琴吹ななせ

登録日:2009/09/07(月) 00:19:01
更新日:2024/11/12 Tue 12:31:54
所要時間:約 3 分で読めます




“文学少女”シリーズ』の登場人物。
CV:水樹奈々

井上心葉のクラスメイト。図書委員。
茶色の髪と抜群のプロポーションを持つ美人で、クラスの男子の間でも人気がある。
白とピンクのしましま模様のパンツを着用。
いつも苛立っているような表情で愛想が無く、心葉に対しては特に厳しく当たり、嫌いな人物としても心葉の名前を挙げている。


作中では遠子のせいで警察に追われたり、骨折して入院したり、風邪をひいたり、階段から突き落とされたり、その他etc...と次々に不幸な目に遭っている。



以下ネタバレを含む











実は中学時代のとある出来事から心葉に想いを寄せているが、極度のツンデレで心葉を前にするとまともにしゃべれなくなるくらいの恋愛下手なので、
ついキツくあたってしまう。
高校で心葉と再会を果たしたが、心葉本人はななせのことは覚えておらず、
彼が朝倉美羽と常に一緒であった頃と違って自分の本心を偽っているのを見て多少の苛立ちを感じていた。
しかしその恋心は変わることなく、彼のことをずっと想い続けた。
遠子を尊敬しているが、心葉と仲が良いため、同時に嫉妬もしているらしい。


四巻『穢名の天使』で晴れて心葉と恋人同士となるも、親友の水戸夕歌を自分に思いを寄せる後輩の臣志朗や夕歌と付き合っていた恩師の毬谷敬一、そして夕歌の恩師の鏡粧子のいざこざの巻き添えにされたせいで失ってしまう。
しかし五巻『慟哭の巡礼者』で心葉はかつての想い人である美羽と再会し、ななせは美羽から嫌がらせを受け、
心葉の心も美羽に傾いていったことでその関係は崩れ始めるが、自ら憎まれ役を買って出て、美羽に盲信する心葉の目を覚まさせた。

七・八巻『神に臨む作家』でも流人が二人の仲を引き裂こうとするが、どんな嫌がらせを受けても決して屈することなく心葉のことを想い続けた。


このライトノベルがすごい!2009の女性キャラクター部門では3位の逢坂大河(とらドラ!)と僅差で4位を獲得。次年度では遠子に続く3位にランクイン。
不器用さと一途に心葉を想い続ける姿に票が集まり、これからの彼女に幸多からんことを願う声が数多く寄せられた。

そんなファンからの熱い思いが届いてか、番外編『恋する挿話集(エピソード)2』では、
本編では語られなかった彼女の本心を綴った『ななせの恋日記』が掲載されている『琴吹さん特集』であった(作者あとがきより)がしかし、
そのわりに不憫だったり、外伝でも日坂菜乃に押されたりと、ますます可哀想な目にあっている。


作者によると「ちゃ、ちゃんと幸せになるので、もうちょっと待ってください」とのこと。
彼女の幸せを心から願う。


この度、「コミックマーケット77」でエンターブレインからファミ通文庫のオリジナルグッズを発売すると共に『ななせフィーチャー!』となることが予告された。


今度こそ彼女は輝けるのだろうか。








「だ、だったら、書かなくていい……よ。もう井上は、書かなくていいんだよ……っ。
 井上が小説を書かなくても、あたしは井上が好き……っ。ずっと井上の側にいるっ」




「あんたがなにしたって、絶対に井上と別れないからっ! こんなの全然大したことないっ。あんたになんか、怯えたりしないっ!
 あたしは、この先もずっと井上と一緒にいるんだから!」


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最終更新:2024年11月12日 12:31