登録日:2012/10/22(月) 01:08:25
更新日:2024/11/17 Sun 22:36:29
所要時間:約 8 分で読めます
『魔女の家』とは、ふみー氏が公開しているRPGツクールVX製の
ゲームである。
■あらすじ……
女の子『ヴィオラ』は、森から家に帰ろうとするも、道いっぱいに薔薇が塞いでいて家に帰ることが出来ない。
落ちていたマチェットで、家とは反対方向の道を塞いでいた小さな薔薇を切り払い、向かった先は、世にも恐ろしい
魔女の住む家だった。
プレイ時間は1~2時間ほどで、謎解きに時間は掛からない。
■キャラクター
金髪を三つ編みにした女の子。13歳。
いわゆるしゃべらないタイプの主人公で、
ゲーム中に台詞は一切無い(
トゥルーエンドを除いて)。
シュールとも思える選択肢が表示されることもある。
手を伸ばしたり、目をこすったり、刃物で刺されたり、
首が無くなり胴体だけで歩いたり等、ドット絵ながら様々なアクションを見せてくれる。
しゃべる黒猫。一人称は「僕」。
セーブポイントの役割を果たしている。
彼に悪気は無いのだろうが、デストラップに貢献することもある。
家の中で姿を見かける紫髪の少女。
家のあちこちにある日記などから推察するに、エレンという名前の女の子であると思われるが、小説などを読む限りエレンという名前で確定だと思われる。
物語の途中で出会う蛙。
ヴィオラに懐く姿はとても可愛い。
所々で謎解きに貢献する……のだが
■システム
基本的には謎解きをしながら家の奥へ奥へと進んで行く。
しかしこのゲーム、死んで覚えるゲームである。
『そのままの意味で』謎解きの指示に従ったら死ぬ。
後出しジャンケンな問いかけをしくじったら死ぬ。
唐突に始まる鬼ごっこやギミックで死ぬ。
鬼ごっこの始まるタイミングは『
青鬼』に近い物がある。
『ギミックを解除し終えて一息ついた時』といえば分かるだろうか。
しかし、青鬼とは違い追手から振り切る為に
わざと回り道を要求されたり、逃げ込もうとした扉に鍵が掛かっていたり、
追われている状態でギミックを解除しなければならなかったりと、初見殺し満載である。
しかし中には
これ、選んだら絶対死ぬだろ的な選択肢がある。
(例:扉の向こうに腹を空かせた大蛇がいます ⇒ 扉に入りますか?)
このゲームはリョナゲーでは無いのだが、隠されていない
地雷を踏みたくなるのが人間というものだろう。
当然死ぬが。
そして、家の中がシナリオの進行具合によって変わる。というか動く。
棚や花瓶が動くならまだいい方。
壁や床に血が突然付着したり、目の前の床に穴があいたり、武器を持った人形や鎧が動きだしたりと、色々と心臓に悪い。
セーブポイントも絶妙な位置に配置されており、プレイは苦にならないし、寧ろ先が気になってどんどんのめり込んでしまうだろう。
果たして、この館の最上階には何があるのか。
何故ヴィオラはこんな目に遭わなければならないのか。
■エンディングなど
トゥルーエンドは
ゲームの終盤であるアイテムを入手することで見ることができる。
他の二つのエンディングの内、まず一つは
トゥルーエンドで多くのプレイヤーが覚えるであろう「違和感」を解消できるような形でプレイすることで見ることができる。
※詰まるところノーセーブ(=ノーコンティニュー)でのクリアである。
もう一つは所謂「おまけエンディング」であるが、これは「とある設定」に基づいて作られたエンディングで作中でもちらほらと伏線があり、
下記の小説版ではそれがはっきりと書かれている。
※最初の面から1度も移動せずに1時間その面に留まり続ける事でできる。つまり、「家そのものの攻略」はせずにエンディングに突入する。
また、
ネタバレ・世界観崩壊を防ぐ為、二次創作にもある程度制限がかかっている。
最後のエンディングについても、当初はプレイ動画などでの
ネタバレ禁止令が出ていた。
二次創作をしたいと思ったら、作者のHPのガイドラインを読むべし。
後に、本作の前日譚である小説『
魔女の家 エレンの日記』が、ふみー氏の手によって書かれ出版された。
更に、この小説のコミカライズ(作画:影崎由那)が月刊ドラゴンエイジにて2017年7月号より連載中。
ゲームの重大な
ネタバレを含むので、
トゥルーエンドのクリアor視聴後に読むことが推奨されている。
追記・修正はよそ見をせずにお願いします。
- みんなのトラウマレベルに鬱になる… -- 名無しさん (2013-09-16 20:40:20)
- 夕べ、初プレイで逃亡場面は10テイク以上費やされた…。もうその頃には、「怖さ」というより「脱出できないイラつき」で、頭が痛くなっていたが…。
-- KANADE (2013-10-16 13:45:17)
- ヴィオラたん、かわいいよ。 -- ギナ (2013-10-22 19:56:05)
- 蛙死んだ後に蛙の元いた場所行ったらギミックにゾクッとした -- 名無しさん (2014-03-06 15:50:15)
- 蛙が大蛇に食べられた所の部屋に進んだら蛙が端の方に見えたとか聞いた。 -- 名無しさん (2014-06-01 00:12:59)
- コメント欄なら少しくらいネタバレいいよね…、「ここから先、よそ見をしてはならない」という張り紙がある部屋で、張り紙を読まずに先に進んだらよそ見が出来るようになる(よそ見しても死ななくなる) -- 名無しさん (2014-06-01 00:32:01)
- 最後の脱出の時に穴が空いたり椅子が動く位置がいやらしすぎて何度やり直したか -- 名無しさん (2014-06-02 12:36:58)
- 三つ目のエンディングの動画投稿もOK出てるみたいだし、少し追記してもいいかな? -- 名無しさん (2014-06-02 12:39:35)
- 追記どうぞ -- 名無しさん (2014-06-12 12:51:36)
- 第三のエンドは鳥肌たったわ -- 名無しさん (2014-06-14 20:57:18)
- トゥルーはマジでゾッとした まさに価値観の反転 で、小説版では違う意味でまた価値観変わった -- 名無しさん (2014-06-14 21:32:43)
- 追記してみた -- 名無しさん (2014-06-15 03:11:24)
- 時計は死亡フラグ -- 名無しさん (2014-06-15 03:30:12)
- 個人的に猫が好きだった・・・しゃべり方とか・・・うちに来てくれええええ -- 悪魔← (2014-07-25 20:00:46)
- ネタバレしまーす。最上階の牢屋にいるのはエレンの父さんと母さん -- 名無しさん (2014-08-25 16:50:25)
- 結局どのエンドでもあのキャラが救われることがないうえに、二次創作も禁止されてるせいで救済も絶望的。そのキャラのファンは激怒したという(無論俺である) -- 名無しさん (2014-10-08 16:11:58)
- ↑あの体になったことで代償として魔女は魔法が使えないただの女の子になりましたってんならこれから先何が起きるかにもよるけど不幸になることもあろうね。それでスッキリするかは別として。 -- 名無しさん (2015-02-27 17:30:56)
- 魔女が死ねば呪いは館の呪いは解ける。 しかし魔女は虫の息。つまり、魔女がくたばるまでの間待ち続けていると……さらに言うと、ゲームを開始してから一歩も動かずに一時間ぐらい放置してみると……? -- 名無しさん (2015-03-04 22:33:27)
- 一時間放置とか最後の黒猫フミフミとかまだまだネタありそうだ -- 名無しさん (2015-03-18 14:42:44)
- でもそう簡単に他人の身体を動かせるようになるとは思えん。いくら魔女の魔術だからといっても。 -- 名無しさん (2015-10-19 13:47:48)
- (二次創作って基本公式から許されるのは例外みたいなもんだから当然と言えば当然なんだけどね) ↑つっても作中の怪奇現象の数々見る限り魔女の魔法見る限り出来そうな気がする。特に念入りに準備してただろうし -- 名無しさん (2015-12-11 15:43:29)
- 物語の世界観を壊さないように二次創作禁止ってそんなにボロクソに言われることかいな。あの救いようのないエンディングが好きで堪らない -- 名無しさん (2016-02-07 04:04:30)
- ハッピーエンドを期待してはいけない胸糞な気分になりたい人のためのゲームだな -- 名無しさん (2016-04-30 18:39:54)
- 二次創作そのものがあのラストのネタバレになってしまう、という事なんでないかな。それなら自分の作品とキャラに手垢つけて欲しくない、とかいうよりずっと理解できる -- 名無しさん (2016-04-30 19:04:41)
- 肖像画の謎解きはまさにゲームならではって感じで面白かったわ -- 名無しさん (2016-05-29 00:57:59)
- トゥルーエンドが「条件を知ってないと絶対辿り着けない」こと自体が伏線だったのが衝撃。二次創作制限は自分としては批判的立場(たかが妄想の共有ぐらい好きにさせてくれよ…)だけどホラー系でここまで印象に残る作品は唯一無二だと思うわ -- 名無しさん (2016-07-31 01:26:54)
- 作品は悪くないんだが、作者の発言やらエレンへの擁護っぷりに引く。小説でも周囲の環境が悪いんであってエレンは悪くない!かわいそうな子!って感じに書かれてるし -- 名無しさん (2016-09-11 11:36:17)
- 確かにエレンがああなるには環境のせいもあったろうけど、それを言ったらヴィオラなんてあそこまでされる理由無いじゃんと -- 名無しさん (2017-09-21 01:50:24)
- 作者は動画サイトでMAD作ってた人らしい 今は削除してるが -- 名無しさん (2017-09-21 08:28:58)
- あの笑い話がトゥルーエンドの結末を暗示してるなんて考察もあったなあ。本末転倒な考えに至った挙句、大切なものを自分自身の手で失う猟師、ねえ・・・ -- 名無しさん (2017-10-15 11:03:36)
- ただあの後エレンがどうなったのかはわからないけどね。その後悲劇に合わないなんて保証はないわけだし。 -- 名無しさん (2018-07-17 13:23:35)
- 演出はいいけど謎解きのクオリティに期待すると割りとガッカリするのと、死ぬのはだいたい唐突に始まる鬼ごっこという、まあ謎解き風ホラーアクションに近い -- 名無しさん (2019-07-20 22:08:59)
- 夢幻の館っていう似たようなフリーゲームがある・・・あの生き物とか -- 名無しさん (2019-07-20 22:34:12)
- 二次創作禁止にしたのも、あの胸クソ悪いEDがひっくり返されると予想できてるからなんだろうな…。ちなみにRPGツクールMVでリメイクされたものがSteamで発売中。さらなる高難易度extraが追加された模様。 -- 名無しさん (2019-07-20 23:16:04)
- エレンの悪行は育った環境のせいだけにするにはあまりにも…。でも小説版の雰囲気や文章はすごく好きでよく読み返してる。 -- 名無しさん (2020-11-13 09:24:18)
- 物語の世界観を壊す二次創作禁止って、ED後にエレンが不幸な出来事続きであの体になったことを後悔…な二次も禁止なの?禁止なんだろうな -- 名無しさん (2020-11-13 17:05:15)
- ↑多分禁止だろうね。とはいえ今後「一生ヴィオラを演じ続けなければならない」「そのために悪魔と契約を交わしている」事を考えると、今後エレンにも相応の報いが降りかかってくる可能性もなくはないだろうなと自分も思ってる。どっちみちヴィオラ親子は救われないけど -- 名無しさん (2020-12-29 03:14:46)
- 世に出される創作物は二次創作されて当然。禁止するのなら最初から出すなって傲慢すぎやしないかね。これも二次創作という行為が一般に知れ渡るようになった弊害か。 -- 名無しさん (2020-12-29 04:21:48)
- この作者さんが二次創作であれこれ言われてるのはむしろ禁止していたはずの事項を後から限定的な人に対し事後で許したり、自分がイラストの無断転載をしていたりと言った基準がブレがちな点もあるかと。二次創作全部ダメで一貫していたらまだ言われなかった部分も大きい。 -- 名無しさん (2020-12-29 04:42:14)
- とはいえ「それはそれとして二次創作はダメという作者の意向その物は尊重すべきである」と言う大前提もわかる。明言している以上しょうがない部分だ。 -- 名無しさん (2020-12-29 04:49:41)
- 許可された二次創作物には目を通してないから知らんけど、世界観が壊れるものじゃなかったから例外的に許可したんじゃないの。てか、ここで文句言ってる人の二次創作の構想ってどれもありがちかつ、つまらなそうなものばかりだから、作品に愛着を持っている作者がNG -- 名無しさん (2020-12-29 05:21:56)
- 動画も実況者が役になり切るようなものは駄目らしい。投稿者はご用心 -- 名無しさん (2021-03-03 21:54:19)
- トゥルーエンディングでメンタル大打撃受けたわ…知らぬが花って言葉の意味を痛感した。まぁ途中の日記を読んでいけば薄々分かることでもあるけど。 -- 名無しさん (2021-09-07 16:24:59)
- 作者いわくエンディングは3つとの事だけど、ED3ってノーセーブで合ってる?作者の匂わせ方的にノーセーブなんだろうけど、じゃあ放置エンドは何なんだ?ノーセーブは本編終盤に追加イベントがあるだけで、結局EDは1か2だと思ってるんだけど… -- 名無しさん (2023-09-18 14:25:18)
- エレンは鬼みたいな奴だなぁと思う。正に悪魔に魂売った魔女。実は良い人だったなどの日和った要素のない邪悪そのもの。 -- 名無しさん (2024-04-20 22:59:54)
最終更新:2024年11月17日 22:36