レヴィ(BLACK LAGOON)

登録日:2009/06/12 Fri 20:35:49
更新日:2025/07/16 Wed 19:33:54
所要時間:約 2 分で読めます




漫画『BLACK LAGOON』のヒロイン兼もう一人の主人公。
(CV:豊口めぐみ)


【概要】

ラグーン商会に雇われている女性ガンナー。通称二丁拳銃(トゥーハンド)
ダッチによると、今のラグーン商会では古参の部類らしい。
単行本でもアニメDVDでも最初に表紙を飾っているので、初見で彼女が主人公だと勘違いした人は数知れない。


◆容姿

黒髪(アニメでは茶褐色)を後ろで一つにまとめている。作品初期や一部エピソードでは下ろしていた。
容姿「だけなら」絶世の美女。年齢は恐らく20代半ばから後半程度。媒体によるが腹筋が割れていたりと筋肉質。
Eカップ(付録のちちくらべによる)の巨乳に黒のタンクトップ、短いホットパンツと普段から露出が激しい。流石に日本篇では肌を隠した私服を着ていた。
首から右肘にかけて大きなトライバルのタトゥー(刺青)を入れている。
本作のキャラの例に漏れずヘビースモーカー。銘柄は「ラッキーストライク」。


◆戦闘能力

ベレッタM92FS Inoxカスタムソード・カトラスを愛用し、二丁でどんな敵も容赦なく殺す。ヒマさえあれば殺す。
あまりに躊躇なく引き金を引くので、非戦闘員を故意に撃とうとしてダッチから本気でキレかけられたこともある。
武器の扱いに関してはそんじょそこらの傭兵じゃ話にならず、ライフルやグレネードランチャーから水中銃のような変態兵器
更には屋台の射的のコルク銃だって使いこなしてしまう。つか武器全般大好き。
狙撃もやるにはやるが、実際の戦闘スタイルは乱戦に自分から突っ込んでいってバカスカ撃ちまくるガン=カタタタイプ。トリガーハッピー
銃口どころか発射後の弾道すら見切るほどの動体視力を有し、片腕一本でライフルを撃つなど本人の身体能力もかなり高く、
アニメ版では時速250㎞以上で飛翔するグレネードランチャーを飛び蹴りで叩き落とすという離れ業も見せた(爆風で失神したが)。
ダッチによれば水泳にも天賦の才があるという噂。

あのロベルタと殴り合って顔面が原形をとどめているなど、ギャグ補正抜きのタフネスぶりも恐ろしいものがある。

◆素性

本名はレベッカ・リー
NYモットストリート出身の中国系アメリカ人。英語だけでなく爪の先ほどの広東語も話す(父親の出身?)
本名の「レベッカ」と呼ばれるのを嫌う。CIAにまで名前を知られている模様。エダがしゃべったのだろうか?

性格は基本的に短気であり、すぐ頭に血が上るために交渉などは苦手。口より先に銃が出る。
欲しいもの、必要な物は脅す、奪う考えな人。女ジャイアン
語彙は豊富だが、オウムが「テメェブッコロス!」と言い始めるようなロアナプラと監獄で青春を過ごしたため、内容はお察し。
舌戦ではロックに勝てず、仲間に向けてトリガーに指をかける暴挙にまで出ていた(勿論躊躇していたため外した)。

自らの過去を話したりするときは目から光が消え、死んだ魚のような目になる。
ネタバレになるが飲んだくれの父親から暴力を振るわれ、幼い頃に枕で顔を抑えて銃で殺したのが最初の殺人であることが仄めかされている。
なお、この時おそらく14歳であり、ロベルタ復讐編でこの最初が10年前という会話があるため、ロベルタ復讐編の現在は24〜25歳と推測できる。

バラライカを姉御と慕い、張を旦那と慕い、エダやシェンホアと敵対したり協力したりと忙しい。
無秩序で混沌としたロアナプラという街を象徴した人間関係と言えよう。
ちなみに女子刑務所にいた時、優位に立つ為に両手では数えきれない程の欲求不満の女囚を相手にしていた。本人曰く非常にうまいらしい。
(誤解されがちだが、性的対象が男女共という表記はなく、生きやすくするために女性も相手にしたという意味で書かれている)
なお、それとは別の鑑別書らしき所に収監された際に、看守らしき男にレイプされたと思わしき描写がある。


「流れて漂うのがこの稼業の宿命、いままでもそうしてきた」との発言から、ラグーン商会以前におそらく複数の組織に所属していた。
「居場所を作ると執着する。生死の瞬間にそれが目を眩ませる事がある」と考えているが、ロックの側にいたいと思われる様子が見受けられる。



◆人間関係

目立つ行動と実力から、ロアナプラでは有名人であり人脈も広い。

エダとは口と態度は悪いながらも気が合う飲み友達に近い関係。
向こうも演技だらけのロアナプラ生活で、唯一気の抜ける相手として悪くない関係を築いている(もっとも、エダの裏の読めなさを厳しく警戒してもいる)。

ファビオラはレヴィの「もしも子供の頃に人に恵まれていたら」の人生ルートを表現したキャラクターでもある。
レヴィは最初はファビオラを可愛がっていたが、考え方が違いすぎて衝突し、お互いを否定した。

同じ血の匂いがするロベルタとは犬猿の仲。
やはり夕焼けで健闘を讃えあわなかったのが原因だろう。

ダンスホールの経営者ローワンからは「客が喜ぶからステージに上がって欲しい」といつも要望されている。ステージ入りを承諾すればある程度ローワンに話が通るほど、いい「場」が作れるらしい。レヴィが演じるサド役のはまり具合は天性だそうな(「シェイターネ・バーディ」にて)。踊り娘さん達にも顔が通る。

ロックとは不器用ながらもうまくはやっているようだ。
ロックの無茶に翻弄され度々衝突する事もしばしばあるが、自分から死を急がない限りはタラワだろうがアラモだろうが守る自信があるらしい。
最初期はド短気なレヴィのストッパーとしてロックが充てがわれていたが、中盤以降は「放てば何かを撃発させずにはいられない銀の弾丸」ロックのストッパーとしてレヴィが随伴するという構図が定着。逆にロックがへこたれるとレヴィも調子を崩しており、放っておけない気持ちも見てとれる。

日本編では意外な精神面の弱さ…いや、正確には日本の日常に最も影響されてしまい、調子がかなり狂っていた。
ダッチがベニーを雇った時、そしてロックを迎え入れた時…レヴィは不安定になったという。日本での事も含め、「外側」の空気に強くアテられると動揺する側面がある模様。

物心ついたときには奪い、盗み、殺し……銃声と悲鳴、血と火薬の匂いのなかで生きてきた幼少時代のレヴィはロアナプラでも生活は変わらなかったが、
イレギュラーであるロックの存在は彼女にどのような影響を与えるのか……





【因みに】

リボルテックで商品化されている。
海洋堂の山口勝久曰く「売れるか売れないかわからないが自分の趣味で作った」との事。

初期の作品だが未だに売れ残っている店舗も存在する。
初期の作品のためか何故かロボなどが出ていたシリーズで発売されている。

出来は良いので手に取る価値はあり。
フロイラインと違ってfigmaやフィギュアーツと同サイズなので絡めやすい。




ンだよこの記事ひっでェな。オイそこのお前。追記・修正頼むぞ。

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最終更新:2025年07月16日 19:33