登録日:2025/08/23 Sat 22:50:00
更新日:2025/08/24 Sun 00:08:33NEW!
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効果モンスター
星8/
風属性/
サイバース族/攻2000/守2000
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが手札に存在し、自分がモンスターをL召喚した場合に発動できる。
このカードをそのLモンスターのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。
(2):このカードが召喚・特殊召喚した場合に発動できる。
デッキから「パラレルエクシード」1体を特殊召喚する。
(3):「パラレルエクシード」の効果で特殊召喚したこのカードのレベルは4になり、
元々の攻撃力・守備力は半分になる。
概要
第10期最後のパックとなる「ETERNITY CODE」にて収録。
最速禁止日数(EXデッキ部門)一位となった、あの《
リンクロス》と同じパック出身である。
それでは、カードの説明に移ろう。
(1)は自信を特殊召喚する効果。
条件は「L召喚に成功した場合」と緩く、適当なL1を出すだけでも条件を満たせる。
(2)は同名カードをリクルートする効果。
これによりモンスターの頭数を増やすことができる。
他の効果で特殊召喚して条件を満たすには負担が大きいため、主に自身の(1)の効果をトリガーにする。
(3)は攻撃力と守備力、そしてレベルが半減するデメリット効果。
これは自身の(1)(2)どちらも該当する。
そのため素材として使う場合は「星4」として扱うことになる。
緩い条件からモンスターの頭数を増やせるため、L召喚の加速に貢献する。
また星4状態の《パラレルエクシード》が2体並ぶため、ランク4のX召喚も容易に可能。
発動に際しての制約も特にないため、汎用性と拡張性に優れた一枚となる。
弱点は(2)の効果がデッキからしか特殊召喚できない+このカードとL召喚用カードがペアで必要になるため、手札事故の危険性がそれなりに高いこと。
また「フリーチェーン除去に弱い」も大きな欠点になる。
(1)の効果を発動した際に「該当のLモンスターを除去する効果」をチェーンして発動されると、(1)の効果が不発になり特殊召喚ができない。
採用デッキ候補
このカードを採用する意義としては、大きく以下の二点。
- L召喚を主軸とするテーマで、手っ取り早くリンク値の水増し
- 多少L召喚を齧るテーマに採用し、更なるL召喚orランク4のX召喚をスムーズに実現
前者は【
斬機】【
スネークアイ】【
イビルツイン】【パラディオン】などが該当し、最終盤面の強度を底上げすることができる。
後者も、特にL召喚とランク4X召還を元々兼ね備える【
蟲惑魔】とは相性がよく、ランク4を追加で出せる。
なお相性が良いデッキであっても、《パラレルエクシード》の欠点を重く見る場合は採用を控えることもあるため、そこは時流に乗ることも大切である。
例えば【
M∀LICE】がそれにあたり、L召喚を軸としたサイバース族テーマであり、十分「相性が良い」といえる
(実際に《パラレルエクシード》を採用した構築も散見される)。
しかし《パラレルエクシード》の欠点の一つ「フリーチェーン除去に弱い」が
同期テーマのエースにドンピシャに当てはまる話であった。
そのため、当該デッキでは《パラレルエクシード》を採用しない構築もまた多い。
個別に相性が良いカードは《フォーマッド・スキッパー》。
このカードを素材にL召喚した際に《パラレルエクシード》をサーチできる。
ただし《パラレルエクシード》をサーチした時点で「L召喚した場合」という条件タイミングを逃しているため、さらに別途L召喚する必要がある。
アニメでの扱い
遊戯王VRAINSの最終デュエル「
Playmaker vs Ai」戦でPlaymakerが使用。
《フォーマッド・スキッパー》が《サイバース・ガジェット》と共に《サイバース・ウィキッド》のL素材となったことで、あちらの効果で1枚目がサーチ。
その後《エクスレイヤー》のL召喚時に(1)→(2)と発動することで《パラレルエクシード》が2枚場に並び、《ファイアウォール・X・ドラゴン》のX素材となった。
このアニメ展開や外見も踏まえると、《パラレルエクシード》は《ファイアウォール・X・ドラゴン》を意識したカードということになる。
現に《パラレルエクシード》は「翼をもった首長竜」という外見が共通し、頭部の「<」模様も二つ組み合わせることで「X」となる。
追記修正お願いします。
最終更新:2025年08月24日 00:08