トラベリング(バスケットボール)

登録日:2010/05/21(金) 11:50:05
更新日:2021/05/08 Sat 22:40:38
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歩いた!歩いただろう!?

いや、歩いてないよ


トラベリングとはバスケットボールのヴァイオレーションの一つで、最もポピュラーな反則である。

ボールを保持したまま3歩以上歩いたり、止まった際にピヴォットフットを動かしてはならない。
両足がフロアから離れた状態でドリブルを始めることはできない(ピヴォットフットが床から離れる前にボールを手から離さなければならない)。

ピヴォットフットとはボールを保持した状態で身体を動かす際に支点となる足のことである。
両足が床に降りた状態でボールを保持、または空中でボールを保持し両足同時に床に降りて停止した場合はどちらの足でもよく、
その後最初に上げた足の他方の足がピヴォットフットになる。
空中でボールを保持して片足で床に降りたり片足を床についてボールを保持して停止した場合は最初に床に降りた足がピヴォットフットとなる。
こののちピヴォットフットが床から離れたらパスかショットをしなければならない。ドリブルを始めることはできない。

ピヴォットフットではない脚をフリーフットと呼ぶ。
かの桜木花道は半ばギャグの様に頻発するが、プロでもNBA選手でも結構やってしまうヴァイオレーションで、
特にボールをつく前にピヴォットフットを床から離してしまう、所謂突き出しのトラベリングは日常茶飯事である。

展開の早いスポーツのため、審判が見逃してしまう場合もある。逆にトラベリングしたとわかっていても流す場合もある。(スティールからのフリーのシューやNBA)
特にNBAでは「シュートへ持ち込む流れの中では取らない」という暗黙の了解があったりする。
2015年ぐらいからちょっと厳格化したようだが、ひどい場合は7歩歩いたとか…。

ただし、ミニバス(スポーツ少年団)や中学生の試合では、後の成長を考慮して厳しめに反則を取る場合もある。

予防策としては、体の柔軟性を養うこと、下半身を強化すること、日頃から意識して練習をすることなどが挙げられる。

トラベリングをすると相手ボールから試合が再開になり、シーソーゲームが基本であるバスケットボールにおいて貴重な攻撃機会を失うので、
やると酷くいたたまれない気持ちになるが気にすることはない。

仲間もドンマイと言ってあげよう。


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最終更新:2021年05月08日 22:40