シージェッター海斗

登録日:2011/12/09(金) 19:40:43
更新日:2025/01/25 Sat 20:10:17
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シージェッター海斗とは宮城県石巻市のご当地ヒーローである。

石巻市の隣に位置する登米郡石森町(現・登米市)出身の漫画家、石ノ森章太郎が原作を手掛けた特撮番組「超神ビビューン」に登場する
超神バシャーンのNG版のラフスケッチがモデルになっている。ちなみにその時の仮称は『潜鋼騎シャドル』で、
海斗の変身の掛け声『閃鋼!』にその名残がある。

株式会社街づくりまんぼうが石森プロ監修の元、2004年にスーツを製作した。
石森プロが監修しているだけあって原色のスーツにたれ目の複眼と
往年の石ノ森ヒーローらしい味のあるデザインがレトロなかっこよさを感じさせる。
また、敵怪人『アビシス』のデザインを手掛けるのは特撮クリーチャーの雄・韮澤靖。すごくキモカッコイイ!
そのデザイン性の高さから全国のご当地ヒーローファンの人気も高いようだ。
一方で、あくまで石森プロのキャラクターなのでご当地ヒーローという割に地方特産品などのプッシュ要素がなく
ご当地ヒーロー特有の『ダサかっこよさ』成分には欠けるという一面も確実にある。 


海斗は地底人であり、海と自然の破壊を企む悪の軍団「ヒラメニアン帝国」と戦う。というのが誕生当時の設定である。
後に石ノ森漫画館(街づくりまんぼうが運営する施設)が発行した公式ガイドブックには、
地上民族(ジバシリ)と海底民族(ウミナリ)のハーフ、鳴海光真(なるみこうしん)が変身した姿と明記されている。
ここでも人と異類の板挟みにあい、生みの親に反逆する石ノ森ヒーローの宿命が……


石巻で行われる川開き祭りや客船の歓迎イベントの際には水上バイクに乗って登場し、華麗なショーを行う。

2010年3月に石ノ森漫画館の正面に実物大のモニュメントが設置されたが、2011年の東北地方太平洋沖地震の津波により流出した。
しかし、2週間後に瓦礫の中から発見され石ノ森漫画館に戻された。海底民族のハーフだけあって津波には負けないということか。

特撮ドラマ以外にも電車のラッピングやフィギュア化と活躍の場を広げている。

ちなみに石ノ森漫画館、東京アニメセンターでオリジナルテーマソングCD「不滅のヒーロー SEAJETTER KAITO」を買うことが出来る。

「シージェッター海斗」
作詞・歌唱:遠藤正明
作曲:影山ヒロノブ

「不滅のヒーロー SEAJETTER KAITO」
作詞・作曲:遠藤正明
歌唱:遠藤正明、影山ヒロノブ、きただにひろし

上記2曲が収録されている。

非常に豪華なメンバーが揃っており、内容も非常に燃える名曲である。カラオケ配信もされている。

特撮・玩具雑誌『ハイパーHOBBY』上でコミカライズも展開中。


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最終更新:2025年01月25日 20:10