Killer Queen(QUEEN)

登録日:2011/01/12 Wed 13:44:00
更新日:2025/02/05 Wed 17:52:16
所要時間:約 2 分で読めます




『Killer Queen』とは、バンド『QUEEN』が1974年に発表した曲である。
3rdアルバム『シアー・ハート・アタック』の先行シングルとしてリリースされた。
邦題は『キラー・クイーン』
イギリスのヒットチャートで第二位を獲得し、アルバムのヒットにつながった。アメリカでもトップ20入りを果たしている。
のちに数多くの名曲を残すQUEENにとって2番目のヒット曲であり、初の大ヒット曲。

概要

QUEENと言えば『ボヘミアン・ラプソディー』や『ドント・ストップ・ミー・ナウ』、『ボーン・トゥ・ラヴ・ユー』など数々あるが、初期のヒットナンバーはこれ。
QUEENの特徴であるハモリが綺麗に響いていて、耳にうるさくない。
曲調は明るくて何回聞いても飽きる事なく、この曲の完成度が高いことがうかがえる。

『シアー・ハート・アタック』などと変わった印象を受けるに違いない軽やかなメロディなので、QUEENの別の面を見たいのなら是非オススメ。

作詞・作曲はフレディ・マーキュリー。
彼は基本曲→歌詞の順で作るのだが、この曲は歌詞から作ったという。

勿論聴いてみてほしいのだが、曲の内容は『キラークイーン』と称される高級娼婦の生き様を歌っている。
このKiller Queenを名詞として訳すると「殺人的な魅力の女王」ということになり、非常に目を引く女性なのだろうことが伺える。シャンパンやキャビアを嗜むものの、非常に狡猾な女性のようだ。しかし礼儀作法は精通しているという女性でもある。

曲調は非常に明るくユーモラスなのだが、歌詞の要所要所には当時の社会風刺を謳っていたり、富裕層への皮肉の籠ったものが散見される。(無神経な富裕層の態度の象徴等のことを歌詞に入れている)
中には「マリー・アントワネット」などのような実在する(した)人物を取り上げて歌っているところも。

この歌詞の中で語られるキラークイーンはとても遊びたがりで、誘いに断ったら一体どうなるのやら。
ケネディやフルシチョフすら断れないという。

ライブ

ライブではメドレーに組み込まれて披露された。
初期は1番→ソロという構成で、2番が演奏されるようになったのは初の来日でもある日本公演から。
フレディはファルセットをほとんど使わないほか、喉の調子も日によることもあってかフェイクが多用されている。
ほかにはジョンが77年までトライアングルをギターソロ序盤で奏でる。
後年はフレディがピアノを弾く曲が外される傾向にあり、この曲も例外でなく最後のツアーでは演奏されていない。

おすすめは77年のアールズ・コート、79年のハマースミス、81年のモントリオール。
特にハマースミスはフレディが絶好調なのでぜひ聞いてみてほしい。79年の東京はある意味伝説

余談

  • レコーディングの時ブライアン・メイが十二指腸潰瘍を患っていたため、ギターとコーラス以外を録音し復帰後にそれらを追加して完成された。
  • 空耳アワーではサビのフレーズが『がんばれ田淵』に聞こえるとして紹介された。実際そう聞こえる。
  • 某スタンドにはデザイン面でも、歌詞中から爆弾、猫といった要素が盛り込まれているが、だからといって筋骨隆々な高級娼婦だったわけではない

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最終更新:2025年02月05日 17:52