荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus(MtG)

登録日:2012/06/07(木) 08:36:18
更新日:2024/04/23 Tue 09:08:16
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マジック:ザ・ギャザリングのアーティファクトクリーチャー。ミラディン包囲戦にて登場した。レアリティは神話レア。



荒廃鋼の巨像/Blightsteel Colossus (12)
アーティファクト クリーチャー ゴーレム
トランプル、感染、破壊不能
荒廃鋼の巨像がいずれの領域からでも墓地に置かれる場合、代わりに荒廃鋼の巨像を公開し、それをオーナーのライブラリーに加えて切り直す。
11/11

11/11という圧倒的なP/Tを誇る。しかも破壊不能のオマケつきである。よって神の怒りをぶちこまれようと、稲妻を連打されようと破滅の刃を食らおうと戦場を離れることはない。
そしてトランプルにより、雑魚によるチャンプブロックも許さない。止めたければ力ずくで止めるしか無いのだ。最も破壊されないので時間稼ぎにしかならないが。
墓地に送られる時ライブラリーに戻るという効果により、リアニメイト出来ないがそれもある意味仕方がない事。
とまあ、ここまでならこれの大元とも言えるクリーチャー《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus》と同じである。


このクリーチャーの一番大きな特徴は、このP/Tで感染を持っているという事である。

感染とは与えるダメージが全てクリーチャーなら-1/-1カウンター、プレイヤーなら毒カウンターに変換される能力で、毒カウンターが10個になったプレイヤーは敗北する。



つまり、一撃通ってしまうと死ぬ


攻撃が通れば死ぬのでついたあだ名は「ワンパンマン」。
仮に一撃死しなくともトランプルをもっている事もあり、2回も殴ればまず相手は死ぬ。

そしてこの感染はクリーチャーとの戦闘でも大きな効果があり、与えるダメージは-1/-1カウンターの形で与えられる。
よってこの荒廃鋼の巨像の前では破壊されないクリーチャーすら無力なのだ。
ちなみにお互いの荒廃鋼の巨像が殴り合うと両者墓地行きになる。


もちろんこんなクリーチャーホイホイ出てきても困るので、マナコストが12と尋常ではない数値が設定されている。前述のリアニメイト対策と併せて出ることは稀に…






ならなかった





アーティファクトであるのが問題でマナコストを踏み倒す手段がかなりあるのだ。
スタンダードではカルドーサの鍛冶場主から6ターン目前後には出すことができる。
また、ヴィンテージでは各種Moxなどのマナ加速からの《修繕/Tinker》によって超高速で降臨させ、相手を毒殺できる。
実質2枚コンボなので修繕が入ってるデッキには1枚突っ込まれてることも珍しくない。



弱点は追放やバウンスなどの破壊以外の除去。
例えばミラディンの傷跡ブロックには(1)(白)でアーティファクトを追放できる存在の破棄が存在する。忘却の輪なんてものも。
下の環境になれば流刑にされたり農場送りにされる。農場を一生懸命耕す巨像の姿を考えるとなんだか和むがこいつは感染持ちで毒垂れ流しである。
また神ジェイスにも弱い。アーティファクト対策が当然のように入るヴィンテージでは《ハーキルの召還術/Hurkyl's Recall》なんてのもいる。
まあ《Time Walk》から入られると対処できずに毒殺されることもままあるのだが。それもMtGであり、ヴィンテージである。


追記、修正はマナコストを踏み倒してからお願いします。


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最終更新:2024年04月23日 09:08