竹井10日

登録日: 2009/11/05 Thu 21:48:16
更新日:2025/10/05 Sun 20:31:56
所要時間:約 2 分で読めます




日本のゲームクリエーター・脚本家兼ライトノベル作家。
愛知県名古屋市出身。
10日を「とおか」と表記されたり呼ばれたりすることもあるようだが、「とうか」が正しい読み及び表記。

◆概要

コンシューマ系のゲーム企画に携わった後、独立してホビボックス系列のアダルトゲームブランドMarronを設立。

秋桜の空に』をはじめとするゲームを世に出し、強烈なお姉ちゃんキャラを登場させたことで「お姉ちゃん書き」とエロゲー界隈やプレイしたユーザーから認識されているらしいが、ライトノベルのような小説界隈ではお兄ちゃん好き好きな「妹書き」として有名なお方。

作風はギャグが中心のハイペースな展開 それも、「どんな手段を使ってでも徹底的に笑わせる」スタイルで、
パロネタや純粋なギャグと個性的なキャラとの掛け合い、更にはテキストや選択肢を使ってでも笑わせる正に「笑い」に特化している。
その独特の作風は「竹井イズム」と呼ばれている。
加えて、氏の手掛ける作品は独特の世界設定をしており、他の作品の世界と繋がっているのではないか?と思わせる要素が散りばめられている。明らかに繋がっていないようでも、他作品のキャラクターが名前だけではあるが違う作品で出てくることもある。が、これまでの作品で所謂クロスオーバー的な展開がされたことは現在に至るまで無い。

語尾が特徴的なキャラが登場することも多い。
それだけなら特段珍しくもないが、竹井作品では更にひねって二回繰り返したり、三段活用したり、エコーをかけたりと、一癖も二癖もあるキャラが出てきたりもする。
出してはみたものの扱いが難しく動かしづらいとこぼしたこともあったが。

また、大抵は他の作家が担当するノベライズやドラマCDといった派生作品も自ら手掛ける珍しい人物。
主題歌の作詞も担当しているが、内容はシリアスなものから電波ソングまで振れ幅が大きい。
原作者だけあって作品の内容にはしっかり沿っているが。

Marronを実質的に畳んで以降はラノベ中心に活躍しているが、エロゲーにカムバックして欲しいというファンも多い。
しかし、他のラノベに転向したエロゲーライターにも言えるが、ラノベの方が儲かるので(経済的に)難しい。

そして時は流れて令和の時代、ブラウザゲーム(全年齢、18禁含む)のモンスター娘TDのメインシナリオのライターを担当することに。
令和になっても竹井イズムは健在であった。

そして2025年6月に(本人曰く)漫画家20周年を迎えることとなった。


◆エピソード

元々は「竹井十日」だったが、メール環境の関係で文字化けする事から、
偶々知り合った読者にどうすればいいか聞いたら 「じゃ、数字にすれば? それにかっこ良さそうだし」 と言われ現在に至った。

影響を受けた作家及び作品として、水野良の『ロードス島戦記』、田中哲弥の『大久保町の決闘』を挙げている。
前者は「あの作品が無かったら小説家になってなかった」、後者は「あの作品のインパクトが自分の血となっている」と述べるほど。

声優の田村ゆかりのファン。
一緒に仕事をするのが夢だったが、それだけに『秋桜の空に』ドラマCDで実現した時には感激したという。
田村は同ドラマCDではヒロインの一人・楠若菜を演じた他、主題歌も担当。
その後もアニメやドラマCD等のメディア展開でCVが付いた場合は高確率で起用されている。*1
というか、彼女に限らず竹井作品はメディアミックス時の声優陣がやたら豪華なことに定評がある。


◆作品リスト


ゲーム


ライトノベル



追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

最終更新:2025年10月05日 20:31

*1 『お姉ちゃんの3乗』(ドラマCD):鎌倉夢子、『彼女がフラグをおられたら』(アニメ):聖帝小路美森