オメガ11

登録日:2012/02/09(木) 16:30:41
更新日:2024/03/21 Thu 18:08:48
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<<オメガ11、交s…イジェークト!>>


オメガ11とはACE COMBAT 04に登場するNPCパイロットである。通称ベイルアウター。

ストーリーの最初からずっといて、最後まで生き残った一人でもある。
その独特の声は一度聞くと忘れられないが他の味方共々人物像がないただの脇役に過ぎない。
なぜそんな脇役がファンの心を掴み、開発者からも認知され愛されるようになったのか?

【オメガ11伝説】

さてこのオメガ11、いざ戦場に赴いたはいいのだが墜ちるまでの時間が異様に早いのだ。

<< オメガ11、交戦>>といったわずか数秒後に、
<<メイディ!メイディ!メイディ!>>
となっている。

敵機とまだ会敵してないのに墜ちるとは…オメガ11さんぱねぇっす。
ちなみとあるミッションでは二回撃墜されるという奇跡も起こしている。
また、リボン付き、もといメビウス1が敵にロックオンされると、「インカミンミッソー!」と良く叫んでくれるが正直うるさい。

このようにすぐ撃墜され戦線を離脱することもあるがストーンヘンジの砲撃で落とされても、エネミーライン(敵地上空)でベイルアウトしても
次のミッションでは平然と参加しまた戦闘機に乗っているという異常な彼をファンに認知され掲示板で話題になったことで次第に人気となった。
しかしどうやって帰ってきてるのか…救助部隊からしたら嫌な常連になっていることは容易に想像できる
あまりの敵地からの帰還率の高さにオメガ11の作戦遂行能力はISAF陸軍の一個師団に相当するなどとネタにされている。

因みに彼の専用AAもあったりする。

オメガ11ヽ(0w0)ノイジェークト!

なお、似たような顔文字を持つ彼は関係ない。


【その後のオメガ】

最終ミッション、「メガリス」では、メビウス8として出撃している。
相変わらずジャンルイがやられる前に速攻で落とされたりしているが…
インフィニティの特別機としてRafale M- M8- "Mobius8"として(機体だけ)出演。
具体的にオメガ11とは言われていないが、機体解説に「度々撃墜されるものの、その都度必ず生還するしぶとい人物」と書かれているので明らかにオメガ11。

更にオメガのTACネームを持つパイロットも登場し撃墜され復帰したばかりで『被弾王』などと呼ばれるキャラまで作られている。
だがこのキャラは後述のようにオメガ11とは別人のようで事実この復帰以降撃墜されることはない。オメガの名が泣くぞ


たまに機体不調で帰投したりしている。イジェクションシートがクリーンでなかったのだろう。

グリューネ1『イジェクションシートはクリーンにしておけ』

ちなみに同じISAFの僚機であるヘイロー9は後の作品にも他の軍で出てくるのに、彼は出てこない。
きっとオメガ11は特別な数字なのだ。
ユージア大陸ではリボン付きや黄色の13など数々のエース達に並んでオメガ付きも列挙されているのだろう…


<<大変だジャンルイ!敵は全部オメガ付きだ!>>


【まさかの再登場】

と思ったらAC7のVRモードにてついに復帰。それも主人公メビウス1の相棒の一人として登場。
復帰したばかりのメビウス1を彼も当初疑っていたものの、再びその活躍を目の当たりにし間違いなく本人だと認める。
なお今までベイルアウトを散々ネタにされてきた彼だが被弾もしなければベイルアウトもしてくれない。
これについては発売前に開発陣が「残念ながらしません。彼も年月を経てベテランになったんですから」と語っている。
なおベイルアウト機能も検討され実際に作られたようだがVRモードでの酔いが酷かったため没になったという。オメガ11のベイルアウト共々ちょっとさみしい


【余談】

散々ネタにしてきたベイルアウトだが現実のベイルアウト(機外脱出)は技術が発達した今日に至っても命を落とすこともある危険なものである。
まだ射出座席がなかったレシプロ機時代には機体を背面飛行状態にし、パラシュートを装備して自由落下するのが主流だった。
だがそれでもマルセイユのようなエースですら失敗し死亡するほど危険と隣り合わせだった。
そのレシプロ機時代にDo335などから射出座席が搭載されるようになったがこの時点ではまだ少数であった。

その後ジェット機になるとレシプロ機のような自由落下での脱出は困難になり射出座席が普及するようになった。
まだ手探りだった時代には初期のF-104のように下に射出するようなケースも見られた。*1
しかしそれでも射出時にかなりのGがかかることもあり五体満足で成功する可能性は高くなく、最悪の場合死亡するケースも珍しくない。

トップガン(映画)で描かれたグースが脱出時に風防に頭部を強打し死亡する事故は現実でも度々発生しており、自衛隊でも全く同じケースが発生しパイロットは殉職している。
そのため脱出時に風防を粉砕する機構を搭載しベイルアウトの危険性を下げる努力を行っている。
なお射出座席についてはロシアが開発したK-36が高い評価を受けており、アメリカが共同研究に乗り出したこともあるほどである。
まあパリ航空ショーの大観衆の目の前で度々墜落事故を起こすも、パイロットは無事なことからベイルアウト含めロシア機の演目と揶揄されてもいるが

そういった意味では何度ベイルアウトしてもパイロットを続けられるだけの体・悪運を持ち、戦線に復帰するオメガ11はメビウス1とは違うベクトルで人外じみているともいえる。



追記、修正はオメガ11より先にベイルアウトした方にお願いします。

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最終更新:2024年03月21日 18:08

*1 104はその高速性と尾翼が高めだったことからの配慮だったが低高度での脱出で助からないこと、射出座席に改良により一般的な上に射出するものに変更された