エルマー・C・アルバトロス

登録日:2012/07/31 Tue 20:55:11
更新日:2023/10/15 Sun 23:43:21
所要時間:約 3 分で読めます




『エルマー・C・アルバトロス』は、不死者の一人である。

 大畑伸太郎

1711年に、アドウェナ・アウィス号の船上で不死者となり、その後の惨劇を生き延びた。

この際に、惨劇を引き起こした張本人のセラードを説得しようとして、まずは気をひこうとして、船の舳先で宙返りをして、そのまま海に落下。

まだ帰っていなかった悪魔に助けられて、船に戻るが、その時には既にセラードは逃げていた。

この時悪魔は彼に対して、願いを叶えてやると提案したのだが…。


【人物像】
彼は「笑い」に異常な執着を持ち、ハッピーエンドのためなら手段を選ばない男である。

求めている物が「他人の笑顔」や「他人の幸せ」である為わかりにくいが、確実に悪人であり、もしも彼が求めているのがそれ以外ならば、考えるに恐ろしい事態になるだろう。

彼自身、ハッピーエンドの為ならば、世界中の人間を悪魔に売り渡しても構わないと公言している。

彼の特技として、作り笑いや愛想笑いを見破るという物がある。その精度は百発百中であり、彼曰わく、伊達に笑いの信徒ではない、とのこと。

その人間性から、嫌われる人からはこれ以上ないくらいに嫌われる。

「黒幕」が彼を食う事を考えた際、「彼の知識や経験や個性が、自分の中に流れこむ」事に気づいてしまい、自分から手を離してしまった(まあ、怖がらせる為で、本当に食うつもりはなかったけど)。

挙げ句、「君は、存在するだけで世界を蝕む害悪だ」と、何ともお前がいうなな捨て台詞を残して逃げていった。

逆に、テロリストであり不死者でもあるヒューイ・ラフォレットの唯一の友人であり、彼ほどではないがグラハムやエスペランサ・ボロニアルとも仲がいい。
変人ばっか?
この物語でマトモな人が居な…少ないんだから仕方ない。




【来歴】
彼はカルト宗教「SAMPLE」の「生け贄」として生まれた。
この宗教の教義通り彼は敬意や愛を持って虐げられていた(因みに不死者になる前の傷なので完治はしていない)。

ある日彼は「下半身を釜茹でにされながら、首をはねられよう」としていた。

だが、首がはねられる寸前に教会の騎士団に助けられ、「神の奇跡によって助けられた奇跡の子」てして讃えられた。

彼は「神の子」でもあり、「魔女の子」でもあるという訳である。


【主な活躍】
  • 殺されかけた女に、「無事で良かった! さあ、笑おう!」

  • 悪魔「何故セラードを説得できると思った?」エルマー「人を襲いながら笑ってたと聞いた。ならまだ人の範疇」

  • エルマー「お前が笑うなら何でもするぜ!」ショタ「飛び降りろ」エルマー「おk」



…他にも色々あるが、ネタバレになるし何か疲れたのでこの辺りにしておく。まあ、彼は大体いつもこんな感じである。
ゲーム版でのオリジナルストーリーでは、あの列車に乗っていた事が判明。

因みに、そのシナリオのタイトルは「子気味いい男編」。

ファンを盛大に吹かせた。



(作者の成田良悟は作品内に誤字が多い事で知られ、その中でもよくネタにされる誤字をネタにした。セルフパロディ?)

恐らく、作品内で精神的な意味では最もイかれたキャラクターである。

彼の悲願は果たされるだろうか?


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最終更新:2023年10月15日 23:43