一十一

登録日:2014/1/25 (土) 00:58:24
更新日:2024/01/24 Wed 17:18:39
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※この項目にはネタバレが含まれます









僕の名前は一十一。この世界のキングだ



一十一(ニノマエ ジュウイチ)とはSPEC 警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿の登場人物である。


「一」ではダッシュなのか長音記号なのか純粋に数字の1なのか分かりづらいためか、メディアミックスなどで名前が出る場合は「ニノマエ」と表記されることが多い。




人物

全身を黒づくめの服に身を包んだ高校生の少年。外見年齢は17~18程度。
首筋に星の形の痣があるが、別に誇り高い血統ではない。あえて言うならスタッフがジョジョラーなだけ。

非常に純粋無垢な性格で飄々とした振る舞いをするが、一方で残虐かつ傍若無人な面を持っている。
ただし、母親である二三の前ではそういった面を見せておらず、優しい息子を演じている。
また、学校内でも「成績は優秀だが目立たない存在」らしい。ちなみに当麻の見立てだとカンニングをしているようだ。

「カーネルギルド」所属のスペックホルダーであり、そのスペックの凶悪すぎる性能故に組織においても最重要人物となっている。
自身を「キング」と称する通り、組織内で彼に逆らおうとする者は少ない。
とはいえ中身はまだ子供なので子供扱いされ、見下されている節もあるようだ。

本作の主人公である当麻紗綾に対しては物語開始前から確執を抱いており、なぜか彼女のことを「自分の家族を殺した爆弾魔」と思い込んでいる(当然だが、当麻には身に覚えのない話である)。それ故に当麻に対しては強い憎しみの感情を見せており、彼女を苦しめようと画策することも少なくない。

また、アニオタでもある。しかもかなり重症
「けいおん!」を全巻持ってたり、しょっちゅうゲーセンに行ってはキャラグッズを狙ったり、アニメイトに足繁く通っていたりする。
お気に入りのキャラは平沢唯。
もし彼がイケメンではなく、スペックもなかったら完全に俺らである。

名前の由来は「一十一」を縦に重ねると「王」となることから。




スペック

使用スペックは時間停止
指を鳴らすことで発動できるが、作中では何度か指を鳴らさずにスペックを発動しているシーンがあるので発動条件の詳細は不明。
もっとも他のスペックホルダーもここはかなり適当なところがあるのだが。

基本的には静止した時間にいるのは彼一人だが、彼の意思で他の存在をその世界に連れて行くことが出来る。
意識だけその世界に呼ぶ、といった芸当も可能なようだ。

本人曰く「無敵のスペック」、「王に相応しいスペック」。まさにその通りであり、作中で彼のスペックが真正面から破られたことはない。



作中での活躍


テレビシリーズ

第一話から登場。
序盤は主に当麻たちが破ったスペックホルダーや意に沿わない行動をとったスペックホルダーを処分・粛清するために登場することが多かった。

中盤以降は本格的に物語とも関わり始め、当麻や瀬文と直接対決する場面も増えていく。

そんな中、彼は瀬文と接触。瀬文の後輩である志村を救うことを条件に、スペックホルダーを拿捕・処分する津田を打倒するべく一時期彼と行動を共にした。
結果的に津田を捕えることに成功、瀬文に報酬を払おうとするがカーネルギルドに一方的に報酬を反故にされてしまう。
そのことに怒った彼は幹部のほとんどを殺害すると同時に、暴走を開始。あちらこちらでテロまがいの行動を繰り返すようになる。

この彼が手に余ったカーネルギルドや彼を追う零課と瀬文に襲撃されるがこれらもことごとく返り討ちにし、自身を止めようと挑んできた野々村にも重傷を負わせた。

しかし、彼のスペックの正体に気付いた当麻によりその弱点を突かれ敗北。
と、同時に自身の正体と記憶を取り戻し、自身が地居により記憶を改竄されていたことを知り当麻と和解した。
その後、当麻に盛られた毒の影響で死亡。享年13。

遺体は、死の直後ブブゼラ・リーマンズに奪われた。


終盤で登場。当麻に召喚され、時間停止のスペックを発動する。
この時当麻に向かって「僕はずっと側で姉ちゃんを見ている」と地居も真っ青なストーカー発言をし、当麻にキモがられた。アダモステッ!

その後はラスボスである久遠が自力で彼のスペックを破ってこちら側の世界に来たため若干空気気味。
最終的に当麻が久遠に気絶させられたため、消滅した。

しかし、クライマックスでは見覚えのある後姿が…?


本作のラスボス。
ディアボロの依頼で心霊手術の犯人を捕えるべく来日する。
ちなみにこの時、マダム陽と邂逅している。

来日直後から我儘し放題にお目付け役の地居を振り回したため、地居に「当麻が家族を殺した爆弾魔である」という記憶を植え付けられた(ドラマ版では地居のシナリオのためとされている)。
それ以降、心霊手術よりも当麻の抹殺に固執するようになる。

そして、当麻を守り、彼女にニノマエの情報を与えようとしたナンシーと交戦し、彼女を殺害した。

そんな中、仮初で用意された自分の母、二三と出会う。
実は彼女の夫はカーネルギルドの一員であり、心霊手術の犠牲者。そのため、夫の死後彼女も後を追おうとしていたところ確保され、地居に記憶をすり替えられていた。
ニノマエは彼らに対し「事件になると面倒だったからだろ」と悪態をつくが、心に穴が空いていた二三とニノマエが同時に救われたのも事実だったりする。ここは作中で唯一地居さんがカッコいいシーン。

その後は心霊手術の犯人、上野を当麻たちが確保しようとしたところに登場。
スペックを発動し、当麻の目の前で上野を殺害。更に当麻も殺害しようとするが彼女がスペックを発動しようとしている姿を見て撤退した。

最終決戦時は当麻に拉致られたディアボロを救出するために当麻の元へ行く。
彼女が召喚したナンシーが起動した爆弾で熱に覆われてしまい手痛いダメージを負う。
だが、なんとか脱出し当麻の左手を切断、初めての姉弟対決は痛み分けの結果に終わった。


ラスボス。
実は自身のスペックにより自分のスピードを下げることで絶命したと見せかけてその身体をブブゼラ・リーマンズに回収させることで生き延びていたようだ。

彼はかねてから面識のあったマダム陽や、俳優である伊藤淳史などを仲間に加えてシンプルプラン阻止を狙ったテロを決行する。

しかし、仲間を容赦なく切り捨てたり、猫を殺したりと以前の彼ならば考えられないような残虐性を見せる。

それもそのはずで、彼の正体は陽太の遺体を利用して作ったクローンであり本人ではない
彼は誕生後、17年間時間の止まった世界に留まり、外見年齢を陽太と同じにまでしていたのである。彼はその期間を「千年の孤独」と称している。
確かに、17年も周囲が動かない世界にいればそう称したくもなるだろう。
過去を持たず、更に自身の存在意義であった「DNAの進化の到達点となる」ことも叶わなかったため、かなり不安定になっており、時折自身を見失って暴走することもある。

最終的に伊藤と共に当麻たちと交戦。
彼女たちを見下し、自身の勝利を確信するが当麻の策で電流を流され敗北、死亡した。

ラストでは大量のクローン=ニノマエが登場するが、全てセカイによって消滅させられている。








ここから先はネタバレです。畳みますが、携帯版の方は注意を











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最終更新:2024年01月24日 17:18