リカルド・マルチネス

登録日:2012/01/20(金) 03:00:25
更新日:2021/12/18 Sat 01:52:40
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はじめの一歩の登場人物。
当然ながらボクサーの一人。メキシコ人。

WBA世界フェザー級チャンピオン。

現役にして伝説。生きながらにして神話。
21歳で王者の座に付き、以来7年間王者の座に座り続けている。
戦績は68戦68勝64KO無敗21防衛
挑戦者は全てKOで破っている。
主人公幕之内一歩の憧れのボクサー日本チャンピオン伊達英二と過去に闘った因縁があり、その時は僅か2ラウンドでKOしており、彼の鼻に傷を付けた張本人。

この惨敗は伊達に深い屈辱を与え、試合後に子供を失った事もあり、引退を決めさせた。
リカルドとの闘いは伊達に取って全てを失った始まりと言える。
一方でリカルドに勝つという目標が生まれ、カムバックするキッカケにもなった男でもあり、7年間王者の座を維持し続け当時以上の強さになったリカルドに感謝している。

伊達に取って彼の存在は絶望であり、救いでもある。
作中では伊達との当時の試合の回想シーンで登場したり、浜が「真田を鍛え上げメキシコの怪物チャンピオンを倒したい」と度々その存在をアピールされていた。
伊達との再戦の調整の為に一歩をスパーリングパートナーに指名し彼と勝負し、ジャブだけで彼を1ラウンドでフルボッコにした。
必殺技のデンプシー・ロールさえも左手一本で叩き潰した。


◆伊達との再戦
1ラウンドは伊達の試合開始と同時の奇襲によってクリーンヒットを許し、ポイントを取られる。
2ラウンドは伊達の力を認めつつも力関係は変わらず、前回と同じこのラウンドで仕留める事を宣言、猛攻を加えるも耐えられ驚愕する。
ここで漸く伊達が自身の想像以上の険しい道を歩み、強敵として立ちはだかった事を認め、
防衛戦を重ねる内に心の何処かで生まれた油断・慢心を捨て本気で闘う事を決意する。
3ラウンドはそれまでの華麗な精密機械のようなスタイルから荒々しいスタイルに変貌し、容赦ない猛攻を加えて伊達を圧倒する。
彼の切り札ハート・ブレイク・ショットさえもエルボーブロックで凌ぎ、そのまま攻め続け腕を粉砕骨折、肋数本、顎を砕くという深手を負わす。
それでも奇跡という可能性を摘むため手を抜く事はせず、喩えその結果彼が死ぬ事になっても殴り続けるとセコンドに宣言。
伊達に痛打を浴びせるも骨の砕ける手応えにコレ以上殴れば本当に死んでしまうと一瞬の躊躇を持ってしまった事でスキを作ってしまい、
ハート・ブレイク・ショットの直撃を許してしまう。

しかし、砕けた伊達の拳に破壊力はなかった為に動きを止める効果は発揮されず、第二撃をスウェーでかわし、彼に敬意を払いつつトドメをさした。

「スピードもタイミングも完璧だった。ただ其処にパワーさえ加わっていたら、私の時間は奪われていた…」

「尊敬するボクサーは? と聞かれたら、私は躊躇わずにこう答えるだろう。それは東洋の小さな島国にいる―――」

「日本という国で戦った侍だと!!」

「二度とリングの上で会う事はないだろう―――しかし、君の名は忘れない。」

「Good-bye エイジ・ダテ」



10ラウンドKO勝利だった。
試合後にエイジ・ダテは素晴らしいファイターだったと褒めるものの当人の顔はほぼ無傷という圧勝だった。


◆ボクシングスタイル

上品な技術を持つ機械のような精密なスタイル。

……というのは仮の姿で、
本来のスタイルは上記の超高等を織り交ぜながら乱暴な連打で相手の急所をガードの上からだろうと容赦なく叩き付けまくる荒々しい獣のようなスタイル。

トレーナーのビル曰わく上品な技術だけでは世界は取れない。時にはリングを血で染める野蛮な暴力も必要だ。
「科学(サイエンス)」「暴力(バイオレンス)」が融合したこのスタイルこそが本来のリカルドであり最強のスタイルなのだ、との事。
コレは覚醒した鷹村にも通じる所があり、彼は「野生」「科学」が融合した姿と非常に似た例えになっている。

恐らく作者の考える最強のスタイルとはこの正反対の二つの融合なのだろう。

全部が強いために得意なパンチはない。
肩口から最短で来るジャブは非常に回避しにくい。
パンチ力も相当のモノのようだが、一歩の方が上の模様。
テクニックは並みの世界チャンピオンに引けをとらない伊達と比較しても桁が違うと評される程。

常に余裕を崩さすに殆どの試合を観戦する鷹村さえも、
リカルドの圧倒的な強さを見た時には汗だくになりながら、「つ…強ぇ…」と驚愕を隠せなかった。
普段は殆どの相手を「(自分と比較して)小物」と豪語している彼も、
「今の中量級でアレに勝てるボクサーなんぞ存在しない、歴史上いないとさえ思ったよ」
「リカルドが引退しない限りWBAのチャンピオンベルトが移動する事はないだろうな」
とコメントを残し、力量を素直に絶賛している。

現在は更に防衛を重ねているようで、余りに強すぎるために挑戦するだけで勇敢と褒められる程で、
皆がリカルドの持つWBAの世界タイトルを避け、WBCのタイトルを目指している。

千堂武士はリカルドの首を取ると目指しているようだが、伊達に言ったら爆笑しながら一蹴された。

「ハハハ、勝てる訳ないだろ、バーカ。あ…リカルドが爺さんになったら、勝てるかも」

また主人公の幕ノ内一歩に伊達との日本タイトルマッチ以来となる二度目の黒星を付けたWBA世界フェザー級2位のアルフレド・ゴンザレスの憧れのボクサーでもあり、
ゴンザレスとは今までに二度対戦し、いずれも勝利している。


◆ゲームでのリカルド
はじめの一歩2 VICTORIOUS ROADに登場しているのだがその難易度はまさに鬼畜

プレイヤーは伊達を操作してリカルドに挑むのだがこちらが百発当てても倒せないのに対し、リカルドのパンチを数発くらうだけでダウンするという理不尽ゲーム。
更にどんなにダメージを与えてもラウンドを跨ぐと9割ほども回復する。(ソース無し)
……つーか、こんなに性能差あんのにどうして伊達はリカルドに挑んだんだ




◆余談
モデルは歴代ストロー級最強と名高い、リカルド・ロペス。
メキシコのボクサーでストロー級の統一世界チャンピオン。
その戦績、52戦51勝37KO1分無敗、王座22連続防衛
生涯負け無しのまま引退した名チャンピオン。
リアルでこんな怪物がいたのである。



追記・修正はact5でスローバトルを使わずに2ラウンド以内にリカルドを倒した方のみお願いします。

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最終更新:2021年12月18日 01:52