの歯と口をもつ顔が見られる。
食べられるものならなんでも食べることができる。会話はできないもののジェスチャーなどで意思表示することはできる。
バンパイアほどでは無いものの人間とは比べ物にならない怪力をもつ。
喋らないのは特別な理由がない限りタイニーが舌を作ってないから。そのためハーキャットが後に喋るまでリトルピープルが話せることを誰も知らなかった。
特殊な薬の入ったマスクをしており、これがなければすぐに死んでしまう。

派生作品と原作の相違点

漫画版

概要に記した通り、新井隆広氏が週刊少年サンデーで手掛けた漫画版。
原作はご都合主義やイキな展開などは少なく、必要なそれについても道理の通った説明がなされている「イギリス文学」らしい小説だが
漫画版は一部を熱い展開・緊迫感のある描写に変更されている箇所がある。主人公たちのビジュアルもかっこよく・かわいらしく変更されているなど「日本の少年誌らしい」漫画になっている。
ただし、ストーリーの改変はほとんどなされておらず、原作に忠実な描写が多い。最終巻巻末にはシャン直々のメッセージが添えられるなど、原作者も公認である模様。
以下、変更点の子細の一部。
  • 貨幣の単位がポンドからユーロに
  • クレプスリーが若く、髪がひとふさだった原作とは違いふさふさ。
  • クレプスリーが1巻で使用する超能力的技術と種明かしの件は全てオミット。能力の説明は2巻目から入る。
  • 醜いハーキャットがかわいいショタキャラに。まぶたもちゃんと付いてる。
  • カーダは長髪のイケメンに。新井氏はかなり気を遣いながらデザインしたらしい。
  • デビーは原作では浅黒い肌だったのが白い肌に変更。
  • アニーは原作では大人になって太ったが、漫画ではスタイルに変化はない。
  • トミーは大人になるとトム・ジョーンズという選手名を名乗っていたが漫画では本名に。
  • ダレンのダリウス殺害を思いとどまらせたのがハーキャットではなくデビー。内容も日本人好みな展開に。
  • 原作の最終巻ではフリーク芸人のアレクサンダー・リブスが殺害されたが、漫画版では最後まで生存した姿が確認できる。
  • エバンナがスティーブを生き返らせなかった理由。
  • 原作よりダレンとスティーブの友情、因縁が深く描写されている。
  • ラストシーンが原作とはやや違う。人によるが原作よりも感動するとの事。
  • ある程度仕方がないが原作と比べ(特に1巻2巻)端折られてる部分もある。但し3巻以降は端折られた部分が少なくなった。

映画版

2009年にユニバーサル配給で公開された。
設定の改変やオリジナル要素がかなり多く、2時間足らずの本編に1巻から3巻の内容を詰め込んだため、
原作ファンからは黒歴史扱いされる程に評判は悪く、映画としても高い評価を得られなかった。

以下、変更点の子細の一部。
  • ストーリーや設定は全く別物に。ぶっちゃけまだ3巻時点だというのにこのWikiに書かれていることの半分以上は改変されている
  • デズモント・タイニーはバンパイア・バンパニーズに対し中立の立場をとっていたが、映画ではバンパニーズ側に。シルクドフリークに対しても攻撃的な態度をとっている。ついでに原作でダレンと対峙するバンパニーズのマーロックがタイニーの手下に。
  • 大幅な改変に伴う、主要登場人物の変更。三巻の時点で鍵となる登場人物のサム・グレスト、レジー・ベジーなどは未登場となった。なんと、ヒロインのデビー・ヘムロックさえ登場しない。代わりに、猿のような尻尾を持つフリークのレベッカが登場。
続編に期待が出来ない今となっては、監督が思い描いた終着点は闇の中だが、少なくとも原作の設定を考えれば「落としどころが見当たらない」状態になっている。制作側からすればシリーズ化を狙っていたかもしれないが、仮に続編が製作されていたら、何作で、どのように完結させるつもりだったのだろうか。


追記・修正はバンパイアの血を流し込まれてからお願いします。

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最終更新:2026年06月24日 16:01