>永久離脱
難易度4ミッション「スター・グロウズ」以降、ジュリウスが戦闘メンバーから永久離脱する。
現状、ジュリウスを戦闘メンバーに復帰させる手段はない。
>ロミオの死、黒蛛病発症
極東支部におけるサテライト防衛ミッション「ウィジャボード」中に、悲劇は起こった。
このミッションで避難民の誘導を担っていた神機兵が突如一斉に機能停止。更に、マルドゥークがガルムの群れを引き連れて出現。
支部周辺に「赤い雨」が降り注ぐ中、ロミオが取り残された避難民を助けにシェルターから飛び出し、ジュリウスは他の隊員にシェルターの防衛を任せ、ロミオを追う。
そして、ロミオに追い付いたジュリウスは、彼と共にマルドゥーク率いるアラガミの群れと戦う。
しかし、マルドゥークの猛攻によりジュリウスは気絶、ロミオもまた猛攻を受けて致命傷を負う。
だが、戦いの最中、覚醒したロミオの「血の力」により、周辺のアラガミを退かせることに成功する。
……が、
この戦闘でロミオが倒れ、ジュリウスの必死の呼び掛けも虚しく、彼はそのまま力尽きる。
赤い雨が降りしきる中、大切な仲間を失ったジュリウスの悲痛な叫びが響いた。
更に、この時の戦闘でジュリウスは赤い雨を浴び、黒蛛病を発症してしまった。
『ロミオ……?
頼む……逝くな……
目を開けてくれ……
一人でも欠けたら……意味がないんだ……
だから……頼む……
逝くなぁぁぁぁぁぁ!』
>隊長辞任、神機兵の強化へ
ロミオの葬儀中、ラケルに神機兵の研究開発への参加を持ち掛けられる。
彼女にこれ以上ロミオのような犠牲を出さないよう言われた彼は、ある決心をする。
その後、主人公にブラッドに対する思いと、彼らを支え続けた主人公への感謝を告げた彼はブラッドの隊長を辞任。
ブラッドを主人公に任せ、神機兵の強化に専念するようになる。
そして、ブラッドを超える程の強さを持つ神機兵の完成を目指す。
残された僅かな時間で、
神機使いが戦場に立たずに済むために、
もうこれ以上、ロミオのような犠牲を出さないために、
自分ができる最善を尽くそうとする。
自身が地獄へ落ちることを覚悟の上で、
多くの黒蛛病患者を礎にして。
>特異体質
ジュリウスはあらゆる偏食因子を受け入れることができるという特異体質を持つ。
ラケルはこの特性を利用し、赤い雨に含まれる特異点の偏食因子により彼を特異点化させ、終末捕喰を引き起こそうと考えた。
そして……
>特異点化
ラケルの思惑通りに事は進み、赤い雨を浴びたジュリウスは最終的に特異点と化し、アラガミとして生まれ変わった。
そして、終末捕喰を引き起こそうとするも、
ペイラー・榊博士の案による、世界中の黒蛛病患者に宿る特異点の力を感応現象によって束ね、もうひとつの特異点を生み出す作戦により、異なる終末捕喰がぶつかり合い、終末捕喰は臨界状態で辛うじて止められた。
その「人智の及ばぬ領域」の中で、ジュリウスはブラッドのメンバーと最後の別れを交わし、終末捕喰を完全に発動させないため、たった一人で終わりのない戦いに赴く。
なお、彼の犠牲に関しては脚色されて報道されており、一部には彼が終末捕喰を「統制」している証の"螺旋の樹"を神格化している者もいるようである。
>救世主の帰還
Ver1.30アップデートにて、彼は帰ってきた。
難易度9到達時点で追憶のロミオとともに、彼あるいは彼女を始めとした家族のもとへ。
>聖域
終末捕喰から6ヶ月後。
フェンリル本部が執り行った式典にて、螺旋の樹は「輝かしい人類の至宝」「聖域」として認定される事が宣言された。
が、その直後文字通り衝撃が式典会場に走る。
凄まじい衝撃と振動が起こった直後、螺旋の樹が崩壊していたのだ。
更に、内部で常時観測されていたジュリウスの特異点反応も消失したことが確認され、
この事を受けブラッドを軸とした螺旋の樹内部調査を目的とした螺旋の樹開闢作戦が実行される事になった。
内部で確認された未確認種のアラガミ。
眠りから覚め、胎動を始めるロミオの神機。
特異点として満身創痍になりながらも戦い続けるジュリウス。
極東の、ブラッドの行き着く先は…―