※必殺うらごろしの殺しのテーマ、「一太刀あびせて一供養!」を聞きながらお読み下さい。
※『』は悪人の台詞です。
「ちょいと。落としたよ。」
「こっち来てごらん。」
「これから落とすんだよ。」
『だから何を!』
「おまえさんの…(デュクシ!)命だよ!」
『おいこら!この道は何処へ続いている!?』
「一本道だよ」
『何処へ通じていると聞いているのだ!』
「この道をずうっと行くと……(デュクシ!)地獄へ行くのさッ…!!」
「お坊さんお坊さん。芋よく焼けてるよ。」
「物知りのお坊さん、いろは数え歌教えとくれぇ。いろはのいの字は何てぇの?」
『ふふ、犬も歩けば棒に当たるだ。』
「違うよお坊さん。いろはのいの字は……(シポンッ!デュクシ!)命頂きますのい、ですよ〜(恐い笑顔で)」
『ヴヴア゙ア゙ァァァァア゙イ゙イ゙イ゙!!!』
「声が大きいよ。静かに地獄へ行きな…!」
「火を入れといたよ。」
「ほら御覧…。」
『おばさん!』
「あんまり熱いんで汗びっしょりだよ。」
『余計なことすんだ(ry』
「(デュクシ!)………言われなくたって出ていきますよ…!炉に入れられたんじゃ、かなわないよぉ…!」
「熊野権現の守り札いらんかねぇ〜」
『違うか』
「違わないよ、あげるよタダで」
『婆さん、んなものはいらねぇよぉ!』
「要らないのは…(デュクシ!)あんたの命だよ!」
「婆さんなんて言われちゃ堪らないよぉ!」
『おい、こんな所で何をしておる?』
「見れば分かるだろう。御狩場焼きだよ。旨いよ、どうだい?おあがりよ。」
『(不審に思いながらもムシャリ、モグモグ…)これはお前が全部ここで獲ったのか』
「そうだよ……。(デュクシ!)…こうやってね!…簡単だよ…。」
『オォ、おばさん、おばさん!水!水くれ、水!』
「今汲みに行くところだよ。すぐそこだ、おいで」
「とびきり旨い水だよ」
「(デュクシ!)…末期の水さ!!」
『ぐぁぁあああ…オオオ!(デュクシ!)』
「串刺しにされたらたまらないよ!」
「(デュクシ!)悪い親を持ったねぇ。今度はまともに生まれておいでよ……。いいね…!」
「ちょいとぉ。お役人さぁン」
「待ってぇ〜…(デュクシ!)用があるのはあたしだよ!」
「夜鷹はいいけど、打ち首にされちゃあ堪らないよぉ!」
「忘れもんだよォ〜ッ(デュクシ!)」
『んぬわあぁぁぁぁぁぁーっっ!!』
「あんたの罪を人が被るんじゃ、堪らないよぉ!」
『……うあぁぁぁぁああ…っ…!』
「子供の前でこんなことしたくないよ。帰ろな…、帰ろ帰ろ。帰ろな…」
『お前さん、見かけない顔だな』
「はい、新入りです」
『あぁ〜、はぁ〜っ(小便開始)』
(小便する悪人の後ろからデュクシ!)
『(小便が止まり更に突き刺され)うぁっ…!うぉぉ…うっ…』
「見かけない顔には、気をつけるんだよぅ…」
「お尋ねしますが。お金が落ちてたんですが、代官所はどちらでしょうか」
『金?ああ、それならな、俺が届けてやる。』
「(障子で死角を作りデュクシ!×2)大事なあたしの…ありったけのお金だよ。落としたりなんかするもんか…!…フフフ…フフッフフフフ(笑顔で小銭を拾いながら)」
『ダメだダメだ!』
「お願いしますよぉ(扇子で視界を塞ぎデュクシ!)」
「あたしゃ芸は無いけど男を食い物にしたりしないよぉ!!(さらに七首を突き刺す)」
「舞台に立ちたいねぇ〜。」
『お前は確か…あの時の女殺し屋…!』
「この刀に取り憑いた、呪いを解いてやって下さいなぁッ……!(デュクシ!)」
「これでもう…抜けなくてもいいよ…。」
※この「抜けない刀が過去を斬る!」の回は刀で倒している。殺しの後に、倒れた水槽から飛び出た金魚を戻して助けるおばさんの姿は印象的。
「お侍さん、折れてる十手渡してくれって頼まれたよ」
「(デュクシ!)この十手、タダじゃあげられないよ、お前さんと引換えさッ!!」
「同じ人殺しでもお前さんと一緒にされちゃ堪らないよぉ!」
「ちょっとぉ!」
「あのォ、このあたりに仏の庄屋様っていうえら〜ァい庄屋様がいらっしゃるそうで」
『それは私のことだね』
「ホントにあなた様で?」
『うん、そうだよ。』
「おかしいねぇ、仏っていうのは、死んだ人のことを言うんじゃないの…かッッ!!(デュクシ!)…地獄へ行きな!」
「地獄に仏さ…。……雨だ…。」
「あんたも拝んでやんな」
(デュクシ!)
「二人が迷わず成仏するには(デュクシ!)あんたに地獄へ行って貰わなくちゃね!」
「芝居もそこまでいくと鼻につくよ」
「(デュクシ×3)紙切れ一枚で大事な店を潰されたんじゃ堪らないよぉ!」
「せぇぇぇーーんせえぇぇぇーーーー!!!!ェェェ……」
「世話になるね…正十さん……」