彗星継父プロキオン

登録日:2014/02/11 Tue 17:16:56
更新日:2021/07/23 Fri 05:08:18
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うちのお継父さん、ヒーローやってます!




想像系新雑誌「ITAN」のWebサイトにて2012年8号より月一で連載されていたツナミノユウによる漫画作品。
タイトルの読みは「メテオトウサンプロキオン」。
サブタイトルの後ろは「○○星人登場」となっており、これはウルトラマンを意識しているものと思われる。
単行本は全3巻。

作者の過去作「シュメール星人」と世界観が繋がっているような描写がある。


◇あらすじ◇

地球の平和を守るため、とある星から派遣された彗星人・プロキオン。
自分が彗星人だということは隠し、世をしのぶ仮の姿、流星士郎として、ひっそりと暮らしていく……はずだった。
あの人に出会い、恋に落ちるまでは!!!
うっかり地球人のバツイチ子持ちの美人に恋して、再婚までしてしまったプロキオン!
妻の連れ子・イクルくんは、父親として認めてくれるのか!?



「プロキオンがイクルと距離を縮めようとして一騒動を巻き起こす」という日常にストーリーの本筋が置かれており、毎回発生するインベーダーとの戦いは驚く程あっさり終わることが多いのが特徴。


◇主な登場人物◇


《天川家》

  • プロキオン/流 星士郎(ながれ せいしろう)

ユーラシア極東地区担当の彗星人。
日本に着任して早々にインベーダーが国会議事堂を襲撃、それを退治したことで日本国民からの人気と尊敬を集める。
その日のうちに天川琴音と出会い、互いに惹かれあったことで入籍した。
琴音の連れ子であるイクルに父親と認めてもらうため、紆余曲折しながらも心血を注ぐ。
何よりもイクルのことを大切に思っている良き父だが、「彗星人は地球人類の守護者であり、特別な誰かの守護者になってはならない」という使命に背いていることを心苦しく思っている。
普段はツナギにワイシャツとネクタイ、メガネとサンバイザーそして指抜きグローブという出で立ちをしており、
これは地球の一般的な成人男性を参考にしたもの。
ワイシャツ・ネクタイは分かるがツナギやサンバイザーはどういう発想からなのだろうか…
戦闘力は非常に高く、ほとんどのインベーダーを瞬殺している。
武器は特に使用せず、肉弾戦を得意とする。


  • 天川郁生(あまかわ いくる)

プロキオンと再婚した天川琴音の連れ子。9歳。
突然父になったプロキオン(星士郎)を父親と認めず常に他人行儀に接する、どこか影がある小学生。
だが寂しがり屋だったりクラスで流行りのギャグに憧れたりと子供らしい一面も持ち合わせている。
星士郎と日々を過ごす内に徐々に打ち解けてきてはいるのか、現在は父親とは呼ばずともそれなりに友好的な交流をしている様子。
プロキオンを憧憬しているが、その正体が星士郎であることはまだ知らない。
女の子のような可愛らしい顔立ちをしているためか、クラスの女子から人気がある。


  • 天川琴音(あまかわ ことね)

イクルの母。夫に逃げられたためバツイチで子持ち。
ひょんなことから星士郎と出会い、入籍する。
現在は仕事の都合で海外転勤中。


  • 天川昴七之介(あまかわ すばるななのすけ)

天川琴音の父。つまりプロキオンの義父にあたる。60歳。
バツイチの娘を貰ってくれたもののナヨナヨしていて頼りない星士郎には良い印象を持っておらず、常に昂る激情を(物理的にも)必死に押さえ込んでいる。
プロキオンにとってはラスボスに等しい存在。


  • 天川諏訪子(あまかわ すわこ)

天川琴音の妹。16歳。
年上メガネ萌えで背徳恋愛に憧れており、姉の居ぬ間にと積極的に星士郎に接近する。
元ヤンであり、怒ると昔の乱暴な言葉遣いが出てしまう。
毛先だけ金髪に染め残しているのは「アナタに出会ったことで変わった」というアピールであり、
「まじめそうだけど実は元不良」というカッコよさへの憧れでもある。


  • コホーテク

プロキオンの相棒である巨大な犬に似た生物。空を駆けることができる。
普段は待機モードとなり天川家のペット「アルフ」として過ごす。
些細な誤解がきっかけで「求められる」ことに異常な興奮を覚える変態犬になった。



《シャックブライガ星人》

  • シャックブライガ星人/釈 雷造(しゃく らいぞう)

強力な戦闘マシンを用いて地球を吸収合併(という名の征服)し彗星人の手から解放せんと企むシャックブライガ星人の一人。
ベンチで思い耽っていたところを星士郎と出会い、父親同士で絆を深めた。
後に星士郎が「リストラ」の意味を勘違いしたことをきっかけにお互いの正体を知ることとなる。
シャックブライガ星人が太陽系から手を引いてからは、娘や残った部下達と共に地球で働き続けることを決めた。
それ以降は誰も住んでいないイトカワ団地4号棟を特殊なバリアで地球人に認識できないようにしてそこで暮らしている。


  • シャックブライガ星人 ラキュート/釈 莉花(しゃく らいか)

釈雷造の一人娘。イクルのクラスに転校生として入学。
星士郎をシカトしたイクルの情けなさを見て彼を叱咤する。
学校を襲撃したインベーダーを倒すために、勝手に持ち出していた試作品のバリアドレスを着用し撃破。
それが原因でクラスメイト達に宇宙人であることがバレてしまうが、恐れられるどころか逆に憧れの的になり、バリアドレスのデザインを一新して「ラキュート」としてインベーダー退治に励むようになる。
後にイトカワ団地に住み着いていた宇宙人三人を契約社員として「有限会社ラキュート」を立ち上げ、行くあてのない宇宙人に部屋を貸し出す営業を始めた。
以降は再びバリアドレスのデザインが変わり、右手の甲のバックラーを使って契約した三人の宇宙人の能力を引き出せるようになる。



《その他の地球人・宇宙人》

  • シリウス/中 弾之丞(あたり だんのじょう)

プロキオンと共に地球へやって来た彗星人。普段は釣り人として世を忍んでいる。
プロキオンとは幼い頃からの付き合い。
スナイパーライフルをはじめとした銃器を武器としており、狙撃の技術には自信がある様子。
宇宙空間から釣竿で地上のインベーダーを一本釣りしたこともある。
友達思いのイケメン。


  • スピカ/翔 飛魚(はばたき ひな)

プロキオンと共に地球へやって来た彗星人。普段は女学生として過ごす。
シリウス共々、プロキオンが9歳児(イクル)に恋心を抱いていると勘違いしている。
あながち間違いでは無いのだが…
思い込みが激しく、毎度の如く身内のいざこざを「プロキオンを取り巻くこじれた恋事情」と勘違いし的外れな助言をする。
だが毎回それが良い結果に繋がってしまうので本人は勘違いに気付いていない。
本当の年齢は不明だが、自分の幼い外見にコンプレックスを抱いているためそれなりに高齢な様子。
「わっち」という一人称をはじめとした古風な口調を使うが、女学生として過ごしている間は女子高生らしいものになる。
毒舌家というより空気を読んだ発言が出来ない。


  • リュカド星人/苅原瑠花(かりはら るか)

賞金稼ぎエイリアン「リュカド星人」の女戦士。
マントを携えた黒い甲冑を身に纏い、槍を武器に戦う。
人間態は羽根飾りと尻尾が特徴的なムネ肉
彗星人が根こそぎインベーダーを倒してしまうため、普段はイクルの通う小学校で教師として働き何とか生計を立てている。
プロキオンに情けをかけられたことがきっかけで彼に恋慕の情を抱くようになる。
イクルのクラスの担任であるため星士郎とも面識があるが、彼の正体がプロキオンであることは知らない。
武人気質で頭の固い兄がいる。
本名は「カル」。


  • 月形満(つきがた みつる)

イクルの実父。
かつて琴音とイクルを捨て失踪したが、突然イクルの前に現れ復縁を迫った。
失踪した理由は不明だが、現在はヤンクジャード星人の古屋泰己と共にインベーダー駆除専門会社を立ち上げ、「ストラグルⅤ」のプロデュース&マネジメントをしている。
星士郎以上に昴七之介のことを恐れている様子。


  • ヤンクジャード星人/古屋泰己(ふるや やすみ)

月形満と一蓮托生の宇宙古物商。
普段は少年型のボディに入っているが、本体はカエルに似た小指サイズの宇宙人である。
仮の姿が少年であることから、満の要望でイクルのクラスに転入生として入学することになる。
担任である苅原瑠花に恋心を抱き、プロキオンをライバル視する。


  • 新葉曜子(にいば ようこ)

天川家が住むアパートのお隣さん。40歳。
昼メロマニアであり、天川家の会話を盗み聞きしてからは、「天川家ではドロドロの愛憎劇が繰り広げられている」と思い込んでいる迷惑な存在
顔芸を通り越した芸術。


  • ソル長官

彗星人達を纏め上げる女性長官。
地球へ向かう彗星人達を乗せた隕石船を一人でぶん投げるバケモノ。
プロキオン達に「長官ひとりで勝てるんじゃないかな」とまで言わしめた。


  • アルタイル教官
ソル長官の弟。彗星人達の訓練生指導教官を務めている。
プロキオンが謹慎処分を破ってインベーダーと戦い資格を剥奪されかけた際、派兵が遅れた自分の失態だと彼を庇い、責任感の強さを見せた。
その後常に姉に頼りきっていた自分を鍛え直すため出家して旅に出るが、パスポートを持っていなかったため
すぐに帰ってきた。




◇用語◇

  • 彗星人(ミーティアン)
遥か太古に太陽系を旅立ったムー文明の高祖であり、母なる星・地球をインベーダーの魔の手から守ることを使命とする宇宙人。
皆生身で大気圏を突破する超人的能力を持っている。


  • インベーダー
それぞれの思想の元に地球を侵略しようとする宇宙人達の総称。基本的にやられ役。
単行本に「インベーダー大百科」として纏められ、細かな設定付きで解説されている。


  • シャックブライガ星人
サラリーマンインベーダー。
星全体が会社組織になっており、成人すると役職を与えられる。
防衛兵器の販売やレンタルを業務としており、利益をあげて母星に帰還するのがシャックブライガ星人達の夢らしい。
一人称が「弊社」、二人称が「御社」なのが特徴。


  • リュカド星人
全宇宙屈指の戦闘力を持つといわれる狩猟宇宙人。
過酷な環境の母星で鍛え上げられたリュカド星人は故郷を守る狩人か宇宙へ旅立ち傭兵となるかに二分される。
母星の安全が確保されるようになった最近では価値観が揺らぎ始めているという。


  • ストラグルⅤ

月形満がプロデュース&マネジメントする五人組の戦隊。
泰己に用意させた敵インベーダーを倒してイクルの信頼を得ようとしたが、肝心のメンバーが圧倒的に弱かったため結局プロキオンに手柄を奪われた。
二度目の出撃の際、絶体絶命の状況で1号は2号に告白した(恐らくどちらも男性)。




追記・修正はバツイチ子持ち女性と再婚してからお願いします。

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最終更新:2021年07月23日 05:08