ガルバラン

登録日:2010/04/14(水) 17:21:13
更新日:2024/01/06 Sat 13:05:30
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ウィーン
カチャコカチャコカチャコ


『イースⅢ ワンダラーズフロムイース』及び、そのリメイク作である『イース フェルガナの誓い』のラスボス


イースⅢのガルバラン

(PCE版 CV.銀河万丈)

かつてフェルガナ地方に君臨した闇の世界の魔王。
勇者ジェノスによって退治され、「落日「星月」「暗黒」「白光」の4つの彫像によって島の神殿に封印、
なお島はガルバラン島と呼ばるようになった
下半身は失われている。

神殿には島を沈めて誰も魔王の封印を解きに来れなくするための仕掛けも用意してあったのだが、
使用者が島と一緒に海の底に沈んでしまうため未使用だった。
最終的に勇者の子孫であるチェスターが使用して、再封印された魔王ガルバランもろともガルバラン島を沈めた。


エレナいわく「ガルバランだって、私達人間だって、意思の通じあえる生き物」
しかしガルバランと和解せよというエレナの提案は、
魔物ひしめく危険なダンジョンを突破してアドルを先回りできる強キャラでなければ
魔王を殺らないと魔王に殺られてしまうので現実的ではないと兄チェスターに却下された。

なおPS2版イースIIIはガルバランの設定を『イースⅥ ナピシュテムの匣』および発売目前の『フェルガナの誓い』に寄せてあり、姿は違っていて攻撃の種類も増えている。
エレナの提案も、人間とガルバランは親子みたいなものだからガルバランと和解せよ親子の和解もできないようなら人間滅ぶべし、という内容に変わっている。


【戦闘面】
地面から岩がすさまじい勢いで巻き上げっていて、飛び乗ったりはできないがアドルが上下にガクガク揺れっぱなしになるステージでの戦いになる。

PC88版/PC98版/MSX版/PCE版では、左右の手からL字軌道を描く光弾を放ってくる。
避けながらジャンプ攻撃するのはなかなか難しいが、弱点剥き出しで攻撃が多段ヒットするので
回復アイテムが残っていれば避けられなくても勝てる。
両手の間で放電させて八方に飛び散る攻撃は威力がすさまじく、当たったら一撃死するレベルなので
これだけは攻撃の手を止めて絶対に避ける必要がある。

X68K版/FC版/MD版/SFC版/PS2版では行動パターンが変更されている。
まずは両手を破壊する必要がある。
左右の手から光弾を斜めに放ってくるので、この攻撃は避けやすくなっている。
(FC版MD版PS2版だと地面に跳ね返って斜め上に飛んでいく。SFC版だと従来のPC版のように地面を這うので要ジャンプ回避。PS2版は口からレーザー発射で薙ぎ払う攻撃が追加。)
そして放電攻撃はそのまま直下のアドルめがけて降りてくるので、これが手への迎撃タイミングになる。
両手を破壊すると第二形態に移行。
火柱が上がる火炎攻撃と地面を這う雷攻撃をしてくる。
弱点が露出しておらず開いたたときしか攻撃できないので長期戦化してしまう。
(PS2版では分離したパーツが地面の下からアドルを挟むような攻撃が追加。)

おそらくX68K版HARDモードのガルバランが、イースIIIの「最強の敵」。



『イースⅥ ナピシュテムの匣』の影響もあって設定が一新されたため、以下の説明は『フェルガナの誓い』に準拠する。


(PSP版 CV.銀河万丈)

【ガルバランとは】

かつて遥か西方の海よりフェルガナの地に舞い降りたとされる、古の魔王。邪神とも言われる。
フェルガナのあらゆる精霊達を従属・支配し暴虐の限りを尽くしたが、戦士ジェノスに敗れ、その体と力を四つの神器に封印された。

本編では、異変の真の黒幕であるガーランドの手によって、その封印を解かれる。
その後、エレナとフェルガナを救うため暗黒神殿に駆け付けたアドルとチェスターの前で完全復活を果たし、戦士ジェノスの血と有翼人、そして全てを破壊するべく動き出す。

【戦闘面】


暴虐なる蹂躙 ガルバラン
Galvaran,Devastator of Far Ocean


戦闘BGM:『最強の敵』


戦闘BGMのタイトル通り、間違いなくイースシリーズ最強のラスボス。
元々「フェルガナの誓い」自体がシリーズ最高難度だが、その中でも群を抜いて恐ろしい強さを誇る。

記事冒頭のような音を立てて目まぐるしく変形しながら、残存HPで変化するアスレチックゲームのような攻撃パターンの複雑さや攻撃の速度、密度が尋常じゃなく、各種リングアーツやブースト、ジャンプor二段ジャンプの判断etc、全てのアクションを迅速かつ正確に行わなければまず勝ち目は無い。

それでも難易度NormalやHardはトライ&エラーを繰り返して慣れていけばまだ何とか勝てるが、難易度Nightmareより上の彼はイースを弾幕STGだと勘違いしているので、戦うには相応の覚悟が必要。

とある攻略サイトではNightmareガルバランについて「ニュータイプになったつもりで回避して~~」とか書いてある。


そんなガルバランだが、攻撃の度にカチャコカチャコと体を鳴らしたり、残りHPが1000を切ってピンチにもかかわらず卓球勝負を申し込んでくる様は、結構かわいかったりする。

ガルバラン「フェルガナで一等賞になりたいの卓球で俺は」


妨害してでも。


ガーランドゾンビもいるよ!



激戦の末アドルに敗れた彼は、チェスターが自らの命を懸けて執った策によって、ジェノス島と暗黒神殿、そしてチェスターと共に完全消滅した。














以下ネタバレ





















ガルバランの正体は魔王でも邪神でも無く、かつて闇の一族が有翼人の白エメラス技術を盗用して造った灰エメラスで生み出した機動兵器『竜神兵』、その突然変異体『ガルヴァ=ラン』である事が、以下の点から推測される。


①戦闘前のセリフにある『翼ノ者』、『黒キ匣』などの思わせぶりなキーワード。ちなみ前者が有翼人で、後者は『Ⅵ』の『ナピシュテムの匣』を指していると思われる。PSP版では説明が増えて分かりやすくなっている。

②『Ⅵ』の終盤のボス『ガルヴァ=ロア』の戦闘突入時の名前表示。
竜神兵完全体
ガルヴァ=ロア
The Original Galvaran

ちなみにガルヴァ=ロアはHPが減るとイースIIIのガルバランみたいに下半身がなくなる。
しかし飛べないので腕を使って這いずり回ってくるのだった。


オリジナルでは魔王だったので
「これからは、ガルバランの時代が始まるのだ。
その手始めに、私の力を思い知らせてくれる!!」
という感じだったが『フェルガナの誓い』では兵器なので、言動も
「人間……消ス……
全テ……破壊…スル……」
というような有様。

※PSP移植版『フェルガナの誓い』では、ガルバラン様の知能が向上していて
「今こそ全てを塵と化し……我が存在と恐怖を知らしめん……」などと気取った言葉を喋れるようになっている。


追記・修正スル者……
スベテ……感謝スル……


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最終更新:2024年01月06日 13:05