ファビオラ・イグレシアス

登録日:2009/06/03 Wed 22:27:58
更新日:2025/05/27 Tue 23:50:23NEW!
所要時間:約 3 分で読めます




BLACK LAGOON』の登場人物。
CV:雪野五月



南米十三家族に連なるラブレス家、ラブレスアシェンダにて雑役女中を勤めてる怖いメイドその弐。

とりあえずロベルタと違って小さく、ダボダボのメイド服が印象的な娘。


ラブレス家に居るメイドで名前が判明している5人の内、ロベルタ以外に武装している一人であり、MAG-7を両腕に、ポンプアクション式グレネードランチャーを背中にとダボダボメイド服に隠し持ち、靴裏に収納式のナイフを装備している。
MAG-7は『狙って』撃たなくて済むように、ロベルタがチョイスした。

戦闘能力はロベルタ、レヴィと言った怪物達に埋もれているが、初めて銃を使った実戦でコロンビアマフィア十数人、重機関銃装備の4WD戦闘車両相手に無双するという将来が楽しみな娘。

更には我流のカポエイラを修得しているため手が着けられない。

銃火器についてはロベルタ、カポエイラに関してはバリオにて……


ベネズエラの首都カラカスの貧民街バリオ出身の彼女は家族の負担を減らすためにもラブレス家にやってきたらしいのだが、彼女の遠縁に当たる人がラブレス家の農園に居たかららしい。


ハチャメチャな女が活躍するBLACK LAGOONの中で比較的正義心の強い娘で負傷した敵を助けようとしたりするが、彼女の優しさや正義心は全く役にたたず、レヴィと度々衝突したりするようになる。
良くも悪くも弱者を救いたい気持ちは有るためレヴィみたいな道を歩んでほしくはない娘である。

行方を眩ませたロベルタを連れ帰るため、ガルシアと無法地帯ロアナプラへと踏み込んでゆく。
やがてロックやレヴィ達の尽力でロベルタを救うことが出来たものの、行動を共にしていくにつれてロックやレヴィとの溝は深まっていき、ついには決裂することとなった。


  • 【性格】
真面目で心優しく正義感も強い。普段は礼儀正しく貞淑に振る舞うが、怒るとバリオ出身らしいかなり粗っぽい口調になる。
また、基本的には主君であるガルシアには忠実であるが、時としてガルシアに対しても主従関係ではなく個人として忠告をしたりと、言うべきことは言う。
一方でロアナプラの張の隠れ家のプールに密かに買った水着と浮き輪を用いて遊びに行くなど、遊びたい盛りな一面もある。



  • 【レヴィとの合わせ鏡】
ファビオラとレヴィには国こそ違えど共に貧民街出身で腕利きの荒事師という共通点があり、ガルシアに対しては終始邪険に扱っていた*1レヴィもファビオラに対しては貧民街出身のシンパシーから最初はかなり優しく接していた。
しかしニューヨークの貧民街にて周囲はおろか家族にすら恵まれず絶望に満ちた荒れ果てた生活をしていたレヴィに対し、ファビオラは貧しいながらも厳しさと優しさ、温かさにあふれた家族の情愛に育まれた生活をしており、さらには親族の縁で誠実なラブレス家への奉公が叶うなど正反対の境遇にある。
それ故に真逆な存在であるレヴィとは折り合いが悪くなり、ついには決裂に至ってしまっている。

また、レヴィの相棒であるロックに対しては自分達やロベルタの命を賭け金にして愉しんだ事を人助けと称した事に「この町一番のクソ野郎」と空砲*2を撃ち罵倒している。



作品とは直接関係無い余談だが、ロアナプラの犯罪者が舞台のメインとはいえ、完全に私事に巻き込んで大量の死人を出した点についてはしばしば物議を醸す。
「僕らは皆罪を犯している」等本当に反省しているのか悟ったような台詞を口にしていたりかなり怪しく、曲がりなりにも安い報酬で、それなりに人生を賭けて手助けしてくれたロックやレヴィらに対して上記の仕打ちと言動、更には「自分達はお前らのような下衆とは違う」という決別発言をして去って行った為、
「こいつら一体何様だ」「ロアナプラのチンピラ以上の無自覚の悪人じゃないのか」
といった反感を覚えた読者も単行本加筆時には相当数居たりした。

ロックは戦場にこそ出てきていないものの彼は彼で自らの人生をベットしており、失敗すれば街から消えるのは確実なので安全な場所から賭けをしていた訳ではない。
むしろ命懸けの綱渡りをしていたというのが実際のところで、こうした事情も反感の噴出に拍車をかけた。

ただ、擁護するならばファビオラやガルシアはロックの事情を全く知らないし、直後のエピソードでベニーに若干フォローもされている。
要約すると「結果よりも意志の確認の方が大事な人種がいる」
正しいかどうかは別として、ロアナプラの流儀に慣れてしまったロックは外の人間に対して(自分自身もベットしているという)説明や結束を欠いていたのもまた事実なのである。



  • 【ガルシアやロベルタとの関係】
主君であるガルシアには忠実で、やはり主従を越えた感情を有している。
上司にして荒事の師でもあるロベルタを婦長様と尊敬している。
前述の通り、ガルシアには主従を越えた感情を抱いているものの、ガルシアとロベルタの複雑な関係を察し、彼らを見守る立ち位置にいる。



追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • BLACK_LAGOON
  • メイド
  • ロリータ
  • ベネズエラ
  • 狂犬
  • 怖いメイドその弐
  • スパッツ
  • 女の子がそんな危ない物を持っては行けません
  • グレネード
  • 金玉キラー
  • 金玉逃げて超逃げて
  • 貧乳
  • 男の娘
  • 男の娘 ←正真正銘の女
  • 心優しき少女
  • ファビオラ・イグレシアス
  • 雪野五月
  • ゆきのさつき
最終更新:2025年05月27日 23:50

*1 原作ではイエローフラッグでガルシアの為にPEPSIを頼んでやる場面があるなどまだマシだがアニメでは事ある毎に小突く等さらに酷く、ダッチでさえ窘めるほどだった

*2 それでもアバラが折れる怪我だが