椎名ひより

登録日:2025/08/24 Sun 00:00:00
更新日:2025/08/24 Sun 02:03:38NEW!
所要時間:約 5 分で読めます





「ご安心下さい、私は元々、争い事に興味はありません。」




椎名(しいな)ひよりとはライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物。




【プロフィール】


学籍番号:S01T004735
所属クラス:1年Cクラス→2年Cクラス(龍園クラス)
性別:女性
誕生日:1月21日
星座:水瓶座
趣味:読書
特技:暗記
好物:卵焼き
苦手な物:電子書籍
部活動:茶道部
CV:高橋李依



【パラメータ】

学力:A⁻ 身体能力:E 判断力ːE
知性:A⁻ 協調性:D 入学時

学力:A(86) 身体能力:D(28) 機転思考力:C(47)
社会貢献性:B⁺(76) 総合力:C⁺(57) 3年時(OAA)

※OAA=『Over-All⁻Ability』の略称


【概要】

ライトノベル『ようこそ実力至上主義の教室へ』の登場人物で本作のヒロインの一人。

龍園翔が率いる龍園クラスに所属しており、父親が小説家ということもありミステリー小説好きで普段は図書室にいることが多く、クラスは違えど主人公綾小路清隆とは読書という共通の趣味があることから交流を持ち、親しくなっていく。


【人物・性格】

読書が趣味ということもありどちらかといえば群れるより単独行動を好んでおり、争い事は苦手で出来れば皆と仲良くしたいと考えているなど、非常にマイペース且つ穏やかな性格の持ち主で素行に難がある人物が幅を利かせているのが否めない龍園クラスにおいて数少ない良識派で喧嘩っ早い石崎大地、伊吹澪や龍園に反抗的な時任裕也といったクラスメートのブレーキ役になることも多い。

ただ優しいというわけではなく、龍園や石崎、坂柳クラスの鬼頭といった他生徒が恐れることが多い相手でも平然と話しかけ普通に接するなど意外と度胸も据わっており、『クラス内投票』の際には龍園の退学を阻止するために石崎と伊吹に協力して真鍋に批判票を集めようとするなど非情な方針にも踏み切ることができ、一之瀬帆波率いる一之瀬クラスを『特別な脅威を持たない、単なる仲良しクラス』と一刀両断するなど意外とシビアな一面もある。


【能力】

授業態度は真面目で学力が高い生徒が綾小路世代の他クラスと比較しても非常に少ない龍園クラスにおいて、学力はクラス1,2位を争うレベルと非常に高く、OAA数値から見ても同クラスの男子トップクラスである金田悟よりも上で、2年生編で坂柳クラスから葛城康平が移籍してくるまではクラストップであったと考えられる。
ちなみに天然な性格だが冷静沈着でもあるため観察眼や洞察力も非常に高く、龍園が探していた黒幕が綾小路だと数少ない情報で見破ったり、一年生編終盤で龍園がクラスリーダーを降りた一件で表向きの『石崎が龍園に下剋上した』というのがブラフであることも即看破していた。

また押し花や美しいガラス細工も難なく作れるなど手先も器用らしく、弱点である運動面&身体能力の低さを除けば、総合力では龍園クラスにおいてトップクラスの実力の持ち主であると言えるであろう。


【人間関係】

1年生編後半以降、趣味が同じ読書ということもあり意気投合し、綾小路も彼女の観察眼や頭脳面については高く評価している。1年生編では他のヒロイン達と比べると綾小路との絡みは少なかったが本編で描かれていないところで着実に距離を縮めていたらしく、普段無感情で冷徹な綾小路も彼女と過ごす時間は心地よいと感じてひよりには心を開いており、作中の女子生徒の中で綾小路から自発的に下の名前で呼ばれているのは現時点で彼女のみ*1である。ひよりからも『綾小路君と同じクラスになりたい』と自クラスに勧誘される程で、それを見ていた石崎からは『もうお前ら、付き合っちまえよ!』と言われる程である。

そして、3年生編では...?

  • 龍園翔
同クラスのリーダーを務める男子。
彼の素行についてはあまりよく思ってないが、龍園の存在がクラスにとって重要な存在であることは認めており彼のクラスリーダーとしての資質は高く評価している。そのため彼の独裁体制も必要悪だと容認している。

龍園からも彼女の実力については認められているが、争いを好まない性格から有能だが駒としては使えないとの印象を持たれていたが、物語が進むに連れて龍園がリーダーとして成長しひよりも龍園のサポートをする機会も増えていった為、龍園からも認識を改められクラスにおいて重要な一人だと思われるようになっていく。

  • 伊吹澪
同クラスの女子。
同クラスの女子とは険悪であることが多い伊吹にとって、ひよりは共に映画やカラオケに行ったりと比較的関係が良好な貴重な存在であるが、会話においてはひよりが主導権を握ることが多い。ひよりが一之瀬クラスを酷評した際には伊吹から『アンタ、優しい顔してエグイ分析するわね』と驚かれている。

  • 石崎大地
同クラスの男子。
ひよりが龍園から重宝されており、一時期表向きクラスのリーダーになっていた石崎のサポートをひよりがしていたこともあるからか、石崎からも一時期『ひより姐さん』と敬語で呼ばれているなど石崎もひよりには一目置いていた。現在ではひよりの方から敬語はやめるようにと言われたようで普通に親しく接しており、仲は良好。

  • 葛城康平
同クラスの男子。
2年生編より移籍してきた新たなクラスメート。クラスの参謀として龍園に唯一意見できる優秀な彼を頼もしく思っており、葛城からも自分をサポートしてくれるクラスメートと信頼を置かれている模様。


【余談】

  • 前述したように堀北、一之瀬、坂柳、軽井沢など他の主要ヒロインと比べて出番は少ない彼女だが、読者人気は彼女らに負けず劣らず非常に高く、人気投票の結果からしても龍園クラスのキャラクターでは龍園に匹敵する人気の持ち主だと言える。

  • 当初は作者の衣笠氏から『胸の大きさに気をつけた眼鏡をかけた地味キャラ』という注文がイラストレーターのトモセシュンサク氏に出ていたらしいが、トモセ氏は『不思議ちゃんキャラ』をイメージして読書少女らしく太モモをむちっと描くを意識してデザインしたらしい。トモセ先生グッジョブ!


「皆さん、追記、修正するのが一番いいことなんですから。」


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最終更新:2025年08月24日 02:03

*1 下の名前で呼んでいた女子は軽井沢、佐倉、長谷部が該当するが軽井沢に関しては手駒として扱うため、佐倉&長谷部に関しては綾小路グループの決まりによるため。