登録日:2009/06/07(日) 01:23:58
更新日:2022/06/12 Sun 16:06:25
所要時間:約 5 分で読めます
秋桜の空に(こすもすのそらに)
2001年7月27日に発売されたMarronのデビュー作。
公称ジャンルは「笑いと涙の癒し系AVG」。
◆スタッフ
企画・シナリオ:
竹井10日
キャラクターデザイン・原画:岩舘こう
SDキャライラスト:すめらぎこう
◆主題歌
OP『さよならを空に』
挿入歌『癒』
ED『Everlasting Flower』
◆概要
基本はギャグ、とにかくギャグでストーリーが進む。というか、それが全て。
また、キャラ面にも力が入っており、ダダ甘・姉萌え・
ツンデレといった要素が含まれ、後の作品に大きな影響を与えた。
しかし、後半からは一気にシリアスな展開になる
泣きゲーとしての属性も持っている。
設定および終盤の展開から「逆
ONE」などとも称されることもある。
ドラマCD化されているが、声優が異常なまでに豪華なことに加え、
伝・全巻購入特典を除く全巻が2枚組というボリュームで、しかも足掛け2年で7巻にわたる長期シリーズとなった。
またKSSノベルズより、小説「秋桜の空に〜奈々坂の門〜」が出版されており、
シナリオライターである
竹井10日がすずねえEND後を本編のノリそのままに書いている。
しかし、ゲーム自体にはWindows2000/XPなどのNT系OSでは正常に動作しないという深刻なバグが多く、システム面にも問題点が多く存在する。
そのため、未だにリメイクや完全版を望むファンも多い。
しかし、原画家の岩舘こうさんが亡くなったので絶望的。
◆ストーリー
季節は秋。紅葉の鮮やかな街。
主人公は、自覚はないがその無茶苦茶な言動で学園中から一目置かれる変わり者。
隣のお姉さん桜橋涼香や、愉快なクラスメートに囲まれ、ドタバタ喜劇な毎日を送っている。
秋の訪れと共に運ばれる新しい出会いや、深まっていくそれぞれの思い。
そして、始まる学園祭の準備期間で学校に泊まり込む日々。
合宿のような楽しい毎日の中で、主人公の奇抜な行動が巻き起こす騒動に少女達は振り回されっぱなしだ。
だが、そんな生活の中に見え隠れする彼の優しさに、やがて少女達は引かれていく。
それぞれ深い
トラウマを持ちながらも日常を生きる5人の少女たち。
学園祭や体育祭を通じて、彼女たちの心の傷に触れ、それに触発されるように主人公自身の哀しい過去もまた甦る。
切なさを感じさせる秋風の中で、恋する主人公と少女たちはお互いの心の傷を癒し合っていく。
その恋の終わりにどのようなものが待ち受けているかも、知らずに……。
◆登場人物
声はドラマCDから
声・
緑川光(幼少時・氷青)
主人公。トラブルメーカーだが、基本は彼も被害者。
何をしても「靖臣だから仕方ない」という絶対欲しくない大義名分を持っている。
声・
桑島法子
靖臣の
幼なじみで、通称「すずねえ」。ダダ甘の元祖。
ケーキ絡みだと人が変わる。「だぞっっっっっ!」と「っ」をやたら溜めてしゃべる。
怒らせると「お姉ちゃんパンチ」が飛んでくる。
声・
池澤春菜
元祖
ツンデレキャラの一人。通称「はるぴー」。
ツインテでつるぺた。胸を触っても肋骨の感触しか得られない。
ただし、それを言うと「絶対殺す」の口癖とともに膝蹴りをかましてくる。
声・
川上とも子
若菜の大親友。一応「ういっち」という愛称がる。
跳ね髪・眼鏡・爆乳の美少女だが、作中屈指の暴走キャラで、
商店街では「暴れん坊ういちゃん」と恐れられている。
声・
皆口裕子
教育実習生。通称「ひよ先生」「ひよひよ」。
鞠音の姉でかなりの
ドジっ娘である。
「くしゅ~」が口癖。安産型であることを指摘すると凹む。
サブキャラクター
声・山本麻里安
女子水泳部員で、通称「鞠音」「まりぽん」。
ドラマCD全巻のジャケットに描かれている。
声・
子安武人
靖臣の悪友で、白衣にモノクルの今時珍しいマッドサイエンティスト。
作中一の暴走っぷりを見せる。というか、大概はコイツが元凶。
声・
井上和彦
靖臣や鞠音の中学時代の先輩で、3年前に他界している。
声・
南央美
女子水泳部員で、通称「ののむー」。
突然「結婚してください」と口走ったりする。
声・
南央美
美影がいつも頭に乗せている猿で、こっちが本体だと言われる。
声・
釘宮理恵
ひよりルートのみに登場するキャラだったが、ドラマCDでは主役に昇格。
声・ひと美
初子ルートのチョイ役だが、ドラマCDにも登場。
声・こおろぎさとみ
子鹿の母親。
声・氷青
靖臣が中学時代に所属していた水泳部のマネージャー。
声・広瀬正志
奈々坂神社の神主で初子の祖父。
「追記、修正よろしくっっっっっ」
- ドラマCD友達に聞かせてもらって、腹筋つって、死ねるほど痛かったが、先が気になって、また腹筋つっての、等活地獄めいた無限苦行に放り込んでくれた、傑作。 -- 名無しさん (2015-07-05 11:12:28)
最終更新:2022年06月12日 16:06