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新武将の章(戦国無双)

登録日:2012/02/18 Sat 14:57:25
更新日:2026/06/05 Fri 16:29:26
所要時間:約 8 分で読めます




新武将の章とは、コーエーの「戦国無双」に存在する無双演武(三國でいう無双モード)の1つ。
三國、戦国共に、現時点で唯一のエディット武将のストーリーモードである。

無双演武だけでなく、「新武将」というモードが存在し、そちらはミニゲーム「腕試し」より発展している修行等、初代のみに実装されている独自性の強い要素でもある。


「新武将」モードの概要

名前や容姿を決めて即無双演武がプレイできる……わけではなく、エディットキャラを自分の手で育成してミニゲームをクリアし、最終的に各大名家の登用試験に合格することで初めてその武将を使用出来るようになる。
ただし新武将モードのプレイ中は一切セーブが出来ない。本モードでセーブできるのは登用試験に合格した後、新武将を登録する時だけ。
つまり最後の仕官先の登用試験で不合格になってしまうと、ゲームオーバーとなり、全てが無に帰す(また一から育成しなおし)。
中断セーブすら出来ないので登用試験に合格するところまでぶっ通しでやらなくてはならない。昔のゲームにありがちな不親切設計
作成出来る武将の数は15人と結構多め。当時の戦国無双武将の総数とまさかの同じ

シリーズの初代ということもあり、色々と粗削りな部分も多く、エディットの選択肢等も少ない。また新武将の能力も最初は低いので登用試験に合格するだけでも苦労するのでかなり難易度は高い。
それでも独自性が強く歯ごたえもあり、別作品だがパワプロのサクセスみたいなモードが好きな人はハマる要素でもある。試験も比較的簡単なものもあるので、苦手な人はそれをお題にしている大名家を選択して新武将を作成するのがよさげ。

新武将エディット

キャラエディットでは、男(おのこ)か女(おなご)を選択しさらにそこから4種類ずつあるキャラグラフィックを選ぶ。いずれかの武器攻撃力が60に達して4か月経つと襲って来る名無しの権兵衛こと道場破りの突忍を討つ度に、使用出来るグラフィックが2種類ずつまで増える隠し要素もある。グラフィックごとに、限られた能力値に決まった範囲内からランダムで初期からボーナスが入る。

名前は好きに入力してもいいが、特定の(我々のよく知る歴史上の有名人物や、本作スタッフの)名前にすると初期能力値にボーナスが入る。
当時はまだ無双武将化どころか一般武将化もしていなかった北条氏康長宗我部元親宮本武蔵、デフォルト護衛隊の1隊・剣豪に名前のある柳生宗厳、同じく剣豪に名前のある伊東景久の別名・伊東一刀斎、オロチシリーズで参戦した源義経、後の世の登場人物である坂本龍馬土方歳三などの名前にすると強い武将を作成しやすい。
ちなみに性別は自由なので女性の宮本武蔵や源義経を作成して無双演武で遊ぶことも可能だが、女性の姿には打刀に特別に特化した姿が一切無いので、女性の宮本武蔵を作ることはお勧めはできない。

余談ながら、コーエーゲー方面日本戦国ファンの間では「新武将」を「あたらし・たけまさ」と読むのも定着している。
『太閤立志伝Ⅳ』では正にそのまま武将カード「新武将(あたらしたけまさ)」として登場*1
最近は「あたらしたけまさ」をWeb検索すると、ちゃんと新武将関連のページがトップに出てくる……あたらしの浸透を喜ぶべきか、検索精度の向上を誉めるべきか。

修行

エディットが完了したらとある道場に入門し、修行をすることになる。
期間は1年。1か月ごとに1つ修行として、ミニゲーム「腕試し」と同じ項目を選択してクリアすることによって「特級・一級・二級・三級・論外」の評価が下され、評価が高いほど能力の伸びも大きくなる。難易度は「初級」が易しく、「中級」が「腕試し」準拠で、「上級」が難しい。強い武将を作るならばやはり特級の評価を毎回取りたいところ。又は、「休息」に1か月消費して確実に体力を全回復させることもできる。
修行内容は複数あるので、どの能力を伸ばしたいかを考えて選ぼう。ただし選んだ修行によって二級以下を取ってしまうと各ゲージ以外の一部の能力が若干ダウンしてしまう。
体力ゲージを膨大にしてしまった後の1ヶ月は、阿国の依頼が発生する。どの修行を始めようとしても、はたまた休息しようとしても発生してしまうので、大ダメージを受けて終えた後だった場合に迷惑だが、依頼通りに叶えるとチャージ攻撃を強化する技能「練気」を覚える。

剣豪

出てくる兵士を制限時間内に倒して使用武器攻撃力と体力ゲージ最大値と跳躍高度を育て、沢山倒せば高評価となるシンプルなものなので、さやが武器を手入れしてくれて近接力がそれぞれ+20ずつされた月にお勧め。
しかし、途中から遠隔攻撃隊や突忍なんかが出現してきて、低防御力で油断するとあっという間にやられる可能性もある。初級のステージやや中央寄りに銃兵を率いて登場する連筒大将は必ず大どぶろくを、中級以上の単独の黄突忍は必ず般若湯を持っているので、奥義で倒すなりゲージが空の時に戦うなりしよう。
制限時間は1分だが、50人倒したり連撃を入れることで3~5秒のタイムボーナスを得られる。
武器攻撃力と武器防御力の合計が120以上の武器がある時に取り組もうとすると、前田慶次との一騎討ちへ移行し、勝てば攻撃範囲を拡げる技能「居合」レベル1を覚える。
上級を登用試験で課してくる大名家が2家ある一方、敵を浮かせている間徐々にダメージを与え続ける属性・紅蓮(腰刀の秘蔵武器にも付いている)を得意属性にできる大名家からは決して課されない。

奥義

出てくる兵士を制限時間内に無双奥義で倒して使用武器攻撃力と無双ゲージ総量と緊急回避前転距離を育て、沢山倒せば高評価となる。無双奥義以外の攻撃は一切できない。
制限時間は30秒しかないが、無双発動中は制限時間の経過がストップする。そのため、ボタンを押しっぱなしでブンブン振り回すのではなく、途中で無双発動中状態にして適時どぶろくや、赤突忍が落とす銅鏡を取ってゲージを回復しつつ敵を倒すことが大事になる。
体力アイテムは一切無いので、隙はなるべく少なく。
無双ゲージを長大にしてから取り組もうとすると森蘭丸が割り込んで来て、勝てば、体力ゲージを赤くしてから起き上がると一定確率で自動的に黒漆太刀を手に入れる技能「激昂」レベル1を覚える。
これの上級を登用試験に含む大名家に合格すると敵の体力を吸収する属性・夜叉(長巻の秘蔵武器にも付いている)が確実に得意になる一方、紅蓮・閃光属性を得意属性にできる大名家からは決して課されない。

舞闘

兵士に対して制限時間内に連撃、コンボを決めて使用武器攻撃力と走行速度と跳躍高度を育て、どれだけ決められるかでスコアが上昇する。
10連撃ごとにタイムボーナスが獲得出来、99連撃達成出来れば30秒プラスされ、10連撃ごとと初級なら5連撃ごとに敵援軍に来てもらえるが、20連撃達成出来ると以降更に10連撃ずつ上乗せするごとに敵が多彩になってしまう。
いかにお手玉を上手く出来るかが鍵となる。その場で攻撃し続けるよりは、敵兵を部屋の角付近まで押して行ってからやると決めやすい。
また、中級までと、上級にかぎりいる投爆兵をあしらえる場合は、ダメージを受けにくいすこぶる安全な修行なので、腰刀のパワータイプを育てるなら独鬼丸に腰刀近接力がそれぞれ激減する錆び付いた刀を渡された際に備えこれの中級を出しておいて、渡されたらこれに取り組んでしまおう。
跳躍高度が130以上で取り組もうとすると「曲者!」・服部半蔵を発見し、倒せばここでしか入手できないレア装備品「兵糧丸」を獲得する。
浮いていない敵をたまに長時間行動不能にする属性・凍牙属性を得意属性にしてくれる仕官先からしか課されない。

剛弓

出てくる兵士に橋を渡らせることなく遠隔武器で倒して、体力ゲージ最大値と遠隔攻撃力と騎乗攻撃力を育てる。近接武器は決して振るえず、1種だけ近接攻撃力が高過ぎる武器が有ると発生するその得物だけを封じられるイベント中に挑戦してしまうと次月もイベントが続いてしまう。沢山倒せば高評価となるだけでなく、命中率9割以上でも評価点が30入る。
ただ敵はずっとそこにおらず、攻撃してこない者もこちらがいる橋を渡りに来るので地味に難しい。アイテムも一切無いが、攻撃してくる敵は飛忍と突忍と遠隔攻撃兵のみなので、お腹を壊して体力と走行速度に低下されるイベントが起こっている月にお勧め。
やや高い位置に陣取ってから狙うとやりやすいか。
くのいちと同条件で雑賀孫市が訪問して来て、勝てば間接攻撃を孫市とお揃いの「火縄銃」に換装する。
猛将伝では兵に橋を渡りきられた際に、道場主からの通告が追加された。

心眼

川を挟んで放たれる矢をタイミングよく弾き返して兵士を多く倒し、遠隔防御力と緊急回避前転距離(他の修行でも、長巻で高い級を取れば育つ)と跳躍高度と使用武器防御力を育てる。遠隔武器は決して放てない。
ただし中級から鉄砲隊が混じり、そいつらからは、弾き返せないくせに一方的に打率を落としてくる銃弾が飛んでくる。
弓兵の数や弾幕は級に関係無く、倒すほど次第に激しくなっていくので移動しつつ弾いていくことが大事になる。
これも難しい修行で、これは更にアイテムも一切無い所為もありダメージが溜まりやすい。
遠隔攻撃力と遠隔防御力が合計て120以上になってから実施しようとするとくのいちが乱入。勝てば無双ゲージが伸び易くなる技能「心覚」レベル1を覚える。
凍牙属性を得意属性にしてくれる仕官先からは課されない。

突破

目標地点に到達して走行速度と跳躍高度(他の修行でも、打ち刀で高い級を取れば育つ)と使用武器防御力を育てる、屋内障害物走。当然早い方が高評価。
地味に道中で天井から降ってきてダウンを取ってくる忍者や鉄砲隊も配置されて妨害してくるいやらしいものもある。
ただ、コース自体は毎回同じなので敵の場所や道順を腕試しで覚えて来ればそこまで難しくない。いきなり出会う守備頭と正解ルートに降ってくる飛忍頭が戦草鞋を持ってるので、前者を取るのを忘れずに。
特級を取り損ねる覚悟ができるなら、他の敵も道すがら倒して串団子を集めて回復に使ってもいいが、遠隔防御力を鍛えていないなら遠隔攻撃兵でハマってしまわないように。
走行速度が140以上の時に行おうとすると「くせ〜者?」として石川五右衛門を見付けて、倒せば良い拾い物を得易くなる技能「千里眼」レベル1を覚える。
命中した敵の周囲もその場にダウンさせる属性・閃光(槍の秘蔵武器にも付いている)を得意属性にできる仕官先からの登用試験では級こそ違えど共に課されるが、凍牙属性を得意属性にできる大名家は決して課してこない。

馬術

馬に乗って決められたサーキットを2周して騎乗攻撃力と騎乗防御力を育てる(他の修行でも、槍で高い級を取れば育つ)、乗り物レース。当然早い方が高評価。
道中で槍柵や地雷原と、初級初走以外では鉄砲隊なんかが配置されているがジャンプ等を上手く利用してショートカットを駆使しつつ早いタイムを目指そう。
道中には最初に乗ることになる個体より早い馬(上級ともなれば松風まで登場)が配置されているので乗り換えるのが吉。
これも比較的簡単なうえ、お櫃や般若湯があるので休息に頼らず回復に使えるが、武器防御力や遠隔防御力が低い時に上級で敵の側で槍柵や地雷に当たったりしてしまうと、そのまま失格してしまい易いので注意。
騎乗攻撃力と騎乗防御力の合計が120以上の際に始めようとすると伊達政宗が通り掛かって、倒せば無双ゲージを溜め易くなる技能「怒髪」レベル1を覚える。



12回の修行が終わればいよいよ大名家に仕官しに行くことになる。
大名家は、武田・浅井・上杉・伊達・北条・今川・徳川・織田・本願寺がある。
大名家によって試験は違うので自分の得意な修行のものを選ぼう。若しくは、仕官先で得意属性が付与されるので欲しい得意属性を狙って選んでもいい。

無双演武「新武将の章」

晴れて登用試験に合格することで、仕官した家で天下を取る為に頑張る!………わけではない。
残念ながらストーリー自体は決まっており、仕官先の選択により話の展開は変わらないのである。非常に残念。
基本的に傭兵のような形で各地を放浪しているという設定で、不利な方の軍に所属している。
エディットした武将のストーリーという意味ではChronicleの無双演舞に近いが、操作キャラは新武将ただ1人。

第一章「桶狭間の戦い」

今川に所属している。この時に徳川家康と交流する。
最初はそれなりに戦うが義元がピンチになると、守るように指示される。

そして勝利後、義元に「今川の天下取りを支えよ」、と言われるが、「あんたじゃ無理だ」と見限り、今川軍を去っていく。
その後義元は、二度目の襲撃で戦死。

新武将に見限られるあたり、当時の義元の扱いの悪さが分かる話である。1猛将伝より前なので…。

第二章「川中島の戦い」

第四次と思われる。武田軍の武将として登場。この時に真田幸村と交流する。
その後、第二章と第三章の間で信玄が病で死ぬ。

第三章「長篠の戦い」

武田軍の武将として登場。
織田軍の鉄砲隊に苦しむもなんとか勝利する。「馬鉄甲」という装備品も取れる。
しかし武田軍は、その後滅びる。

第四章「上田城の戦い」

いつの間にやら徳川軍に降っていた。終盤は、城内戦に入る。

そして、味方の服部半蔵と真田幸村が戦う所を見ていったん第三勢力となり、このまま天下の近い徳川につくか、それとも真田につくか……重要な決断を迫られる。

第五章「大阪夏の陣」

【幸村を倒した場合】

終盤は大阪城での城内戦となる。
影武者の秀頼を斬り、本物の秀頼を求めて、天守閣に向かうがそこに秀頼の姿はなく、代わりにいたのは真田幸村で、秀頼は既に去った後だった。

幸村を倒した所に半蔵が現れ、半蔵1人では手一杯だからと新武将に忍になるように言う。
半蔵の去った後、忙しい事はいいことだといい、忍になることを決める。

【半蔵を倒した場合】

城内戦が無い代わり、難易度がかなり高いが、装備品「武者物語り」が有る。
奇跡の勝利による宴の会にては幸村と酒を交わし、唯一勝利を信じ続けたことから幸村から真の天下人として認められた。

余談

「無双演武」として新武将の章を持つのは本作のみだが、以降もたびたび新武将をメインとしたモードは制作されている。
『戦国無双4』の「流浪演武」はその代表例。
また、そもそもゲーム全体として新武将を主人公に据えた『戦国無双Chronicle』シリーズも3作発売されている。

上田城の戦いのミッション名は「時代は徳川」(幸村を撃破)「時代は真田」(半蔵を撃破)なので新武将の時代を読む目も完璧ではないらしい。

第一章の桶狭間の戦い(1560年)から最終章である大阪夏の陣(1615年)まで参戦している新武将だが、それまでに約55年の時が経過している*2
仮に桶狭間の時点で15歳だったと仮定しても、大坂の陣では70歳の老人になってしまっており、それでも最前線に立って奮戦しているので相当凄い。
幸村を討った場合は半蔵に誘われて忍をやるのだが、こんな老体になっても未だに頑張るとは…生涯現役とはまさにこのことか。





追記・修正は新武将の章をやった方がお願いします。

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最終更新:2026年06月05日 16:29

*1 入手すると新武将作成機能が開放される。

*2 ゲーム内で描写はされてないが、恐らく関ヶ原の戦いにも参加していたと思われる。