サバンナ・ライオン/Savannah Lions(MTG)

登録日:2011/10/19(水) 09:06:44
更新日:2022/05/07 Sat 03:42:19
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サバンナ・ライオンは、MTGのカードの一枚である。レアリティはレア


サバンナ・ライオン (白)


クリーチャー 猫
2/1



以上



白1マナ2/1のバニラ、かのモンスにパワーが1プラスされただけのメリット効果の書かれていないバニラクリーチャー。
このカードが登場した当初は「コモン以下のゴミ」扱いされていた。





しかし実際は


2ターン目から相手に2点のダメージを与えることが出来るのは初期ライフ20点のマジックというゲームにおいて非常に強力である。

通常1マナクリーチャーはパワーが1しかないため倒すためには20回も攻撃しなきゃならない。
だがこのサバンナ・ライオンなら半分の10回殴れば勝てるのだ。その初手が2ターン目から出来るのである。
2ターン目にもクリーチャーを出せば次のターンに与えるダメージが増える。
仮に倒す前にライオンが倒されても、本来2マナ、3マナクリーチャーが稼ぐべきライフアド差を作れれば1マナカードとしては上出来。
また2ターン目に十字軍を唱えればパワー3で攻撃できるのだ。

タフネスが1しかないからブロックすりゃいい・・・と考えてもただではしなないのがライオンである。
MTG世界において平均的な2マナクリーチャーはもちろん、3マナ以上の高マナクリーチャーでも能力の強さと引き換えにタフネスが2なのは珍しくない。
もし同じマナコストの条件でもタフネス1のクリーチャーともなるとさすがに限られるため、本来1マナクリーチャーでは精々2マナクリーチャーか本来は戦闘を想定していないシステムクリーチャーを倒すのが精一杯であり、ライオンならではの強みである。
序盤運悪く、もしくはデッキ構成の都合上、サバンナ相手なら使い捨てても構わないクリーチャーを序盤に出せない場合、
1マナに釣り合わない高性能クリーチャーという対価を泣く泣く支払うか、甘んじてライフアド差を広げられるのを覚悟しなければならない。

総じて1マナを越える働きをすることができるのがサバンナ・ライオンの凄さである。
まさにウイニーデッキのために生まれたのようなクリーチャーである。




登場当時1マナでパワーが2を超える白以外のカードには何かしらのデメリット(アンタップにライフを要求したり、エコーだったり)があることがほとんど。
だがこのサバンナ・ライオンは白。小型クリーチャーに優れたウィニーの白であり、デメリットは上記にあるとおり何も無く、無論このカードが収録された環境のウィニーデッキには、4枚積みは必須であった。

その後はこれの同型再販である先兵の精鋭や探検隊の特使がアンコモンで収録されている。
サバンナ・ライオンと先兵の精鋭が同時に使用可能な大会では4枚ずつ8枚積んであることもあった。
以降さらに時代を経るにつれクリーチャーの質の向上が進み、今や1マナ2/1のサイズに加え、メリット能力を持ったクリーチャーが収録されることも珍しくなくなったが、そんな今でもやはり白ウィニークリーチャーの代表と言えば、このカードを思い浮かべるプレイヤーも少なくないだろう。

2018年3月発売のマスターズ25thではコモンとして収録。同型再販や上位互換の多くはアンコモン以上であるため、Pauper(MtG)では貴重な1マナ2/1クリーチャーとなる。
もっともパウパーはパウパーでかなりの魔境なので彼が活躍できるかどうかは話が別だが……。

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最終更新:2022年05月07日 03:42